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2025年02月27日

道具立てと結果

今回の二月キャンプに向けた道具立てとその結果を厳しく評価します。この結果を先に見越していたなら荷物をかなり減らせたかもしれません。



Quechua のテントは導入から8年を経て今なお暖かな寝床を提供してくれています。風雨に耐え雪にもめげずに結露もほぼ無し。わが家にとっては唯一無二の寝床也。今回のキャンプでもサイドのファスナーをちょっと開け電源を引っ張り込んでホットカーペットと小さな温風ヒーターを稼働させフカフカのシュラフと毛布を加えて巣作りしてくれた奥さんにも感謝。



DD4×4とスノーピークの『ポンタ』はアタシたちを予想以上に強い風雪から守ってくれました。


コールマンのフカフカ布団シュラフは二分割して使いました。フカフカすぎて車に積み込む際には大きな圧縮袋が必須ですが安心の寝心地にはかえられません。



Quechua Arpenaz 0 は既にカタログ落ちした製品ですが使い道は実に広く単なるハーフシェルターにとどまりません。わが家の場合は地面に直に置きたくない又は放射冷却による霜降に晒されたくない荷物を置く「倉庫」として使われます。今回も強い風雪から荷物を守ってくれました。


今回テントの前室に置いて使うために持っていったクレイジークリークのシートチェアは到着直後の昼メシの時に奥さんが使った後、夜間に前室の隙間から強い風雪が入るのを防いでくれました。


Trangia ストームクッカーは過去のほんの一時期焚き火に押されて使われなかったこともありましたが、その後返り咲き今やキャンプ道具のトップをひた走る存在です。今回もガスバーナー仕様で湯沸かしから調理までここぞのシーンで使われました。


TR-23 五徳は購入から使い続けて30年になる最も古いトランギアのアクセサリーです。今回は鋳鉄製の重い『すき鍋』を乗せてタープシェルター内の「すき焼き」を演出してくれました。


前回焚き火で調理したためその後の手入れに苦労した(煤を落とすのに何度も洗った)経験から今回はガスバーナーを使うと決めていました。夜は「すき焼き」、朝は炭火で卵とソーセージの調理に使われました。ストームクッカーの底に重ねられるのも魅力です。


強い風と雪の中で焚き火が出来ない状況でも火の粉を飛ばさず強い火力で次々とお湯を沸かした強者。ケリー爺さんの面目躍如!


キャンプの朝は炭火のバタートーストと卵、ソーセージと決まっているわが家の必需品。今回はアルコールバーナーで熾した炭を使ってお得意の近火調理に、湯沸かしに活躍しました。



前々回の残り炭(オガ炭)は焚き火ではなくアルコールバーナーで熾されました。火力が強く息も長い。調理用熱源として最高だとあたしは感じています。


今回はトランギアのケトルはガスと石油ストーブ、炭火によってのみ使われました。湯たんぽのお湯を沸かす冬場はわが家のメインケトルになりました。


Quechua のステンレスケトルは内部に軽い腐食が見られますが今回は焚き火用ケトルとして持って行きました。強風のため焚き火ケトルとしての出番は一度だけでしたが幕中ではストーブトップ、ストームクッカー、B-6君と三つの熱源を渡り歩いてお湯を沸かしてくれました。


最大火力をもって湯たんぽ用のお湯を沸かすのが使命だった G2 /5" Firebox Stove 。今回のキャンプでは強風雪のため稼働は一瞬のみ。そのかわりに翌朝の炭熾しの際にはこれにアルコールバーナーを仕込んで下から炭に着火、燃料が尽きるまで燃やし続けてオガ炭全てをカンカンに熾してくれました。


撤収日の朝に 5" Firebox Stove とのコンビでオガ炭を熾してくれました。燃料ほぼ満タンで燃料切れまで燃焼させました。


前回かなりの量のお湯を沸かしてくれたキャプテンスタッグのPXガスですが今回は流石にスタミナ切れぽかったので最後は PRIMUS のTガスにバトンタッチ。新品ガスのチカラを見せつけてくれました。


パナソニックのマルチライトはわが家のキャンプ照明の主役です。合計三個のマルチライトを各所に配置して使います。照度調整とライト、ランタンモードの切り替え、常夜灯としても使える便利な明かりです。今回は不覚にも電池を忘れ一個のみの使用でしたがテント内ランタンとして活躍してくれました。


ヘッドランプは必需品。いつも直ぐに目につく場所にぶら下げておきます。今回も勿論使いました。


フュアハンドランタン、今回は持って行こうかどうか迷いましたが(どうしたこっちゃ?)、幕中での灯りとしてひとりの時間を演出してくれました。風が強かったため点灯中にひっくり返る恐れがあったため外には置いておけませんでした。



保温ボトルは冬場のキャンプの必需品。ケトルで沸かしたお湯を常にストックしておくためです。お湯はある程度冷めても洗い物や歯磨きなんかに使えますし、沸かし直せば直ぐに沸騰するので燃料の節約にもなります。


サーモスの保冷缶ホルダーは蓋をつけりゃ保温タンブラーに早変わり。幕中でこれに熱々のドリンクを作り置きしておけば気がついた時にいつでも温かい飲み物を口にできます。食事の前にこれにコーヒーなどを作り置きしてゆっくり飯を食い食後に口をつけてもまだ熱々です。


イワタニのウォーターバッグ(ジャグ)は水を入れた状態でぶら下げられます。冬場は凍ることもありますが今回はシャーベット状になっておりました。


MORA 860M は奥さんが調理用として使いました。「あれ?これ、いつものと違う?」といつもの MORA 2010 と違うことに気づいたようです。評価は「これ良く切れる〜!」でした。


この小さなネックナイフが今回のメインキレモノでした。が、焚き火のために薪を割ったり削ったりすることもなく、食材をカットしたり電池のパックを開けたりとそんな使われ方でした。帰宅後に見てみるとカッティングエッジにいくつか錆が浮いていました。ただ、ネックナイフの使いやすさは改めて実感できました。


仕事でもキャンプでも必ず携行する EDC ツール。今回は焚き火をしなかったのであまり出番がなかったが撤収の際にペグ抜きに使われました。


これ無くしてわが家の冬キャンプは成立しません!というくらい頼りに頼っている『湯たんぽ』。ひとつが満タン2.5Lなので二つで5Lのお湯を沸かさなければなりません。今回は KELLY KETTLE とストームクッカーが同時作業で次々とお湯を沸かして夕食前にはテント内のシュラフの中に放り込まれました。


NT BOX はサイズ13が4つとパーツボックスがひとつの組み合わせ。サイズ13には食器やカトラリー、クッカーや調理道具などをわかりやすく分けて収納してあります。パーツボックスには乾電池やライター、ファイアースターター、予備のキレモノ、自動巻きの腕時計、ヘッドランプ、小型のビノキュラーなどが入っています。準備も展開も楽チンです。


クピルカの食器たちは今やわが家のメイン器です。欠かせません。


今回の厳冬キャンプで最大の威力を発揮したのが古いトヨトミの石油ストーブです。灯油はフュアハンドランタン用に買ってあった10Lの残り。これで当日の夕方から夜寝るまで、翌朝から撤収の直前までタープシェルター内を暖かくしてくれました。洒落たデザインでも対流式でもないけれど反射式ならではの正直な暖かさを感じました。これ、わが家の冬キャンプの転換点となるかもしれませんね。


おっと忘れちゃいけねぇ!自宅の布団軍団。落ちつきますわ〜。


大阪時代に買ってから20数年着ているmont-bell のアウター。柄が示す様に冬用で3レイヤーです。表地はフリース、裏地は布滑りの良いナイロン素材、そしてその間に『GORE-WIND STOPPER』が入れられ風を効果的に防いでくれます。ポケットは左右がトンネル状に貫通しておりどちらの手でも中の物が取り出せます。今回はインナーを2枚(mont-bell とユニクロ)、中間着も mont-bell のクリマエアーフリース、そしてアウターをこれにしました。このアウターはプルオーバータイプでスルスルっと脱ぎ着が出来ます。ゆったりとしていますがドローコードで裾を絞れるため下からの風の侵入も防いでくれます。今回はかなりの寒さでしたが少なくともアタシは寒さを殆ど感じませんでした。


今回持って行った薪の中にはアタシの腕より太い伐採枝の丸太がありました。これを割って燃やすには小さくてもアックスが必要だと判断しましたが、、焚き火自体できませんでしたからまったく活躍の場ナッシングでした。


焚き付け作りにと完全引退状態だったところを持ち出された COLDSTEEL SRK 。こちらも同じく使い道ナッシングでした。


こちらの方が一番ガッカリされていることでしょう。キャプテンスタッグのヘキサ・ファイアグリル Mです。今回何年かぶりに焼き網とロストルを買い替え第一線に返り咲こう!と意気込んでおられましたが、、焚き火自体が出来ない状況ではドナイモコナイモアリマヘン。今頃気を落とされていることでしょうから慰めてあげまひょ。

今回は この焚き火台といいコールドスチールのSRKといい復活をかけた舞台でまさかの不使用とは、、。これもキャンプの醍醐味ですかね。


  


Posted by ponio at 18:47Comments(0)camp道具たち

2025年02月26日

厳冬キャンプ 2025年 2月







これらの写真が今回のキャンプを如実に物語っています。今年度最後(?)の「雪景色」。予報(北西)に反して反対方向(南東)からビュービューと吹きつける強い風と大粒の雪にこれはとても焚き火ができる状況ではないと早々に判断、冬キャンプを始めて11年、初めて焚き火を諦め、初めて石油ストーブに頼りました。


結局、こうなりまして候。今回は自宅で廃棄寸前だった古いトヨトミの石油ストーブをメンテナンスし直して持ち込んでいました。キャンプ場に着いたのが予定通りのお昼、そこから荷物運びとテント設営、奥さんはテントの中で自慢の巣作り、アタシは石油ストーブを活かすため DDの4×4タープを強風と吹雪の中で四苦八苦の七転び八起き(タープほんま苦手ー!)で張り終えたのが16時前のこと、、。ホンマに精魂尽きましたわ。石油ストーブに火を入れ椅子とテーブル、ゴミ入れだけを設置。嗚呼〜ストーブ暖かい!


あたしが風雪の中でタープシェルター設営に四苦八苦している間、暖かなテントの中で巣篭もりしていた奥さんを完成したタープの幕中にご案内。「こんな巣篭もりキャンプしたかったー♪」と奥さんも喜んでおりました。


その後、風雪は激しさを増し、、、


次から次と雪雲が通り過ぎてゆきます。タープの周りを御百度参りの如くぐるぐる回ってガイラインと打ち込んだペグの具合を何度も確認します。どうぞ飛ばされませんように、、と。



しかしのんびりとはしていられません!あたしには日暮れ前までに二つの湯たんぽを熱々のお湯で満タンにしておかなければならないと言う使命があるのです。予定では KELLY KETTLE (写真)と Quechua のステンレスケトルを同時に沸かすはずでしたがこの風では焚き火も危なくて無理と判断。とりあえず火の粉が飛びにくい KELLY KETTLE にほぼ満水の水を入れ点火。点火時は風下に向けていたベースの開口部を点火後に風上に向けると凄まじいトルネード燃焼。たまたま東屋脇に置かれていた真っ赤に錆びたBBQコンロを利用して KELLY KETTLE を稼働させました。風が強くても気温が低くても燃やせば湯が沸く KELLY KETTLE の実力発揮です。


その後、風が弱まったタイミングで予定通り 5" Firebox Stove と Quechua のケトルのコンビネーションで湯沸かしを始めました、が再び風が強まり危険な状態に、、


この両者、今回の環境条件では圧倒的に KELLY KETTLE が優位でした。FIRE BOX も薪をガンガン放り込んで最大火力を引き出せばお湯を早沸かしするくらい簡単ですが、、この日は風がやばすぎました。雪は降っていましたがあたりは一面の枯野です。下手すれば火災の危険もあります。FIRE BOX は一回目の沸騰後に使用中止し、Trangia のストームクッカー(ガス使用)にあとを任せました。


タープが風で膨らんだり凹んだりすることを考えてストーブを安全な位置に設置し直します。タープはAフレームで片側をほぼクローズ、反対側は換気のために半分だけ開放しました。日没とともに気温は急降下しましたがタープの幕中はポッカポカでありました。



午後7時前から予定通り『すき焼き』の開始です。Trangia ガスバーナーと TR-23 五徳、ストームクッカーのベースを逆さまに組み合わせずっしりと重い鉄製のすき鍋をのせ、いざ!すき焼き!


前回の正月キャンプの際に安い海外産牛肉を買い失敗だったとリベンジを誓う奥さんが国産牛肉で挑む!舵取りのあたしはガスバーナーの火力を調整しつつ食っては「旨い!」を連発。奥さんと温燗で乾杯しながら吹雪の夜を『すき焼き』で乗り切る。

たらふく食って二人でさささっと洗い物を済ませ歯磨きしたあと奥さんは巣に戻った。あたしは道具箱から二つのランタンを取り出し『おひとり様』時間がスタート。


まっこと小さな灯りではあるがテーブルの片隅に置いておくだけでなんとなく落ち着くUCO改装のオイルランタン。


もちろん忘れておりませんフュアハンドランタンの灯。今回は石油ストーブと燃料共用。



すき焼きシステムをそのまま使って石油ストーブにかけたばかりのケトルを再度沸騰させる。ダークラムをたっぷりと注いだ蜂蜜紅茶を啜り夜の吹雪を眺めて過ごす。


夜9時、タープ幕中の温度は15℃。風が一段と強さを増す中もう一度ガイラインの張り具合を点検して回る。このあと更に幕中の温度が下がり出したためここが潮時と石油ストーブを消してペールに入れたゴミ袋を閉じ上から荷物を乗せて小さな野生動物に備えます。最後にタープの出入り口を完全に閉じておきます。


Quechua のポップアップテントの後方は本来大きくオープンできて中のウォールの上半分はメッシュです。穏やかな気候の時はこれを開放することで明るく風通しの良い最高の寝床となるがこの日は予報とは真反対の風がテント後方から吹き付けていたためレインフライを兼ねた外側のキャノピーを閉じて更にペグダウンしても吹き込む風が冷たかった。


そこでいつも予備に持っていくスノーピークのポンタでテント後方を覆いペグダウン、余った裾部分をテントの底に入れておく。更にこれがずれない様にテント前方に長いガイラインを張ってタープのサイドポールに繋いでおいた。



テントの入り口は既に着雪している。わが家の Quechua ポップアップテントは大人ひとりがなんとか横になれる程度の前室があるが床面がブルーシートと同様の素材なので冬場は足や手がつくととても冷たい。そこで今回はこの前室にモコモコのフリースを敷いておいた。靴は前室の両サイドに、暖色の小さなランタンも置いてある。


冬キャンプの「あるある」は夜間のトイレ行脚です。自宅では夜間にトイレに行くことは殆どありませんが、冬キャンプではいつも以上に温かなものを飲んで過ごすため寝る前に行っても必ず一度は行きたくなるのです。あたしは意を決し起きると寝床で温めておいた厚手のウールソックスを履き裏地付きの暖パンとフリース、その上にダウンを羽織りヘッドランプと共に外に出ます。防寒用のライナーが付いた大きめのブーツを前室から持ってファスナーを開けると一面真っ白〜。


Quechua のハーフシェルターは倉庫がわりに使われます。夜間はここにランタンをひとつ置いて寝ます。


午前零時半過ぎ、外は風もおさまり雪も止んでいましたが足跡が残る程度の雪が積もっていました。


朝は6時に起床ス。テントの中で完全防寒して外へ出ると一面真っ白、、帰りやばいかな、、いや、帰れるかな、、と不安がよぎる。夜間の強風に耐えたフルクローズのタープシェルターに移動し最初に石油ストーブに火を入れる。


Quechua のステンレスケトルにウォーターバッグから水を注ぐと、、あら不思議。シャーベットマウンテンの出来上がり。


タープシェルターの出入り口を半分開けて Trangia ガスバーナーに火を点す。ガスは正月キャンプに使った残りのPXガス(キャプテンスタッグ)。缶の表面が半分凍りつきながらも何度もお湯を沸かしてくれました。


ストーブの火が安定したらまだしばらくは寝ている奥さんのブーツを温めておきます(なんて優しいオットセイ!)。沸騰した Quechuaのケトルもストーブの乗せて沸々やっておきます。ストーブの右の端(熱くならない)に置かれたサーモスの保冷缶ホルダーは冬の必需品。専用の蓋をすればそのまま保温タンブラーとして使えます。これに熱々のカフェオレを作り置きしておきます。


お次は1.4LのTrangia ケトルでお湯を沸かします。冬キャンプではお湯はいくらあっても良いので沸かしては保温ボトルにストックを繰り返します。前日に沸かしたお湯をボトルからケトルへ、こうすることで沸騰時間も短くなり燃料も節約できます。保温ボトルは常に満水にしておきストーブの周りに置いておきます。


夜に降り積もった雪はふわふわサラサラのパウダースノーなので風が吹けば多くは吹き飛ばされます。日が昇って少し経つとこの様に残った雪も溶けていきます。






しかしそれも束の間、次の雪雲が新たな雪を降らせます。そして短時間のうちにあたりは真っ白に。



雪が降りしきる中、テントの中でシュラフや毛布を畳んで圧縮するルーティン作業をしていた奥さんが外界に出て参ります。「きゃー!」が第一声。


キャンプの朝飯は家と変わらずパンと卵とコーヒーと決まっております。違うのはバターを染み込ませたパンを炭火で炙り焼きすること、卵やソーセージも炭火で調理することです。そのために炭は熾しておかなければなりません。


風があるので火は焚けませんがFIRE BOX ストーブにアルコール燃料満タンのトランギアバーナーを仕込んで点火、その上でオガ炭を熾します。アルコールバーナーの燃料が尽きる頃にはカンカンに熾た炭の出来上がり。


熾した炭はすかさず用意していた B-6君に移します。さあ、炭火の近火の威力発揮です。パンは油断すると黒焦げになるので付きっきりでこんがり焼きます。


ソーセージと卵はすき鍋で。


朝飯を食う頃にはタープシェルターの中はポッカポカの温室状態です。


それにしても強い風の中よく持ち堪えてくれました。

朝食後は始めボチボチやがてササささっと、最後はバタバタドタバタと正午の撤収に向けて動きまくります。そしていつもの光景といつもの台詞、、
「おかしいなぁ、、なんで帰りの方が荷物がいっぱいになるの?」
要は積み方なんです、わかっとるのです、はい。


帰宅後の奥さんの談

冬キャンプ11年目にして初の焚き火ナッシング、そして初の石油ストーブ使用。もっと早くにすれば、、と思ったでしょ? ずっと考えてはいたんですが、わが家のキャンプスタイルで石油ストーブを活かそうと思えば更にデカいテントに買い替えるか、アタシが苦手とするタープワークで温室を作らなければならず、今日まで青空キャンプだったわけです。

それにしてもアタシのタープ苦手意識なんとかならんものかね。ロープワークはボーイスカウトで習って以来全然苦にならないから良いのだけれど。

ponio でした。


あ、そうそう、、今回のキャンプで真っ黒黒スケになってゴシゴシの刑になったのは Quechua のケトルだけでした。  


Posted by ponio at 16:30Comments(0)熱源camp道具たち

2025年02月16日

俺たちゃ時代遅れなのか



「俺たちゃ時代おくれなのか?」と道具箱で冷たく眠るキレモノたちに柔らかな冬の陽射しを浴びせてあげる。今日はそんな日。ついでに『ピカール』で磨いてあげる。


CASE P10051L パッカーとはバックパッキングを共に楽しんだ間柄。90年代の米国製らしい粗雑さとスタイリングの良さが入り混じっている。



手前から CASE P10051L 、真ん中が GERBER FS Ⅱ、一番奥が Kershaw 1056。どれも磨けば光るブラスのハンドルやボルスターで身を固めている。ブレードは FS-Ⅱ を除けばよくあるステンレス鋼。彼らが店頭に並んでいたのは現代のようなスーパースチールが一般的ではなかった時代だからね。



ズシリと重い質感は手にした瞬間なぜか安心するんよね。手に馴染むというのかね。そのかわりポケットなんかに入れると重くてゴロゴロして何とも落ち着かない。これらを身につけるにはシース(鞘)が一番なのだ。ロックはどれもオーソドックスなバックロック。


kershaw 1056 の美しさは何といってもこのハンドル部。ブラスのボルスターとベークライトのハンドル材が見事に波長を合わせてうねっている。手にすると「これしかねぇべ!」というくらいにフィットする。重く固く使い良さは微塵も感じないが手離せない一本になっている。


思わず「カッコいい〜!」と言ってしまうイケメン。古き良き時代の GERBER の面影を残した一本。これも90年代の米国らしく作りは粗雑でブレードにも左右にガタがある。切れ味は素晴らしい。


コンパクトでバランスのとれたスタイリングの CASE のパッカーは数ある CASE のフォールダーの中ではどちらかといえば地味〜なモデル。現在は廃盤。これもブレードに左右のガタあり。ホローグラインドのブレードは良く切れるが刃持ちは特別良くはない。

「俺たちゃ時代おくれなのか?」と彼らに問われたら「君らは君らでいい」と答えてあげよう(その前に病院いけ!)。

追記


GERBER の FS Ⅱ はいつもメシを食う南向きのキャンプテーブルに常駐することになりました(その後キッチンの棚に異動、そのブレードレングスを活かして食材のカットという意外な職に就きました)。CASE P10051L は同社の COPPER LOCK と一緒にコーヒー豆の封切りに従事することになりました。


プラスではなくニッケルボルスター組の面々は言う、「美しければ生き残れるわよ」と。チっ!


あたしゃフォルムだけで生き残る!  


Posted by ponio at 12:02Comments(0)刃物道具たち

2025年02月01日

2025・2月の雑記 時々追記


今年も早二月。来週は今季一番の寒気襲来とか。
このところ休み無く日曜まで仕事が入って少々お疲れ気味なアタシです。



2台の FIRE BOX FREE STYLE ストーブを矯正する。購入以来キャンプやデイハイクで毎回のように持ち出され4〜3、4〜6、6〜8 とパネルの枚数を足したり引いたりしながら使ってきました。気がつくと2台のストーブのパネルが入れ替わっていたり、熱変形による歪みが出ていたり、ここらで少し手直ししてやろうかと全てのパネルを外してじっくりと観察。パネルの焼け具合などから各ストーブを構成していた4枚のパネルを特定し組み直しました。


この2台の FREE STYLE ストーブは購入時期が異なっており使用時間にも差があります。それぞれのストーブを構成する 4枚のにチタン製パネルの焼け具合や変形の度合いも違っています。実際のところ使用には全く問題ないレベルですが収納の際にパネルが少しずつ浮いて反発するようになっていました。使用時間が異なる 2台のストーブのパネル(計8枚)が分解掃除や組み替えの際に入れ替わってしまったのが原因でした。パネルを特定して組み直すとほほ平らに畳めるようになります。残る熱変形による歪みは 2台のストーブそれぞれに手で曲げ直します。


ほぼ平らに畳めるようになりました。


パネルの入れ替えと矯正が済んだ 2台のストーブ。パネルの変形などで脚も微妙に緩くなっていたのでほんの少し曲げてやりました。


二月最初の日は本降りの雨。今日は仕事で靴を脱ぐことがないためレースアップの Bean Boots を履いていきました。かなりの雨の中を自転車走らせましたが浸水は無し。専用のウールソックスがフカフカで履き心地は最高です。足元が守られている感じがなんとも言えない安心感があります。



昨日、仕事から帰った奥さんが車に積みっぱなしだったキャンプ道具をバタバタと降ろし出した。なんでも日曜に友人を何人か乗せて走らないといけないらしくバックスペースを空けておくためだとか。降り頻る雨の中をドタバタと降ろした道具の中にはダウンのシュラフやジャケットが含まれておりいずれも雨に濡れてしまった。自宅の暖房とサーキュレーターをフル稼働させ乾かすはめに。マーモットのダウンジャケットは大阪時代に買ったものだから20年以上、モンベルのダウンハガーは福岡に来てからだからそれでも20年近く経つ。マーモットのダウンジャケットは引っ掛けたり焚き火の火にトロけて補修跡だらけ。それでもいまだフカフカモコモコ。モンベルのダウンハガーもいまだ現役。長く使える道具というのはこういうものなんだね。


2月最初の日曜日はお仕事ざんす。ご主人の見舞いに通うお客様の付き添い。往復のタクシーの手配と移動介助、安全確保、観察と声掛け、タクシーに往復のコースを告げてあとは運転手さんの判断に任せる。車椅子や荷物の積み下ろしもアタシの仕事。病院ではアタシは入院病棟には入らず一階の超豪華なラウンジ、いやロビーにて3時間の待機。外来がなく見舞い客だけが時折り通る静かで暖かいロビーにて次のキャンプのことなど書き留めて過ごす。これも仕事也。


CAPTAIN STAG
ヘキサ ステンレス ファイアグリル M用
バーベキューアミ (No.UG-2021)購入。佐賀県の北山キャンプ場がまだ無料だった頃に一泊して見事に置き忘れ焼き網無しで4年ほど使っていました。今回、12年ぶりに復活しました。パチパチパチパチ〜。


CAPTAIN STAG
ヘキサ ステンレス ファイアグリル M用
目皿(No.UG-2028 )、こちらは買い替え。リニューアル。



約4年使ってもおボロボロです。使えないことはありませんがちょっと触れるだけでポロポロと表面が剥がれ落ちる状態なのでそのうち焼き切れるでしょうね。


底板はまだまだ使えるのでそのままです。


きゃー❤️ ピッカピカだぜ!おっかさん!


ウヒョー!さあ、復活してもらいまひょ!「わが家の焚き火台1号」

しかし、、これ薪を追加する度に網を外さないといけないんですよね。以前に使っていた時はスイスツールのプライヤーで持ち上げていました。これは焼き物など調理をする際にだけ使う物、そういうことで納得。


これはファイアグリルを使う上で欠かせなかったアイテムです。上の五徳はユニフレームのタフ五徳(旧品名)、下は大阪時代に買って Trangia バーナーの風防として使っていたメーカー不詳のファイアベースです。これと同じデザインの CAPTAIN STAG イージーファイアベースも持っていましたが呆気なくバラバラになって廃棄されました。このメーカー不詳のファイアベースは購入からかれこれ30年近く経ちますがまだまだ使えそうです。ユニのタフ五徳は置き忘れた焼き網の代わりに使われてきました。その名の通りダッチオーブンも乗せられるタフな五徳です。ファイアベースは開いて焚き火台の下に設置、吸気口から排出される灰を受けるのに使われてきました。


やられました、、これが夏ならゲリラ豪雨だったでしょうね。まさしく猛吹雪でした。この写真の雲の仕業です。福岡市早良区での仕事の帰りに凄まじい風と雪で目を開けていられず一旦自転車を止めます。ザックのサイドポケットからモンベルの折りたたみサングラスを取り出しそれをかけて向かい風の吹雪の中を突破。西区に入った途端にパタっと雪も風も止んで「なんじゃぁーこりゃああー!」となりましたわ。暫く走ってふと今さっき走ってきた方向を見るとデッカい雪雲の塊がありました。


ガチガチ震えながら自宅に戻りかじかんだ手でストーブをつけ生姜湯を作ります。この数日はこんな楽しいことばかり!(楽しーんかい!)


激しい雲の流れの隙間に真っ青な空が顔を出す。しかし、風が、、スゲーーー!体感は零度を遥かに下回る。くぅー、、しばれるねぇー。


わが家でほぼ毎日の様に使われている SOTO ST-310 とミニマルワークトップ(旧ST-3107)。いつも持ち上げ移動する際に脚が外れそうになる。一時期細引と輪ゴムと何かしらの金属片でストッパーを作って取り付けていたが一度持ち出した際に失くしてしまった。

現在はST-3107S なるストッパーが別売されており現行のミニマルワークトップ(ST-3401)には標準装備されている。


自称『ある物使い』の達人であるアタシは自宅にあった金属クリップを分解して新たなストッパーを作り取り付けました。シンプルながら効果覿面です。あとは二つの金具を適当な細引で緩〜く繋ぐだけ。


本日は霙のち大雪のち猛吹雪のち寒暴風でした。両眼涙溢れ鼻水滝の如し。寒かったー!


ここ福岡でも気温零度を下回る朝が年に何度かはある。今朝がそれ。ベランダのメダカ鉢は見事に凍りついておりました。雲は相変わらずの崩れかたで耐え切れなくなった部分から地上へ雨や霙、雪を降らせます。今朝はケトル三頭体制です。「大きな薬缶でええやん!」てな感じですがこれらにはそれぞれ役目があるのです。手前の マルタマ・ケットル 1.5 L はわが家のメインケトルで火から下ろした後も湯温を保ってくれるスグレモノ。美しくこの数年毎日使っても変色一つしない流石の日本職人芸。コーヒーのドリップはこれでやります。一つとんで三番目はキャンプでもかなり使われて今は自宅のサブケトルとして日々活躍している GSI グレイシャーステンレスケトルです。空焚きして底が何変形したけどまだまだ現役。現行品とはデザインが異なりますが何よりこの開口部のデカさは他のケトルには無い使い良さです。普段は最近「白湯」ブームの奥さん用に沸かしたての状態で蓋を開けて置いておいてあげます。またお湯のストックに使う Klean Kanteen の容量とピッタリなので重宝してます。最後に真ん中は新入りでいきなり焚き火の洗礼を受け真っ黒に焼かれて帰ってきた Trangia 1.4 L ケトルです。いつもはキャンプでしか使われませんが今朝はお湯がいつもより多く必要でしたので持ち出されました。この中で唯一のアルミケトルで容量の割に早く沸騰する便利なケトルです。


今年も長崎の離島に暮らす義理の姉から搾りたての「つばき油」が届きました。人が放して野生化したタイワンリスに食い荒らされながらも果敢に石つぶてで追い払いカテシと呼ばれる椿の種を守る義姉の姿が思い起こされます。熱したフライパンに垂らすとなんとも言えない甘い香りがします。




はるか異国の国おフランス ARCOFRAM の耐熱ガラス鍋はあたしが小さなリサイクルショップで見つけ千円も出さずに買ったものです。わが家のキッチンではしばらく姿を見せませんでしたが昨日鋭意捜索の末に発見。無事現場に復帰しました。復帰後初の仕事はゆで卵でした。


娘の誕生日に奥さんが焼いたキッシュ。パイ生地の縁がまるで阿蘇の外輪山の様です。昨日はその誕生会の食事を奥さんと二人で次から次と作り食わせて片付けるを『あうん』の連携技で乗り越えました。


今夜のおかずはクロムツの丸干しをじっくりと焼いたもの。これに三日目の豚汁に新鮮な小葱を足して汁物とし、細かく刻んだきんぴらごぼうと万能ネギを加えて焼いた卵焼きでした。





本日建国記念日は奥さんと八女市の福島町に行ってきました。これがまた皆さんしっかり休んではって観光客も殆どおりませんでした。うちはと言うと行きつけの食器屋さんでお酒を呑むための小さなグラスを買って昼飯も食わずに帰りました。



うちは耐熱ガラスのサーバーをよく壊します。というか、よく割れるのです。殆どが使用中ではなく洗い物の際に他の食器に当てて割ってしまいます。そして今回は奥さんが勤め先のフリマにてパイレックスのコーヒーサーバーを射止めてきました。どうぞ今回は割れませんように。


蕾菜の季節になりました。茹でて酢味噌でいただきます。



今朝米国のナイフディーラーからのメールを開いたら GERBER L.S.T のニューモデルが新発売されているのに気がついた。いつもならサササッと流し見して終わるメールだけど L.S.T とくれゃ見ないわけにはいかないアタシです。むむむ、、相変わらずの超低価格(日本円で¥3.800ほど)、鋼材は 440A となってワイヤータイプのポケットクリップが付いている。1980年代初頭の初代(ブラッキー・コリンズのデザイン)から何代目になるのかいな?日本で発売されるのは少し先になるだろうが価格は¥5.000台かな。果たしてこれにあ¥5.000出す価値はあるのか? やっぱり L.S.T は米国のスーパーあたりで棚の上に置かれた日用品的価格じゃないとね。長年 L.S.T を愛用してきたアタシには気になるニュースだが。

このモデルには Gerber LST Ultra という製品名がつけられている。上のワンハンドオープニングモデルとはブレードのデザインが違っている。鋼材は前作までの 420HC となっていて価格も少しだけ高い。

自宅で日々使うキレモノはいくつかあるけどそれらはある条件で自然淘汰されて生き残ったものばかりだ。その条件とは、軽いこと、扱いやすいこと、切れ味を簡単に回復できること。鋼材は440C だろうが420HCだろうが良く切れる状態であれば全く問題ない。少なくともアタシの日常では今流行りのスーパースチールである必要など全然ないのだ。上の写真は安価な鋼材を使った GERBER のキレモノだが研ぎやすくいつでも良く切れる状態にしておける。操作感は快適で軽快。切れ味は滑らかで癖が無い。製品自体は90年台後半の物だけど今なおバリバリの現役ッス。


新鮮なイワシが手に入ったので今夜はこれの煮付けにしましょう。リサイクルショップでタダ同然で手に入れた『無水鍋』にイワシを並べ酒、醤油、砂糖、梅干しでコトコト煮詰めます。無水鍋は蒸気を逃しつつシーリング効果で適度な圧力を掛けられる調理器です。うちのは分厚いアルミ製なので熱も均等に回ります。「おいしゅうなぁれ」



かれこれ10数年は使っているスウェーデン軍のカップ。ラーメン食ったり鍋を取り分けたり雑炊よそったり勿論コーヒーやお茶もね。いつもちゃんと洗ってはいたんだけどいわゆる茶渋みたいなものが着くんよね。今日は気が向いたのでちょこっと気合い入れて茶渋を落としてあげました。


こんな偶然って、、あるのか
本日、午前と午後にそれぞれ一度全く100%完全に心当たりのない電話番号からアタシのスマホに着信があった。たまたま電話をとることができなかったのだが相手は市外局番で愛知県豊橋市となっていた。「ふん、どーーーせ間違い電話やろね」と全く気にも留めずに仕事の準備をしていた。すると今度は午後になってまた同じ局番から着信があった。今度は一旦意識的に無視して電話が切れると同時にその番号をネットで検索すると、、、ぬわぁーーんと!
『新富士バーナー』と出た。新富士バーナー営業部出荷チーム。むむむ、、なんやなんや!豪華景品でも当たったか?そんなもん応募してしたことない。就職の面談の話か?そんなもん願書送った覚えもない。それともホワイトガソリンが充填されたOD缶でも発売になるのか?いやいやそれはアタシの妄想だった。むむむ、、、クレーム、注文、問い合わせ、それも出した記憶はない。アタシ自身は新富士バーナーさんのストーブを長年愛用してきてつい先日もこちらのブログでミニマルワークトップの脚抜け落ち防止策を書いたばかり。なんだか気になってきましたので意を決して(それほどのものか?!)着信にリダイヤルしてみると、、

「はい、新富士バーナーです」と若い女性の声。カクカクシカジカと着信があった件を伝えると直ぐに調べてくれまして結果「おそらく、、まちがいではなかろうかと、」とのこと。そこでアタシから「新富士バーナーさんってSOTO さんですよね?」と問い直すと電話の向こうからでもわかる笑顔で「はい!そうです!」と電話対応の方。アタシ自身、「新富士バーナーさんのストーブを何年も使っております!」「ありがとうございます!」などという明るいやりとりで電話を切ったのだが、なんとまあ〜こんな偶然あるのか?


6年前の今頃、仕事先のお宅での一枚。このお宅では毎年ちょうど今時期に庭の橙の収穫をする。収穫した橙はスロージューサーで搾って蜂蜜を加えさらに薄めてジュースにする。残りは写真のように半分に切って庭木に突き刺し鳥たちにあげる。このお宅も今は家主が亡くなり二軒の新築が建っている。


梅が咲き出しました、さあ二月も終盤です。


ハリャ〜〜!ぬわぁーんと!行方知れずだったスノーピーク TREK 1400 の蓋(フライパン)が出てまいりました。ここ何年か着ていない冬用のアウターを引っ張り出したところその下に隠れておりました。何年振りの再会でしょう!

一年前(2024年1月)に販売店を通じて取り寄せた二代目との刻印比較。さて、どちらが新しい方でしょう?答えは刻印が消えそうに薄い方ざんす。行方知れずだった蓋は今から10年ほど前に買った TREK 本体に付いていたやつです。古い方が刻印がハッキリ!クッキリ!とは。メーカーさんの盛衰を感じます。


「すんばれるねぇー」→「しばれるねぇー」→「めっっちゃ冷え込むわー」と三段活用が飛び出るほどに凍れたキャンプでした。山を甘くみてはいけない!

テントから顔を出した奥さんが思わず叫ぶほど雪が降りました。風も強く吹雪の中、冬キャンプ11年目にして初の焚き火ナッシングなキャンプでした。


二月の厳冬キャンプでは焚き火をすることもなかったためキレモノはパックを開けたり食材をスライスしたりとそんな使われ方。ESEE の IZULA Ⅱ はキャンプの間中ずっとネックナイフとして首からぶら下げたシースに収めて使いました。普段はこの IZULA の様な炭素鋼のキレモノでは食材を切ることは無いのですが今回はネギや他の食材を刻みました。帰宅後にチェックすると、、やはり錆が浮いていました。とはいっても切れ味が変わるわけで無し何の支障もありませんが気分の問題なので研ぎ直しました。

研ぐと言ってもいつもの1000番から2000番くらいの使い古しの耐水ペーパーでシャカシャカとストロッピングするだけです。

はい、5分ほどで元通り。


果てしなき宇宙に散らばる無数の星々、、ではありません。これ今回のキャンプで使った Trangia のアルミケトルの内部です。利用させて頂いたキャンプ場は水場が地下水です。この水を沸かすとアルミケトルはこうなります。もちろん、人畜無害ざんす。

でも、これも気分の問題なのでいつもの様にレモンのスライスをコトコト煮込んで綺麗にしました。そのあとはお決まりの米の研ぎ汁コーティングです。


昨年購入し年末年始と今回の二月キャンプを経たトランギアケトルは既に古びたアルミヤカンの雰囲気です。あたしは焚き火で焼かれ真っ黒になれば必ず磨き直して使います。そうやって長年やってきました。このトランギアケトルは今や古い登山用品店の片隅に凹んだりくすんだりして埃を被った古き良きアルミ製品の面影すら漂っています。



先日のキャンプで使った FIRE BOX ストーブを手入れする。いつもは帰宅後直ぐに勢いそのままで手入れをしますが今回は荷運びをひとりでやったのでアタシ自身がバッテリー切れでした。この FIRE BOX ストーブは強風のため火を焚いたのは一度だけ、翌朝にアルコールバーナーを組み込んでオガ炭を熾すのに使っただけです。炭を熾した際にファイアーグレートと呼ばれるオプションの中板(チタン製)が熱変形しました。ストーブ本体もチタン製ですがチタン製品と熱変形はつきものです。丈夫なので薄く造れる、軽くて丈夫がうたい文句のチタン製品ですがこの程度の変形は普通に起きます。使用に差し支え無いのでこれもまた味なのでしょう。  


Posted by ponio at 20:53Comments(0)刃物camp道具たち日常使い