2017年10月12日
ワンデイ & ハーフ キャンプ
【 ワンデイ&ハーフ 】
我が家は福岡市内にあります。
奥さんとのデュオキャンプを始めて10年近く、
始めの頃は新しいキャンプ地を開拓せんとギラギラしておりましたが、キャンプ場を決めるに当たっていつもネックになっている条件の一つにキャンプ場の撤収時刻があります。

連泊の時は最終日を除けば撤収時刻もさほど気になりませんが一泊の時はデイキャンプ以上に撤収時刻を意識してしまいます。目的のキャンプ場までの距離にもよりますが一泊の場合は正味の滞在時間は24時間に満たないことが殆どです。
例えば朝自宅を出て車で移動し目的地に到着するのが昼前とします。多くのキャンプ場の場合、一泊なら撤収時刻は翌日の午前中(11時とか)です。これが途中の寄り道などで入りの時間が少し遅れると正味の滞在時間は丸一日にも足りません。
仮に滞在時間が24時間あったとしても季節によっても活動できる時間は異なってきます。

夏場、夜明けは早く日の入りは遅い。わたしは夜明けを待ち焦がれてテントを飛び出すのが常なので夜明けが早いのは大歓迎です。東の空が白み始めるころには朝露の降りたサイトで火を起こしていることが多く、撤収までも比較的余裕があります。この季節の日の入りは遅く所によっては20:00頃まで空が明るいからこれも助かります。
逆に秋口から冬場は夜明けが遅く日の入りはとても早い。夜明けが遅いと夏場と同じ時間にテントを飛び出しても辺りは真っ暗、明かりなしでは動けません。寒さも厳しく朝方の冷え込みにガタガタ震えながら火を起こします。この季節、奥さんが起き出してくるのは明るくなってから、それまでの数時間わたしは薪や炭を節約しながらバーナーやストーブで湯を沸かし温かい飲み物口にして寒さに耐えるのです。
このように冬場は明るくなってから起き出すと撤収までの時間がバタバタです。ましてやそんな時間から焚き火などしたら火の始末にも時間をとられて大変です。そんなこんなで、この数年は出番の終わった道具など必要のないものは前夜の内に車に積み込むようにしています。

翌朝、明るくなったらランタンやライト類を片付けてしまいます。

火の管理、火の始末、撤収当日の朝には焚き火台を使わない。ただし、冬場は例外。夜明けの厳しい冷え込みには赤々と燃える火が欲しくなるってなもんだ。

*七輪は一度蓄熱するとなかなか冷めないので撤収間際まで使い続けるのはタブー。蓄熱した状態で車に積み込むと、、そりゃ暑いのなんのって!あぁーた!車の中が即温室に!
午前中の撤収が厳格に決められているキャンプ場ほど火の始末にかかる時間を意識しておかなければなりません。
撤収に関して言えば、前日の夜に使い終わった道具などを積み込んでおく、翌朝は始末に時間がかかる物を使わないなど我が家なりのスタイルがあります。加えて、この数回は申し込みの段階で一泊にハーフ(デイキャンプ)を付けておくのも忘れないようにしています。

ワンデイハーフなら撤収時刻が2日目の夕方(16:00〜17:00)頃となりますので昼飯を挟んで本当にゆっくりと洗い物やや細かな片付け、そして何もしないノンビリとした時間を過ごすことができます。勿論、天候に恵まれた場合の話ですが。そんな時はくつろぐための椅子だけは残しておきましょう。

大きな火を起こすより、そんな時こそシングルバーナーの出番でっせ〜〜。手軽で気軽、気分的にも使い方にも《ON と OFF 》の切り換えが鮮やか。バルブを閉じてバーナーが冷めたら即撤収できます。
まとめると、、
* 一泊の時は翌日にデイキャンプを付けて申し込
む(ワンデイ & ハーフ)
* ワンデイハーフが無理なら前日の夜に使わない
物だけ撤収しておく
* 撤収当日の朝は大きな火は極力焚かない
* 七輪(炭火)は蓄熱するとなかなか冷めない
ので撤収の朝には火を入れない
* 熱源をバーナーやストーブに切り替える
* 椅子は最後に撤収
などなど意識してやっとりますが、これからの季節はどんどん日が短くなっていくのでなかなか大変です。我が家では夏の終わりからがキャンプシーズン本番。さあ〜〜次回も設営と撤収に時間を掛けないキャンプができるかな〜?
ponio でした。
我が家は福岡市内にあります。
奥さんとのデュオキャンプを始めて10年近く、
始めの頃は新しいキャンプ地を開拓せんとギラギラしておりましたが、キャンプ場を決めるに当たっていつもネックになっている条件の一つにキャンプ場の撤収時刻があります。

連泊の時は最終日を除けば撤収時刻もさほど気になりませんが一泊の時はデイキャンプ以上に撤収時刻を意識してしまいます。目的のキャンプ場までの距離にもよりますが一泊の場合は正味の滞在時間は24時間に満たないことが殆どです。
例えば朝自宅を出て車で移動し目的地に到着するのが昼前とします。多くのキャンプ場の場合、一泊なら撤収時刻は翌日の午前中(11時とか)です。これが途中の寄り道などで入りの時間が少し遅れると正味の滞在時間は丸一日にも足りません。
仮に滞在時間が24時間あったとしても季節によっても活動できる時間は異なってきます。

夏場、夜明けは早く日の入りは遅い。わたしは夜明けを待ち焦がれてテントを飛び出すのが常なので夜明けが早いのは大歓迎です。東の空が白み始めるころには朝露の降りたサイトで火を起こしていることが多く、撤収までも比較的余裕があります。この季節の日の入りは遅く所によっては20:00頃まで空が明るいからこれも助かります。
逆に秋口から冬場は夜明けが遅く日の入りはとても早い。夜明けが遅いと夏場と同じ時間にテントを飛び出しても辺りは真っ暗、明かりなしでは動けません。寒さも厳しく朝方の冷え込みにガタガタ震えながら火を起こします。この季節、奥さんが起き出してくるのは明るくなってから、それまでの数時間わたしは薪や炭を節約しながらバーナーやストーブで湯を沸かし温かい飲み物口にして寒さに耐えるのです。
このように冬場は明るくなってから起き出すと撤収までの時間がバタバタです。ましてやそんな時間から焚き火などしたら火の始末にも時間をとられて大変です。そんなこんなで、この数年は出番の終わった道具など必要のないものは前夜の内に車に積み込むようにしています。

翌朝、明るくなったらランタンやライト類を片付けてしまいます。

火の管理、火の始末、撤収当日の朝には焚き火台を使わない。ただし、冬場は例外。夜明けの厳しい冷え込みには赤々と燃える火が欲しくなるってなもんだ。

*七輪は一度蓄熱するとなかなか冷めないので撤収間際まで使い続けるのはタブー。蓄熱した状態で車に積み込むと、、そりゃ暑いのなんのって!あぁーた!車の中が即温室に!
午前中の撤収が厳格に決められているキャンプ場ほど火の始末にかかる時間を意識しておかなければなりません。
撤収に関して言えば、前日の夜に使い終わった道具などを積み込んでおく、翌朝は始末に時間がかかる物を使わないなど我が家なりのスタイルがあります。加えて、この数回は申し込みの段階で一泊にハーフ(デイキャンプ)を付けておくのも忘れないようにしています。

ワンデイハーフなら撤収時刻が2日目の夕方(16:00〜17:00)頃となりますので昼飯を挟んで本当にゆっくりと洗い物やや細かな片付け、そして何もしないノンビリとした時間を過ごすことができます。勿論、天候に恵まれた場合の話ですが。そんな時はくつろぐための椅子だけは残しておきましょう。

大きな火を起こすより、そんな時こそシングルバーナーの出番でっせ〜〜。手軽で気軽、気分的にも使い方にも《ON と OFF 》の切り換えが鮮やか。バルブを閉じてバーナーが冷めたら即撤収できます。
まとめると、、
* 一泊の時は翌日にデイキャンプを付けて申し込
む(ワンデイ & ハーフ)
* ワンデイハーフが無理なら前日の夜に使わない
物だけ撤収しておく
* 撤収当日の朝は大きな火は極力焚かない
* 七輪(炭火)は蓄熱するとなかなか冷めない
ので撤収の朝には火を入れない
* 熱源をバーナーやストーブに切り替える
* 椅子は最後に撤収
などなど意識してやっとりますが、これからの季節はどんどん日が短くなっていくのでなかなか大変です。我が家では夏の終わりからがキャンプシーズン本番。さあ〜〜次回も設営と撤収に時間を掛けないキャンプができるかな〜?
ponio でした。
2017年10月09日
SVEA 123Rも持っていきまひよ


SVEA 123R
私が初めてのバックパッキングに持ち出したストーブです。あれから20年近くが経ちます。10年目に残り火トラブルでグラファイトパッキンを一度だけ交換しました。それ以外は使用中のトラブルは一度もなく毎回同じ手順で予熱し点火して使ったあとは手入れも殆どしない。上の写真は20年近く使い続けて初めて金属磨きで軽く磨いた時のもの。普段はくすんだ真鍮色をしています。こうして特別手を掛け大切に扱ってきたわけでもない一台のストーブを Coleman 442と共に次のキャンプに持ち出してみようと思います。



SVEA 123R のポットサポートは三本。可動式で内向きと外向き、またはそれぞれに向きを自由に変えられるから軍用のキャンティーンカップのような歪な底面を持つクッカーでも乗せられます。ただし、底面積の大きな鍋やエナメル(琺瑯)の鍋などは滑り落ちたりするから傾斜の少ない置き場所を選んだ方が良く、調理中に中身を混ぜる時は必ず鍋の取っ手を掴むように注意が必要です。


鍋底の面積が小さなクッカーはポットサポートを内向きに。これならチタンマグも余裕で乗せられます。



MSR のストアウェイポット1.1Lを乗せるとこんな感じ。ポットサポートは外向き。


Trangia のツンドラ2 の1.75Lのソースパンを乗せるとこんな感じです。ツンドラシリーズのソースパンは鍋底に滑り止めのサークル加工が施されているので安心です。

この写真は SVEA 123R を最大に近い火力で燃焼させているところです。小さなバーナーヘッドから四方に広がるようなフレーム(炎)のパターンです。そして更にポットサポートの高さにドラゴンフライとの違いがあります。

さてこの写真は MSR のドラゴンフライストーブのものですがご覧の通りバーナーヘッドが SVEA 123R とよく似ています。
ドラゴンフライのポットサポートはバーナーヘッドから約2.8cm の高さにあります。しかもドラゴンフライのフレームパターンは SVEA 123R のそれよりも小さく、その為に鍋底の中心部にフレームの熱が集中することになります。特にステンレスやチタン製のクッカーでは熱伝導の関係で加熱にムラが生じます。たとえば餃子を焼く時のようにフライパンに乗せたままかき混ぜることのない調理では真ん中と周囲で焼け具合や火の通りがかなり違ってきます。一方のSVEA 123R はバーナーヘッドから約1.8cmとよりフレームに近い位置でクッカーを保持できます。そしてフレームもドラゴンフライより大きく広がる為 SVEA 123R の炎は容易に鍋底まで届き、最大火力時には鍋底に当たって程よく広がります。このことで調理の際にも火の通りにムラが少ないのです。

SVEA 123R は火力の調整も自在です。クッカーのラーメンを吹きこぼさず炊飯も強火から弱火で炊き上げることができます。

Coleman 442 にストアウェイポット1.1Lを乗せたところ。安定感があります。バーナーヘッドも大きく広範囲に加熱できます。火力調整が大まかに二段階の現行品ではタンク内の燃料の量とポンピングの回数を調節(少な目に)することでやや弱めの火力まで落とすことも可能です。通常のポンピングの回数でも点火から時間が経つと次第に火力は弱くなります。この時、燃料調整レバーを少し絞ってやると弱火になりますが、そのまま放っておくと火が消える場合があるのでバーナーヘッドに青い火が灯っていることを確認しながら、もし消えそうになったら追加のポンピング(少なく)をするか燃料調整レバーを強火の方に少し回してやります。個体差もあると思いますがウチの Coleman 442はそうやって扱っています。
さてさて、 SVEA 123R をキャンプに持ち出すとすれば9年ぶりくらいかな。シーズンオフの加部島のキャンプ場で一泊した時以来です。

SVEA 123R のプレヒート(予熱作業)と暖機運転は急ぐ時には焦れったいけどキャンプのゆったりとした時間の中ではそう気になりません。
我が家のキャンプスタイルは基本的に《ワンデイハーフ》です。つまり一泊プラス翌日はデイキャンプの組み合わせです。これなら午前中の撤収に追われず夕方までのんびりと過ごせます。特に夜明けの遅い晩秋から冬場は明るくなってから火を焚き飯など作り出すと撤収がバタバタです。そうでなくてもウチの奥さんは朝が遅いので それから何かやりだすと撤収には間に合いません。焚き火台などを持っていなかった頃はアルコールバーナーやガソリンストーブでさっと作れるものしか食べていませんでしたから撤収もパパパっと済んでいたのですがね。
焚き火をやりだすと翌日の撤収前に炭や灰の始末、煤で汚れたクッカーなどをざっと洗うなどバーナーにはなかった後始末が待っています。特に七輪などは一度蓄熱したらなかなか冷めないので車に積み込むこともできません。だからキャンプの翌朝は連泊かプラス・デイキャンプの時以外は極力大きな火は焚かないように決めています。そしてそんな時こそ液体燃料を使うストーブやバーナーの出番なのです。
SVEA 123R はバックパッキングとデイハイクの日々を支えてくれた大切なストーブです。キャンプに持ち出すことはあまりないけど自分のためにザックの隅に忍ばせて行こうかと考える今日この頃です。
ponioでした。
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2017年10月08日
Coleman 442 と共にあらん!

Coleman 442
削り過ぎて寂しささえ感じる様になった我が家のテントサイトに活気を取り戻すため本当は《要らない》道具をいくつかつぎ込むことにしました。

その一つが速攻湯沸かし名人の Coleman 442です。ずっと以前から何度もアップしてきたガソリンストーブであり2〜3年ほど前まではキャンプと言えばこれを持ち出す、そんな定番ストーブでありました。

私の Coleman 442 は現行品です。
火力調整が大まかに二段階という不器用なワンレバー(燃料及び火力調整ツマミ)タイプの物です。これを2レバーに改造して微細な火力調整を実現されている方も多くおりますが、私はそのまんま。相変わらずの強火と中火でやってます。
そもそも、この Coleman 442 を購入したのはキャンプやデイハイク、ドライブ&ランチなどで遠方へ行く場合に途中でとる休憩時間に手早くお湯を沸かすためでした。手早くお湯を沸かせる熱源ならガスを使ったシングルバーナーがあるじゃない!はい確かにそうなんですが、、夏場(その年によっては春先から秋まで)の高温の車内にガス缶を置いておくことへの不安からホワイトガソリン使用のColeman に白羽の矢が立ちました。走行中はクーラーをかけるので問題ないのですが、ちょっと立ち寄った先でエンジンを切った状態でガス缶を車内に置いておくのは不安です。クーラーバッグなどに収納する方法もありますが、わざわざ感が先に立ってそこまではやりません。


では何故 Coleman だったのか。
他にも手持ちのガソリンストーブはあります。
信頼性で群を抜く SVEA 123R や MSR の定番ストーブたちなどです。ただ、これらはどれも点火に時間のかかる機種ばかりなのです。目的地に到着してからの時間の中では全く気にならない組み立てや接続、そして予熱作業(プレヒート)などは移動途中の小さな時間の中ではストレスになってしまいます。Trangia のアルコールバーナーなども点火の簡易さでは問題なしですが、これまたゆったりした時間の中では感じない沸騰までの時間がネックになります。

その点、Coleman のガソリンストーブはクッカーなどから取り出して脚を開き15回ほどのポンピングの後で即点火、追加のポンピングを10〜15回ほどしてやれば安定した青火が持続します。この取り出してから点火そして安定燃焼までに要する時間はわずか1分。点火後はきわめて静音で安定した燃焼なので目立たず素早くお湯が沸かせるのです。

先に書いたように我が家の Coleman 442 は現行品であり火力調整が大まかに二段階(強火と中火)というシンプルなストーブです。目的地に到着した後は湯沸かしかスキレットの予熱以外に使われることは殆どありません。だから、速攻湯沸かし名人。
これでラーメンなどを煮込む場合は片手にクッカーを持って炎から離したりまた近づけたりしながら、あるいは差し水を頻繁にやりながら吹きこぼれを防がなくてはなりません。だから、そんな時は Trangia のアルコールバーナーやガスのシングルバーナー、微細な火力調整ができるガソリンストーブを使うわけです。

フツフツ状態のうどん。
出しの量は半分くらい。
うどんは乾麺ではなく冷蔵の茹でうどんを使用。
お湯を沸騰させ出しを作り冷蔵のうどんを入れます。最初のポンピングは15回、点火後のポンピングを10回ほど。沸騰までは強火で沸騰後は中火にする。この間にタンク内の圧は少し下がっており最大火力も中火よりやや強い程度です。冷たいうどんを入れたら再沸騰直前で火力調整レバーを少し絞ってフツフツ状態を維持します。ちょっと面倒ですがこれなら吹きこぼさず茹で上がります。ただ、インスタントラーメンなど袋入りの乾麺ではこれでも吹きこぼれてしまいますので要注意です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この数年、Coleman 442はあまり持ち出されていませんでした。途中でお湯を沸かして何かを飲み食いするほどの休憩を取らなくなったからです。何故って?それは近場ばかりを選んできたから。
距離にして100キロから150キロの圏内でしょうか。移動にかかる時間も1時間から2時間(下道の場合)の範囲です。
でもね、このストーブ、テントサイトに置いておくとそれだけでなんとなく絵になるんです。これあくまで私の感覚だけど。夜、焚き火台の火を少し落ち着かせてからはテーブルトップでお湯を沸かします。静かな炎だから寝ている者を起こさない。Trangia のアルコールバーナーと同じです。
来月予定のキャンプには久し振りに持ち出してやろうと考えています。何に使うかは決まっています。そして、、、もう一台。
つづく
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Coleman 442
削り過ぎて寂しささえ感じる様になった我が家のテントサイトに活気を取り戻すため本当は《要らない》道具をいくつかつぎ込むことにしました。

その一つが速攻湯沸かし名人の Coleman 442です。ずっと以前から何度もアップしてきたガソリンストーブであり2〜3年ほど前まではキャンプと言えばこれを持ち出す、そんな定番ストーブでありました。

私の Coleman 442 は現行品です。
火力調整が大まかに二段階という不器用なワンレバー(燃料及び火力調整ツマミ)タイプの物です。これを2レバーに改造して微細な火力調整を実現されている方も多くおりますが、私はそのまんま。相変わらずの強火と中火でやってます。
そもそも、この Coleman 442 を購入したのはキャンプやデイハイク、ドライブ&ランチなどで遠方へ行く場合に途中でとる休憩時間に手早くお湯を沸かすためでした。手早くお湯を沸かせる熱源ならガスを使ったシングルバーナーがあるじゃない!はい確かにそうなんですが、、夏場(その年によっては春先から秋まで)の高温の車内にガス缶を置いておくことへの不安からホワイトガソリン使用のColeman に白羽の矢が立ちました。走行中はクーラーをかけるので問題ないのですが、ちょっと立ち寄った先でエンジンを切った状態でガス缶を車内に置いておくのは不安です。クーラーバッグなどに収納する方法もありますが、わざわざ感が先に立ってそこまではやりません。


では何故 Coleman だったのか。
他にも手持ちのガソリンストーブはあります。
信頼性で群を抜く SVEA 123R や MSR の定番ストーブたちなどです。ただ、これらはどれも点火に時間のかかる機種ばかりなのです。目的地に到着してからの時間の中では全く気にならない組み立てや接続、そして予熱作業(プレヒート)などは移動途中の小さな時間の中ではストレスになってしまいます。Trangia のアルコールバーナーなども点火の簡易さでは問題なしですが、これまたゆったりした時間の中では感じない沸騰までの時間がネックになります。

その点、Coleman のガソリンストーブはクッカーなどから取り出して脚を開き15回ほどのポンピングの後で即点火、追加のポンピングを10〜15回ほどしてやれば安定した青火が持続します。この取り出してから点火そして安定燃焼までに要する時間はわずか1分。点火後はきわめて静音で安定した燃焼なので目立たず素早くお湯が沸かせるのです。

先に書いたように我が家の Coleman 442 は現行品であり火力調整が大まかに二段階(強火と中火)というシンプルなストーブです。目的地に到着した後は湯沸かしかスキレットの予熱以外に使われることは殆どありません。だから、速攻湯沸かし名人。
これでラーメンなどを煮込む場合は片手にクッカーを持って炎から離したりまた近づけたりしながら、あるいは差し水を頻繁にやりながら吹きこぼれを防がなくてはなりません。だから、そんな時は Trangia のアルコールバーナーやガスのシングルバーナー、微細な火力調整ができるガソリンストーブを使うわけです。

フツフツ状態のうどん。
出しの量は半分くらい。
うどんは乾麺ではなく冷蔵の茹でうどんを使用。
お湯を沸騰させ出しを作り冷蔵のうどんを入れます。最初のポンピングは15回、点火後のポンピングを10回ほど。沸騰までは強火で沸騰後は中火にする。この間にタンク内の圧は少し下がっており最大火力も中火よりやや強い程度です。冷たいうどんを入れたら再沸騰直前で火力調整レバーを少し絞ってフツフツ状態を維持します。ちょっと面倒ですがこれなら吹きこぼさず茹で上がります。ただ、インスタントラーメンなど袋入りの乾麺ではこれでも吹きこぼれてしまいますので要注意です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この数年、Coleman 442はあまり持ち出されていませんでした。途中でお湯を沸かして何かを飲み食いするほどの休憩を取らなくなったからです。何故って?それは近場ばかりを選んできたから。
距離にして100キロから150キロの圏内でしょうか。移動にかかる時間も1時間から2時間(下道の場合)の範囲です。
でもね、このストーブ、テントサイトに置いておくとそれだけでなんとなく絵になるんです。これあくまで私の感覚だけど。夜、焚き火台の火を少し落ち着かせてからはテーブルトップでお湯を沸かします。静かな炎だから寝ている者を起こさない。Trangia のアルコールバーナーと同じです。
来月予定のキャンプには久し振りに持ち出してやろうと考えています。何に使うかは決まっています。そして、、、もう一台。
つづく
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2017年10月05日
キャンプの楽しみ
キャンプの楽しみ
キャンプの楽しみといえば何をあげるだろう?

うちの奥さんは《火を焚く》ことが楽しみのようだ。自分の小さなグリルストーブ(B-6君)をガチャガチャと組み立てそれに家から持ってきた松ぼっくりや落ち枝を詰め込んであっという間に火を起こしている。火を起こすのは何かを焼いたり煮たり作ったりする為であるがそれ以前に《火を起こす》こと自体が楽しいのである。それから私が組み立てたテントの中に巣を作り昼寝を決め込む、これも彼女のキャンプの楽しみである。
自分はというと、、はて?キャンプの楽しみは?と聞かれたら、、勿論、何か家では出来ない物を作って食ってのんびり寛ぐこともあるのだが、
何が何でもコレだけはやるというものが無い。奥さんの様に《火を焚く》ことが楽しくて昼間からガンガン燃やしていた頃もあったけど今では焚き火は調理の為か夜の明かり、冷え込む時の暖をとる目的と割り切っている。焚き火自体にそれほど興味がなくなると、枝を拾い、それをノコで切ったりナイフで削ったり、割ったりすることも減って いく。
奥さんが起こした火で湯を沸かしたり何かを調理したりするので液体燃料を使うバーナーやストーブを持ち出してクッカーを火にかけることもめっきり少なくなった。

本当はいい景色を見ながらのんびりと椅子に座りすぐ横に置いたクーラーボックスからキンキンに冷えたビールを取り出しグビグビブハ〜〜とやったり、またはほどよく落ち着かせた焚き火にあたりながら何か温かい飲み物でも飲んで、夜には少し強い酒でも飲んで、、とそんな楽しみでも良いのだがそれを楽しみにキャンプをしたことがない。

私のキャンプの楽しみとは、、たぶん道具を使うことにあるのだろうと思う。何を持っていくか、それをどんな場面でどう使うのか、要不要を考えずに持っていきたい物を好きなだけ持っていく。それがバーナーやストーブ、ナイフやクッカー、その他キャンプで使えそうな物ならなんでも良いのだ。そしてこれは使いにくいとか、なかなか使いやすいとか、頑丈だとか意外と使えなかったとか、、、そんなことを私なりに感じたいのだろう。少し前までキャンプの度にあれやこれやと道具立てを迷っていたのもそんなことの表れなのだろうと思う。それがシンプルなキャンプを目指して無駄をそぎ落とし楽しみのための道具も極力持ち出さず漸くすっきりとしたテントサイトの風景が実現した途端に何やら今度は物足りなさを強く感じる様になった。つまりは何事も程々が良いのである。道具を持ち出しすぎて道具にこき使われ疲れ果てるのも、切り詰めすぎて物足りなさを感じてしまうのもどちらもつまらないのである。
尻論(ケツロン)!持っていきたい物は持っていくべし!それがたった一度しか出番のない物であっても、それが自分にしか扱えないクセのあるものでも!わざわざそれを使わなくても良い環境でも!
キャンプの楽しみといえば何をあげるだろう?

うちの奥さんは《火を焚く》ことが楽しみのようだ。自分の小さなグリルストーブ(B-6君)をガチャガチャと組み立てそれに家から持ってきた松ぼっくりや落ち枝を詰め込んであっという間に火を起こしている。火を起こすのは何かを焼いたり煮たり作ったりする為であるがそれ以前に《火を起こす》こと自体が楽しいのである。それから私が組み立てたテントの中に巣を作り昼寝を決め込む、これも彼女のキャンプの楽しみである。
自分はというと、、はて?キャンプの楽しみは?と聞かれたら、、勿論、何か家では出来ない物を作って食ってのんびり寛ぐこともあるのだが、
何が何でもコレだけはやるというものが無い。奥さんの様に《火を焚く》ことが楽しくて昼間からガンガン燃やしていた頃もあったけど今では焚き火は調理の為か夜の明かり、冷え込む時の暖をとる目的と割り切っている。焚き火自体にそれほど興味がなくなると、枝を拾い、それをノコで切ったりナイフで削ったり、割ったりすることも減って いく。
奥さんが起こした火で湯を沸かしたり何かを調理したりするので液体燃料を使うバーナーやストーブを持ち出してクッカーを火にかけることもめっきり少なくなった。

本当はいい景色を見ながらのんびりと椅子に座りすぐ横に置いたクーラーボックスからキンキンに冷えたビールを取り出しグビグビブハ〜〜とやったり、またはほどよく落ち着かせた焚き火にあたりながら何か温かい飲み物でも飲んで、夜には少し強い酒でも飲んで、、とそんな楽しみでも良いのだがそれを楽しみにキャンプをしたことがない。

私のキャンプの楽しみとは、、たぶん道具を使うことにあるのだろうと思う。何を持っていくか、それをどんな場面でどう使うのか、要不要を考えずに持っていきたい物を好きなだけ持っていく。それがバーナーやストーブ、ナイフやクッカー、その他キャンプで使えそうな物ならなんでも良いのだ。そしてこれは使いにくいとか、なかなか使いやすいとか、頑丈だとか意外と使えなかったとか、、、そんなことを私なりに感じたいのだろう。少し前までキャンプの度にあれやこれやと道具立てを迷っていたのもそんなことの表れなのだろうと思う。それがシンプルなキャンプを目指して無駄をそぎ落とし楽しみのための道具も極力持ち出さず漸くすっきりとしたテントサイトの風景が実現した途端に何やら今度は物足りなさを強く感じる様になった。つまりは何事も程々が良いのである。道具を持ち出しすぎて道具にこき使われ疲れ果てるのも、切り詰めすぎて物足りなさを感じてしまうのもどちらもつまらないのである。
尻論(ケツロン)!持っていきたい物は持っていくべし!それがたった一度しか出番のない物であっても、それが自分にしか扱えないクセのあるものでも!わざわざそれを使わなくても良い環境でも!
2017年10月05日
シンプルなキャンプを見直す
頭が変になるような(前から変と言われるが)暑い夏の日々が通り過ぎて10月となりました。そして、例によってウチの奥さまから『来月キャンプ行く?』と甘い餌が投げ込まれます。
『行く行く!』とあっさり餌に食いついた父ちゃん。準備は勿論、荷物の積み込み、買い物と事前の支度は99.99%私のお仕事也。いつもなら、『さあ、頑張っぺ〜〜!』と独りキャンプ準備班として古今無双の活躍を見せる私ですが、ここ数回のキャンプで感じていた《ある事》が頭をよぎります。それは、、

《シンプルキャンプはホンマに楽しいか?》という自問自答です。まずはここ数回のシンプルな道具立てを見てみまひょ。
テント (Quechua、小川Stacy ST)
タープ ❶(KELTY)
タープ ❷(スノーピーク ポンタ)
ポール×2(プッシュアップ)
設営セット(ガイライン、ペグ、ハンマー他)
グラウンドシート
オールウェザーブランケット
銀マット×2
サーマレストマット
ブランケット
枕×2
バスタオル(大判を複数)
ボアシーツ
長座布団
リクライニングチェアー×2
ワンアクションテーブル
フォールディングベンチ+板
フォールディングラック
車載ボックス
LEDランタン ❶
LEDランタン ❷
LEDランタン ❸
フュアハンドランタン
マグライト
ヘッドランプ
焚き火台セット
B-6君
イージーファイアーベース×2
着火キット
松ぼっくりなど木質燃料
炭(少量)
ストームクッカーセット
吊り下げ式クッカー
スキレット 8
食器類
カトラリー類
調理道具
ペーパー、アルミホイルなど
洗剤
食糧と食材
飲料
ポリタンク水
調味料
ゴミ袋
ウエス、ふきん類
風呂洗顔道具
着替え
防寒防風雨具
ナイフ ❶(MORA 860)
ナイフ ❷(スイスアーミーナイフ)
ナイフ ❸(作業用シースナイフ)
ノコギリ×2
ハチェット(アックス)
シャープナー
トイレットロール
パラコード
各種燃料
サーモス×2
klean kanteen 40
クーラーボックス
洗濯バサミ
折り畳みバケツ
スマホ充電コード類
ソーラーチャージャー
バッテリー
予備の電池類
【 日常的に持ち歩く物から 】
ファストエイドキット
常備薬
虫除け剤
マルチツール(スイスツール)
結束バンド
連絡先メモ・・・etc
確かに一時期からすれば格段に荷物が減りました。積み込みも設営も撤収もかなり楽になりました。道具を絞ったことであれやこれやと道具の管理に追われることもなくなり時間にゆとりも生まれました。だけど、、これじゃつまらんのだね。なんとなく、どこかヒュ〜〜と寂しい風が吹いている。なにか物足りなさを感じるキャンプの風景になってしまいました。そして前回のアップで《原点回帰への叫び》をあげた私。いっちょやりますか!
つづく
『行く行く!』とあっさり餌に食いついた父ちゃん。準備は勿論、荷物の積み込み、買い物と事前の支度は99.99%私のお仕事也。いつもなら、『さあ、頑張っぺ〜〜!』と独りキャンプ準備班として古今無双の活躍を見せる私ですが、ここ数回のキャンプで感じていた《ある事》が頭をよぎります。それは、、

《シンプルキャンプはホンマに楽しいか?》という自問自答です。まずはここ数回のシンプルな道具立てを見てみまひょ。
テント (Quechua、小川Stacy ST)
タープ ❶(KELTY)
タープ ❷(スノーピーク ポンタ)
ポール×2(プッシュアップ)
設営セット(ガイライン、ペグ、ハンマー他)
グラウンドシート
オールウェザーブランケット
銀マット×2
サーマレストマット
ブランケット
枕×2
バスタオル(大判を複数)
ボアシーツ
長座布団
リクライニングチェアー×2
ワンアクションテーブル
フォールディングベンチ+板
フォールディングラック
車載ボックス
LEDランタン ❶
LEDランタン ❷
LEDランタン ❸
フュアハンドランタン
マグライト
ヘッドランプ
焚き火台セット
B-6君
イージーファイアーベース×2
着火キット
松ぼっくりなど木質燃料
炭(少量)
ストームクッカーセット
吊り下げ式クッカー
スキレット 8
食器類
カトラリー類
調理道具
ペーパー、アルミホイルなど
洗剤
食糧と食材
飲料
ポリタンク水
調味料
ゴミ袋
ウエス、ふきん類
風呂洗顔道具
着替え
防寒防風雨具
ナイフ ❶(MORA 860)
ナイフ ❷(スイスアーミーナイフ)
ナイフ ❸(作業用シースナイフ)
ノコギリ×2
ハチェット(アックス)
シャープナー
トイレットロール
パラコード
各種燃料
サーモス×2
klean kanteen 40
クーラーボックス
洗濯バサミ
折り畳みバケツ
スマホ充電コード類
ソーラーチャージャー
バッテリー
予備の電池類
【 日常的に持ち歩く物から 】
ファストエイドキット
常備薬
虫除け剤
マルチツール(スイスツール)
結束バンド
連絡先メモ・・・etc
確かに一時期からすれば格段に荷物が減りました。積み込みも設営も撤収もかなり楽になりました。道具を絞ったことであれやこれやと道具の管理に追われることもなくなり時間にゆとりも生まれました。だけど、、これじゃつまらんのだね。なんとなく、どこかヒュ〜〜と寂しい風が吹いている。なにか物足りなさを感じるキャンプの風景になってしまいました。そして前回のアップで《原点回帰への叫び》をあげた私。いっちょやりますか!
つづく
2017年10月05日
原点回帰へ向けて叫ぶ!

キャンプ原点回帰
自家製杏酒が回ってきたよ〜〜♪
この杏をくれた婆ちゃんは今は施設で安心しきって暮らしてる。僕のことなんてとうに忘れてる。
でもね、僕は覚えてるからそれでいいよね。
今回は『キャンプ原点回帰!』への道。
気ままなソロの時代を経て、新たに奥さんと二人の小さな野営を始めて早10年近くになる。自分の足で歩き背に背負えるだけの荷物を担いで旅することから車という移動方法に変わって一時は野営の道具がビックバン!増えた増えた!これでもかと道具をつぎ込み、それらを使うどころか逆に道具に使われ只々忙しいだけの『疲労と消耗キャンプ』となったことへの反省から数年かけて《減らせ減らせ運動》を実践して今じゃシンプルを絵に描いたようなとっても小さな無駄の無い野営のスタイルになりにけり。
ところが!これが何とも物足りないというか寂しささえ感じるようになりまて、、、必要最低限の道具と焚き火台、無駄がないシンプルな野営の完成と同時に感じ出した物足りなさ。
ここで『原点回帰!』とばかりに俺はやるぜ!
無駄な物をどんどん注ぎ込んで野営の風景を賑やかにしてやるのだ!たった一泊のキャンプでたった一度しか使う機会がない、そんな無駄な道具を持ち出そう。手間と面倒な管理の要る癖のある道具たちを野に放つのだー!
だいぶん酔ってきまして iPhone のキーボード操る指の動きの速いこと!
やったるでー!
無駄ー!
使い難〜!
俺しか使え〜〜ん!
ほんでええんや!
次回のキャンプ(あればだけど)で俺は『原点回帰』する!