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2016年05月26日

ST-310 即席風防テスト❷



前回、0.5mmのアルミ板から15分ほどかけて作った即席風防。最初のテストはそよ風程度のベランダにて《まあまあやね》の結果。今回はちゃんと浜に来てテストしましたある。


砂浜は不安定なので流木を切って下に敷き詰めました。この日は浜風(北)が3.4〜4メートル、テスト中の瞬間最大風速は7.6メートルでした。さて、、結果は、、


ラーメン用に500mlほどの水をクッカーに入れて点火。風はまともで遮る物なし。この条件で沸騰までざっと4分。《いけるやん!》的結果です。


風防は二枚のアルミ板を二方向から差し込んだだけ。ボンベは風上(海側)へ向けます。ただ、風向きが微妙に変化するので煽られることも有りましたが、概ね効果はあるようです。



沸いたお湯に野菜をたっぷり放り込み4つに割った袋入りラーメンをぶち込みグツグツと、、火が通る一歩手前でバーナーからおろし、Trangiaのミニフライパンで厚切りポークハムステーキをジュウジュウ焼く。風は絶え間なく吹き付けていましたが問題なく使えました。


非常持ち出し品からST-310キット。SOTO.ST-310、GSI.デュアリスト1.8L、ボウルマグ2個(蓋つき)、風防のセット。


それをシンク(水汲みなどに使える)ケースに入れて底にTrangiaのミニフライパンをはめ込む。


砂地に敷き詰めた流木はCASEのポケットナイフでバトニングして持ち帰りました。



どうやら何とか使えるみたいです。製作にかかった時間は15分。費用はアルミ板150円のみ。今回は3〜7メートルの風の中テストしましたが、巻き込むような複雑で絶え間ない風ならどうかな?答えは、、そんな日は使わない!です。

ponioでした。

  


Posted by ponio at 14:50Comments(0)熱源道具たち

2016年05月25日

ST-310 即席風防



今回は即席なレポート
風にとても弱いST-310に即席の風防を取り付け。0.5mmのアルミ板から切り出した即席の風防。(本当はねステンレス板が良かったけど手持ちの道具では切れなかったある)


取り付けは二枚のアルミ板を二方向から差し込んでるだけある。遮熱プレート側と左右どちらか一方のみ。



使う時はボンベを風上に向けるある。


まずはベランダにて。西からの微風。さあ〜吹け吹け〜。



風よ〜!嵐よ〜!キタキター!
まあまあじゃないんスカ?まあまあやね。
、、とひとりでブツブツ仏仏。この後、扇風機のリズム風でテスト。結果は無いより全然マシな程度。本当はあと一枚風防があって、それを取り付ければ三方を囲むことに。バーナーの熱が篭るので二面にしました。

ST-310は非常持ち出し品だから普段は使うことなく GSI のピナクルデュアリストに収納されたまま眠ってるけど、前に風防の型紙作ってたの思い出して即席製作。相変わらず道具もビクトリノックスのスイスツールだけ。ティズルでガリガリ線引きして折って作りました。

やっつけ仕事だから役にたつものかどうかはわかりまへん。でも無いよりマシと考えて即席レポート終わり。

ponioでした。

  


Posted by ponio at 17:24Comments(0)熱源道具たち

2016年05月24日

ギアプルーナー



今日も暑かった〜ホンマに。
蒸し蒸しとした大気と染み入るような日差し。夕方からは雨の予報。西から怪しげな雲が流れ込んでくる。午前中いっぱいかけて久々の庭仕事也。チャドクガの幼虫がいないか気をつけながら山茶花を切り揃える。チャドクガの幼虫がいたら剪定はしない。以前これにやられた時は痒みで一晩中眠れず二週間ほども痒みが続いた。あれは厄介な虫だ。


フィンランドの先進的な《キレモノ》メーカーであるFISKARS。ハサミから園芸用品、アックスやノコギリそのいずれもが特殊な素材と製法と仕組みで作られている。写真のギアプルーナーは購入して7年になるがいまだ良く切れる。今日もガチガチに硬く育った巨大な南天をいくつも切り倒すのに使った。


あの硬い南天の茎をこれで切り、それを更に細かく切り分けて可燃物として出す。行った先のお宅にあった剪定バサミでは全く歯が立たなかった。


仕事を終えて自宅に帰って手入れをします。写真に見えるオレンジ色のプレートを左に回して外すと軸となるピンが反対側に抜き取れます。ピンを外せば片刃仕上げの上刃が外せます。この上刃を研ぎ直します。後は樹液を水洗いして落とし余分な油も一緒に拭き上げます。


上刃は片刃仕上げなので写真で見える裏面はバリ取りだけにします。こちらを研いでしまうと切れ味が変わり最悪茎や枝を噛み込むようになります。だから表面を研いだ後はさっとバリ取りするだけ。


この上刃を外せばそれ単体でも恐ろしく切れるナイフとしても使えます。エッジに触れるとゾクッとするよな鋭利な感触が指先から伝わります。




このハンドルが基部のギアに沿って回転するため握り込む力を確実に刃先へと伝えてくれます。しかも握り込む手の動きにピタッと合うようにデザインされ、初めて使った時はハンドルの回転始めと回転終わりの絶妙な握り具合の変化に思わず『ホォ〜』となったものです。

このギアプルーナーはキャンプなどにも必ず持っていく《キレモノ》のひとつです。手で折るには太過ぎる、ノコを使うには細過ぎる、そんな枝を短時間で切り分けるにはコレに勝るものはありません。

ponioでした。

追記



やっちまいました。
三年ぶりかな、、チャドクガの毒毛にやられました。たまたま空きがあったので引き受けた庭仕事で一階の屋根より高くなった椿の木を切り倒してほしいと頼まれ先ずは慎重にチャドクガの幼虫の有無を目で確認。大きい割に枝葉が空いている三本の椿には幼虫の姿なし。次に切った枝や幹を置くための下草刈りに掛かりましたが、、そこで見つけてしまいました。チャドクガの幼虫の群れ(ー ー;) 下草に落ちて芽を出した椿の若木にビッシリ!ウジャウジャ!ヒェ〜!!ハッ!と思って下草の間をかき分けるとそこにもウジャウジャ群れ群れ。やっちまいました。依頼された家人に話して椿に関する作業をすべて中止。私は庭師でも造園業でもありませんから危険を冒してやる必要はありません。結局、背丈ほどの柿の木を一本切り倒して持って行ったBAHCOのラップランダーで小さく切り分け二時間の作業を済ませて帰ってきました。途中、立ち寄った公園の水場で靴と手を肘のあたりまで洗ってきましたが、、その夜から翌朝にかけて左右の手首から肘まで腕時計のベルトの下まで20カ所ばかり痒みを伴ったポツポツが、、。ため息ド〜と出ました。別にチャドクガが悪いわけではありません。自分の用心と慎重さが足りなかったのです。チャドクガの幼虫による被害は4〜6月、8〜10月頃の年二回と聞いています。成虫も卵にも毒毛があり衣類を通して酷い時には夜も眠れぬほど悪化します。皆さんも気をつけましょうね。椿と山茶花。それと茶の葉っぱ。

翌日、前日に使った庭仕事の道具を水洗いした際に残っていたらしい毒毛によって二次被害。痒い一週間となりそうです。



  


Posted by ponio at 16:53Comments(0)刃物

2016年05月23日

小さな信頼



こんにちは ponioでございます。

今回はホンマに小っちゃい道具のご紹介。



発売から20年近く経ちましたか?
少なくとも私は2000年、今から16年前くらいにはこれをザックにぶら下げて夜の東海道を歩いていました。



いくつ買ったかいな?少なくとも4つ、、
当時まだ少なかったLEDライトのひとつでこの小ささにもかかわらずちゃんと使える明るさが魅力でした。しかし、当時販売されていた製品は先端のLED点灯部が外れやすく失くすことも度々、、。



でもご安心を!現在販売中のものは改良型です。裏面に電池ボックスの蓋があって、ここを開けて電池交換できるようになっています。旧モデルは先端のLED点灯部を外して電池の入れ替えをしてました。そのせいで、肝心のLED点灯部が外れやすくキーホルダーなんかにぶら下げてるといつの間にか先端部と電池まで落っことす、なんてことが度々ありましたのよ〜。



この ABITAX 0510 Tag Light は小さいけれど普段使いには十分な明るさを持っています。だからと言ってこれで夜間の登山や山道を歩く人はいないでしょう。常識の範囲で、これは《使える》明かりです。



いつもポケットに入れてるビクトリノックスのミニチャンプDXとの比較。何十メートルも強烈なスポット光を放てるキセノン球のフラッシュライトや100ルーメンを超える高輝度のLEDライトと一緒にしてはいけまへんで〜。これはこれ。いつも持ち歩き意識しておけば使えるときにはちゃんと使える奴なのです。


PETZLの eライトとの比較

これウチの奥さんもひとつ持ってます。先日は夜に自転車の鍵を開けるのに使ってましたし、乗ったその自転車のライトが故障してたのでタグライトをハンドルにぶら下げて夜道の存在確認をしてました。使える、使える。

ponioでした。

追記


うちの奥さんに買って車の鍵束に付けさせてた分。先日ふと見ると電池ボックスの蓋が無いではあーりませんか!やっぱり、、やっちまいましたね。仕方なくABTAXに蓋だけ注文しました。

蓋の代金 160円
消費税 53円
送料 501円!!!なんでやねん?!
計 713円 (-。-;

定型内で十分遅れるチッポケな蓋にABTAXの製品カタログが同封されておりました、、、、これか。  


Posted by ponio at 17:03Comments(0)

2016年05月22日

タープ虫干し



本日は快晴の日曜日。山は白く霞んで黄砂かpm2.5か。梅雨入り前の虫干しに冬物のシャギーカーペット二枚と KELTY のノアズタープを車に積んできました。



きれいに刈り取られた草地は田園の中の遺跡公園。トイレもあって風の吹き渡る気持ちのよいスペースなのですが、、唯一日陰が全くない。二枚のシャギーカーペットは車の屋根に広げて日光干し。


草地にタープを広げてワンポール3ペグで設営。風を受けて大きく膨らむノアズタープ。


今日はセブンのコールスローにスモークソーセージと茹で卵のサラダ。


卵サンドロールにあらびきフランクを無理やり挟んで。ボリュームたっぷり!


とどめはスイカバーアイス。旨いのぉ!


珈琲も勿論セブンの冷珈。


非常持ち出し品として温存されてきたタープですが先日から二度目の虫干し張り。


青空ワンポール。簡単な設営と十分なスペース。時折吹く強い風にもポールが右に左にと揺れまくるけど倒れることもなく心地良き日陰を作ってくれました。


さあ、虫干しも済んだし帰るべか〜。梅雨が明けたらまた張ってあげましょう。それまでさよオナラ。


行きに立ち寄ったニトリにあった巨大な
sea to summit ?! 違ーう!容量12L!これでコーヒーがぶ飲みだぜ!

追記


先日から SVEA123Rを連れてあちこちブラブラと。トリオを組むのはお馴染みの GSIソロイストとステンレスマグ。


いつでもどこでも若い頃から一度も裏切ることなくキチンと仕事をしてくれる古き良き時代のガソリンバーナーです。


相変わらずタンクからスポイトで燃料吸い上げてます。


プレヒート、予熱、プライミング、なんでもいいけどこれもいつも通りで失敗なし。


昨日、娘のところでBBQした際に活躍したWILD STOVE MK2t。最初、自分も含め男衆は仕事で居らず、庭に作り付けたBBQ用の火床も消し炭やら砂やらが積もり積もって空気穴を塞いでおりウチの奥さんが一人でせっせと掻き出しておりました。そんなことだろうと持って行ったWILD STOVE とMSR のドラゴンフライで炭をおこし廃材を燃やして火床に。あとは団扇隊がせっせと扇ぎようやく炭おこし完了。男衆が揃った時点で食い始めましたが適当に積まれた炭に肉の脂が滴って見事な火だるま焼き肉。子守りしながら男衆が焼き手をつとめ食ったか食わんかったかわからん内にお開きに。たまにはゆっくり食いたいもんだね。


あ、そうそう、時折のぞく小さなリサイクルショップで前から探していた物を見つけました。IWAKIガラスの PYREX 50mlの計量スケルトンリグです。¥200でした。これでタンク一体式のガソリンバーナーに給油するのです。

ponioでした。



  


Posted by ponio at 15:21Comments(0)道具たち

2016年05月17日

SOLO STOVE 湯沸かし記



今回は単なる湯沸かしの記録
熱源は SOLO STOVEです。


先ずはいつもの燃料作りから。直径3cm長さ12cmほどのクスノキの枝をノコで半分に。片方をこれまたいつもの Kershaw でコツンコツンと縦割りして16ピースに。もう片方をさらに細かく32ピースに割る。


海まで自転車走らせ砂浜にいつものアルミのウインドスクリーンをグサッと立てる。下には取り外した二枚のピースを敷く。


砂浜にはいい着火剤が無数に落ちている。何かの茎だろうか。ヨシやアシかな?中は空洞で乾燥してれば確実に燃える。燃料の継ぎ足しの時にもこれを入れると燻らずにサッと燃えてくれる。


自宅で作ってきた小巻と浜で拾った枯れ茎を適当に積む。五徳はいつもの針金ワイヤーを外して珍しく純正のものを使う。(道具箱の中から寂しそうな目で見ていたので、、)


コットンボールにアルコールをチョイと染ませて一発点火。


今日はクッカーの汚れを抑えるために妙な物を接続してみる。毎度おなじみのEsbit 585の改造五徳です。人呼んでSOLO STOVEトーテムポール。


SOLO STOVE の炎はニョロ〜と上にのび上がるので自作の針金ワイヤー五徳や純正五徳ではクッカーの側面まで真っ黒クロスケになっちまう。そこで炎が強いうちだけこうしてクッカーを高い位置に置きます。通常よりも沸騰までの時間はかかりますが海でも見てノンビリしてる間に沸いています。


お湯が沸く一歩手前でEsbitの五徳を外しオリジナルの状態に。この時、炉内は火勢も落ち着き小さく穏やかな燃焼となっています。これなら炎が横からはみ出ません。


家で挽いてきたコーヒーをマグメイトとペーパーフィルターを重ねてドリップする。ペーパー使ったほうが後片付け簡単ある。


コーヒーのお供はジェリーポップコーンの塩レモン。


さぁ〜てどれどれ。底は真っ黒すぎるくらい真っ黒クロスケ。クスノキも結構煤出るある。側面は軽いくすみ程度。


持ってきたキッチンペーパーにほんの少しの水を染ませて拭き取るとこの程度までなら落ちる。


たった一杯の湯沸かしだったけれど使った燃料は比較的小さめの8ピースと大きめの2ピースくらい。出がけに作った小薪は大小合わせて48ピースなので約1/5で済んだことになる。


このストーブについては燃料となる木の枝などは細いよりある程度太い物を切り割りしたものの方がスタミナもあって火の管理も簡単。今回は直径3cm x長さ12cm程の乾燥した枝の半分でも十分足りたことになります。仮にラーメンでも作ろうとするなら比較的大きなピースも混ぜて低いワイヤー五徳で熾火を利用すれば少ないピースで済むはずです。やっぱりSOLO STOVEは無駄が少ない熱源ですね。

記録終わり。
  


2016年05月15日

身軽に手軽に



こんにちは、ponioです。

今日は日曜日、普通なら奥さん運転の車でサンデードライブ野外ランチとなるのですが、今日は月に一度の休日出勤で奥さん不在のためアタシひとりでサイクリング♫


とは言っても朝のうちから町内の清掃活動に参加して鍬を振るって草を取り大汗かいてシャワー浴びてナンダカンダと時間がかかり家を出たのが午後4時前。荷物は20年は使い続けてるグレゴリーのデイ&ハーフに詰め込みフェニックス4号車(何度も復活したので)に飛び乗り強い向かい風の中南へ向かいました。目指したのは自宅からたった5キロばかりの所にある小さな公園。すぐ側を小川が流れ牛ガエルがボ〜ボ〜鳴く池があって木陰が沢山あるので無理せずそこに決めました。上の写真はこの日の道具立てのひとつ。


中身は軍用のTrangia バーナー。それにいつものEsbit 585改造五徳、GSIのステンレスマグ、リステリン100mlボトルに入れたアルコール燃料、そしてライター。


今日は瞬間風速10メートルほどの強い南風が吹いておりましたが公園は風も穏やかでバーナーに点火して直ぐに最大火力となり、沸いたお湯でコンビニのソーセージをボイル。これまた定番。代わり映え無し!


3分ほどボイルしたらリッドを乗せてそのまま置いておく。


茹で上がったソーセージは自宅を出る前に鉄のフライパンでさっと焼いてきたパンケーキに包んでむさぼり食う。旨旨〜!


それとは別にいつものコンビニのカット野菜(今日はレタスとオニオン)をデルタボウルに移してゴマドレッシングと辛口チキンをトッピング。これまた定番。手軽で旨いのぉ〜‼︎


火を扱う時はこれが一番安心。どこに行くにも必ず持っていくあるよ。


メダカとモエビを採りに子供たちがやって来た。『メダカを採らないで』と看板が立っているけど大人みたいに商売目的でもあるまいし、それでもダメと言うなら金網でも張っとけって感じ。


『蚊かよー⁉︎!』もうそんな季節かよ〜。
嫌だね〜。今日はハッカスプレーをふってきたけど効き目ないね。調合やり直し!

西から強い雨雲が迫りつつあるので荷物をまとめる。強い南風を背に受け疾風となって一目散に逃げ帰る。行きは向かい風に『テメーこの野郎!』と叫び帰りは『ザマーミロー‼︎』とほざく。

それではまた。
ponioでした。  


Posted by ponio at 18:29Comments(0)道具たちランチ

2016年05月09日

蓋のお話



こんにちは、ponioです。
今回は『蓋』フタ、リッドのお話。

クッカー、コッヘル、鍋、ケトル、、これらには蓋は付き物。蓋がなければお湯が沸くのに時間がかかるし、沸いたお湯は蒸発するし、焚き火の灰が入ったり、注ぐ時にも溢れたりとちっともええ事ありゃしません。

上の写真は前にも登場した snowpeakのケトルNO1に GSI のステンレスケトルの蓋を乗せたもの。ケトルNO1は好きなクッカーの一つです。ただ唯一蓋が凹型なのがネックで収まるものが微妙に収まりません。前にも書いたように蓋が凸型だったら250のOD缶や他社のマグカップなども問題なく収まります。それと、、


これ。箸や木の枝、何でもいいけど棒が一本あれば蓋のツマミにそれを通してサイドハンドルを握る手に棒の端を一緒に持ってやれば片手で蓋を押さえつつ最後まで注げます。これも少し膨らんだ凸型の蓋ならではです。純正の蓋では逆の結果に、、。まあ、手袋はめるかバンダナ一つで押さえれば済むことなのですが。


手持ちのクッカーでケトルNO1と殆ど同じ役割分担を担ってきたのが購入から20年近くたつ写真の MSR チタンポットです。このポット(ケトル)超軽量という以外これといった特別な点はメーカー説明にもありません。しかし、実はこの製品隠れた機能が有るのです。その機能こそ『蓋』に有り。この蓋は本体にグイッとはめ込むタイプで傾けてもひっくり返しても蓋は外れません。


これごく普通のことみたいに見えますが実は隠れた機能だと私は考えています。これは最初から最後の一滴まで片手で注ぎ切れるポット(ケトル)なのです。


GSI の二つのケトル。アルミ製のハルライトケトルの蓋は本体にグッと押し込んではめます。海外の動画サイトなどでは簡単に乗せたり外したりしてますから個体差なのかも。少なくとも私のは外す時も力が要る。勿論、傾けても逆さ向けても外れはしません。一方のステンレス製ケトルの方は本体とのクリアランスがけっこうあり傾け過ぎると外れてしまいます。現在はケトルNO1の蓋を乗せて使っています。


これもまた熱くて素手では押さえられないのでチョコっと工夫しました。ハンドルをはめ込む後方の基部を内側に曲げ外れそうになる蓋がここで止まるようにしました。これで片手でも最後まで注げる。これも手袋かバンダナで済むことですが。


最近購入した TOAKS のチタンリッドはいずれも他社のマグカップやらクッカーに使っています。目的は沸騰時間の短縮と保温、灰などが入らない様にする為です。


snowpeak のトレック1400。フライパンを兼ねる蓋には折りたためるハンドルが付いています。蓋としては上下どちらでも使えますが、ウチでは毎朝これでサーモス2本分のお湯を沸かしますが蓋は必ず逆さま。普通に蓋をすると沸騰時にパカッと外れることがあるから。


GSI の二つのクッカー、ソロイストとデュアリスト。このGSIピナクルシリーズは大変秀れたクッカーなのですが、ただ蓋がね、、。両方とも樹脂製なのです。デュアリストは半透明のドーム型、ストレーナー(湯切り)もしっかりと機能する。が、耐熱性はあるとはいえやはり樹脂製、風の強い環境でアルコールバーナーを使った際に大きく回り込んだ炎にやられて一部変形してしまいました。一方のソロイストの方は熱により強くなったとの事だが、沸騰時には熱による《反り》が見られるし、樹脂系の臭いがかなりします。重量も軽いので海岸などで使う場合は飛ばされない様にポケットナイフを一本重石にしています。


自宅で頻繁に使われているエナメルポットは元から蓋がなかったので合うものを探した。サイズはピッタリ、蒸気抜きの穴も開いている。


焼き専用の小さなスキレット。LODGEには食材から出る水分を効果的にスキレット内に戻してくれる特殊な蓋がある。私は重いので使わないが蓋が要る時はエバニューのチタンコッヘルの蓋を使ってます。


Trangia のストームクッカー25シリーズのソースパンには専用の蓋がついていない。だからフライパンを蓋代わりに使う。コーティング面を下にして蓋にする人もいるけどやはりコーティングが傷む。しかし本来の使い方(コーティング面を上に)では傾斜地では沸騰の際にずり落ちることがある。収納を考えなければ同社のツンドラ2の蓋やストアウェイポット1.1Lの蓋も合う。


土鍋。蓋は適度な重さがあり穴を適当な布巾などて塞げば実に旨いご飯が炊ける。素材と蓋の力だ。



炊飯といえばユニフレームの【ごはんクッカー】。私のは山シリーズ。この蓋はステンレス製で重く立ち上がった鍋の縁の中で吹きこぼれを上手く利用してカタカタと動き適度な圧も掛けてくれる。ただ、熱源の具合によってはこのカタカタが途中で引っかかり傾いたままになる事もある。


飯炊きと言えばこの御二方。Trangia の角さんことメスティンと丸さんこと289ミニクッカー。どちらも本体と蓋との微妙なる関係で誰でも上手に飯が炊ける。メスティンの方は緩くもキツくもなくハマる蓋とそのクリアランスが絶妙に加圧とふきこぼしを実現してくれます。289のクッカーは蓋に二つの突起がありこれが本体のリムに噛んでロック、これまた絶妙なる隙間のお陰で難なく飯が炊けるのです。まさしく蓋さまさま。


『蓋』で悩ましいのはキャンティーンカップです。これはもともと軍用のキャンティーン(水筒)をはめ込み、専用カバーと組み合わせて携行する様に作られています。流石にこれに合う蓋は有りませんでしたが、数年前からボチボチと樹脂やラバー、ステンレス製の蓋が販売されてきました。私のは初期の透明な樹脂製で見事に熱変形しております。原因は蓋が樹脂製というだけでなく、このクッカーの底の形状にあります。これ底面がイビツで小さく、使用する熱源によってはクッカーの側面まで火が回り込み蓋まで加熱されてしまうからです。



さてさて、やはり『蓋』は偉大なり。そして奥が深い。

ponioでした。





  


2016年05月07日

気軽に浜珈琲



連休も明日で終わり。
どこか行った?と聞かれれば、前の日曜日にタープとソーラーチャージャー持って奥さんとサイクリングにと答える。20代の頃から5月の連休を取れたのは2〜3回だったろうか。人混み嫌いな自分にはそれで良かったのかも。


今朝は少し早起きした。仕事休みの奥さんが用事で出掛けた後で私はひとり玄関で小薪作り。4月の頭に拾ったばかりの桜の枝、30cmを5つに切り分け、それを Kershaw のナイフでコツンコツンと叩いて割る。できた10個の小薪ブロックをジップロックに入れて家を出る。


いつもの砂浜に着くとソロサイズのグランドシートを流木でペグダウンする。ウインドスクリーンから取り外した2枚のアルミ板で砂をならしてからそれを敷き、周りにウインドスクリーンを立てる。風に負けないように砂浜に深く差し込むのがいい。


持ってきたのは毎度お馴染みのWILD STOVE MK2t 。オリジナルの針金五徳は取り去って、トランギアバーナー用のチタン五徳を乗っけて使う。


着火は溶かしたロウで固めた綿球を更にフワフワの綿花で包んだものを使う。これにほんの少量の燃料用アルコールを染ませてファイアースターターで点火する。




今日はなにも調理せず珈琲とスープ用の湯沸かしだけなのでクッカーは最小限のカスケードカップにした。リッドは先月買ったばかりの TOAKS のチタンリッド115mm。
この程度の水の量ならのんびりする間もなく沸騰する。


珈琲は手軽にドリップパックで。美味しければなんでもいいのだ。


炎が視認できなくなっても熾の熱量は沸騰状態を保ってくれる。


帰り際にカップスープの素でもう一杯。


炉内は見事な白灰状態。


やっぱり火を扱う時はこれがなければ不自由だ。熱く焼けた五徳を掴んだり、ストーブの横っ腹を叩いて灰を落としたり。




見事に黒光りする CASCADE-CUP 。このままでは手もザックも真っ黒になるから一度アルコールバーナーで軽く炙り乾拭きして手につかないことを確認してから収納する。


家に帰ったら恒例のゴシゴシtime!それなりにきれいにはなるけど、20年以上使ってきた物なので新品同様とはいかないけどね。


今回燃やしたのは30cmほどの桜の落ち枝を切り分けたブロック10個。これで珈琲とカップスープ、最後の濯ぎのお湯まで沸かして十分おつりがきた。燃やし尽くして帰りは手ぶらなのが良いね。

ponioでした。











  


2016年05月03日

非常持ち出し品の中から

こんにちは、ponioでございます。
不安定だった天気もようやく五月らしくなって、そう思ったら今日は猛烈な暴風雨(ブーフーウー)。博多どんたく雨たたり。

この梅雨入り前の爽やかな季節に普段は非常持ち出し品としてお蔵入り衆扱いとなっている道具を引っ張り出しております。




非常持ち出し品の中から・・その1
KELTY NOAH'S TARP サイズ12
これも非常持ち出し品として長くお蔵入り状態でありました。先日、虫干し兼ねて初張りメッセ。いつもキャンプで使ってるポンタと比べると何と大きく開放感を感じることか。


非常持ち出し品の中から・・その2
モバイル用のソーラーチャージャー
天気の良い日にしか使えないけど安定した陽射しの下なら余裕でトリクル充電できます。USBで充電できるエネループチャージャーと接続すれば充電池も活かせます。




非常持ち出し品・・その3
SOTO ST-310
言わずと知れた SOTO のマイクロレギュレーター搭載 CB缶専用のシングルバーナー。今や全国的普及を果して久しいカセットガス。近所のスーパーからコンビニ、ドラッグストアにホームセンター、、統一規格の成せる日用品的ボンベです。バーナー自体は虫みたいな外観で虫嫌いな私的にはチョット違和感あり。でも、CB缶の手軽さとマイクロレギュレーターの効果という合わせ技はこのストーブならでは。これをGSIのデュアリストにマグボウル2つと収納して備えよ常に。

  


Posted by ponio at 17:41Comments(0)道具たち