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2017年03月11日

いただいたコメントにお答えして トランギア

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いただいたコメントにお答えして

『アルコールストーブの魅力とは』、、と聞かれたら?
それは『何故アルコールストーブなの?』と聞かれた時と同じ理由が浮かんできます。

ナチュログに初めて投稿したのも《愛しのTrangia》でした。その後、アルコールストーブに関するアップをする時、僕はいつも《これで十分!》と書いてきました。
それに《汎用性》と今なら《超拡張性》と答えるでしょう。

いただいたコメントにお答えして トランギア

《これで十分!》

僕はこれまでガスやガソリンを使うストーブも使ってきました。最初に買ったのもガスのシングルバーナーでしたし、長期のバックパッキングに持ち出すストーブはいつも決まってガソリンストーブでした。その合間合間にアルコールストーブを使ってきたわけです。そしてガスやガソリンに走った後で再びアルコールストーブに戻った時にいつもきまって《これで十分!》と感じてきました。勿論、ガスやガソリンの良さも使うたびに実感しますが。

いただいたコメントにお答えして トランギア

過去に何度も書きましたが僕は若い頃の2年間をアルコールストーブだけで煮炊きや炊事をして生活した経験があります。その間一度も不自由を感じたり失敗したことがありませんでした。単に記憶がないだけかも?いえいえ、確かなことはアルコールストーブはちゃんと結果を残してきたということです。その2年間の経験は僕に単なる野歩き山歩きの道具としてだけではない、日々の生活も支えてくれた道具としてのアルコールストーブを強く印象付けてくれました。

今思えば当時かかったアルコール燃料代の方が本来のガス代より高かったのは言うまでもありません。別に料金未払いでガスや電気が止められていたわけでもないのに引っ越し直後から好きでそのまま使っていたのです。でも、飯はちゃんと作っていましたよ。少なくともカップラーメンやレトルトの食生活ではなかったです。

いただいたコメントにお答えして トランギア

お湯を沸かす時に時間を測ればガスやガソリンを使うストーブの方が短時間で済むことがわかります。メーカーが提示する火力出力などのデータも、調理の際に火加減が不可欠な部分もガスやガソリンを使うストーブの方がアルコールストーブより火力が強いことを物語っています。しかし、アルコールストーブは時間的な部分を除けばそれらと同じ結果が得られるのです。お湯を沸かせばちゃんと沸くし、煮炊きもできる。
つまり結果は《出来た》なのです。

いただいたコメントにお答えして トランギア

アルコールストーブの弱点(欠点ではない)は風に対する弱さです。この部分を知ってそれに対処して使えば結果はいつも同じで《出来た》です。点火用のマッチやライターなどを忘れるといった根本的で痛恨の一生の不覚的ミスがなければ、そして守るべきことを守って使えば
アルコールストーブはいつだって《これで十分!》なのです。

いただいたコメントにお答えして トランギア
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野山を歩く時に持ち出すなら五徳と風防があれば事足ります。石があれば石で囲い風を防いで鍋やケトルを乗せることも出来ます。僕はそうやって使ってきました。ソロで行くなら尚のこと最少限度に抑えられる、それでも結果は同じです。《これで十分!》

いただいたコメントにお答えして トランギア

アルコールストーブはお湯の早沸かし選手権に出場するためのストーブではありません。点火したらのんびり待てばやがてケトルは白い湯気を上げますし、ラーメンも鍋も煮えてくれます。ここにアルコールストーブの持つ独特の空気感や雰囲気があるのです。

《超拡張性》

以前はメーカー純正の周辺パーツが殆どを占めていましたが今では超が付くほど多くの備品がアルコールストーブ用として売られています。

いただいたコメントにお答えして トランギア

Trangia のアルコールストーブはそれ単体では使えません。これは調理システムの核となる熱源なのです。アイアンマンで言うならリアクター、宇宙戦艦ヤマトなら波動エンジンってところでしょうか。

いただいたコメントにお答えして トランギア

ある人はこの小さなアルコールストーブに最小限の部品を乗っけて五徳とし、簡単な風防、ウインドスクリーンで囲って使うでしょう。でも、ある人は組み立て式のウッドストーブに組み込み、また別の人はメーカー純正のストームクッカーに組み込んで使うでしょう。こうやって多くの人は自分なりのアルコールストーブシステムを作り出し、工夫し、組み替え、新しい何かに飛びつき、また元に戻り、そんなことを繰り返して使っています。
(自分だけか?)しかし常にその核となっているのはアルコールストーブなのです。まさにアイアンマン的リアクターですね。

僕は(ブログでは〈私〉と慣れぬ書き方してますが)
この手のひらサイズの小さなストーブが出来るいろんなことを見てきました。近年、ドロップダウンしにくいガスのシングルバーナーや風に強いストーブ、ガスとガソリン両用のストーブなどが出てきて、それらを体験すると『ムムム〜〜』とその性能に驚かされることも。その度に『やっぱガスは手軽で早い!』とか『やっぱガソリンやわ〜〜』と優柔不断八方美人な一面がニヤニヤとヨダレを垂らすこともありますが、、それでも通販で即日納品送料無料のアルコール燃料を仕入れ、その日の気分で周辺パーツやクッカーを入れ替えアルコールストーブと野山を行くとき僕は気軽で手軽で自由なのです。

実はいま僕はこのアルコールストーブ、Trangia について
個人的に入口的な本を出そうかと原稿と写真をため込んでいる最中です。それは気が向いた時か何かが降りてきた時にしか手をつけませんがいつか(いつになるやら)誰にでもわかりやすい入口的な本(冊子)にしたいと思っています。

Trangia、アルコールストーブの魅力がほんの少しでも伝われば幸いです。僕はアマノジャクなので世に言う《アルスト》という言い方が好きではありません。だからいつもTrangiaバーナーと書いています。

KLEINさま

ponioでした。


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今日も浜にて。


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この記事へのコメント
そうですか(^^)
お役に立てたなら幸いです。
アルコールストーブは工夫と創造で世界がグワーンと広がります。是非、足を踏み入れて泥沼にはまってみてください。

ponio
Posted by ponioponio at 2017年03月12日 20:00
ponioさんこんばんは(*^^*)☆

トランギアバーナーのメリットデメリットについて解りやすく解説していただきありがとうございました(^∧^)

僕の相方のうちとろさんにこのブログを見せた所アルストの購入を決めたみたいです(^o^)

実は僕ももう1つシングルバーナーを買おうか迷っていて候補に入っていました。
この記事を拝見してやはりトランギア買おうと思っています!ありがとうございました(^∧^)☆
Posted by KLEINKLEIN at 2017年03月12日 19:34
おみち様、恐縮です、ありがとうございます。
ただ好きなだけなのです。だからあまり突き詰めて深く掘り下げることもしません。ただ日常の中で見る道具や風景が好きなだけなのです。
またお越しくださいね。
Posted by ponioponio at 2017年03月11日 15:07
はじめまして。おみちと申します。
度々お邪魔してはponioさんの文章、写真から溢れる道具愛、野山への想いに勝手ながらに感動させていただいております。(^^;)私の拙い文才では、表現出来ない様々な道具の表情をこれからも楽しみにしてます。
(ᵔᴥᵔ)
Posted by おみち at 2017年03月11日 12:30
 
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