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2016年09月30日

今度こそはシンプルキャンプ

こんにちは、ponioです。

先日の娘一家合同デイキャンプの後、にわかに次はどこに行こうとか、今度は一泊くらい、とかそんな話が出ておりますが、それも今のうちだけかな、、?



うちの奥さんとは昨年行った菊池高原ファミリーキャンプ場がいいと話が出ています。やはり記憶に鮮やかに残る緑の風景、貸し切り状態の広々とした空間、区画などないような自由なサイト、、季節、天候すべてが良かった。昨年行った折から必ずまた来ようと決めていた。あの頃は阿蘇の噴火を心配し想定し、今年は地震を意識しなければならない。自然は侮れない。ニンゲンなどには分かるはずもない。



さて、行くとなると始まるのがキャンプのための道具立て。毎回毎回飽きも懲りもせずにああだこうだと考え過ぎるのも、キャンプセットなる道具立てが固定されないからである。ドカンとひと塊りに置いておいてキャンプに行く時にはそのセットと食料燃料だけ持てば良いようにしたいのだが、、、そこにはアタシの《アレもコレも使ってみたい〜》という《使いたい病》が顔をのぞかせるからなのだ。

テントやタープ、テーブルや椅子などは変えようがない不動の存在だから問題なし。
いつも必ずと言って良いほど入れ替わるのが熱源とクッカーの組み合わせ。液体燃料を使う各種バーナー、ウッドストーブ、焚き火台、熱源とともに食べたいもの作りたいものによって変わるクッカー類。アルミだステンレスだ深型だ浅型だ大きいのやら小さいの、毎回毎回よくも飽きずに悩むものだと感心します、自分で。



頭で思い浮かべてもスッキリしないから紙に描いて整理する。ああでもないこうでもないと、、飽きずによくやる、ホンマに。



決めておけば良い。
クッカーは深型ならスノーピークのトレック1400、浅型ならストアウェイポット、ケトルはGSIのステンレス製、システムならストームクッカー、ガスならIP-2243、ガソリンならドラゴンフライ、ウッドストーブならB-6君、、とかね。

それがね、いざ揃えるとなると、、ドラゴンフライは朝早くから使うにはうるさいとか、テフロン加工のクッカーがやっぱり楽だとか、コールマンストーブの方が点火安定が速いとか、GSIのデュアリストやソロイストなら下手なケトルより注ぎが上手いとか、、言うのよ、、誰が?、、俺か??



多少窮屈な使い心地でも必要最低限の道具で済ませていたバックパッカー時代の反動か?それぞれの目的にあった道具を揃えて分業させるようになってから道具が一気に増えだした。チタンコッヘル一つで何でもやってた頃が懐かしや〜〜。反省!

晩秋の頃、もし年内最後のキャンプが実現したら《ゴチャゴチャ・キャンプ》から足を洗いたいと考えてる私。なんか去年から試行錯誤してるよな、、。スーパーのレジ袋やジップロック、調味料や細々とした道具、ついつい出しっ放しになる備品などはひとつに固めて整理して置きたい。薪などを割ったり削ったりする作業場、調理をする火床と調理場、そして余計なものを置かずシンプルでのんびり出来るタープ幕下、寝床としてのテント。それまでは椅子とテーブルを中心にあらゆる道具をゴチャゴチャと散りばめて置いてあって、それはいつもゴチャゴチャしていてどこか落ち着かないサイトだった。ファミリーキャンプを始めた時からの宿題。シンプルキャンプ。がんばろ。

ponioでした。  


Posted by ponio at 14:36Comments(0)camp道具たち変化

2016年09月27日

初張り 後日談



今回、娘夫婦が買ったリビング型のテントはインナーテントに大きな縦長のドームを被せた様な形状です。外側のキャノピーの裾部は地面に接地しておりましたが、ペグ打ちや張り綱をしないとヒラヒラと内や外に広がったり巻き込んだり形状そのものが不安定な状態となります。今回、雨の中での使用ではこの裾部分が一番汚れていました。


写真は LOGOSさんのwebより

ぶら下げ型のインナーテントには前方後方に入口が設けられていますが、メッシュパネルは前面のみでした。組み上げ直後に前方のリビングスペースを開け放ちインナーテントの前方入口もメッシュパネルに、風通しを良くするため後方もと思いましたが、メッシュ無しでは蚊などの虫が入ってきます。うーむ、、。

あれから娘とキャンプや道具、これから要るもの、欲しいものなどの話をする中で、ベランダに干してある道具を見ながら、、



『後片付けとか手入れがね、、大変よね』と娘が漏らすこともありましたが、昨日の内に娘が一人であのどデカイテントを拭き上げ干して片付けたこと、彼女の夫くんが改めて手入れをすると言ってるとの話、『次はどこに行こうか?』と夫くんが口にしたことなど、どうやら準備や片付け、手入れの大変さに懲りて『やめる』とはならなかったようです。(安心)

『次はランタンね』と娘。
『ランタン言うことは泊まるいうこっちゃで?』と私。
『やっぱ泊まらなきゃね!』と娘。

娘は娘、夫くんは夫くんでそれぞれに感じたこと、気がついたこと、やってみたいこと、などあったようです。彼らにとってはまだ入口にいて、これからどんなスタイル、どんな方向に目を向け手を伸ばしやってみるのか全てが自由で面白い白紙のキャンパーです。その彼らの目の付け所に私はワクワクしているのです。長年、ソロでキャンプをして、今は奥さんと二人の夫婦キャンパーとして何年か過ぎ、道具やスタイル、流儀までそれなりの《カタチ》が出来上がってきた(まだまだ変化する)私ですが、新しい視点、発想に出会うことの衝撃や楽しみは尽きません。

『キャンプの道具は、、、』
『買うならあれがいい、絶対に』
『それはそんなもので、、』
『それはダメ』

そんな事を言う気は全然ありません。
やりたいようにやった方が楽しいに決まってる。それで失敗こいて散々な目にあっても、怪我や命に関わることでなく、他人にも迷惑が掛からないのであれば《それもまた楽し》です。

雨に降られ予定通りのスタイルが実現出来なかった私は少し心配でした。これで娘夫婦が足踏みするんじゃないかって、、でも、『これもいい思い出よね』と言った娘の言葉に内心
『あんたは偉い!』と小松政夫ばりに呟いた私でした。

つづく、、かな?


  


Posted by ponio at 19:54Comments(0)camp道具たち

2016年09月27日

初張り始末記 ❷



雨は降る降る人馬は濡れる、、どこに馬おんねん!?

この日、二度目の雨はやや長く続いた。チビ達はインナーテントの中でバッタやらクワガタやらトカゲなんかを無理やりバトルさせて遊んでる。妻はB-6君で焼き物してそれを娘たちが食っている。私はというと何故だか暗い木立の中の炊事棟にこもって湯を沸かし続けていました。暗い炊事棟に一人きり。他には天井にヤママユ(?)と思われる巨大な蛾が王様のごとく張り付いているだけです。



KELLY KETTLEで沸かしたお湯を鍋に移し二箱目の煮込みラーメンを作る。KELLY KETTLEの火を絶やさない様に先日拾って乾燥させておいた長めの落ち枝をベースの穴に突っ込み先端から燃やし続けました。私は午後6時前から仕事が入っておりそれまでには余裕の撤収と帰宅ができるはずでしたが、、雨のために中断していた焼き物をしてチビ達の遊びに付き合い、炊事棟の後片付けや撤収準備してたら時間的余裕がなくなりバタバタと車に荷物を詰め込んで妻と二人お先に帰らせてもらいました。




雨上がってテントのキャノピーには雨粒と落葉が散らばってる。サイト全体がややぬかるんでる。周囲のキャンパーさんたちもゴソゴソ動き出した。雨の間、時間を無駄にした感がしたけど気を取り直して、、わが家の焚き火台に点火、後の管理は夫くんに任せることにした。妻が秋刀魚を焼いてくれた。


上の写真はまさに降りしきる雨の中での一枚ですが、この跳ね上げたフロントパネルの付け根の両端からは大量の雨水が滝のように流れ落ちてきました。落ちた雨水は泥しぶきを上げて前室入口両端の地面からリビングスペースに流れ込みました。外からの出入りもあってリビングスペースの地面はすぐに泥だらけになりました。あの時フロントパネルを閉じれば雨の浸入をある程度防げたと思います。また、両サイドのメッシュスクリーンも雨を受けてそこから浸水。

防水のグラウンドシートを敷き内部に吊り下げていたインナーテントは全く浸水なし。そのかわりにチビ助たちが遊んだバッタの脚やらクワガタやらが出てきましたが。

娘にもちゃんと書いたもので渡しましたが、このタイプのテントでは外側のキャノピーには床面がありません。上から被せるドームのような物です。床面がない為、外側のキャノピーをたたむ時はほぼ確実にキャノピー内側が地面に接地します。この時、リビングスペースの地面が濡れたり泥だらけだったりするとポールを抜いた瞬間にキャノピー内側の天井、またはウォールがまともに汚れてしまいます。雨天時の使用や撤収では多かれ少なかれ泥はねなどの汚れはついてまわりますが、床面があるテントでは外側のみの汚れで済みますよね。これが床なしのリビング型では内側も汚れるわけです。なるへそ〜〜。ちょっぴり大変。何か対策を考えまひょ。たたむ前にリビングスペースにもシートを敷いて水や泥を覆ってから畳むとか、、ね。

あれから娘夫婦はぐずり出したチビ達の子守をしながら巨大なテントを二人でたたみ
運んで帰ったのでしょう。私は夕方からの仕事の後、帰宅して風呂に入り簡単な晩飯を食った。身体がカチカチに凝っていた。





日曜の雨天デイキャンプから二日後の今日、ようやく道具の手入れができました。焚き火台、KELLY KETTLE、B-6君、テーブル、ナイフ、、、鍋や食器は昨日全て洗って干していました。痛めていた腰が少し痛かったけれどそれも1日で復活しました。

娘の夫くんが、、『今度はどこに行こうか?』と娘に言ったそうです。



  


2016年09月27日

初張り始末記



行ってきました初張りに。始め快晴 秋の山
なんと気持ちいい日なんだろ!と思いきや、、こんにちは、ponioでこざいます。


数年前の晩秋に雨の中の貧乏キャンプをした思い出の地、佐賀県 富士町の北山キャンプ場。ここで初めてのキャンプを目指す娘夫婦(チビ3人付属)の今日は記念すべきテント初張り。私も紋付き袴でチョンマゲ結って行こうかと考えましたが、本日はテント設営他の指南役として奥さん共々道具を携え先に到着。


『わぁーいいね〜』と落葉が始まったキャンプ場とダム湖を眺めながら妻が言います。


確かにいい。まだ9月だというのに秋の山という感じが漂って、数年前に来た時にはこの時点で土砂降りだった事を笑って話すアタイら夫婦。まさかこのあと、、。



遂にベールを脱いだ(買ってから一度も開けられていない!)真っさらのテントは娘夫婦が初キャンプに向けて選んだ LOGOS の、、何だっけ?

え〜〜スクリーンドゥープルXL、、
覚えられへん!初張りです。テント自体も本日初開封の初張りメッセ!設営は娘の夫(若いが腕のいい左官)とアタシの二人三脚二人羽織。娘夫婦は一応ロゴスさんの店舗にて設営の手順などを見て習ってきておりました、、が、が、、、。なにせ初めてのテント設営となる夫くんとの迷コンビ。チョロチョロの二匹のチビ助達は虫取りです。妻と娘がその二匹をみることになっていました。残る一匹は娘の背中にへばり着いておりました。

とここまでは荷物の置き場、道具の展開、女衆によるチビ達の見守り、夫くんへのアドバイスと設営、、順調な滑り出し。あとはテント周りのチェックを済ませ(日帰りなので完全なペグ打ちと張り綱はあえてしません)、テーブルや椅子を私が考えたスタイルに展開させ、、焚き火台に火を起こし、、のんびり座ってチビ達と女衆の帰りでも待とうか、、と浅はかな妄想などしておりました。



、、とそこへ、、バラバラバラー‼︎‼︎‼︎と凄い雨、え〜〜ジャンジャン降りのジャンジャン横丁!

『テッシュ!じゃなくて撤収ー!』
予定より早く帰り着いた娘と妻は親子で絶妙なテーブル運び、チビ助三匹のうち一匹は既にインナーテントの中(こいつー!)、もう一匹は雨の中で虫とり(あ~ぁ)、うちからレンタル中のテーブル大はテントの前室へ、うちのワンアクションテーブルは跳ね上げたフロントの下へ。地面に置きたくない荷物はチビ助や一番下の間もなく一歳児(なのにデカイ)と共にインナーテントへ放り込む。濡れた濡れた、、何もかもしっとりと、うちのキャンパーズコレクションのリクライニングチェアは座面が濡れたので畳んで前室の壁際へ、これじゃ予定してた夫くんへの焚き火講座やテント周りの整理やテントの最終チェックなどは全て雨天延期。



雨雲レーダーによればこの強い雨をもたらした雨雲はかなり小さく正にピンポイント!高性能レーザー誘導爆弾のようにウチらの上を通り過ぎたのです。小さな雨雲でしたので雨はパッと止みましたが殆どが湿ってしまいました。そんな中、一人果敢に攻めの姿勢を見せたのが、、、B-6君とそれを操るウチの妻!跳ね上げたフロントパネルの先端でチャチャチャと組み立て私が用意した着火用にカールした落ち枝全てをぶち込んでイキナリの豪火!

『テント穴あくで、気をつけや、、あまり火勢を上げるなよ、、火元を離れるなよ、、』と真っ新なテントに火の粉で穴が開くのを恐れて注意しますが、、、。あの組み立ての素早さ着火の速さ!雨の中急ぎぶち込んだ道具の片付けもままならない状況でも火を起こす荒技!まさしく火付盗賊改めない方!




そんな妻の荒技にあらかた注意を促して私が向かった先は、、サイトから木の根の傾斜と階段を登りきったところにある炊事棟。ザックに詰めた道具と重いポリタンクの水、琺瑯の鍋を持って何度か往復。実はこの時すでに次の大きな雨雲が南西より近づきつつあったのです。近くのサイトで焚き物などの準備を始めた他のキャンパーさん達にそれとなく次の雨雲が近づいてることをお知らせします。このままではテーブルやら椅子やらですし詰め状態の前室とフロント下で雨の過ぎるのを待つだけです。そこで普段は滅多に使わない炊事棟で私が昼飯(煮込みラーメン)を作ってこようと決死の(大袈裟な!)覚悟で独り移動。そして取り出したるは、、上の写真、頼れるガソリンストーブ MSR の ウイスパーライトINL。そして、、KELLY KETTLE 。



この方ケリー爺さんにはとにかくガンガンボーボーと火を噴き上げてもらい、短時間で煮込みラーメンのスープとなるお湯を沸かしてもらうのが目的です。あとは予熱を終わらせたウイスパーライトINLが引き継ぎ KELLY KETTLE で沸かしたお湯を使って煮込みラーメンを作る共同作業。



一方、ウイスパーライトINLはプライミングカップに溜めた予熱燃料を燃やして青き炎を迎えようとしている。MSRのガソリンストーブの予熱作業はけっして難しい技術は要らない。何度かやれば身につく。


きたきた〜〜!モクモクといつに無くケムケム吐き出すKELLY KETTLE爺さん。やっぱり湿ってるう〜。


出た〜!! 炎のトルネード !バーナーと鍋を使うより格段に速く湯が沸きます。


ウゴー‼︎と燃える炉内、更にここへ長めの枝をぶち込む。



そしてウイスパーライトINLはいつも通り美しい青き炎の花を咲かせました。いくで〜!



KELLY KETTLE爺さんが沸かしてくれた熱々のお湯を元手に自宅使いの琺瑯鍋が肉や野菜、キノコなどをふんだんにぶち込んだ煮込みラーメンを仕上げます。雨のキャンプ場の静かな炊事棟にウイスパーライトINLの心地良い《ささやき》が雨音に溶け込む。さあ、出来たで〜〜。


『あのぅ、、また湯が沸きましたよ〜』とケリー爺さんが炎の変髪なびかせ知らせてくれる。はいはい、おーきに、わかりましたよ!

つづく




  


2016年09月17日

ケトルはエエね〜



“ケトルは、、ええね〜”
それはずっとずっと以前からでアウトドアにケトルを持ち出すたびに感じていたことです。今回はそのケトルのお話。お好きな方だけどうぞ。



ケトルは《湯沸かし専従班》自分の中ではそれが定位置。中にはラーメン作ったりする人もいるでしょ?だから、煮炊きが出来るビミョ〜なデザインのケトルもありますよね、


ケトル no1とかキャプテンスタッグのケトルとか。煮炊きも出来るケトルです。写真はsnowpeakのケトルno..1ですがウチのは注ぎ口の両サイド(最上部本体リムとの隙間)から鍋肌を伝ってかなりの湯こぼれがあり容量半分以下でかなり慎重に注がないとテーブル上が酷いことに、、、今はケトルから格下げされてゆで卵クッカーとして余生をおくっております。南無〜〜。



でもケトルはやはり湯沸かしクッカーであり、注ぎの名人。ドライブやデイハイクやデイキャンプなどでお湯を沸かすだけで飲めるもの、食べられる物は多くカップラーメンからレトルト物、フリーズドライの山飯やスープ類など、、ゆで卵もそうだね。それなら別にケトルじゃなくても、、普通のアウトドアクッカーでも、、その通り!


上の写真はごくありふれた深型のアルミクッカーでお湯を沸かしているところです。さて、お湯が沸きました。どうします?バーナー消すでしょ?火から降ろすでしょ?私はそうします。


ところが、、ケトルは、、意外と沸かし放しにすることが多いのです。ここが普通のクッカーとは少し違うところ。私は雪深い北国の生まれ育ちですから幼い頃から見ていたストーブの上でいつも湯気を上げていたヤカンと重なるのです。だから、お湯が沸いてもいつもそのままです。沸かし放し。


小さなウッドストーブに焼かれ、、

]
夜の焚き火台で炎に包まれ、、


七輪の上に乗せられ、、


海岸でガソリンバーナーに焼かれる


家の中でも噴気をあげる


時にはレトルト温める


時にはこんなデカ物で湯を沸かす


KELLY KETTLE、、これもケトルだわ


時にはチタンのカップなぞ収納して


こんな風に蓋を固定して、、ケトルは意外とかさばらない


若い頃に撮った写真にも写ってた


20年近く使い続けているチタンポットは湯沸かし専用なのでこれもケトルかな?


溶けるパーツやコーティングのないオールステンレスのケトルはキャンプでも重宝する。しかも特殊な操作のいる道具ではないから誰でも使える。


このシルエットがええね〜


アルコールバーナーと小さな燃料ボトルを詰め込んで、、


今日も湯沸かし。やっぱケトルやね〜。


“ 奥さーん、お湯沸いとりまっせ〜 ”
『あ、そう、ほっといてんか〜』てな感じで今日も沸いとりますよ〜。

ponioでした。

オォーと、こんなんも見つけましたよ〜〜


Savotta Coffee maker 0.9L


Savotta Coffee maker 1.3L

Trangiaと同じだー!しかし、、上のはピッカピカに見えるし、下のは黒色。これはフィンランドのSavotta いうメーカーのケトルらしい、、むむ〜ドキドキしてきたー!



新しいケトルも仲間に加わりました。
  


2016年09月15日

目指すキャンプスタイル



なんと開放感あふれる絵のような写真ではないか。自分の望むキャンプの姿がここにある気がする。

ここに付け足すものがあるとしたら、
テントとテーブル、タープくらいかな。

車載ボックスやスーパーのレジ袋は見たくないし、焚き火台も昼間は要らないし、バーナーもクッカーも置きたくない。

ただ、キャンプをする以上それだけでは成り立たないことがある。

食事の支度もその一つだ。食事は炊事棟でやればいい。確かにそうだ。それならテントサイトに余計な道具やゴミを展開しなくても良いからね。でも、それじゃあ炊事棟との行き来が面倒くさい。

それならテントサイトの端にでもキャンプキッチンを設けようか。適当なテーブルか台があればそれで良い。可能なら立ったままで調理したい。椅子に腰掛けて調理するのは家でもやらないスタイルだし、何かを手に取るだけでも一々椅子から腰を上げなければならないのは面倒だし、疲れるからだ。

出来上がった食事は専用のテーブルにて食べることにしよう。例えばフォールディングベンチに板を置いて長テーブルに仕立てよう。

キャンプには付き物の焚き火台も明るいうちは用無しである。ただ、焚き付けや薪、炭などは陽が沈む前に準備を済ませておく。それらの作業もリビングスペースの外でやる。つまり作業場を作るのである。

テントを中心にリビング、キッチン、作業場を設けて道具や荷物も分散させる。椅子テーブル周りにゴチャゴチャ物を置かない。焚き火は夕方から。そんな感じでスッキリといこう!と決めた。

でもね、フタを開けるとやっぱゴチャゴチャってことになってる可能性大。くぅ〜!

ponioでした。  


Posted by ponio at 23:20Comments(0)camp

2016年09月13日

リハビリと焚き物日記


SOLO STOVE もこう見たら小さいね。でもこれ以上は小さくならないから時々平面状にたためる Emberlit stove みたいなのが欲しくなる今日この頃のアタシ。


このところチョッピリ腰をいわせて武田鉄矢バリに『あ痛ァー!』を連発こいていたのでリハビリの為に歩け歩け運動せり。歩くなら車のこない海岸線に限る。

この海沿いの道が好きなんだなぁ。国道に主役を取られた旧道の趣が小さな旅を盛り上げてくれる。


いつも何故か気になる曲がり角と木の電柱。ここから見る海が好きなんだなぁ。


こういう四阿が嬉しいね。この日はあまり無理をせず積極的に足腰を休める。


9月とはいえまだまだ日向は暑いので水分補給と糖分補給を兼ねてコレを飲む。常温保存が嬉しいね。


水はナルゲンに入れてきたけど自販機でも買い足しておく。《いろはす》はガシガシっと押し潰して小さく畳めるからよく買います。


この日の目的地は自宅から10数キロ離れた海岸。見事な錆色のドラム缶が出迎えてくれた。秋の台風後には重機が入ってキレイにならされる砂浜も今はまだ多くの漂流物が放置されたまま。


漂流物の中から廃材や流木を拾い集めてナイフで削り、割り焚き付けにする。


本日の熱源は SOLO STOVE。五徳は針金ハンガーから作ったワイヤー五徳。熾火の熱量を十分に活かせる高さ。


ストーブとクッカーを覆う高さのウィンドスクリーンは風の影響をまともに受ける海岸線では必須アイテム。


SOLO STOVE も結構傷んできました。底のニクロムワイヤーを差し込んであるステンレス板が焼けてボロボロになってる。でもまだまだ使いまっせ〜。



この日のクッカーはケトルNo1 。GSIのケトルの蓋を乗せたもの。SOLO STOVEに焼かれて底が真っ黒。五徳の跡がくっきり。


とある日のリハビリには SVEA 123R を持って行く。ちょっぴり重いけど昔から変わらぬ堅牢さと信頼感はいつ何処へ持ち出してもちゃんと結果を出してくれる。この日も絶好調。


《妻のB-6君》を連れて。グリルプレートを抜いてもハードロストルを組み込めば重さも500g以上。バックパッキングには重過ぎるけど、この日は車。何でもありさの観月ありさ!


この日のクッカーは GSIのデュアリスト。二人用にはちょうどヨカ〜。


お湯を沸かす時は B-6君にトランギアバーナーを組み込む。


お湯が沸いたら拾い集めた枝や葉っぱで炭を熾す。この日は枝葉の水分が多くやや苦戦。妻がいつもの要領で枯葉盛り。結果はご覧の通りの FIRE〜!さすが、B-6親分。


スクランブルドエッグを作ると言ってトランギア289のフライパンを火に掛ける親分。 『火が落ち着いたら乗せてな』と申しましたが後の祭り。この後、撤収の時にフライパンに触れた妻の手が真っ黒に、、だから言わんこっちゃない。ノンスティックのフライパンを乗せる時は熾火がいい。底も黒くならないし、ノンスティック加工も傷まないから。親分〜頼みますよ〜。


お湯を沸かして作ったのはコンビニのレトルトハンバーグ。そこへカット野菜を盛り付けスクランブルドエッグを乗せてモリモリと食らう野人夫婦。

とまあ、そんなこんなで9月も半ば。今月下旬にはキャンプだ、デイキャンプだ、と娘が言っとります。ホンマは一泊したいのですが、娘の旦那が日曜しか休まないので出来てもデイキャンプだと。娘はテントの初張りメッセにワクワク。デイでも持って行って張ったりまひょか。

つづく










  


2016年09月06日

地味なレポとLOGOSのテント



地味なレポをひとつ。
LOGOS のポールエンドロックです。
プッシュアップポールを二本持っていまして、内一本は紛失(あんなデカイもの?)のため買い直しました。近くのホームセンターが通販よりもはるかに安いのでいつもそこで仕入れます。


購入時についている黒い小さなポールエンドキャップは小さくて緩くてすぐに失くしてしまいますよね。ウチも失くしては見つけてまた失くすの繰り返し。とうとう二つとも失くなって今度は見つかりませんでした。仕方がないのでこのタマタマを買いました。

さてさて、地味なレポはここまで、実は前からキャンプがしたいと申しておりました娘一家がとうとうテントを買いまして、、


娘からLINEで送られてきた写メ。うーむ、、と不安がよぎったので基本的なチェックポイントを教えておいたが、、。



後日、娘と近くのアウトレットのLOGOSさんをウインドショッピング。展示されていた別のテントを見ながらアレコレと基本的なところを説明、それから少しして娘から『テント買ったよ〜』の知らせあり。物はやはりLOGOSのネオス neos パネルドゥーブル XL でした。ムム、、まさに居合斬りの如き電光石火の決断!

長くソロでバックパッキングしてきたアタシですが今は妻とデュオキャンプ。そこへ遂に娘一家総勢5名が加わることに。全く何も持たず真っ白な状態からのスタートです。ただ、ウチより国家予算が多いので買う時はドカ買いしそうです。


うちは妻と二人ですから小川の三人用テント(ステーシーST)で十分で、なにせ最初に妻とキャンプした時はがモンベルのムーンライト1型ですから、、


あのすし詰め状態に比べれば今のテントは天国の心地良さ。リビングスペースはタープ幕下です。

娘のところはチビが3匹なので其れなりにデカいテントが必要でした。全くの未経験なのでタープまで考えるより広いリビングスペースのあるテントの方がが楽だよ、とアドバイスはしておきました。

私はソロの頃からすると長くキャンプをしてきましたが、妻とキャンプするようになって歩きから車での移動となり荷物と道具の大型化、ファミリー化が一気に進みました。ただ、ソロ時代からのお気に入りの道具も今だ持ち出しているので新旧ごちゃ混ぜの雑多な風景となってしまいました。そこで昨年あたりからテントサイトの風景を考え想像し直していくつかの方向性を持つようになりました。しかし、娘の一家は全くの真っ白な状態からのスタートです。あれこれと意見を求められますが、道具立てについては大雑把にスケッチとイラストで描いて渡しました。言葉より文字より絵がわかりやすいと考えました。娘がこれは?と言う道具については知っている限りの長短所を客観的に教えています。このメーカーがカッコいいとか流行ってるとか、買うなら絶対コレとか、そんなことはあえて教えません。自分のスタイルや世間の流行を押し付けるよりも真っ白な状態に好きな絵を描けば良いのです。

娘のところは今はまだテントだけです。これから焚き火台やらランタンやらと揃えなきゃと申しておりますが、、さてどんな物を選ぶのでしょうか。本当は娘の夫(実に良き夫で良き父親)と二人で予行演習したいところですが、、
勿論、子守り抜きで。彼は腕のよい職人でして屋外での作業は全般的にお手の物です。彼のロープークは実用的ですし、基本を教えれば直ぐに出来るようになるでしょうね。

テントを買った娘には子供たちがはしゃいでポールを折らないようにとか、テントのフロアには必ず厚手のマットを敷いておくこと、グラウンシートは必ずセットすること、ポールが折れた時の対処法や修理のこと、など基本的なことは教えておきましたが、さてさてどうなることやら。

来週にもテントの初張りに行こうかなんて誘われております。私は娘の夫に設営やらあれこれ教えなければならないので、その間は妻と娘に子守をしてもらうつもりです。
  


Posted by ponio at 15:30Comments(0)camp道具たち

2016年09月03日

ウェンガーのナイフ ❷



こんにちは、ponioです。
今回は WENGER のナイフ その❷です。
例によってお好きな方だけ読んで下さいね。


これは WENGER 社の【バルダン】というシリーズです。バルダンのシリーズには共通してカラビナ(フック)が装備されています。このモデルは基本の4枚(ナイフ、ヤスリ、缶切り、栓抜き)にハサミとカラビナ、裏面にコルクスクリュー、リーマーが装備されたモデルです。(現在は廃盤)


このカラビナ(フック)がバルダンの特徴です。起こした時点でバネのテンションが掛かり、手錠のように押し付けるとゲートが内側に開きバネのテンションで閉じます。これがあるとザックのストラップやDリング、ベルトループなどにサッと引っ掛けられます。水洗いした後もこれを使ってぶら下げ水切りできます。とても便利な機能なのですが残念ながら廃盤。現在は市場に出回っている物をショップ、個人の中で探さなくてはなりません。


ビクトリノックスとのハンドルマーク比較。手前が WENGER。明らかに違いますね。ただ、個人売買の市場ではウェンガーのナイフもビクトリノックスとして製品紹介されてる物もかなり多く見られます。どちらが良いか?、、それは好みです。


両社のブレード刻印。奥がウェンガー。残念ながらウェンガー社は現在はビクトリノックス社に吸収されナイフメーカーとしての社名自体が消滅してしまいました。


サヨナラ WENGER


缶切り。両社の違いが見てとれる部分。左がウェンガー、右がビクトリノックス。両社共にアゴを缶の縁に引っ掛け先端部で押し切りしていきます。ただ、缶切りの進む方向が真逆です。ウェンガーの方は手前に手前にと切り込んでいき、切られる缶自体は反時計回りに動きます。ビクトリノックスは同じ押し切りでもナイフ自体が前へ前へと進む。切られる缶は時計回りとなります。切り口はビクトリノックスの方がきれい。ただ、ウェンガーの缶切りは先端部を活かしてスプレー缶などのエアー抜きが簡単にできます。(ビクトリノックスも出来ますが一部やり難い缶もあります)



これは栓抜き。ここは基本的に同じ使い方と似た使い心地です。が、ここにも小さな違いが、、。実はウェンガー(左)の栓抜きは先端部のドライバーを使う際にねじ込む又は外すネジなどに対してナイフ本体を垂直に押し込むと、この栓抜きドライバー部がハンドル内に押し込まれ簡易ロックが掛かります。つまり力を入れてもドライバーがカクンっと折りたたまれないのです。隠れた機能ですね。


フィリップスドライバーもウェンガーの方は強く押し込むことで簡易ロックが掛かります。不用意にドライバーがたたまれ手を怪我しないようになっています。


ハサミの違いも明瞭です。ビクトリノックスは薄い板バネを曲げて、その反発力でハサミを開いています。このバネが折れることがありますが自分でも交換可能です。ウェンガーは折れる心配はありませんが、ハサミの支点を兼ねるスクリューが緩むとバネが横ズレすることがあります。


ハサミの一番の違いはここ。ウェンガーは刃がギザギザです。これが布地や糸などを逃さずにしっかり切ることができる秘密です。ただ、ビクトリノックスのハサミの方が爪をきれいに切ることができます。


ウェンガー・バルダンとレザーマン・ジュースXE6。厚みの比較。ツール枚数はレザーマンの方が多いが厚みの差はさほど感じられない。ただ、重量が違います。ジュースXE6はオールステンレスで210g、ウェンガー・バルダンはアルミライナーとプラスチックハンドルという素材の違いがあり100gちょうど。この差は大きい。勿論、軽い方が良いに決まってる。しかもバルダンはカラビナ(フック)付きなので専用のケースが要らない。大きな利点だね。


同じ WENGER のソルジャーと。ソルジャーはナイフ、缶切り栓抜き(共に先端はドライバー)、リーマーの基本装備。ナイフのブレードはバルダンのそれよりも分厚く栓抜き(ドライバー)も大型。缶切りはビクトリノックスと同じ形状。シンプルでハンドルが割れたりすることも無い。どちらもそれぞれのシーンで必ず役に立つ道具である。しかもこれは自宅の道具箱に直しておく道具ではない。常に身の回りにおいて日常的に使うことが最大の使い途なのだ。

ponioでした。



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Posted by ponio at 19:04Comments(0)刃物道具たち日常使い