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2024年05月01日

コールドスチール・ボイジャーとアタシ

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
COLDSTEEL の中でも今や古株となりつつあるVOYAGER(ボイジャー)シリーズは過去にブレード鋼材の変更(VG -1・AUS 8A・CTS BD1・AUS 10Aなど)があったが大きくモデルチェンジしたのは2010年の一度だけ。コールドスチールは2010年にボイジャーのハンドルデザインを大きく改め更に Andrew Demko 設計開発の 『Tri-Ad Lock』が装備された。
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
これが現行(2024年現在)モデルにつながる大きなモデルチェンジとなり、また MADE IN JAPAN から MADE IN TAIWAN への舵切りの一端にもなった。

「2000年前後、日本の刃物生産地である関では一部の業者がこの先日本のナイフ産業はタイワンに追い抜かれると予測していた。」

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
COLDSTEEL VOYAGER ®︎
ボイジャーが初めて登場したのが1993〜1994年版カタログ。この最初期のボイジャーはザイテル製ハンドルと一体成形されたintegral ポケットクリップが付いていました。現在の様な別部品のメタルクリップに変更されたのは2000年からです。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
1999年版カタログより↑
Tuff-Lite と呼ばれる Lanyard Hook 付きのスモールモデルがあった頃。鋼材は AUS 8A となっている。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2000年版カタログより↑
ポケットクリップが現行と同じ別パーツの金属製クリップに、ハンドルのテクスチャーも変更になっている。鋼材は VG-1に変更されている。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
この年(2000年)Andrew Demko 設計開発の Tri-Ad Lock が一部のモデルに搭載され始める。ボイジャーにこの強靭なロックシステムが搭載されるのは10年も後のことだ。
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2001年版カタログより↑
素晴らスィー!ボイジャー王国や!Tuff-Lite や Land & Sea/Rescue、Gun Site といった固有名称が付けられたスペシャルなボイジャーも豊富だった。
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2004年版は爽やか〜な色使い。
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
コールドスチール2009年年版カタログより↑
ブレード鋼材は VG-1 stainless steel となっています。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
このシンプルでタフなフォールディングナイフが当時使っていた iPhone 3G の中のアプリに『欲しい欲しいノート』として初めてリストアップされたのはもう15年以上前のこと。当時、iPhone は Softbankのみでここ福岡ではアンテナ数も極めて少なくYouTube も途切れ途切れのグルグルタイムが当たり前。そんな動画の中でよく見ていたのがかの『Nutnfancy 』のチャンネル。その中で彼がEDCブレードとして “excellent!”と称賛していたのが当時のCOLDSTEEL VOYAGER だったのです(2009年頃)。
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
Nutnfancy チャンネルで紹介されたボイジャーミディアムモデルはMADE IN JAPAN でした。日本では服部刃物がコールドスチールのOEM生産をしていました。ボイジャーはわかりませんが。アタシがこのオーソドックスなロックバックナイフの何に惹かれたのか。たぶん、当時始めたばかりだった今の仕事に使えそうだとでも考えたのだろうか。
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
15年前(2009年)の
“Nutnfancy channel”より。Nutnfancy はハンドルに施されたダイヤモンドパターンのテクスチャー(滑り止め)の一部をサンドペーパーで削り落としてスムースに仕上げたと言っておりました。これについてはアタシも全く賛成です。ポケットクリップの下にはテクスチャーは要らない。


コールドスチール・ボイジャーとアタシ
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2010年版カタログより↑
現行モデルにつながるボイジャーの完全リニューアルモデルが登場。製造国は日本から TAIWAN に移行、コールドスチールにとってこのあたりが一つのターニングポイントになったとアタシは思います。勿論、良い意味で。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
大幅なモデルチェンジの翌年2011年 の Nutnfancy チャンネルでは新型ボイジャーがアップされている。この年のコールドスチールのカタログでは鋼材が AUS 8A と記載されている。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
この2010年に登場したニューボイジャーのデザインはアタシの中では「ガックリ」というか「ショック」というか、それほどに変わってしまっておりました。特にハンドルが、、角ばったエビか黒いタツノオトシゴみたいで、、そしてこの年アタシの『欲しい欲しいノート』からボイジャーの名が消えました。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
この時点で先の日本製ボイジャーは廃盤(2009年のカタログ掲載が最後)となりその後は各ディーラーの在庫が切れるまで販売が続けられ、そこから先は個人売買のみでしかお目にかかれなくなりました。結局このモデルは買わずじまいでリストから消滅したのです。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2011年版カタログより↑
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2012年版カタログより↑
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2013年版カタログより↑
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2014年版カタログより↑
この年までボイジャーにはミディアムモデルが存在していました。更にこの前年(2013年)までセレイション付きのコンボエッジかフルセレイションしか存在していなかった各モデルにプレーンエッジが追加されています。キタ〜!
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2015年版カタログより
この年のカタログからボイジャーのミディアムモデルが消えてしまう。(T . T)
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2016年版カタログより↑
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2017年版カタログより↑

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
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2018年版 カタログより ↑
この年のボイジャーのデータ表にはブレード鋼材は CTS®︎BD 1 となっている。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2019年版のカタログにはブレード鋼材が現行の AUS 10A に変更されている。↑

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
新型ハンドルになって一度は『欲しい欲しいノート』から消された VOYAGER でしたが、ある日思い出した様に見たサイトでボイジャーのラージモデルに目が留まります。あれ?なんか変わった?いやいや、何も変わってないずら、、ん? 後で気づくのですがアタシがはじめ「ガックリ」きた新型ボイジャーのグリップは XLモデルのそれだったのです(持ってる人すんましぇん)。ラージモデルはよく見るとXLモデルよりも形が極端にカクカクして見えません(実際にはカクカクしてるのだが)。しかもブレードがプレーンエッジではありませんか?!「ムムム、、いつの間に!」
鋼材も AUS 10Aになっとるではないかー!

「ナニイッテヤガルンデェ!ベラボーメ!こちとらとっくの昔に出てるんだよ!」とボイジャーが片袖まくり上げ息巻いている様でしたわ。それからすぐにボイジャーが『欲しい欲しいノート』に復活したのは言うまでもありません。この15年の間にアタシの iPhone は 3Gから 14へと代わっておりました。

コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2020年版カタログより
コールドスチール・ボイジャーとアタシ
2021年版のカタログ ↑
ラージモデルと XL モデル にドロップポイントが加わった。雰囲気変わる〜これもええねー。

てなわけで、男としてしっかりケジメをつけるべく、
『アタシハカッタボイジャーヲ』。

*今回、COLDSTEELさんのカタログ画像切り取らせて頂きました。ボイジャー買ったから許してね。

ponio



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