2024年11月02日
11月の雑記 時々追記
こんにちは、ponio です。今年も残すところふた月となりました。暑すぎた夏も去りしつこい残暑も消えて北風が涼しさを運ぶ季節となりました。
街路樹の葉っぱも色づいてきました。
2024/11/01 早朝から2ヶ月に一度の早出の仕事を終えて昼前に一旦帰宅。ちょこっと手をかけシットリフワフワのホットケーキを焼く。市販のミックスにメレンゲと溶かしバターとヨーグルトとラムエッセンスを加えて二つのスキレットでじっくり焼き上げました。はじめは小さなスキレットで片面を焼きフンワリと膨らんだところで余熱しておいた大きなスキレットに移し反対側を焼きます。最後にチョコシロップをかけて。これが何とまあフワフワのシットリ、モチモチでウメェのなんのってアータ!
土砂降りの一日をおえて。外は激しく夜雨っております。フュアハンドランタンに使ってイマイチだったパラフィンオイルの残りを使い切るために買ったペンギンさんのオイルインサートに火を灯し忙し過ぎた今日一日を振り返る、なーんてね。
今年も奥さんの誕生日に靴を贈る。この何年か同じブランドの靴をプレゼントしている。去年は歩きやすさを優先した底が薄いタイプ、今年は厚底。手を使わなくても脚を振るだけでストラップが掛かるマグネット仕様、まさにうちの奥さんにうってつけだ。
今年も年末は夫婦二人で行方不明になる予定。
去年の年末から今年の正月は奥さんの故郷、長崎の離島でキャンプと意気込み出かけましたが、これがとんでもねぇー暴風雨で3泊のうち2泊を奥さんの姉のところに居候させて頂きました。最初のコロナ禍だった年を除きアタシんちの年末年始野営はかれこれ10数年になります。大体は2泊3日ですが焚き火に燻され『燻製人間』となって帰ってくるのが常です。
10数年前に買ったグレゴリーのパデットショルダーです。この何年かは奥さんが愛用していました。久しぶりにジッパーを開けてみると、、うーむ、、香しいウンコ臭。中に手を入れて確認するとあの独特のベトつき感。はい、そうです、ウレタンコーティングが湿度で劣化する加水分解です。重曹と水のペーストで根気よく拭き取るか諦めるか、迫る選択!
月も11月に入ってようやくわが家の金木犀に花がつきました。
今朝はコーヒーの挽き方が粗過ぎたので久しぶりにパーコレーターで沸々やりましたが、味も素っ気もない茶色いお湯でしたわ。ああ、これで初めて淹れたコーシーの味が忘れられん!
自宅で何かと活躍しているビクトリノックスのアウトライダー(赤、スライドロック)。もう一本あるアウトライダー(黒、ライナーロック)は現在鋭意捜索中。いつも入れてあったキャンプ道具ストッカーには見当たらず、、「おーい!どごさ行っただぁ〜!」と探す日々です。
本日のムッシー
本日のムッシーたち
娘の娘が可愛いがっているハムスター、通称『ねずみ』と久しぶりの対面。相変わらずちょろちょろしやがって、チッ!かわいい奴め。
MSR ポケットロケットの初期モデルです。2013年購入なのでもう11年も前です。長い間、仕事や山歩き、キャンプなどに使われてきました。機構も機能も単純明快でガスキャニスターストーブとしてはかなり凄まじい燃焼音を奏でます。
このポケットロケットは真上に伸び上がる様なフレームパターンですがクッカーやケトルの底面に当たることで綺麗に広がり局所的な加熱ムラを軽減してくれます。三点のポットサポート(五徳)はソロ用のクッカーを乗せるには全く問題ありませんしキャンティーンカップのような歪な底面でも乗せられます。が、この三点支持のポットサポートは広がり方が小さいため容量の大きなクッカーや特にフライパンを乗せた時に不安定となります。大きな底面のクッカーを乗せる際に中心部を外す可能性があるからです。乗せたつもりが前後左右どちらかに偏っていた、ハンドル付きのフライパンなどは下手をすればひっくり返ることもあります。ただ、この小さなストーブはあくまでソロ用として割り切った製品ですのでそこは使う側の意識づけが大切です。
長年愛用してきたこのストーブですが数年前に煮立てたものを吹きこぼしてしまい、それ以来フレームが偏る様になりました。上の写真は火力調整を弱から中火にした時のものです。お分かりになりますか?バーナーヘッドから噴き出す青いフレームに一部『欠け』が見られます。
更に中火から強火に火力を上げると、、『欠け』の部分が大きく広がっています。ただ、フレームは360度均等にクッカー底面を覆っているのです。バーナーヘッドの他の部分はフレームが綺麗に立ち上がっています。これはリフティングと呼ばれる現象だと思われます。
バーナーヘッドからフレーム(炎)の一部が離れ上方で燃焼している。このリフティングと呼ばれる現象には当然原因があるのですがクッカーを乗せずに燃焼させた場合、またはリフティングが起こった際にクッカーを少し持ち上げてやるとこの現象はおさまります。
矢印の部分だけフレームが飛んでバーナーヘッドに取り付けられた小さなウインドスクリーンが見えています。マジックリン漬けや熱湯漬け込みもやりましたが効果なし。どうやら炎孔の詰まりではなさそうです。ただ、普通に湯沸かしも出来ますし火力も以前のまま、まぁこれでええんかな?と言うことで本人(ポケロケ)には言い聞かせています。
本日のムッシーは『カマキリいないかなぁ〜』のリクエスト応えてくれた秋色カマキリ、しかも背中に小さなオスを背負ってます。アタシの本日の昼メシの残りのハムをお裾分け。見事に食いついております。
先日から家中を探し回って鋭意探索中であったビクトリノックスのアウトライダー BKが車載バッグの中から発見されました。ロープや折りたたみショベルやノコ、救急品やマルチプライヤーなどと一緒に隠れておりました。というわけで、捜索隊は解散。
ついでに3台の車に積み込まれて今日に至るマルチツール、初代 LEATHERMAN Super Tool を車載から引き揚げ手入れをしておきます。長年、アタシが大阪にいた頃から仕事で使われ満身創痍の年季物です。しかしこの頃の LEATHERMAN はとりわけ頑丈で今なおどのツールも問題なく使えます。かれこれ20数年は経っているのに。
車載品から発見されたビクトリノックスのアウトライダーは後発のライナーロックモデルと同じツール立てながら重量は先発のスライドロックモデルより20g 以上重くなっています。ブレードは同じ長さですが厚みとデザインに違いが見られます。
そして何より、これは前から何度も書かせてもらっておりますが後発のライナーロックモデルはブレードの研ぎ面がかなり大胆になっています。その分、切れ味は従来のビクトリノックスとは違いザクっと大きく削れる感じです。
これも以前に書きましたがブレードの位置も先発のスライドロックモデルとは違ってややセンター寄りです。
ハサミの位置もハンドルのスイスクロス側から見た場合、先発のスライドロックモデルはブレードの手前に、後発のライナーロックモデルはブレードの奥に位置しています。ハサミだけを使おうとした場合、アタシ個人は先発のモデルの方が使いやすく感じます。
lionsteel の M5 はとても良く出来たキレモノですが唯一、イタリアンレザーのシースだけが使い勝手悪くこれまで一度もこれを身につけて使ったことがありません。この洒落て縫製も色付けも良く出来た革製シースには二点の欠陥(あえてそう言おう)がある。一つ目はホック付きのストラップ。これは前にも書きましたがストラップが革製でホックタイプなのに補強がされていない点です。
このストラップは革製であるため一度柔らかくなるとこの様にホックの先端部分が外す方向にめくれてしまいます。米国の実銃用ホルスターで革製の物はこのストラップにスチール製の小さな板を貼り付けて先端がめくれ上がらない様にしてあります。ここがめくれるとホックのキレが悪くなり銃を抜くという緊急時には致命的な遅れに繋がります。ナイフの場合はそんな緊急時は無いと思いますがホックのキレは良い方が絶対に使い易いのです。
欠陥その2はベルトを通すためのループです。このシースのループ部は別パーツでシース本体にしっかりと縫い付けられていますがナイフを引き抜く際にループが大きく開いてシース本体が上に持ち上がってしまうのです。外しにくいホックを外しナイフを引き抜こうとしてもシースが一緒に持ち上がる感じです。これを解決するにはこの大きなループの開きを小さくしてやること(接着や縫製で)、またはもっとフレキシブルなアタッチメントを付けることです。
こんなのをね。
たしかに上の様なベルトハンガーなどを買って取り付ければスマートなのですが、そこは有る物使いのやっつけ仕事なアタシです。タープ設営に使う三角カラビナとビクトリノックスのキーホルダー、Wichard のセーラーカラビナを組み合わせて使うことにしました。
いつかアップするつもりですが、ナイフのシースというのは意外と使う側に立って作られていないと感じますね。抜く方が優先された作りでナイフをシースに収めることを後回しにした作りの物が多いのです。抜く方も収める方もどちらもストレスなく出来るシースはなかなか見つかりません。
日曜日、雨の午後。午前中に用事を済ませて昼下がりは機能停止して過ごす。少し肌寒いので温かなミルクにブラウンシュガーをひとサジ入れて熱々のエスプレッソを注ぐ。ストーブはポケットロケット。微細な火力調整はお得意のもの。弱すぎず強すぎず程よい広がりのフレームで加熱する。ミルクを先かコーヒーを先かで風味が変わる。今日はミルクが先。夜は四日目の『おでん』とビール。
MORAKNIV の 860M です。研ぎ直しました。シルクの様な滑らかな切れ味(どんなんや)。860 コンパニオンは現代 MORA の基本モデルです。アタシの 860Mは Sandvik 12C27 ステンレス鋼です。当時米国のブレードに慣れたアタシには目の覚める様な切れ味に感じられました。それももう11年ほど前の事です。キャンプにもデイハイクにも度々持ち出されその素晴らしい切れ味を遺憾なく発揮してきました。しかしアルコールやガス、ガソリンといった液体燃料系ストーブバーナーから焚き火へとキャンプの熱源が変わった頃から大きな薪を使う様になり、それにつれて更に強度の高い頑強なキレモノを求める様になりました。一時期この素晴らしいキレモノも出番が少なくなり最近では避難持ち出し品の中に入れられたままでした。しかし、改めて手にしてみるとこのキレモノはやはり傑作なのだと強く感じる今日この頃です。
朝イチのコーヒーを淹れる、この何年かはミスドの実店舗用だった中古のカップが定番だったけど今朝は久しぶりにスノーピークから大昔に販売されていたコレールのカップ。今にして思えば、【 snowpeak 】のロゴ入りコラボの始まりみたいな商品でしたね。このカップとは長い付き合い、30代の頃、東海道・中山道、その他街道や海道の歩き旅に必ず連れて行った。ストーブは同じくスノーピークのギガパワー『地』でした。このコレールのカップは割れるとかなり細かな破片が飛び散る様ですがアタシ自身これを連れの分までいつも二つ持って旅をしていました。テントやシュラフ、着替えなどと一緒にザックに詰め込んで歩いていましたが壊れることはありませんでした。当時憧れであったチタン製品とは一線を画す暖かみのあるコレールのカップが好きでした。今もね。
街道歩きの三種の神器。snowpeak ギガパワー地、コレールカップ、MSR チタンポット。飯は行く先々にある食堂や駅の立ち食い、宿は民宿、チープなホテルや旅館、時にテント。風呂は町の銭湯や温泉、移動は電車バス船そして基本は歩き。
大阪に本社がある池永鉄工さんの『すき鍋』です。キャンプ用です。サイズは20cmと LODGE のスキレット8インチとほぼ同サイズです。高価な南部鉄器ではありませんがうちにはこれで十分でござる。厚みはLODGE のスキレットよりあり重さも明らかに重い。鍋肌は粗く油馴染みが良い。サイズ的に男ならソロ用、うちは二人でつついて食べ切り確実なので蓋は要らぬのじゃ。さあ、これから年越しキャンプまで鍋育ての日々が始まるでござる。
Amazonの送料を無料にするために加えた備品。BIC のライターはいくつあってもいい。
注意!11月も中頃を過ぎたのにまだマダニ!
これは勤め先にある小さな菜園の草取りをしたうちの奥さんにくっ着いてた奴。吸血前に気がついて奥さんさんが自分で取り除きました。それをアタシが粘着テープで捕獲、マダニ感染症であるSFTSに備えて捕獲したマダニを保存。
自宅南側の窓に取り付けてあった日除けのシェード(厚めの不織布)の巻き上げコードが劣化で切れてしまったので修理する。スイスアーミーナイフの缶オープナーでコードの基部のステープラーを外す。この作業は缶オープナーお手のもの。
次にハサミを出して切れた元のコードをカットして取り外す。
ATWOOD のマイクロコード(1.18mm)を適当な長さにカットしてBICのライターで切り口を軽く炙って焼き固める。この時大切なのは軽く炙るということだ。先端が大きな玉になるほど溶かさないようにする。ここで焼き留めた部分が大き過ぎると蛇腹式の不織布や最後の難関であるストッパーの間を通すのに苦労する。
2本のコードを通し終えたらカーテンレールにドライバーを使って固定する。ピンセットは最後の難関であるストッパー部分に2本のコードを通す際にガイドの役目をしてくれる。
コードの交換終了
あればあったで何かと使えるコード類、そしてスイスアーミーナイフとライターです。
自宅やキャンプで長年使ってきた黒皮鉄板のフライパンで朝メシを作る。このフライパンももう12年になる。この日の朝メシは食パンの卵包み。味付けは間に挟んだスライスチーズの塩気だけ。
小説家であり釣り師で旅人でもある開高 健さんの旅スタイル。こんな旅したいもんです。
すっかり秋の空ざんす。これ結構朝早いんです。体感は『寒!』です。
とあるクリニックの前で。日向と日陰の温度差が大きい。風は昨日から強く日陰ではポケットに手を入れたくなるほど。あの狂った夏とその後のしつこい残暑に比べたらホンマ天国ですわ。
この季節のこの時間にだけテーブルのケトルに陽が当たる。いつもはダークブラウンのハンドルがこの瞬間まさにベークライト色に変わる。美しや〜。
奥さんが長崎に出張、前日にカレーの材料を買っておいてくれたので昨日はひとりカレーを作る。久しぶりに LODGE のコンボクッカーを引っ張り出し深型の方でタマネギをじっくり炒め馬鈴薯と人参を加え、フライパン代わりの蓋で肉を炒めます。肉と野菜、そこへ前日夜の煮物(和食)の煮汁と水を加えて30分ほど弱火で煮込みます。具材に火が通ったら一旦火を止めカレールウを割り入れそこから10分ほどトロ火で煮込みます。別にこれといった特別なこだわりも本格的なスパイシングもありません。煮物の汁を加える以外は普通のカレーです。ご飯は前日に炊いて冷凍しておいた玄米ごはんです。食事が済んだらカレーを別の鍋に移して冷蔵庫で保存します。使うのはティファールの鍋と密封リッドです。理由は翌日再び火を通す時にカレーがこびり着かないからです。普段は使わないティファールもカレーやシチューの温め直しには便利なのです。
2024年10月03日
十月の雑記・時々追記
八月の酷暑猛暑が過ぎても九月は更に暑い残暑でやんした。ほとほと嫌気がさしておりましたが気がつけば十月。昼間はまだまだ暑いのですが背中をジリジリと焼かれる感覚が少なくなりました。あとは朝と夕方の強烈な日射残照だけ、がんばるべ。
今年は何もかもが季節外れに思えました。今頃になって河川敷の河口付近の土手に彼岸花がビシバシ吐き出しました。蕾もまだ多く、約ひと月遅れといった感じです。
2024/10/01 の空模様。メェーメェー羊雲ざんす。
そして2024/10/02 は朝からしっかり雨となりました。洗濯して低温アイロンや撥水スプレーしても自転車で一時間も走ればこの通り。それでも気温が20℃前後なので蒸れはあまり感じず。
昨夜の名残り。昼間の暑さを凌いだ後で夕方のしつこい残照の中を散歩の付き添いに約一時間、帰ってから氷を加えた炭酸水をガブのみしたら朝から腹の調子がおかしく夕食後にしくしくと痛み出した。うーむ、嫌〜な痛みやなぁ〜と整腸剤飲んだりホッカイロお腹と背中に当てたり、トイレに何度も出勤して夜を迎えた。横になってもお腹の調子は治らず夜中何度も起きてはトイレと寝室と居間を行ったり来たり。最後はお湯を沸かして紅茶を茶葉から淹れて啜って飲んで遂に眠りに落ちた。しくしく腹には紅茶効くアル。朝起きてテーブルの上の湯沸かしセットを見て「はぁー昨夜は激しい闘いやった」とひとり頷くアタシです。
午前中の仕事を終えて雨の中を自転車走らせ帰ってきた。これが数日前なら冷たい飲み物をクピクピと喉を鳴らしてガブ飲みしたことだろう。今日はまだ腹の調子が万全ではないので温かな生姜湯と昼メシはお粥さんである。トホホ
2016年 iPhone 7plus に乗り換えた際に携行用として使い始めたスマホケースと KEY BAK のセキュアキーホルダー。現在は iPhone 14 ですがこの組み合わせは変わっていません。アタシ的にはいつどんな時でも腰に手を伸ばせば直ぐにスマホを取り出せしかも落としたり椅子に座っても引っ掛かって邪魔にならない、ケースを付けたり外したりもワンタッチなこの組み合わせは今なおベストだと感じます。ただ、一日のうち仕事で何回もスマホを出したり入れたりしているとステンレス板を曲げただけの KEY BAK の方が 軽く変形してきます。特にケースを取り付ける際にいつものカチッという音が鳴らなくなります。そんな時はセキュアキーホルダーの中バネを曲げ戻してテンションを強くしてやるとまた数ヶ月はそのまま使えます。iPhone7plus から8年、ケースの方はその際に買ったものをそのまま使っています。セキュアキーホルダーは二代目ですが初代もまだ別の用途に使われています。道具も日常的に使うものはストレス無く使えて長持ちする物に限ります。
仕事で立ち寄ったコンビニの隣の家の柿の木です。季節が移りゆきます。しかし昼間の暑さは相変わらずです。昨日は朝9時から夕方18時までトイレにも行けないくらいのバタバタ仕事の連続で、もちろん昼飯抜き。流石に夕方近くにハンガーダウンの気配が漂い出し慌てて近くにあった自販機で屈辱のデカビタCを買い一気飲み。それから最後の仕事に向かいましたが程なく限界を迎え立ち寄ったスーパーでゼリー飲料とペットボトルの水を買いこれも一気飲み。最後の上り坂を小さな自転車漕いで上りきり仕事済ませて帰りは幽霊の如く下り坂を下る。自宅に帰りタイムスリップした原始人の如く手当たり次第に食い物を口に放り込みルパン三世状態。体に良いわけありませんわ。
そんなアタシのリクエストに応えて奥さんが『お稲荷さん』を山ほど作ってくれました。ここで暴飲暴食すればまた数日前のシクシク腹になること請け合いです。ほどほどが良しと6個ほど食いました(食いすぎじゃ)。
チッ、と舌打ちの真似したのは二日前の午後だった。午前中まで快適に走っていた愛車イシバシ1号、午後イチの仕事に向かうのにほんの数メートル走ったところで後輪の空気が抜けかかっていることに気づいた。「パンクか?」
これまでなら即イシバシ2号に乗り換えるのだがその2号車は奥さんが近くに住む娘に貸し出してもう一年になる。「チッ、」迷っている時間はなく歩きながらLINEで娘に連絡、歩いて6〜7分の娘の家まで行き娘が用意していたイシバシ2号のサドルを目一杯上げて仕事に向かった。
「??」「!」「あッ、」「チッ、」これは自転車を漕ぎ出して5メートルも行かないうちにアタシが放った舌打ち音。娘のところは戸建てだが自転車は雨ざらし、ある程度の予想はしていたが、、錆とかね。しかし、この時の「チッ、」の原因は、
コレ。ハンドルに付けられたシフトチェンジのダイヤル、そのゴムのコーティングが見事に加水分解してベトベトになっていたのだ。右のハンドルを深く握り込むたび、シフトチェンジするたびに右手の親指と人差し指の間に劣化したゴムのベトベトがこびり着く、、「気持ちわりー、、チッ、」
その日は新規の大きな仕事が入っておりましたが、その仕事の最中に更に4件の急ぎの仕事が入り昼メシ抜きで走り回りその度に右手はベトベト地獄、「チッ、」
翌日、パンクしたイシバシ1号を近くの自転車屋まで押して行き馴染みのおじさんに修理を頼む。アタシはその間にイシバシ2号で仕事に行く、そんな予定を立てていた。が、話好きのおじさん、行くなりサッと椅子を出して話を始める。「預けて行きます」「いやいや直ぐできるよ」と帰してくれまへん、、。このおじさん話をしながら仕事をすると直ぐに手を止めてしまう、手順を間違える、だからアタシは居ないほうが作業がはかどるのだが、、ちょっと心配。
そしてほどなくパンクは修理完了、パンパンに上乗せして更にパンパンに空気を入れた後輪が今にも破裂しそうで一抹の不安を覚える。念のために直ったばかりの1号ではなく2号で出かけ一仕事終えて帰ってみると、、1号の後輪ペッチャンコ、、「はぁ、、
」そして「チッ、」
そんなわけで再び自転車を「?!」てな顔してる自転車屋のおじさんに引き渡して次の仕事に行くアタシ。いつもなら40〜45分かかる往路を小さなイシバシ2号で45分、悪くはない。2号はミニベロタイプでアタシの身長にはほんの僅かに小さいが乗り心地は1号より良く全てがキビキビとして気持ちがいい。シフトチェンジのダイヤルのベトベト地獄さえ無ければ、、
往復90分の仕事を終えて自転車屋に寄ると1号が店内ですくっとアタシの帰りを待っていた。おじさんに「穴空いてました?」と聞くと「2カ所空いてたんだね、見落としだね」やっぱりアタシは帰った方が良かったようだ。修理代は先に支払った分のみ、「助かりました〜」とお礼を言ってそのままこの日最後の仕事に向かった。
この日のムッシーはコオロギ先生。
セイタカアワダチソウも花をつけてきましたが昼間の暑さは相変わらず。
少し前にアップした SOLO STOVE と尾上製作所のミニかまどの合体、今回はその2。SOLO STOVE の五徳兼風防をミニかまどのトップに換えてその中に外した SOLO STOVE の五徳兼風防をそのままイン。これは普通に SOLO STOVE の風防ですね。前方からの枝木の投入は出来なくなりますが火がある程度安定したら小薪ブロックを3〜4個放り込んでやれば1L位のお湯は沸かせるでしょう。クッカーやケトルの底面とのクリアランスも上部排気が出来るくらい開いています。
こちらは何の意味もない組み合わせ。ミニかまどのボトムと SOLO STOVE の五徳です。中はアルコールバーナーで良いでしょう。風防も背の低いタイプで間に合いそうです。ただね、これやるなら素直に別の五徳を使った方がスマートですね。SOLO STOVE (ライト)とミニかまどはサイズ的に近く不思議な組み合わせを生み出す、そんな一例でした。
本日のムッシーは奥さんの生まれ故郷、長崎の離島に住む義姉から送られてきた画像『トタテグモ』さんです。黒光りする鎧のような迫力あるボディーです。
本日のムッシー
色づいてきました、外来種。
とある公園で誰かが隠したドングリみっけ。
こちらも色づいてきたお客さん宅のアケビ。
実は先に書いたイシバシ1号車パンクの件には後日談がありまする。パンク、修理、パンク、修理、またパンク、、修理、、そしてまた。流石にめげた。そして自転車屋に持ち込むこと4度目!「おじさん、これタイヤすり減って薄くなってるのと違う?それですぐにパンクするやない?」とアタシ。おじさん、自転車をひっくり返し「ああ、これやね、タイヤ薄くなってるね」ガクッときた、、。そしてタイヤとチューブの交換。アタシはその間、2号車でせっせと仕事にまわりその日の夕方ようやく1号車を引き取りに行った。めでたしめでたし、と思うでしょ?
ところがギッチョン!以前もあったので今回も引き取る際に自分でチェックした。自転車を傾け後輪を回すとシュルシュルとどこかに擦れる異音あり。やっぱり。前と同じだ。よく見ると数年前と同じで後輪が泥除けに擦れている。これはブリヂストンの代理店にてオーバーホールしてもらった時に指摘された状態と同じだ。つまり後輪の取り付けが不完全なのだ。前回は後輪がやや後方寄りに取り付けられていた為、泥除けに接触していた。今回は後輪が右寄りになっている。おじさんにそれを伝えると「え?、でも、ここは」と言いつつバールで泥除けを抉って広げようとする。きゃー!待って待って!違う違う、、。おじさんを何とか説き伏せて車軸のハブナットを一旦緩めて後輪が泥除けのセンターに来るように締め直してもらった。後輪は見事に回り、おじさん一言「これだね、」クゥ〜、、そして本日、修理完了のイシバシ1号車で無事仕事に行ってまいりました。本来、パンク修理は自分でも出来るのですが平日は疲れ切った夜しか時間がありまへん。況してやタイヤ交換など、、やはり餅屋は餅屋、ここは専門家に任せようとしたのですが、近いうちにメーカーのオーバーホールを受けようと考えている次第です。
2024/10/11
街の自転車屋さんでハブナットの締め直しと後輪のセンタリング調整をしてもらいました。
アタシがつけた通称『バッタロード』この日も大小のバッタが飛び交っておりました。
土曜の朝は前日から泊まりに来ている娘の子たちの煽りをくってアタシもオニギリ。昨夜の残り物をスキレットで温め出汁を加えて卵を落とす。普段はパン食であるがご飯を食べると昼過ぎまで腹が持つ。わかっちゃいるけど、パン食になっちまう。
毎週金曜日は近くに住む娘の子たち(二匹)が泊まりに来る。夜、末っ子と奥さんが寝に入った後で残った次男坊に「やるぞ」と声を掛ける。次男坊はそれを聞いてテキパキと準備を始める。先ずは居間のドアをそっと閉め、テーブルの上のものを片付け綺麗に拭き上げる。少し前まではナーフガンによる射的ゲームで盛り上がっていたがここ最近はペットボトルのキャップと100均のおもちゃのコインを使ったテーブルゲームが流行りだ。ルールは簡単、王様を自分の陣地の奥深くに据えて周りを護衛(キャップやコイン)が囲む。テーブル中央に吸盤タイプのナーフ弾が障害物として立てられている。互いにキャップやコインを指で弾いて相手陣地の奥深くに鎮座する王様を狙う。キャップは横向きに立てて指で回転を与えると強力な破壊力が得られる。が、外せばテーブル外に飛び出し自滅する。コインはキャップも王様も倒せる力を持つがコイン同士では相手のコインを飛び越えて自滅する可能性を秘めている。
*アタシが考案した王様ポジション。これなかなか攻略できない。次男坊の度重なる攻撃にも王様は落ちなかった。ここから転落すれば王様は転がるだけで逃げの一手しかない。
守りを固めるか討って出るかは互いの戦略だけど殆どが攻撃に出て自滅するか返り討ちにあうのが常である。護衛が全滅すると王様(キャップ二つを貼り合わせたもの)はひたすら逃げるしかないのだが逃げる際に転んでそのままテーブル外へ転がり落ちて負けとなることもある。単純な遊びの中に興奮がある。アタシも12歳の心無くして遊びに興ぜず!
ゲームの中でアタシが『特殊潜入班』と呼ぶ100均のコイン。『特殊潜入班』はゲーム開始直後から相手陣地へと送り込まれ王様の近くに布陣、コインは平なため下手をすれば攻撃側が上を飛び越え自滅する。だから相手陣地に侵入したコイン達は殆ど無視される。絶妙なる指の力加減で相手陣地の奥へと送り込まれるコイン達。一見相手のキャップやコインに当て損なって失敗したように偽装しているのだ。相手の護衛が攻撃に転じ守りに隙が出来たら潜入していたコイン達が王様を直接攻撃し追い詰めるのだ。
久しぶりに奥さんと休みが合ったので前日に思いついた『あの場所』へ。佐賀県唐津市呼子町加部島。
ここは今から14年前に奥さんとキャンプした場所。
岬の突端の放牧場に隣接したキャンプ場は当時も閉鎖されておりました。14年ぶりに訪れると既にこの状態、閉鎖されてかなり経つようです。
海の青、空の青、波の白、草原の緑、全てが美しいと言いたいところでしたが草地の真ん中に大きなアンテナが設置され、うーむ、残念。
14年前はここにテントを張って一泊しました。訪れるものは誰もおらず美しい夕景が写真に残されています。この日は大勢の人が訪れていました。
駐車場からこの道を大量のキャンプ道具を運びました。当時はもっと草ボォーボォーでしたが。
14年前の写真。MSR のドラゴンフライとTrangia、ホームセンターの七輪が当時の調理熱源でした。まだ焚き火していない頃です。フュアハンドランタンを忘れて夜の明かりは空き缶をナイフで加工したアルコールランプだけでした。
この日は奥さんのお弁当で外ランチ。
暑いくらいの陽気なれど北東の風が8メートル前後とちょうど良い体感。こんな環境でお湯を沸かすにはコレ。失敗しないアウトドアクッキングシステム『Trangia ストームクッカー』です。バーナーにアルコール燃料を適量注ぎ風防の内側でマッチ点火、ベースの穴を風下に向けて待つこと4分でカップ二杯分のお湯が沸きました。こんな風が強い環境ではベースの穴を風上に向けたままにすると燃焼が促進されすぎて燃料が通常より早く尽きてしまいます。コツといえばコツですが基本的に失敗しないのがこのシステムの信頼性なのです。
岬の放牧場が人でいっぱいになってきたので灯台散策をあっさり諦め島の港に鎮座する田島神社へお参りしました。海と鳥居、勿論、海に関わる人たちの信仰を集めた護り神様です。境内の狛犬さんは「文政十三年」の文字。小笠原の父島にアメリカ人が初めて入植した年です。
加部島からの帰りに立ち寄った唐津市内の公園も実に11年ぶり。海を渡った隣国を思わせるオブジェの全てが老朽化のため立ち入り禁止となっていました。
草原に木陰を見つけてグラウンドシートを敷き奥さんはお昼寝、アタシはコーヒーの準備。
、といっても缶コーヒーざんす。ドリップパックは加部島の岬で飲んじまいました。
何か使うことがあるだろうと持ってきたフォールダーも結局何も使わず、そんなものです。
そのかわりに、園内に落ちていた楠の枝を切って次のキャンプの薪として持ち帰りました。
うちの奥さんの会社で防災に関する催しがあるそうで我が家のキャンプで使ってきた燃焼系以外のランタンやライトを貸し出すことになりました。使い方がわからないといけないので iPhone を使ってインストラクション動画を作ってあげました。
2024/10/16、お客様宅のイヌビワの剪定。道具は BAHCO 396 と FISKARS ギアプルーナー。イヌビワは茎を切ると白い樹液が滲み出てきます。これが速乾性の木工ボンドの様に粘着力が強くなかなか厄介です。1 時間半ほどで剪定した枝葉を6つの指定ゴミ袋にまとめて作業終了。自宅に戻って道具を水洗い干しておきます。
南向きの窓に掛けていたロールアップシェードの巻き上げ紐が切れてしまいました。代替品として AT WOOD のナノコードを使うことにしました。0.75mm Φとかなり細めのナイロンコードですが 36lbs/16kg test と強度的にはシェードの紐よりは強いようです。
お月見団子を作ってもらいました。夜まで待てずに食っちまった。
何ヶ月もの間南向きのベランダに面したテーブルの上に置かれたままだった瓢箪カボチャを奥さんがスープにした。甘過ぎず、かといって薄くもなくちょうど良い塩梅とはこのこと也。
長崎の離島に住む奥さんの姉から毎年恒例の新米が届く。配達の人がよろけるほどの重さだった。お米が入っていたのは病院用の点滴のダンボール箱、これが超がつくほど分厚くて折れず曲がらずの強者。リサイクルボックスに持ち込む暇がないので可燃ゴミとして出すことに。適当な大きさに切り分けるのに選んだフォールダーは EIKONIC の RCK 9 。鋼材は D2、なかなか良く切れるが最後の一片を切った後は流石に薄いペーパーをスライスすることが出来ないほどエッジが落ちていた。
ここ最近、アタシの左手首に巻かれているのは SEIKO 5 の自動巻き。一度着けなくなると何ヶ月も着けない、そんな腕時計です。が、そこはオートマ、チャチャチャと振って時刻とカレンダーを合わせてやればいつでも正確に動いてくれはる。別の SEIKO 5は一日着けても次の朝には停まっていることがある。写真の SEIKO 5 はこの何週間一度も停まっていません。時刻も狂なく当たり個体かもしれません。
いつもアケビをいただくお客様のお宅でまた頂いてきました。これは食べ頃でした!甘ーーい!無数のタネを吐き出すのが面倒なら小さなザルで果肉を潰してタネを濾して食べます。
本日は土砂降りの中、予定通りお客様と人気の蕎麦屋で外食でした。勿論、これも仕事っス。お客様は天ざると瓶ビール、アタシは鴨せいろ。アタシはけっして蕎麦通ではありません。蕎麦を手打ちする人たちが声を揃えてここが美味しいと言っていた蕎麦屋はこの日も開店から満席。お客様は満足、アタシは蕎麦より鴨ダシの蕎麦湯割りが一番美味かった、です。
身近なムッシーたち。
誰かが置いていった松ぼっくりとドングリ、添えるナイフは BENCHMADE 319 PROPER 。ポケットクリップもサムスタッドもついてないけれどワークナイフとしては十分な鋼材と造り、そしてサイズ感です。
小雨が降りそうで降らない明るい曇り空の日曜日。
久しぶりに浜でのんびりしてきました。簡単な湯沸かし道具と小さな双眼鏡を持って沖を横切るヨットやカモメを眺めながらチャチャっと湯沸かしして京番茶を淹れます。湯沸かし道具は SOLO STOVE と TOAKS のサイフォンストーブ、それに尾上製作所のミニかまどの風防を組み合わせたものです。クッカーは MSR のチタンポット。
樹皮がきれいに剥がれて白く乾いた流木を10センチほどに切り分けて焚き付けとして持ち帰ります。
キレモノストッカー(ただの空き箱)を整理したついでに最近殆ど研いでいなかった FISKARS の X 5を引っ張り出して研ぎ直しました。先ずは300番、600番のダイヤモンドシャープナーで弧を描くように荒削りしてから800番と1000番そして2000番の耐水ペーパーで水研ぎします。ナイフと違って左右をバランス良く研ぎ直し切れ味を確認してから最後にバーチウッドのスーパーガンブルーで酸化被膜を形成、ベベルが青みかかってるのはこのせいです。
前にも何度か書きましたがこの X5は米国Amazon の通販で買ったものです。この時の荷物は米国を出た後ドイツで一時行方不明となり、その際に届いたメッセージをそのまま Amazon に転送したところ同じ品物がスピード配送で送られてきました。その後、ドイツで行方不明となっていた同品が遅れて届き、またまたその旨を Amazon に報告。返品手続きをしようとしたところ「返品しなくてええよ〜(関西人か!)」との返答があり結局ワタシは X5 を二つ手にすることになりました。
本当はこちらのシース付きが良かったのですが、、。
現行の X5はオレンジ色です。品番も変わりました。ワタシの持っている X5はもともと GERBER がバックパックスという品名で売り出していました。ご存知の様に GERBER は FISKARS の傘下になって久しい米国のキレモノメーカーです。ワタシの持っている X5は GERBER が Bear Grylls のシリーズを発売するにあたり現在は廃盤となっています(ヨーロッパでは販売中)。
本日は仕事でお墓参りのサポート。これがその時の『墓参り道具』です。風のある屋外で線香やロウソクに火を着けるために用意したのが TOAKS のサイフォンジェットストーブとアルコール燃料、そしてファイアースターター。アルコール燃料はリステリン100mlのキャップ一杯ほど。立ち上がりが早いので束ねた線香にもすぐに火が着きます。FISKARS のギアプルーナーは途中で買っていった生花をカットするのに使われ、スイスアーミーナイフは花を包んだ紙に貼られた値札のシールを切り取るのに使われました。
霊園の入り口で出迎えてくれたのは秋色の蟷螂。
こちらは仕事で良く通る森林公園でばったり出くわしたシマヘビ。毒はないが気は荒いとか。
ほんと久々に出したる MSR のポケットロケット(旧型)に同社のウインドバーナーのポットを乗せてお湯の超早沸かし。勿論、窓全開の換気扇ONです。
2024年09月01日
九月の雑記、時々追記
今日から九月、台風が去り朝夕ほんの少しだけ暑さを忘れる瞬間があります。ただ昼間はまだまだ暑く水分と『塩っぺ』が欠かせないアタシです。
9月1日、日曜日。朝イチで三つほど離れた区まで出向いて仕事を済ませ午前中に帰宅ス。台風一過の公園で大きめの落ち枝拾いでもしようと考えましたが気温の割に湿度が高くヤル気消滅ス。窓辺に置いたキャンプテーブルで意味もなくアルミのケトルを磨く。どうせすぐに曇ってしまうのに。
こうして焼かれて煤けて真っ黒クロスケになるケトルやクッカーたち。それを更に焼いて焼いて真っ黒のままにして使うのが今流みたいだけどアタシは磨く。長い旅路で次第に黒くなっていくのは良いのだがたった一泊か二泊で持ち帰りそれらは再び自宅のキッチンで使われるのだ。磨いてやらにゃ〜、これアタシ流。
本日は篠栗町にある南蔵院までお参りに行ってきました。その帰りに久原本家で醤油アイスをいただく。南蔵院にはアタシが今の仕事を立ち上げてから深く関わった二人の大切なお客様が眠られている。それぞれ100歳と99歳という大往生だった。いつもは奥さんと休みの合う日曜日に来ていたのだが外国人観光客があまりにも多いので今年は平日にお参りしてきました。
九月に入っても当たり前の様に暑い毎日、朝晩の過ごしやすさとは対照的に昼間の残暑は真夏以上に身体にこたえる。あぁーまた素麺しか食いたくない生活に戻ってしまった。
グビグビくぴくぴと大袈裟に喉を鳴らして飲むカルピスソーダのなんと美味いことか!やっぱ夏はカルピスだべ!ソーダ割りでちょっぴり大人の気分(どこが)。サーモスの保温保冷缶ホルダーにたっぷりの氷とカルピスソーダ、注ぎ足す場合は飲み口兼蓋をはめたまま上からゆっくり注ぐ。
秋のキャンプシーズン開幕に向けて。FIRE BOX FREE STYLE の 8パネル ファイアーピットに先日タイムセールで購入したColeman FIRE DISK SOLO 用五徳のパーツをはめ込む。両端がちゃんとはまり込むので落ちることがない。これも一案。
身近なムッシー。カメムシの仲間。
夏の名残。まだあと数日、いや半月は猛暑の予報。雨も降らずただ暑いだけの日々。流石に疲れましたわ。眠くてしょーがない。
日曜日はお休み。奥さんは仕事です。朝、奥さんを送り出した後でガッツリ朝メシを食う。少し前に外に出たけど既に体に堪える日差しと湿度でした。こんな日は朝風呂に入って冷たいものクピクピ飲んで昼頃に腹が痛くなって背中丸めて昼寝していることでせう。
先週は7連勤で休みが無かったので本日月曜日は午前中を休みにした。朝、ふと思いついて海での流木拾い。涼しい内にと自転車走らせいつもの海岸まで来たがこれが凄まじい暑さ!いや、熱さ!砂浜の満潮ラインより陸側を探すこと数十メートル、大きな流木が砂浜に突き出ていた。それはぎゅっと詰まった木質の太い桜の折れ枝でした。先日の台風で折れたものが流れ着いたのでしょうね。樹皮はほとんど残っており長い間岩や石に揉まれず流れ着いたと見られます。
さて!先ずは砂浜にオールウェザーブランケットを敷いてザックを下ろし BAHCO 396 でシャコシャコと切っていきます。長さは持ってきた100均トートに入る様25〜30センチにしました。かなり乾燥が進んでいてそれなりに手間はかかりましたがおよそ4キロほどを切り出し収穫、ほんの10分ほどの作業でしたが朝からとんでもねぇー暑さで速攻退散。
先日の台風で枝ごと折れて落ちていたデカい松ぼっくりを枝から切り離し持ち帰る。これにアルコール燃料に浸した麻紐をぐるぐる巻いて火をつける。良き着火剤也。
*GSI 30oz ジャバプレス(Amazon にて出品されている)ぬわーんと!980円!!
製品説明には、
折りたたむとほぼフラットになり、ストーブ用ガスカートリッジの下に収納可能。フィルターに付いた3本の脚の先端にあるクリップはほとんどのカップに取付けできます。一般的な2~4人用のペーパーフィルターにも対応します。
???、、、限りなく別の商品に思えるが、。いや、絶対違うよね、、(^^;) ちなみに、楽天市場では1,430円送料無料。うーむ、、。送料込みならこの価格になる。出どころは同じか。
どう考えてもコレやね。製品説明も全く同じ。
自宅用の洗剤などをまとめて注文するついでに補充したキャンプ用品。PRIMUS IP-2245 用のスペアマントル(2枚入り)と UCO と NORTHERN LIGHTS のキャンドルランタン用のオイルインサート(ペンギンさん)です。マントルの方はちょうど予備が無かったので、オイルインサートの方はパラフィンオイルの残りを使うために購入。パラフィンオイルは一度だけフュアハンドランタンに使いましたが何となく暗く感じたので今はまた灯油に戻しています。
UCO(上)、NORTHERN LIGHTS(下)共に完全無加工で取り付けOK。キャンドル用のバネもプレートもそのままで何ら問題なく入れ替え完了。芯をカバーするキャップもそのままねじ込めます。芯は点火した際に煤が出ない長さに調整しています。もともと NORTHERN LIGHTS の方にはキャンドイルなる樹脂製のオイルインサートがありましたがかなり液漏れしたので今はもう持っておりません。
テーブルランプとして使います。
今日もとんでもねえ暑さでした、、雲が優勢な空模様なれど日差しは頭が沸騰しそうなほど強く湿度も高くて焼かれた上に蒸しあげられる、正直夏はもう要らんと思いましたね。仕事の合間にスーパーで買ったパンも移動中に生温かくなって食ったら気持ち悪くなりましたわ。この二時間後、猛烈な雷雨襲来。アタシは間一髪自宅に帰り着いて雨宿り。ふぅ〜危なかった。カミナリは危険が危ない!
2024/09/12 朝のベランダ、既にこの通り。自然現象にこんな言い方するのはどうかと思うがバカみたいな暑さです。今日一日が思いやられる。早く夏が終わらないかとそればかり願うアタシです。
仕事の合間のひと時。青い空ともくもくと湧き上がる入道雲、わさわさと茂る緑、日射は半端なく熱い!
午後を回ってもこの通り。この日福岡の最高気温は33℃ほど、しかしこれが現実なのだ。因みにあの入道雲は蹴散らされて夕立も無く午後6時には湿度が80%となってアタシの今日は終わりました。
仕事先のお庭にアケビが実をつけました。これがあとひと月もすると、、
こんな風に色づきます。これが美味い!
本日も暑さ指数は『危険!』わかってます。
SOLO STOVE 復活用術。どこかポンコツ感漂う組み合わせです。一番下は KELLY KETTLE の火床に当たるファイアーベース、その上に小さなウインドスクリーン、更にその中に SOLO STOVE(ライト)を組み込みます。これはずいぶん前からSOLO STOVE や WILD STOVE でやってきた風遮断燃焼促進の組み合わせです。効果は抜群です。ただ一つ、乗せるケトルやクッカーがウインドスクリーンの中に収まるサイズであることが条件です。
KELLY KETTLE のベースには煙突効果のための大きな吸気口が設けられています。これを風上に向けることで燃焼が更に促進されます。
こんな風に SOLO STOVE の吸気口とシンクロさせられます。
昨日、収穫してきた大きなサルノコシカケ。これでも全体の1/3の大きさです。これを乾燥させて適当な大きさに切って火をつけ煙を蚊除けに使います。ベランダなどでは使えませんがキャンプで予備にと考えています。
先日の Trangia に続き GSI のステンレスケトルも磨きました。
本日のムッシーは最近ちょこちょこ見かけますカーマーキーリーさんです。
SOLO STOVE 復活用術
尾上製作所の『ミニかまど』のトップをそのまま乗せる。サイズはピッタンコだが五徳が低いのでクッカーやケトルを乗せると上方からの排気が阻害される可能性大。かと言って、
こうはしたくないアタシという捻くれ者。
WILD STOVE にミニかまどの五徳のみを無理矢理取り付ける。使えなくはないが風の影響大。かと言って、
こうはしたくない。まるでブリキの郵便ポスト。
ちょいと工夫したミニかまど。三本の五徳を均等に高くしつつ風防を加える。五徳を高くしたのは上方排気を促すためです。中には Trangia のアルコールバーナーが入っております。500ml の水が沸騰するまで約4分。
沸騰時間が短くなったのはアルコールバーナーとケトルやクッカーの底面とのクリアランスも関係あります。
本日のムッシー
当たり前に今日も暑い、が当たり前じゃないのはわが家の南向きのベランダの温度(日陰)がまもなく40℃に届こうとしていること。つまり外の地表近くでは間違いなく50℃を軽く超えているということです。この日の仕事は三件の高齢者外出付き添い、勿論全て中止です。
そのベランダでハチっ子がコロリと死んでおりました。
今週最後の仕事の帰りは土砂降りの中のチャリ漕ぎでした。いやー痛いのなんのって、あーた。雨が痛かったー!
2024/09/21 23:40
“ピリリピリリ♪とアラームが鳴る。
「来た!」使い込んだCASIOの文字盤には低気圧通過のマークが点滅している。外は、、猛烈な雨風雷也。
チビらが小さなタッパーウエアの中でベイブレードをやっていた。それがあまりに小さな空間だったので我が家の Coleman FIRE DISK を貸し出してやる。途端に歓声があがりそれから激しい興奮マックスのバトルが繰り返された。
「ねえ!これ持って帰っていい?」とチビの一人が聞く。
「あかんにきまっとるやろー!」とアタシ。人生そんなに甘くはない。ついでにこの コールマンマッチの様子を iPhone のスロー録画で録り再生して見せてやる。コマの不思議な動きや各自の癖がわかるとチビらも食い入るように見ていた。
日差しが降り注ぐが暑さを感じない、先日までの狂おしい酷暑とは何かが変わった。海風(北風)が 6〜7m 、波高し。沖のヨットも気持ちよさそうだ。『浜辺にて』と銘打ったお気に入りの音楽を聴きながら満潮までの二時間をすごす。
先日、1/3 ほど頂いて帰ったサルノコシカケ。しっかり再生しておりました。
本日のムッシーはアオスジアゲハの幼虫です。いかにも目立つ場所で今にも捕食されそうなモッタリ感がじれったいやら可愛いやら。
本日二度目の接近遭遇。セスジスズメのニョロ太郎
仕事の合間の外メシにとスーパーで買った米粉パンのなんと不味いことか!ボソボソでバフバフで味も素っ気もないこのパンをマザーズのカフェオレで流し込んだ。さすがに食いきれず〜3個食って残りを持ち帰りまして、自宅のトースターで加熱(実はそうするように書いてあった)、そしたらビックリのモチモチパンに大変身。美味かったス。
本日のムッシーは縁起物の『朝蜘蛛』さん。
本日のムッシーは数日前にも見かけたセスジスズメの幼虫ニョロ蔵とニョロ助の兄弟です。
去年の秋に落ちた銀杏の種と今年落ちたばかりの銀杏の実。暑い暑いといいながら気づけばそんな季節か。今日は朝からお一人を病院から自宅に連れ帰りました。夏の盛りに自宅で倒れ大家と消防が協力して部屋に突入、危ないところを救急搬送されて以来入院が続いておりました。この方、エアコンは適切に使ってはいたけれど日常的に摂取する水分量がかなり不足していたらしく極度の脱水だったそうです。
九月最後の雑記はツチイナゴさんです。昼下がりのムシムシジリジリとした不快な暑さの中でじぃ〜と静止しておりました。
はぁー、残暑残暑で九月も終わります。週間予報では雨で一旦は気温も下がるが再び残暑が復活するような気配。さすがに、もぉーーーーええわ。
2024年08月20日
SOLO STOVE を考察する
SOLO STOVE 考察
わたしの SOLO STOVE は現在は “ LITE ”と呼ばれているモデルです。その名の通り完全なるソロ用です。お湯だけなら三人分でも余裕で沸かせますが三人分の調理となるとやはり限界を感じる大きさです。炉内が小さく燃料となる乾燥した枝木や流木なども一度に多く入れられません。わたしは小薪と呼ぶブロック状に割り切りした枝木を使います。握るだけでポキポキ折れる細い枝や木屑などは焚き付けとして点火。これが順調に燃えて火勢がある程度強くなったところで小薪ブロックを2〜3個放り込みます。
これで500ml程度のお湯は確実に沸かせます。更に多くのお湯を沸かす場合には追加で2〜3個のブロックを投入します。小薪ブロックの投入は火勢が強い内に行います。
あとは風防となるものを風上に設置してやれば失敗することなく湯を沸かせますし簡単な調理もできます。燃焼が進んで炎が見えなくなっても熾の状態で十分な熱量を発しますのでお湯はなおも沸々と沸き続けます。ここが液体燃料系のストーブバーナーと違うところです。こんなに小さなウッドストーブでも熾のチカラを感じます。
さて、わたしにとってこの SOLO STOVE とは何でしょう?ある見方をすればこれは『ひとり遊び用のオモチャ』とも言えます。使うのはいつもひとりの時。キャンプに行っても奥さんがテントに作った巣に潜り込んだ後で独りこれに火を灯してお湯を沸かし熱燗やホットラムを作って呑むくらいです。
奥さんにとってこれが活躍したのは一度だけ、真冬のキャンプでSOLO STOVE に炭を入れ自分の足元に置いて暖をとった時くらいです。お湯を沸かしたり何かを調理したり夜の明かりや暖をとるのに使うのは大抵の場合『焚き火台』の役目です。SOLO STOVE の出番はありません。
しかし、これがキャンプではなく休日のドライブで簡単な昼飯に添えるコーヒーやお茶のための湯沸かしにならこの小さなウッドストーブは活躍する機会が十分にあります。勿論、それは火を焚いても問題のない場所でという前提で。
そしてもう一つ。
わたしが何度もこのブログにアップしてきた帰省の際に持って行く『ひとり用湯沸かしストーブ』としての用途です。
それなら、FIRE BOX stove や B-6君でも良いのでは?炉内も大きいし畳めばスリムになるし大きめの枝木でも放り込める。確かにそうですね。
ただ、これらには使う環境上の問題あるのです。それはわたしの場合に限られたことかもしれません。
わたしが毎年お盆に帰省する義兄姉の家がある地区では自宅に焼却炉を作ることは禁じられています。これまで普通に行われてきた野焼きも消防への届出が必要になりました。理由は延焼防止のためです。しかし手のひらに乗るような小さなウッドストーブを庭先で焚いたところで誰も気にも止めません。隣の庭先から白い煙がたなびいてもそこにちゃんと人の姿があれば消防に通報する人もいません。それは人がちゃんと管理できる小さな火というのを周りが皆認知しているからです。
SOLO STOVE は発売当初から『煙まで燃える二次燃焼』と宣伝されていましたが実際には煙は上がります。クッカーやケトルなど上に何も乗せずに燃焼させた場合は伸び上がる美しい二次燃焼が見られ煙も殆ど出ませんが、五徳にクッカーなどを乗せた途端に煙が出始めます。
脂分の多い木材では黒い煙、よく乾燥した木材でも風が吹き込むたびに白い煙が上がります。
話を他のウッドストーブにもどします。FIRE BOX stove や B-6君は今もキャンプでも使っています。 Firebox の Nano の様に特別小さな物は別ですが、わたしの持っているFIRE BOX stove や B-6君は二人でも使えるサイズで炉の大きさからスタミナは抜群です。
しかし、都会の家よりはるかに広々とした敷地や庭先があるとはいえ上の写真にある様な大きな炎は周りの人の不安を煽ります。『火事にならないだろうか』とね。炎は小さい方が良いのです。ここにも SOLO STOVE の良さを感じます。
ガスやアルコール、ガソリンの様な液体燃料系のストーブなら何の心配も要りません。枝木や小薪を用意する必要もありません。煙も出ずパチパチと爆ぜる音もしません。
そしてウッドストーブには灰の問題が付きものです。完全に燃え尽きた後の灰は消火を確認してサササッと集めて捨てれば良いのですが、小さな熾を含む灰は下手に処理すると後々火災の原因となるので特に注意します。お世話になっている人の家をそんなことで失わせるわけにはいきません。
FIRE BOX stove の場合 5" Stove や Freestyle、Nanoについてはストーブ底面から灰がこぼれ落ちることで目詰まりを防ぎ下方からの吸気を妨げない仕組みです。それと風に煽られた際に四方のパネルに開けられた多くのスリットやスロット、ホールから炎が噴き出したり灰も飛び散ります。B-6君も同様です。これらには簡単な灰受けがありますが横風には効果ありません。
SOLO STOVE は底まで1ピース構造であるため据え置いて使っている以上は基本的に熾も灰もストーブの外にはこぼれ落ちません。唯一、灰を捨てずに長時間使い続けた場合に溜まりすぎた灰が吸気口から溢れることがあります。また火が消えた後でストーブを持ち上げ振ったり傾けたりすると側面の吸気口から中の灰がこぼれますがそれも微々たる程度です。ここなのです。SOLO STOVE には使用中の灰の飛散という問題がほぼありません。庭先を汚さない、細かな熾を落とさない、ここにも SOLO STOVE を使う意味があるのです。
まとめると、、
❶ 基本的に熾や灰はこぼれない
❷燃焼中の炎が大きくなり過ぎない
❸燃料となる枝木や流木が現地調達できる
❹アルコールバーナーが使える
こぢんまりと小さな火を焚いてお湯を沸かす。周囲に要らん気を遣わせない。迷惑をかけない。雨の日はアルコールバーナーを使える。と、こんなところでしょうか。
さて、さて、今回の帰省で使ってみて改めてわたしのウッドストーブ第一号がボロボロなのに気づかされました。外見上は変色だけなのですが炉内がボロボロです。まだ使えるレベルですがここらで今後を考えておこうかと。
一つの案は『SOLO STOVE を再生長生きさせる』案です。
焼き切れたニクロムワイヤーの替わりにAmazonなどで販売されているペレット用ロストルを組み込む、またはお得意の100均グッズでロストルを自作する、例えば、、
100均の揚げ物オタマの柄を取ってはめ込む、
こんな風に。ここにリーマーで適当に穴を開けてやることで目詰まりしにくくする。が、
いずれはこうなる。まあ、安い材料費ですから想定内。
この写真は100均の小さな焼き網をカットして端を曲げて作ったロストルです。オリジナルに近い姿でしょ?下方からの吸気と目詰まり防止効果が期待出来ます。が、これもおそらく短命でしょう。焼き網は下から炭火などで炙られるのには耐えられますが焚き火の様な直火や火床として使うと簡単に変形してサビサビになってしまいます。まあ、これも2枚100円の品物なので、、。
もう一つの案は『再度 SOLO STOVE を買う』です。買うとすれば現行の LITE (2024年8月現在¥9.790)でしょう。ワンサイズ上のタイタンでも良いのですがひとり遊びの道具としてはやや大きめなのでやはり LITE でしょう。
三つ目の案は現在手持ちのストーブから代替え機を選ぶというものです。
例えば、以前帰省の際に持って行った WILD STOVE です。ただ、これにはちと問題が、。このウッドガスストーブには底板がありません。つまり灰と細かな熾はそのまま地面に落ちるということです。この問題に対してはオリジナルの発売当初からユーザーが個人的に底板を自作しはめ込むという方法が取られてきました。
わたしは収納ケースを兼ねたステンレス製クッカーの蓋を裏返してはめ込んでいました。ボトムの吸気口が隠れてしまいますが十分に隙間があるため機能的なマイナスにはなりません。
それともう一点、これはWILD STOVE の MARK 2 にのみ言えることですが付属のヘナチョコ五徳の使いづらさです。このヘナチョコ針金五徳は外して畳んで収納可能ですが安定して乗せられるクッカーやケトルが限られてしまうことや、取り外しの際に煤で手が真っ黒になることが嫌で当初からあまり使いませんでした。
一時期は太い針金ハンガーから自作した開閉式の簡易五徳を取り付けていましたが最終的には
こんな中国製のコピーストーブみたいなスタイルに落ち着きました。
たまたま今回 SOLO STOVEのロストル作りに買った2枚100円の焼き網の一つが WILD STOVE にピッタンコ。炭でも入れて何か一品焼くのも良いかもです。
そして候補のもう一つが
FIRE BOX stove の Scout です。
FIRE BOX Scout は単純な箱型ストーブです。SOLO STOVE の様な二次燃焼を作り出す特別な仕掛け構造はありません。底近くに設けられたサイドフィードポートと呼ばれる大きな吸気口兼木材投入口からの吸気によって燃焼が促進されるだけの簡単明瞭なストーブです。空き缶に穴を開けて作るホーボーストーブと変わりありません。他の FIRE BOX stove と異なるのはストーブ本体が折り畳み式ではないことと完全な箱型で底板には灰を落とすホールすら設けられていないことです。更に、
付属する二つの箱型リッドには表と裏があり通常は表面にストーブ本体を乗せてストーブベースとして使います(地面への熱インパクトを抑える)が、このストーブベースとなるリッドをひっくり返すことで先に書いたサイドフィードポートを完全に覆う形にすることができます。これは下方からの吸気を遮断することで燃焼を抑える(小さく長く燃やす)効果があると言われています。そしてこれにはストーブ内に溜まった灰がサイドフィードポートからこぼれ落ちるのを防ぐという効果もあります。
下に設けられたサイドフィードポートからは吸気と燃料補給が行われるが燃え残りの熾や灰も排出される。ここをリッドで塞げば上のスロットやエグゾーストポートからの灰の飛散は僅かだ。
リッドを裏表逆にはめ込むことでストーブトップの高さも低く抑えられる。
このストーブは専用のパーツを組み込んで Trangia のアルコールバーナーを組み込んだり、仮設の底を任意の高さに取り付けられます。そこに各種アルコールバーナーや固形燃料を設置することで木質燃料のみに頼らないストーブに変身します。またガスバーナーも組み込めるのも強みです。ただし、アルコールバーナーにしろガスバーナーにしろそれらを組み込むベースとしてはやや大きいのが考えどころです。
さて、あれこれ後継機を考えている間に先日使ったばかりの SOLO STOVE を手入れしてみました。
炉の底からデブリがゴッソリ剥がれ落ちてきました。手入れはしても洗ったり磨いたりはしません。細かなところまでチェックして適当なロストルがあればまだまだ使えると結論しました。『適当な』とは決してペレット用ロストルではありません。
可能ならオリジナルの SOLO STOVE の様な大きな編み方のワイヤーロストルにしたいのですが、、やはりオリジナルというのは製作者が「これや!(関西人か!)」と答えを出した形でありそこには必ず何らかの理由が存在していると思うからです。
さあ、長々更に長々と書いてきましたがこの SOLO STOVE にしても後継機候補の二機種にしても普段は車載用の非常持ち出し品の中に収められている物です。そこから取り出されて使われるのは例によって年に一度か二度の帰省の時だけです。用途もお湯を沸かすだけで調理することは一切ありません。それならスマートにガスやアルコールバーナーで良いのでは?またまた振り出しに戻ってしまいます。しかし、そんなことがわたしには楽しいのです。暇か?!
SOLO STOVE 復活用術の決めてとなるか?!
尾上製作所の『ミニかまど』のトップと五徳がピッタンコ。これで風防兼五徳となるか。いやいや、吸気はそのままでも排気が十分でないと不完全燃焼になるね。
かと言ってこうはしたくないアタシの捻くれ具合。
2024年08月17日
夏・離島にて
2024年 夏・離島にて
今年もお盆の帰省は長崎の離島
壱岐はうちの奥さんの故郷、実家はあるが人は住んでおらず代わりに島で嫁いだ二人の姉のところにお世話になります。今年は各地で猛暑酷暑激暑となっていますが壱岐も例外ではない様です。しかし!島に着いた瞬間にそこが別天地と再確認するアタシでした。暑い!しかし暑くない!(どっちやねん!)風が心地良い、モワッとしない、人工的な熱の排出が明らかに少ない、、やはりここは別天地。
姉の嫁ぎ先に着くとネコがさりげなく挨拶に来る。この子は特に人懐こい。
ニャンコその2は見てない様でさりげなくこちらを意識している。昼間はほとんど行方不明の放浪者。
姉の家に着いたら先ずは家のすぐ裏の湧水溝をチェックする。今年は暑さ続きで水が無かったが“ガンジョ”と呼ばれるアカテガニたちは元気に群れていた。
挨拶がわりに庭先の不良キュウリをスライスしてカニたちにやると「きたー!」とばかりにハサミで摘んで棲家に持ち帰るもの、その場で器用に中身だけを食べるもの、カニたちにとって水分の多い果肉や野菜は好物なのだ。
中には太いミミズを捕食して食ってるヤツもいた。
捕食といえばコレ!今年も見られました。ツマアカクモバチによるアシダカグモ捕食のシーンです。このツマアカクモバチは姉の家の特定の場所(縁の下に通じる換気口)付近でよく見かけます。そしてその近くには必ずアシダカグモがいるのです。娘の子供たちにこのハチを見かけたらクモ狩りが見られるかもと教えておきましたが実際に見られるとはラッキーでした。ただ、アシダカグモ自体は家にとって益虫なのですがね。
姉夫婦の家は背後に小高い山があり敷地への入り口はすぐ北の湾に面している。ここからの風が信じられないほどに気持ち良い。
庭を探検してみると“カテシ”と呼ばれる椿のタネが
干されていた。姉が時折り送ってくれる手作りの椿油 の原材料だ。しかし人が持ち込み繁殖させた上に野放しにした外来種のタイワンリスにこのタネが食い荒らされているのも現実なのだ。
家のすぐ前の道沿いには百日紅の花が今を盛りと咲いていてクマバチたちが蜜集めに忙しい。
島で過ごす際のルーティンとなった庭先での髭剃り。そのためにお湯を沸かす。今年の盆は迎え火も兼ねて SOLO STOVE を持って行った。燃料は自宅から持ち込んだ少量の小薪と海辺で拾った流木だ。風防は軒下に置いてあった瓦を二枚拝借した。
娘の子供たちは小さな畑で虫取り。
ここへ来ると外遊び 9、内遊び 1という割合になる。外では虫取り、魚釣り、鬼ごっこに隠れんぼ、水遊び、大人が付き添う場合に限って海で泳ぐ。都会では見慣れない生き物たちに子供心が輝き出す。
裏の湧水溝に住むアカテガニ(ガンジョ)や小さなヌマガエルたちもすぐに捕獲観察の対象となる。
小さな爬虫類たちも日に何度か見かけた。
ナナフシもそこかしこに張り付いていた。
ただ中には毒をもったヘビもいるのでそこは注意させておく。今回もマムシ、アオダイショウ、ヤマカガシなどと出くわした。
夜には夜の世界がある。裸電球には様々な虫や生き物が寄ってくる。この夜もカブトムシが一匹立ち寄って捕獲されていました。
夜は彼らの独壇場だ。虫の音が夏の暑さを忘れさせてくれる。
家のガラスをふと見ればカベチョロさんがウゴウゴしている。灯りに寄ってきた虫を捕えるためだ。
空を見上げればいつの間にやら満天の星。夜風が風鈴を鳴らし昼間の暑さを完全に忘れさせてくれる。
この夜は夕方から大人だけの座談夕食会。
前日にうちの奥さんや義兄が釣った小さなアジをアタシが開きにする。
それを義姉がフライにしてくれる。ビールもすすんで、ここにいた全員が口を揃えてこう言った、「何ちゅう贅沢!」
義兄のすぐ上のお姉さんがひとりで営んでいる牛舎にも行ってみた。このお姉さんは人一倍頑張り屋でそのパワーの源を皆が知りたがるほど。
牛に食べさせる藁束を解き持ち上げる道具にも使い込まれた年月の長さを感じる。
壱岐に来るたびに義姉が蒸してくれるガメの葉のダンゴ(饅頭)はサツマイモの餡子、枝豆の餡子、そしてこし餡の三種類。三日間で食うだけ食って残りは持ち帰らせてくれる。
娘の子たちに柄杓水撒きの妙技を教える。狙った場所に効果的に水を撒く技術はアタシが義姉の畑で身につけた熟練の技である(それほどのものか?!)運動部のキャプテンでもある中2の長男(娘の)もまだまだアタシの敵ではない。
都会っ子の少年たちは田舎で暇を持て余すことなくスマホ見てダラダラ過ごすわけでもなく、大人のあとをついて歩き「遊ぼ遊ぼ」でもなく、自分たちで適当に遊びを見つけ楽しむようになった。娘の中2の長男などは帰る10分前まで海に行っていた。基本的には好きにさせてはいるが危険なところ、気をつけさせるところは大人が予め教えて意識させておく。海に行く時だけは大人が一人ついていく。万が一、港などで海に落ちた場合は何を使ってどう助けるかを考えておく。ポイントだけおさえておけばあとは自由にやらせていた。彼らには楽しい夏休みだったことだろう。義姉にも「また来年来るから!」と言っていた。
アタシはというと、、海水浴場の監視員として盆も働く義兄に代わって義姉の手伝いと盆の準備、子どもたちが海に行く時のお目付け役、また訪ねてくるお客さんの相手(飲み相手)などそれなりに忙しかったけれど、アタシはアタシで暇さえあれば生き物探索に夢中になっていられたし、手が掛からなくなった子どもたちとも適当に遊び付き合い、帰りには船で連れ帰ったりとアタシらしい夏休みでした。
壱岐の手土産。『マクワウリ』義姉が精魂込めて作った野菜。切って皮を剥いてメロンの様に食う。あの甘ったるい香りが嫌いでメロンを殆ど食べないアタシがバクバク食えるのがこのマクワウリざんす。程よい歯応えとメロンよりもサラリとしてほのかに甘い夏のウリ。これはスイカより旨い!と改めて気がついたアタシです。
追記
福岡に帰ってきて一週間、毎日うんざりする街の暑さに消耗著しいアタシですが壱岐の義姉からは二日連続でカベチョロ便りが送られてきました。
2024年08月01日
八月の雑記・時々追記
*ブレードの背を押すように力を加えつつ一方でロックバーを押し込む、、これ最悪の結果を生む。
今年も残すところ5ヶ月、既に暑さもピークに達して 35℃超え(市街地では40℃)が当たり前になった感があります。アタシもこの狂った日射に焼かれて自転車走らす毎日ざんす。昨日は安否不明者の対応など不測の事態で消耗著しく明けて八月一日は仕事をセーブしております。上の写真は10年ほど前に撮った奥さんの故郷、長崎の離島の夕景です。
アタシんちは毎年夏に長崎の離島で過ごすのが恒例となっております。仕事の関係で行きも帰りもバラバラですが福岡からはアタシと奥さん、娘一家が押し寄せるという義姉にとっては逆蒙古襲来です。写真はいつも泊めてもらった上にお世話になりっ放しの奥さんの姉の嫁ぎ先の風景。こうやって朝早くに起き出し家の前でストーブで湯を沸かし髭を剃りコーヒーを淹れるのがアタシの島日課です。
奥さんの姉の旦那(義兄)さんは誰よりも早起きで起きるとすぐ下の海でアジ釣りに励みます。こうやって釣られたアジは直ぐに背切りと呼ばれる方法で小骨ごと細切りの新鮮な刺身にされて食卓に並びます。アタシも早起きして義兄に付いて釣りに行きますが釣りは素人なので殆どは兄が釣り上げた獲物が食卓に並ぶわけです。
アタシの大好きな島の豆腐はデカくて硬くて旨い!これをニンニク醤油とすり胡麻で頂きます。
この竹製バズーカ砲を搭載した自転車は今は亡き義父の愛車。この写真は生前に義父とアタシで少し離れた竹藪に竹を切り出しに行った時のもの。切った竹はこうして自転車に積んで押して帰り、その後は義父が鉈と小刀で花筒を作りお墓の両側に備え付けます。この義父や義兄の刃物使いは今で言うブッシュクラフトそのもの。ただしこちらは趣味ではなく生活の中で必然的に身につけなければならなかった日常的な手業でした。焚き付けに火をつける、薪を割る、竹を加工する、魚を捌く、そのどれもがアタシの様な見よう見まねのナンチャッテとは別格の職人技の数々でした。
さてこちらは前にも載せたアタシの愛車遍歴、Bianchi のクロスで仕事先を駆け回っていた頃の写真です。鮮やかなチェレステカラーやハンドルの皮巻きもそのままなのでまだ新車の頃でしょう。この愛車、最期はフレームが二箇所で破断して廃車となりました。走行中なら大事故だったはずです。
「夏がく〜れば思いひ出す〜♪」
夏といえばアタシは『しまなみ海道』の旅を思い出します。写真は尾道の港から向島に渡る『渡船場』です。ここから小さな渡船で向島へ、そこから海沿いを歩いて因島へと向かうのですが『しまなみ海道』開通の年の夏はとても暑くアタシは炎天下を歩き続け水分の摂りすぎと腹が減ってハンガーダウンで転び脚に結構な怪我を負ったことを思い出します。その時に寝泊まりしたモンベルのムーンライトテントには今でも出血した脚の血がこびり着いたシミが残っております。
さて、ここからは現生の話。『塩っぺ』を普段殆ど食べないアタシですがこの夏だけは身体が欲するのです。半分凍らせたペットボトルにスポーツドリンクを継ぎ足しそれを飲み飲み『塩っぺ』を二、三個口に放り込むと沁みるぜ!くぅー、、とっても塩っぺ!
次も夏以外は殆どかけないサングラスの話。アタシが大阪にいた頃に掛けていた レイバンを今買おうとするとバリ高!実は先日かれこれ20年は使っている TASCO のレンズ取り替え式サングラス(これは上のしまなみ海道の旅の前に買った)を紛失してしまいまして、その後回収されましたがなにせ20年の歳月かなりハードに使ってきたのでレンズもフレームも傷だらけ。今回、思い切って買い直そうとしましたがなかなか好みのものが見つかりません。そこで目をつけたのが庶民の味方! mont-bell さん。
本来ならチャリンコで行ける範囲にある直営ショップで現物を見て買うつもりでしたがお目当てのモデルとカラーが品切れとのことで WEBサイトから探してアウトレットの訳あり商品の中にそれを見つけまして候。訳ありとはこの商品に限って言えばパッケージ無し。ポイントを使えて送料も掛からないのでそれに決めました。折りたたみ式でセミハードケース付き、パッケージはどうせ捨てるので必要無し。これでこの夏の強烈なる日射からお目目を守れます。
ジリジリと焼かれて汗かいて消耗した身体に沁みるのは『塩っぺ』だけではありません。うちの奥さんが毎夏作る島原名物『かんざらし』もまたアタシの夏の好物です。
午後最初の仕事の帰り道に森林公園の中を自転車でゆっくりと走り抜ける。区役所や郵便局など市街地への往復で頭はすっかり茹で上がり身体はオーバーヒート気味。偶然にこの森林公園を抜けた先でお客さんと待ち合わせていたので都合よく森の中でクールダウンする。ここと外界との温度差は5℃以上、自然の癒しはすごい。
今年も取り寄せました京都の『いり番茶』。配送用の洒落た外箱を開けた瞬間鼻腔に届く焚き火の香り(アタシはそう感じる)、慣れない人は煙臭いと言うけどアタシには常習性ある独特の香りです。
BUCK #105 Pathfinder
これアタシのマイファーストキッチンナイフでした。今日の今日のこの瞬間まですっかり全く完全に忘れておりました。ホローグラインドの薄刃でとにかくよく切れました。キッチンナイフだったので毎回洗って直すわけですが革製のシースには戻しませんでした。「母さん僕のあのナイフどうしたでせうね」答えは大阪から福岡に引っ越す際に置いてきた、です。今もあったらちゃんと使っていただろうに。
毎週恒例となった娘の子(小6)との金曜夜の的当てゲーム。昨夜はいつものフライパンシューティングではなく100均グッズで作ったトランプターゲットを射つ競技。赤と黒のカードをそれぞれ 1〜13、それに joker を加えて各々14の的を窓際に並べて決められた弾数で射ち落とす。joker だけはカーテンレールの上に設置。はじめの5発を 1〜13 の的に使う。残りの3発は joker 用に残しておく。最終的に全弾射ち終わった時点で落としたカードの点数で競う。joker は20点と決めた。時には外し、時には2枚のカードを射ち落とすこともある。15ゲームほどやったが小6は joker をほぼ確実に射ち落とし逆転勝ちをおさめアタシは joker を外すことで連敗をきした。が、そこは年の功、ゲームが進むにつれて小6は集中力を維持できなくなり joker を外し出す。一方でアタシはゲーム毎に調子を上げて圧勝するパターンが多くなる。この競技における最高得点はアタシが叩き出した94点(joker20.13.12.11.10.9.8.7.4)というもの。1発で2枚のカードを射ち落とさなければこの点数は出ない。落としたカードの点数が続き数字となることでも盛り上がった。たわいもない遊びであるが算数が大の苦手の娘の子とのたし算ゲームに時計は11時を回っていた。
本日のムッシーはアブラゼミ、鳴きも動きもせずに公園の樹にしがみついていました。間もなく寿命を迎えるのでしょう。
本日八月第一日曜日は奥さんとドライブランチ。とは言ってもいつもの様にどこかのダム湖のほとりや山間の隠れスポットで何か作ってメシを食うにはあまりにも暑すぎる。迷わず選んだ佐賀の山間の人気うどん店は開店前から行列でして、一瞬で「却下!」となり急遽 Google マップで検索ルート上に一軒のうどん屋を見つけて急行。ご夫婦二人の小さなうどん屋さんはテレビで紹介されたとかでお客もそこそこ入っておりました。アタシはカツ丼セット、奥さんは天ざる蕎麦。帰りに揚げみたらし団子5本を土産に持ち帰りました。
とてもおいしいかったでーす!
みたらし団子買ったのにも一つオマケにぼた餅を買う。こちらも人気のお店。帰りに御手洗の滝に寄ろうとしましたがキャンプ場とその周辺には多くの人と車で、すかさず『却下!撤収!』
本日のムッシーはシャチホコさんです。
佐賀へのドライブランチから帰って持ち帰ったぼた餅食って昼寝したらお腹が冷えて「腹痛ぇ〜よー」となる(子供か!)。こんな時は、ホッカイロを一枚Tシャツの上から貼って温かい紅茶を飲む。それで治るはずだ!
南の山々の向こうからモクモクと湧き出る入道雲、いかにも夏らしい。
100均で買ったマッチケースの中身は暑い夏の日には欠かせない塩分『塩っぺ』が入っております。普段はほとんど口にしない『塩っぺ』ですがこの夏はこれにて塩分補給しているアタシです。
午前中最後の仕事が終わって汗をかきかき川沿いの遊歩道を走る。橋の下で『塩っぺ』を摘んで口に入れる。明暗はっきりとした橋の下からの景色。
昼に一旦自宅に戻る途中で買った『水茄子』、これをよーく冷やしてくし切りにして皮ごと食う。わが家の夏の風物詩。
本日も頭が茹だる様な日射と小雨さえ降らせきらない情け無い積乱雲がもたらす湿度に汗だくでロースト状態のアタシ。サングラスして帽子被って風通しの良い服装しても氷たっぷりの水筒にスポーツドリンク入れて歩いても冷えっ冷えの濡れタオルでクールダウンしても煮えた頭は治らない。この異常な天候は盆明けまで続く。ええ加減にしろ!と空を睨みつけるがなす術なし。
蝉がコロリと死んでいた。風に吹かれコロコロクルクル回ってた。ツクツクボウシが鳴いていた。早くヒグラシ鳴かないかな。夏はもういい、、要らない。知り合いの兄ちゃんが真っ赤な顔して歩いてた。声をかけると暑すぎて仕事にならんと言っていた。夕立もない、湿度だけは一人前。冷夏なんてもう死語だと実感する。
暑すぎてキャンプも焚き火もしたくない今日この頃ですが Amazonタイムセールが買え買えと煩いのでお安いうちにと買っておきました。Coleman FIRE DISK SOLO 専用の社外品五徳です。
上に乗せるロストルは2方向に置き換え可能です。違いはほんの僅かの高さだけ。このロストルは他の焚き火台にも使えそうです。
組み立ては至って簡単。差し込みのみ。五徳だけだとグラグラクネクネして全く落ち着きませんがロストルを乗せてディスクにセットすると剛性を得られます。更にファイヤーディスクはまん丸なので五徳の向きは自由に変えられます。
普通にディスクだけで使えばこんな感じに盛り盛りになり、
付属の焼き網をセットしてケトルを乗せるにも薪や炭をかなり平面的にしなければなりませんでした。
わが家の場合、七輪のフードを組み合わせたり自作のポットハンガーで吊り下げたりして使ってきました。今回の五徳はかなり高さがあるので薪や枝木、炭などもそのまま入れられそうですが、そもそもガンガン焚きは夜間の明かりとしてか急ぎの湯沸かしのみですのでこの五徳に盛り盛りの薪を組み合わせることはありませんが。クッカー底面との程よい距離が出来るということで。
こちらもタイムセール品。本来は SOLO STOVE タイタン用のペレットロストルですがアタシは 5" Firebox Stove の炭用ロストルとして使うために購入しました。5" Firebox Stove には専用のファイアーグレートと呼ばれるパーツが別売されておりますがアタシはそれをパン焼きやソーセージ焼きに使うので別に炭専用のロストルが必要でした。ロストルの高さはストーブ本体に差し込むスティックの位置で変えられます。近火からやや遠火まで可能です。
超酷暑が続いてベランダのプランターも水やりしなきゃならんのがついつい億劫になる。そこでバケツに水を汲み置き、少し高い位置から滴滴染み染みで自動水やりすることに。使い古したタオルをレザーマンのラプターでジョキジョキ切って細長い帯状にする。これをバケツの水に浸しておいて十分に水を吸ったらその片側をプランターに垂らしておく。
これで帯状のタオルを伝って水がシミシミと供給される。がんばれ植物!
ささやかな盆の準備。ご先祖様が乗ってくる馬(胡瓜)と乗って帰られる牛(茄子)の脚を作る。と言っても割り箸を同寸に切って削っただけ。MORA のナイフはこんな作業にも役に立つんです。削る時はブレードは固定し動かさず割り箸の方を動かして削いでいきます。
はい、出来上がり。
今年も盆は長崎の離島で過ごしました。島では朝誰よりも早起きして朝日が山から顔を出す前から準備をし火を起こしてお湯を沸かします。今年は久しぶりの SOLO STOVE 。2013年に購入以来使い続けて内部はボロボロです。SOLO STOVE には絶対不可欠な物があります。『風防』『ウインドスクリーン』です。今年は義姉の家の軒下に置いてあった瓦を二枚組み合わせて風を遮りました。
2014年正月キャンプ(鹿児島)にて
2020年にはエンバーリットストーブのパチモン(偽物)と組み合わせて使っています。理由はエンバーリット型ストーブの大きな五徳と安定性を活かしたかったからです。
2024年夏、SOLO STOVE の内部はボロボロです。ニクロムワイヤーはとうの昔に焼き切れました。
焼き切れたニクロムワイヤーの代わりに100均のオタマなどを改造して火床として使ってきましたが今年はたまたま自宅にあった謎のパーツを無加工で組み込みました。
長崎の離島(壱岐)で目にした生き物たち。こんな自然豊かな離島にも外来種や環境問題はあります。椿のタネを食い荒らすタイワンリスや磯焼けの原因となる大型魚の問題など、けれど虫にとってもそれを餌とする生き物にとっても魚や海の生物にとっても住みやすい環境であるのは間違いないようです。曜日を忘れ仕事を忘れ時間を忘れてそこいら中でふと目にする生き物に自然を感じる時間。今年の夏初めてエアコン無しで夜風と風鈴の音だけで熟睡できた離島の三日間でありました。
今年の盆帰りの際に持って行ったキレモノ三種。右から COLDSTEEL ボイジャー L 、Spyderco DELICA 4 Wharncliffe 、EIKONIC RCK-9 。この中で半パンの右ポケットにいつもクリップされていたのはやはり Spyderco でした。日常的に使っている物は旅先でもやはり使い易いのです。COLDSTEEL のボイジャーは SOLO STOVE 用の焚き物を割ったりするのに使うつもりでしたが切り割りするまでもなく適当なサイズの流木を拾えば良いことでした。RCK-9 はアジの開きの際に使ってみましたがいまひとつ感覚が掴めず結局、ボイジャーで捌きました。RCK-9 は鋼材が D2というセミステンレス鋼でして2〜3匹のアジを開いた後でさっと洗い流し水気をとっておきましたが小さなさびが浮いていました。
DELICA Wharncliffe は胡瓜を収穫してスライスしたり、着火用の麻紐をカットしたり、フェロロッドをスパークさせたりと良く使われました。
今年もお隣さんから釣ったばかりのキスを頂きました。それを小出刃で捌いて天婦羅に。ふわっと柔らかな白身は天つゆでも抹茶塩でも美味しく食べられます。
風がほんの少し涼しく感じられる様になったせいかラーメンが食いたくなった。ちょっとした検証をするため非常持ち出し品の中に入れてあった FIRE BOX Scout を取り出しアルコールバーナーと組み合わせて袋入りラーメンを作る。アルコールバーナーはダイソー製と TOAKS のものを用意した。はじめはダイソーでいったがお湯が沸いたところで燃料切れとなった。クッカーは熱効率が素晴らしい Trangia のグルメパン。燃料はかなり入れたつもりだったがやはりダイソーのものはスタミナに欠けるようだ。TOAKS の方は立ち上がり素晴らしく一気に沸かし直しラーメンを煮込んでくれた。
今年の盆も家族揃ってお世話になった長崎の離島に暮らす義姉から送られてきた画像。今夜もカベチョロさんがやって来たとの報告でした。
食パンにトロけるチーズ、ピーマン、ジャコを散らせてトースト。冷蔵庫の残り物を処理する。
この日は昼飯を食う時間が無さそうなので朝からガッツリ食っておく。茹で時間5分のパスタをトマトケチャップとバジルで味付けして粉チーズを散らす。パンはスキレットをとろ火で加熱しながら時間をかけて柔らかく火を通す。
朝、青空が美しい、なんてことは言ってられまへん。昨日に引き続き本日も酷暑予想で結果その通りに。とんでもなく強烈な日射と朝は仕事行くのやめようかと思うほどの湿気に「終わった」と呟くアタシでした。
今夜のムッシーはアオマツムシさん、なかなかお目にかかれないらしいのですが。
夏の積乱雲もこの街では雨を降らしきれずに消滅していく。アタシは情けない夏雲と呼ぶ。と、漸く来ました、雨雲さん。雨の柱が山の向こうから迫ってきます。次の仕事場まで自転車で5〜6分、間に合うか?!
それから5分後アタシはずぶ濡れでその日最後の仕事場に立っておりました、とさ。
そうかと思えば、カッー!と照りつける日射に焼かれる。雨後の湿度に強い日射、もうウンザリだわ。
とある仕事先にてイチジク色づく。昔の人はいろんなことを言い伝えてきた。『イチジクを庭に植えると家庭が不仲になる』が転じて『家族に争いごとが起きる』と言ったお婆ちゃんがいた。『山椒の木から実を獲る時は歌を歌いながら獲る』と教えてくれたお婆ちゃんもいた。『樫の樹は貸しが出来るから』と言って10メートルもある樫の樹を切り倒してほしいと頼まれたこともある。ゴロが似てるとか一緒だからという理由はわかるが他のものにも其々に諸説がある。
長崎の離島から今夜もカベチョロ便りが届きました。今夜は飼い猫の“ゆき”がカベチョロを狙っているシーンでした。
アップし忘れ本日のムッシーはハンミョウはん。
この日は朝早くからちょいとした山登り。と言っても超がつくほど高台にある住宅地(作った奴何も考えとらんな)を麓の病院から徒歩で登る。愛チャリ(十年目のブリヂストン)では登りにとんでもない体力と気力を使いその後に待ち受ける5件の仕事に影響大となるので月に一度のこの仕事は徒歩でゆく。案の定、朝から「これでもか!」言うくらいの強烈な日射が襲う。
休むことなく日陰から日陰へと歩を進め辿り着いた頂上近くの公園にて予約済みのタクシーが来るまで20分のクールダウン。いつもは持ち歩かないハンディーファンを強風で当てるも汗が引かない。たっぷりと氷を詰め込んだ水筒からクピクピとスポーツドリンクを飲み塩分の追加補給のために『塩っぺ』をひと摘み口に放り込む。くぅー、、たまらん!
その日の夕方近くに急な仕事(この日7件目)が入り急遽訪れた高層の団地から空を見る。晴れてはいるが物凄い湿度。
二時間後の18時半、道には水たまり。直前まで降っていたゲリラ豪雨ののこしたもの。
どうやっても影響ありますね、台風。明日から荒れ模様。明後日は暴風雨の予報の中を高齢者が予約していた病院に行くと言い張る。「わかりました!いきまひょ!」とはアタシ自身に対する言葉。今のタクシーはジャパンタイプだから後部左側の客席はスライドドアで強風時でも煽られ急に閉まる心配がない。ただし、そこまでして病院に行かなければならない理由はその人にはないのだ。リスクと天候予測は本人に伝えた。それでも身体健常で状況判断を出来る人が「行く」というのだからアタシは如何に危険を避けるべく誘導するかだけなのだ。はあ、、。
冷蔵庫のありもので今朝の一品。名付けて『アステカ焼き』目玉焼きを南米風の太陽に見立てたテキトーなおかず。
キテマス。福岡市内は雨風強く横殴り。この雨の中、高齢者を病院に連れて行った。行きのタクシーは前日に予約で時刻通りの到着。帰りのタクシーはスマホのアプリで二度目にヒット。雨風がマックスにならないうちに仕事を終えられた。帰り道、レインコートも傘もなく普通の服装でずぶ濡れになりながら押し車を押し歩く高齢者を見た。普通の服装で全身ずぶ濡れて歩きスマホする若者見たり。この雨風の中を楽しそうにブツブツ喋り歩く者見たり。自由な感覚って素晴らしい、、。
毎週金曜恒例の射的大会『ギャラクシーカップ』(いつの間にやら銀河規模)はいつもは娘のところの次男坊(小6)との手に汗握る夜遊びだが、昨夜は特別に長男(中2)が参加。小学校時代は『頼りない6年生』と下級生から呼ばれイジられ役を全うした彼も今や中2でバレー部のキャプテン。以前一度この競技会に参加させたことがあったが注意散漫で暴発や安全無視を繰り返したため競技への参加は不可と判断(アタシに)されていた。中2にして人が良すぎて損な役を引き受け文句も言わずやる苦労人、オトボケキャラで愛されキャラだが何せ注意散漫で集中力が続かない。昨夜はアタシの監督下で小6の弟との一騎打ち、やはりというか予想通りの集中力の無さで暴発を繰り返し『失格』の宣告を受けること数回、時折りクリーンヒットや高得点も出すがそれが続かない。結果は最低記録更新で終了。永遠の子供らしさとアタシが呼ぶ中2長男であるがチト心配になってきた。まあ人には向き不向きがあるからね。
台風通過から一夜明けて。仕事の途中で通った森林公園には強風でもぎ取られた枝葉がわんさと落ちている。ただ、遊歩道は全て綺麗に掃除されており松葉一つも落ちていない。市の公園管理の人たちがブロワーを使って掃き清めたのだろう。秋のキャンプシーズン開幕に間に合うよう今から落ち枝拾いに精を出そう。
昨日泊まっていった娘の中2になる長男がアタシがいつも座るキャンプチェアーに腰掛けそこから手の届くところにらあったキレモノを手にとって「これ触ってもいい?」と聞いた。アタシは「ええよ」と言って扱いを見守った。彼は小さな頃からアタシがそれらを使うところを何度も目にしていてそれが何かを知っている。ナイフ、それが扱い様によっては怪我をすることも知っている。彼は少しだけ慎重にブレードを指で摘んで起こした。パチっと音がしてブレードにロックがかかる。次に彼はそれを畳もうとする。が、今起こしたブレードはびくとも動かない。「???」それはごく普通の反応だ。ブレードを畳もうと四苦八苦している彼にアタシが助け舟を出す。万が一にロックが外れた場合に彼の指は深く傷つくのが目に見えていたからだ。アタシは先ずアタシの手でそれを一旦閉じ再度開いて次にゆっくりと手順を説明しながら閉じて見せた。
❶まず最初はハンドルを利き手で握りもう片方の手の指でブレードを左右から摘むように持つ。
❷次にハンドル後端のロックバーを利き手の親指で深く押し込む、この時ブレードを畳もうと力を加えてはいけない。ブレードはあくまで指で固定しておくだけ。
❸ロックバーが押し込まれブレードのロックが解かれるとハンドル、ブレード共にフリーとなる。この時畳むのはハンドルの方でありけっしてブレードではない。
❹ブレードの開閉ライン(通り道)に指が掛かっていないことを確認したら改めてハンドルをブレードに向かって畳む。この時、動かすのはあくまでハンドル側である。
持ち方をかえて、要領は同じです。動かすのはあくまでもハンドル側。これはドアとドアノブの扱い方である。ドアを開ける際に私たちは先にドアノブを回す。ドアを開けようと体重を掛けてからドアノブを回す人はいない。幼い子はそれをよくやる。ドアノブを回すことは見よう見まねで出来るが同時にドアを開けようと押すか引くかしている。結果はドアノブのロックが解かれた瞬間ドアは勢いよく開け放たれて前のめりか尻もちをつくことになる。ブレードを閉じるときも同じだ。先ずはロックを解除しそれからハンドル側を畳む、慣れてくるとブレードの方を安全に畳めるようになる。この扱いが出来ない人は必ずブレードを畳もうと力を加えつつロックを外す。結果は勢いよく畳まれたブレードとハンドルに指が挟まれ深く食い込む。更に痛みに対して反射的に挟まれた指を引き抜こうとする。ブレードのカッティングエッジはさらに深く指に食い込み大量の出血を見ることになる。このドアとドアノブの関係は中2にも理解できたようでナイフの扱いも何度か繰り返すうちに出来るようになった。しかし、慣れた頃が一番危ないのである、
これいっちゃん危ないのです。ちょっと考えればわかることなのですが、、アタシは何度もこれを見てきました。思い出すだけでゾッとします。
さて、暑い暑いもう一つ暑い八月が今日で終わる。このひと月を漢字二文字で表すなら(年末か)『消耗』ですね。この一言に尽きます。
Posted by ponio at
11:27
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2024年07月03日
七月の雑記・時々追記
七月です、暑いです、蒸し蒸しで汗ダーラダラです。天気図と雨雲レーダーを見ていると遥か西の大陸から真っ赤で長大な前線の帯が龍の如く連なって海を渡り九州へとのびています。この前線が南に下がれば雨は小康状態となりますが代わりに熱波がやってきます。今日などは雨の中レインウェア着込んでチャリを走らせてたら晴れて強烈な日差し、地上はまるで蒸し風呂状態でした。やれやれ月の始まりにやる気満々で出掛けていきなり消耗して帰ってきました。
本日2024/07/01のムッシーたち。ヤブキリ、ハグロトンボ、バッタとカタツムリの子ども、そして軒下で雨宿りのトンボさんでした。
今年もこの季節がやってきました。まだまだ合唱とはなっていませんが真夏の蝉の声はアタシにとっては『ギルの笛』です。「ダークに生まれし者はダークに帰れ〜」不完全な良心回路が疼きます。
もう一つオマケに本日のムッシーは小さなコガネムシ
出ました、、水田につき物で厄介者のジャンボタニシの卵塊です。アタシ、生理的にダメです、、この色形。
本日の夕食の一品、枝豆の『かんぼこ』です。トースターで温めるよりはと SOTO ST-310 とユニのミニロースターで根気よく転がし転がし焼き目をつけました。旨旨〜。
もう何年にもなるが毎朝起きがけにトマトジュースと麦芽豆乳コーヒー味を小さなグラス一杯ずつ飲むのを習慣にしている。理由は調子が良いから、色んな意味で。麦芽豆乳の紙パックはそのまま注ぐと「ドボっドボっ」と脈打つように出るため小さなグラスからは必ず溢れる。コールマンのホワイトガソリン缶の様に注ぎ口を上にして注げば良いとされるがそれでも上手くいかない時もある。そこで注ぎ口と対角線上に小さな切り口を開ける。(上の写真)こうすると実にスムースな注ぎになります。
飲み終えたら糊シロにナイフを突き刺して剥がして畳みます。これもいつものルーティン。
七月一日、メダカの赤ちゃん確認。うちの奥さんが仕事先でいただいてきた深鉢でメダカを飼いたいと言い出し3回に分けて計15匹のメダカを入れ育て始めたのが先月のことです。その後、約ひと月の間に14匹があの世へ旅立ち「今年はよく死ぬなぁ、、」と半ば諦めかけていましたがなんと残り一匹となって数日後、めちゃくちゃ沢山の赤ちゃんメダカが泳ぎ回っているのを確認。奥さんも毎朝仕事に行く前には餌をやり嬉しそうです。
うちでは最初に飼ったメダカから代が途切れることなく子孫繁栄してきましたが昨年はとうとう世継ぎに恵まれず世代が途切れてしまいました。さあ、またメダカたちとの夏が始まります。
ドジョウのドジョ子さんもおりましたが二匹とも鉢から飛び出して行方不明となりその後白骨遺体となって発見、南無阿弥陀仏。そう言えばヤマトヌマエビも水槽から遠く離れた電話台の近くで干物になって発見されました。南無。
午前9時半のベランダ、既に38℃。日差し強烈、湿度高くモワッと感最強。
本日のムッシーたち。
Spyderco DELICA はアタシにとっても思い出深いモデルで、第4世代の DELICA 4 FFG は EDCブレードとして完成の域に達した傑作だとアタシ自身は考えております。軽量、軽快、素晴らしい切れ味でしかも研ぎ易い。今時のスーパースチールではないものの実用に十分なブレードです。ポケットクリップも流行りを追わず今なおディープキャリータイプに非らず。製造は日本の関市(G・SAKAI)で長年このシリーズ他を製造してきた。長期に渡る製造は加工機械の摩耗や職人さんの代替わりなどで製品のバラつきが見られる様になります。アタシが持っている2本の DELICA 4 は細部に微妙なバラつきが見られます。ナイフそのものの作りを見ると確かに現在の台湾や中国系米国企業のモデルの方が均一な仕上がりの様に見えます。
DELICA 4 の Wharncliffe ブレードは本来の Wharncliffe スタイルをモディファイして作られた物です。製造は同じ G・SAKAI ですがこちらのブレードには デリカ他 数々のSpyderco ナイフのデザインを手掛けてきた Sal Glesser のイニシャルがプリントされています。同じデリカでも上のクリップポイントモデルにはイニシャルプリントはありません。
同じく Sal Glesser がデザインした Native も今や第5世代。製造は日本から本国米国に移り今では U.S Made のハイバリューシリーズとなっています。作りは均一で美しく一昔前のアメリカ製とは比べ物にならない出来です。
そしてこちらは日本製でも米国製でもない China Made の Tenacious 。デザインは Sal Glesser の息子 Eric Glesser 。価格は日本製よりかなり安くブレード鋼材もスタンダードの 8cr13Mov なる中国の鋼材から CPM S35VN など比較的高価な鋼材やチタンハンドル、フレームロックなどバリエーションの多いモデルでもあります。
ただ、そこは China Made ということで製品のバラつきは否めず、現在アタシが使っている CPM S35VN バージョンは強力なライナーに押されてブレードが反対側に寄ってしまっている。ピポットのスクリューを強く締めるとセンターに寄るが今度はブレードがロックされて動かない。以前持っていたスタンダード版の方はバッチリとブレードがセンターに収まっていました。この辺もやはり製品のバラつきと言えるでしょう。ただ、使用する分には何ら支障はないからOKなのですがね。現在米国で猛威を振るっているチャイナウェーブ、例えば WE や CIVIVI などの製品は一頃のChina Made とはまるで違う精巧さが目立ちます。
同じ中国製の2本のナイフ、手前は EICONIK RCK 9、奥が Spyderco Tenacious 。
同じライナーロック機構を持ちながら左の Tenacious は畳んだ状態でブレードが片側に寄っている。一方の RCK 9 はブレードがセンターに収まっている。
ここに違いがあります。左の Tenacious はブロンズワッシャーを介して左右のステンレス製ライナー(フレーム)がブレードを挟み込んでいる。ブレードの軸となるピポットスクリューを締め込むとブレードはセンターに寄るが締めすぎると左右から強く挟まれたブレードはまったく可動しなくなる。一方の RCK 9 は可動式のボールベアリングワッシャーを介してブレードが取り付けられておりピポットスクリューを強く締め込んでもブレードの動きには干渉しない仕組みだ。
本当に久々に食べる『焼きそばUFO』。インスタントには具材を加えるべからず、そのまんまのチープさに敬意を払え、とは高校の下宿時代に同じ下宿先にいた万年アルバイト漬けの大学生が言った言葉だ。しかし、この日のアタシは紅生姜と青のりをトッピングした。付属のソースは全部かけない。全部かけると最後にソースを飲むことになるからだ。味的には高校生の時に食っていた『焼きそばバゴーン』や『焼きそば弁当』の方が美味かった気がする。粉末スープも付いていたしね。
強烈な日射の下でじっと動かずの構え。本日のムッシーは台湾由来のタカサゴシロカミキリです。
買い物ついでに100均に寄ってキャンプ道具などを纏める結束バンドを買ってきました。商品を留めていた細いワイヤーはLEATHERMAN ラプターのリングカッターでプチプチとカット。
それで何をしたかと言えば、RAT-3 のシースをホリゾンタルにする為のアタッチメントループを作ってみました。これはそのまま ESEE 4にも転用出来ますがあちらはナイフ自体が RAT-3 よりかなり重いのでこの程度のヤワなループでは心もとない。また別の素材を探すとしましょう。
ちょうど一年前の7月9日10日は線状降水帯による大雨に見舞われた北部九州。「溢れたことないけんね」と地元のお年寄りが口にする室見川もあわや越水というところまで水嵩が増えました。いつも仕事で通る川沿いの遊歩道は押し寄せた濁流と流木で暫く通行できませんでした。今年もまたその時期がやってきます。とはいっても外はピーカン、抑えつけられるような強烈な日射に頭痛さえ覚えます。さて今年はどうなるのか神のみぞ知る、です。
本日のムッシーは蝉の抜け殻、夏の風物詩ですね。
抜け殻の次は命終えた蝉の死骸、無数のアリンコが忙しそうにそれを処理していました。これも自然の摂理。
15匹のうち1匹だけ生き残った青メダカ、いつの間にか生まれていた子供たちに囲まれ元気に泳ぎ回っております。
明日、自宅でうちの奥さんの仲間の集いがあるそうで急遽椅子がいるということでロゴスのキャンプチェアや Helinox を組み立て配置。ほんの二時間あまりの集まりのために掃除と片付けと配置し直しに追われるアタシです。
初夏のムッシー、羽化直前のカマキリ。まだ成虫ではないものの鎌は既に一人前です。
これらのムッシーたちはいつも移動途中で一息つく河畔公園のベンチ前の茂みにおります。そこはまさにムッシー王国。
いよいよ発売が開始され少しずつ細かな画像がアップされ出しました。ESEE のニューモデル PACAYA です。価格は $180くらいで他の ESEE ナイフとほぼ同じ設定です。鋼材は3V。こちらは新製品で各ディーラーも値引きする段階ではないのに加えて昨今の収まることなき円高の状況では 2万円台後半という高いキレモノとなっています。アタシの『欲しい欲しいノート』にはとっくにリストアップされていますがこの円高状況で買うのはアホらしいと判断しています。
2024/07/13 夜 またまた迫っております!福岡市からも緊急のメールが届いています。明日は100%雨、土砂降りの予想です。
降りしきる雨の中を自転車走らせエスケープ。夕方、腹が減って立ち寄ったスーパーで見つけた異色の菓子パンに心惹かれて買い食いしてしまった、、美味かった。
本日のムッシーはお馴染みのアダンソン君。目がステキ!
本日の菌類はこの方、ヒイロタケさん。
このキレモノ一目見た時にハッ?!と思ったのはアタシがまだ大阪にいた頃仕事で使っていた MOKI ナイフにそっくりだったからです。よく見りゃ違うけれどよく見なけりゃそっくり。
それがこれ。ブレードは研ぎ減りして原形を留めていませんがハンドルの素材感やポケットクリップの形状などはそっくりくりくり栗の介。
さてこの懐かしのキレモノそっくりのナイフは FINCH というブランドのもので以前から欲しいモデルがいくつかありましたがアタシの最有力候補は既に廃盤の様です。この FINCH 、ナイフの製造は China系米国企業の QSP が行っています。
金曜の夜は娘の子(小6)とのナーフガンによる射的大会がコソコソと行われる。昨日はナーフガンの前に BB弾を使ったシューティングを体験させた。使ったのはいわゆるエアコキ、東京マルイの USP 18歳である。使う弾は純正0.25g。アタシがスライドをコッキングして手渡し射たせる。現代っ子はゲーム世代であるためフロント&リアの両サイトを使って射つことは殆どなく、目の焦点はターゲットペーパーに合わせたままだ。だから、たまたまマグレもマグレ、大マグレで当たることもあるが次の弾は明後日の方向に当たったりもする。そこをフロントサイトにフォーカスを合わせるように教え射たせると当たる確率がぐんと上がる。あとはトリガーを絞る時のプレだけだ。
これは昨日アタシが射った的。直径10センチのサークルを 5m離れて両手で射ったもの。
同じく 5m から20発、30発と射ち込んだもの。オモチャとはいえ日本のトイガンはほんま良く当たる。
本日のムッシーは部屋の壁にくっついてたアオムッシー、どこからきたのか?
これらは今や米国は元より世界的に知られる様になった China Made Knife の会社及びブランド名です。上で紹介した FINCH の新作も製造は QSP です。これらは一昔前の粗雑で当たり外れどころかほぼ外れ品みたいな低品質な製品ではありません。米国ではナイフは武器という扱いと共に昔からの日用品であり、日々使う物としてはよほどこだわりの強いユーザーでなければ安価でそこそこの品質の物を選ぶ傾向にある様です。ちょっとした作業に使う普段使いのナイフに5万も6万もはたく人はそう多くありません。出来るなら安価で良い品質の物を選びたい、庶民の感覚です。米国で猛威を振るうChina系キレモノブランドはこれらだけではありません。まだまだとんでもない低品質な物を作っているところもあります。ただ、米国内ではここ数年で高品質低価格な Chinaブランドが浸透したことは事実です。
どーにかしてるぜ!あん畜生!って次元大介みたいなボヤキが出るほどアチ〜アチ〜。アタマが煮えておかしくなりそう(とっくにおかしいか?)。仕事柄、移動時を除けばマスク必須だしホンマ今すぐにでも雪山に移住したくなりますわ。
本日のムッシーとトカゲさん
福岡、週間天気予報(ウェザーニュース)。来週末まで熱波と灼熱地獄が続くようざんす。ここ数日、日焼け止めを塗っても顔が軽微な火傷状態で自転車マンの辛く痛いところざんす。正直、もうどうとでもなれ!的感じですわ。毎日毎日ぼくらは鉄板の〜上で焼かれて嫌になっちゃうよ〜♪わかるよ、たい焼きくん!
本日2024/07/25、仕事で訪れた大きな集合住宅の7階から撮った巨大な積乱雲。夏らしいといえば夏らしいが午前中の最高気温時より湿度が増して超ウルトラ蒸し暑い午後となった。そして、、
にわかにかき曇り雷鳴が轟き、竜巻注意報が出され風予報では福岡地方で風が渦を巻いている状況となった。気温が一気に5℃ほど下がって大粒の雨が数秒降って止んだ。同じ頃、1キロほど離れた地区では土砂降りだったらしく大きな水溜りが出来ていた。そしてキチガイじみた日射が復活。これが一番危ない。雨の後の蒸し暑さに突き刺すような日射は体力を一気に奪ってしまう。
swatch IRONY の復活。お気に入りのクロノグラフでしたが純正ベルトが切れて以来お蔵入りになっておりました。ボタン電池を新しく買って入れ替えベルトもオーダーしました。クロノは殆ど使わないけどデザイン的な好みざんす。 swatch は軽いのが一番!
本日はジャーマンポテト、今年掘り出された小さなジャガイモをくし切りにしておく。キレモノはすっかりキッチンに居着いてしまった Kershaw Blur 。
いつもご贔屓にして頂いているお客様と入ったリンガーハットにて『野菜たっぷりちゃんぽん』をご馳走して頂いた。お客様は車椅子でアタシが手配したタクシーにて移動、大きなショッピングモールで野菜やその他食品を買いそこから車椅子を押して 5〜6分のリンガーハットがいつものコース。ここで涼んで水分と塩分とタンパク質、炭水化物をたっぷり補給する。外は37℃を軽く超えている。
SEIKO 5 のダイバーに今年はネイビーブルーのナイロンバンドを合わせる。疲れていると感じる日は迷わず 軽い CASIO の G-SHOCK を巻く。これもまた気分転換。
仕事の途中でやたらと人の周りを飛び回るシオヤトンボに出会う。
七月最後の日曜日は夏野菜カレー。これをゴロゴロと形が残るように切って煮込むのだが最後まで形を残したのは人参だけでした。
今年も出ました『水茄子』、昨年のものよりやや大きめ(生産している農家さんが違う)。昨年の夏はコレにハマった。チャチャっと洗ってサクッと切って酢味噌でパクつく。ある時代劇で今は亡き津川雅彦さんがこれまた今は亡き緒形拳さん相手に小茄子を鋏でチョキンと切って水でチャチャチャと濯ぎパクリと食べるシーンがあった。あれを見た時(昔々)からいつか同じことをしてやろうなんて思っていました。
2024/07/29 ようやく風が変わった。この半月ばかり続いていた暖かく湿った南風から乾いた北西の風へと変わった。たしかに日差しはジリジリと焼けつく熱さだが息苦しいほどの蒸し暑さはない。今日、東海地方は40℃の予報だ。日本海側から吹き込む風が山を越え乾いた温風となって吹き下ろす。まったくどうにかしてるね。
ガスガン呼ばれるトイガンのパワーソースがフロン12から 134a へと替わったのは20年以上も前のことだった。地球温暖化対策が早急の課題でありながら手遅れである昨今、トイガン用のガスは必要性を極端に失った。価格は倍以上になり手軽に遊べるソースではなくなった。今やガスガンは贅沢な遊びなのだ。これも時代の流れだ。サヨナラ、ガスガン。
缶に穴開けて最後のガス抜き
ベルトが届いて使えるようになった swtch IRONY クロノ 夏らしくベルトはカーキで。一応、専用となっておりますがラベルには中国語がずらりと並ぶ。勿論、ピッタリ。使えりゃええんです、このへんは。
朝イチの仕事で高台の住宅地へと徒歩で登る。いまだ完全人力チャリのアタシはこの更に上の住宅地まで立ち漕ぎして登る気など200%無い無い全く無い。ここは月に一度登るが今日のこの日を何ヶ月も前から強く意識してきた。麓の病院に自転車を停めてそこから徒歩にて20分、上の写真はその中間あたり。休んではいけない。意識して大きく呼吸をして休まず機械のように足を進めるのだ。既に強すぎる朝の陽を避けるために家々の影から影へと歩を進める、人呼んで『影田影雄』。
たどり着いた高台の公園には半分屋根のベンチがある。半分でもあるだけマシだ。市内の公園に備え付けられている屋根付きベンチや東屋の多くは屋根が骨組みだけで日差しも雨もしのげないのが普通だからだ。
着くなり腕から汗が吹き出す。
氷とスポーツドリンクをたっぷり入れた水筒で喉を潤し家を出る直前まで冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた濡れタオルで汗を拭う。
スポーツドリンクの他に『塩っぺ』も持ってきた。うーん、、たまんない!塩加減!
緑の田んぼに大きなクスノキ、長閑な風景だけどここも街中。周囲は車行き交うアスファルト地獄です。
奥さんが収穫してきたミニトマトですがそのまま食べるには既に皮が硬く生ではちょいと食べにくい状態でした。それを LODGE のミニサーバーに並べてベーコンを焼いた後の油でじっくり焼きを入れますと実に旨みのある柔らかなホットトマトに変身。
七月最後の一日も狂った様な日差しにチャリンコマンのアタシの腕から汗が吹き出す。帽子を被っても日焼け止め塗ってもサングラスしてもこの狂った日射を防ぎきれるはずはなく全身消耗で帰宅した。月に一度、病院にお連れするお年寄りも本日意識レベル低下で発見された。この異常気象はアタシたち人間が作り上げた最強の自滅兵器かもしれない。
2024年06月18日
魅惑のキレモノ PART 2
こんにちは、こんばんは、ponio です。
九州北部は今夜久々の土砂降り、ついでに遅い梅雨入りざんす。今月末に予定していたキャンプも中止にしました。わが家はそのままキャンプのオフシーズンに突入、焚き火もランタンもテントもシュラフも秋まで使うことがありません。こうなったら仕事あるのみ!(嘘こけ!)
さて今回は『魅惑のキレモノ』その2、2024年6月現在のアタシの胸の内に分け入ってみよう!(英雄たちの選択か?!)
まずはこちらから、、
2024年のショットショーにて ESEE が発表したニューモデルはブレード鋼材に 3Vを使用したフィクストモデル。名称は Pacaya。動画等で見た感じでは ESEE 3 に近いサイズでアタシ的には「おおおおぉーーー!」となりにけり。またビョーキがはじまる、、。
ハイ出ました!セントファンテ3。これ欲しい欲しいノートにリストアップして何年目?ちゅーくらいホント長年(15年ほど)にわたって欲しい欲しいが続くが買うに至らない Spyderco の傑作フォールダー(アタシの独断)。これも廃盤にならないうちに是非にと思っとります。
上のセントファンテほどではないがこれも長いなぁーエレメンタム!初めて見た時からずうっと欲しかった。では何で買わなかったかといえば、、新製品だった当時は米ドルで$50前後、日本では¥7.000前後でしたか、、このナイフのシンプルさ(サイズ・鋼材・ロックスタイル・ハンドル材など)から「うーむ、これ日本円で¥5.000くらいならねー」と実は米国内での価格の印象(安価な)とそれを日本で販売するにあたって設定された価格の感覚的な差(微妙に高い)に二の足を踏んでいたのです。もちろん、個人輸入した場合も日本での販売価格に近くなるのは承知の上でね。そうこうしているうちにバリエーションが増えた増えた!ポジションは勿論自宅EDC。こちらもそろそろかな、、。
おなじ CIVIVI の VISION FG は例によって一目惚れでした。ブレードのデザインはフードプロセッシングに最適、堅牢なスーパーロックに軽快なアクション、バリエーションもあるある。しかしこちらも欲しい時に在庫無しのジンクス発症で手に入らず。そうしているうちに着々と下調べは進みアタシ的に今は結論が出ています。こちらは一旦保留です。
その理由は、、スーパーロックというガッツリ丈夫なロックシステムを備えている一方でブレード厚は意外と薄く(食材加工には最適だけど)、米国のユーザーの中には落としたらブレード先端が折れたとか、YouTube ではカッティングテストでバトニングしたらエッジがめくれたとか(この人はエッジの研ぎ角を更に鋭利にしており強度が落ちたとも考えられる)、強靭なロック機構の割にブレードの耐久性が今ひとつではないのか?という疑問が湧いてきました。
逆にこのブレード厚ならここまで強靭なロックは要らないのでは?とか、いっその事EDCブレードとして重さを100g以内に抑えてくれた方がいい、とか要望が湧いて出てきたのです。ラフに扱うにはブレードが今ひとつ弱そうでEDCブレードにするには重すぎる。ここです、、一旦保留のポイントは。
他にもあるのよ〜欲しい欲しいノートの中には。でもこうやって『欲しい欲しい』言ってるうちが花やね。そのうち冷めて自然淘汰されるでしょう。OTHERS はその殆どが EDC ブレードとしてのポジションに割り振られる特徴を持っています。大きすぎず軽くて操作性にすぐれ高すぎず安すぎない鋼材、そしてデザインです。
メールが届くんです、「こんなんもありまっせ〜」てな具合に。困りますわ、ほんまに。また欲しい欲しいノート開かにゃ。
こちらもずいぶん長い『欲しい欲しい歴』です。
デザイン、サイズ、アクションと今見てもええわ〜。
Spyderco にもまだまだ『欲しい欲しい』があります。これらは全てコレクションではなく実用品としての候補なのです。
Spyderco がテネイシャスのバージョンを増やしました。チタンハンドルでフレームロック!(正式には Reeve Integral Lock : R.I.L. と言います) 本来なら「ウォーー、」となるところなれど、、ブレード鋼材が 8Cr13MoV ⤵︎(-_-)アタシ的には今回はスルーしておこうと決断したポイントでした。他にも CPM M4 (工具鋼)を使ったバージョンも出ておりますがそちらは従来の Walker Linerlock なのです。
FINCH のナイフもアタシ好みのデザインですが EDCブレードとして使うにはちと高すぎます。昨今の円安では軽く¥20.000 を超えています。
手放したキレモノ
どれだけ欲しくて手に入れたモノでも手放す時は必ず来ます。RANDALL の Model-18 もそうでした。このサバイバルナイフの元祖は大阪時代に持っていました。馴染みのミリタリーショップの小さなショーケースの奥に飾ってあった物です。切先(ポイント)が微妙に潰れており安く売ってもらいました。当時流行っていたランボータイプと呼ばれるホローハンドル(管状ハンドル)の元になったと言われる元祖サバイバルナイフです。いわゆるランボーナイフをコピーしたナンチャッテ・ランボーナイフなど比べ物にならない価格と流石の造りでした。鍛造のブレードを指で弾くと「キ〜ン」と聴き惚れるような金属音が響いたのを覚えています。とは言え、こんな厳ついモデルを使う機会などどこにも無かった街暮らし、大阪を離れる際には親友に譲り渡してきました。
九州北部は今夜久々の土砂降り、ついでに遅い梅雨入りざんす。今月末に予定していたキャンプも中止にしました。わが家はそのままキャンプのオフシーズンに突入、焚き火もランタンもテントもシュラフも秋まで使うことがありません。こうなったら仕事あるのみ!(嘘こけ!)
さて今回は『魅惑のキレモノ』その2、2024年6月現在のアタシの胸の内に分け入ってみよう!(英雄たちの選択か?!)
まずはこちらから、、
2024年のショットショーにて ESEE が発表したニューモデルはブレード鋼材に 3Vを使用したフィクストモデル。名称は Pacaya。動画等で見た感じでは ESEE 3 に近いサイズでアタシ的には「おおおおぉーーー!」となりにけり。またビョーキがはじまる、、。
ハイ出ました!セントファンテ3。これ欲しい欲しいノートにリストアップして何年目?ちゅーくらいホント長年(15年ほど)にわたって欲しい欲しいが続くが買うに至らない Spyderco の傑作フォールダー(アタシの独断)。これも廃盤にならないうちに是非にと思っとります。
上のセントファンテほどではないがこれも長いなぁーエレメンタム!初めて見た時からずうっと欲しかった。では何で買わなかったかといえば、、新製品だった当時は米ドルで$50前後、日本では¥7.000前後でしたか、、このナイフのシンプルさ(サイズ・鋼材・ロックスタイル・ハンドル材など)から「うーむ、これ日本円で¥5.000くらいならねー」と実は米国内での価格の印象(安価な)とそれを日本で販売するにあたって設定された価格の感覚的な差(微妙に高い)に二の足を踏んでいたのです。もちろん、個人輸入した場合も日本での販売価格に近くなるのは承知の上でね。そうこうしているうちにバリエーションが増えた増えた!ポジションは勿論自宅EDC。こちらもそろそろかな、、。
おなじ CIVIVI の VISION FG は例によって一目惚れでした。ブレードのデザインはフードプロセッシングに最適、堅牢なスーパーロックに軽快なアクション、バリエーションもあるある。しかしこちらも欲しい時に在庫無しのジンクス発症で手に入らず。そうしているうちに着々と下調べは進みアタシ的に今は結論が出ています。こちらは一旦保留です。
その理由は、、スーパーロックというガッツリ丈夫なロックシステムを備えている一方でブレード厚は意外と薄く(食材加工には最適だけど)、米国のユーザーの中には落としたらブレード先端が折れたとか、YouTube ではカッティングテストでバトニングしたらエッジがめくれたとか(この人はエッジの研ぎ角を更に鋭利にしており強度が落ちたとも考えられる)、強靭なロック機構の割にブレードの耐久性が今ひとつではないのか?という疑問が湧いてきました。
逆にこのブレード厚ならここまで強靭なロックは要らないのでは?とか、いっその事EDCブレードとして重さを100g以内に抑えてくれた方がいい、とか要望が湧いて出てきたのです。ラフに扱うにはブレードが今ひとつ弱そうでEDCブレードにするには重すぎる。ここです、、一旦保留のポイントは。
他にもあるのよ〜欲しい欲しいノートの中には。でもこうやって『欲しい欲しい』言ってるうちが花やね。そのうち冷めて自然淘汰されるでしょう。OTHERS はその殆どが EDC ブレードとしてのポジションに割り振られる特徴を持っています。大きすぎず軽くて操作性にすぐれ高すぎず安すぎない鋼材、そしてデザインです。
メールが届くんです、「こんなんもありまっせ〜」てな具合に。困りますわ、ほんまに。また欲しい欲しいノート開かにゃ。
こちらもずいぶん長い『欲しい欲しい歴』です。
デザイン、サイズ、アクションと今見てもええわ〜。
Spyderco にもまだまだ『欲しい欲しい』があります。これらは全てコレクションではなく実用品としての候補なのです。
Spyderco がテネイシャスのバージョンを増やしました。チタンハンドルでフレームロック!(正式には Reeve Integral Lock : R.I.L. と言います) 本来なら「ウォーー、」となるところなれど、、ブレード鋼材が 8Cr13MoV ⤵︎(-_-)アタシ的には今回はスルーしておこうと決断したポイントでした。他にも CPM M4 (工具鋼)を使ったバージョンも出ておりますがそちらは従来の Walker Linerlock なのです。
FINCH のナイフもアタシ好みのデザインですが EDCブレードとして使うにはちと高すぎます。昨今の円安では軽く¥20.000 を超えています。
手放したキレモノ
どれだけ欲しくて手に入れたモノでも手放す時は必ず来ます。RANDALL の Model-18 もそうでした。このサバイバルナイフの元祖は大阪時代に持っていました。馴染みのミリタリーショップの小さなショーケースの奥に飾ってあった物です。切先(ポイント)が微妙に潰れており安く売ってもらいました。当時流行っていたランボータイプと呼ばれるホローハンドル(管状ハンドル)の元になったと言われる元祖サバイバルナイフです。いわゆるランボーナイフをコピーしたナンチャッテ・ランボーナイフなど比べ物にならない価格と流石の造りでした。鍛造のブレードを指で弾くと「キ〜ン」と聴き惚れるような金属音が響いたのを覚えています。とは言え、こんな厳ついモデルを使う機会などどこにも無かった街暮らし、大阪を離れる際には親友に譲り渡してきました。
2024年06月01日
六月の雑記、時々追記
今年も早六月、梅雨入りは平年より遅いとか。去年の様な豪雨災害にならなければ良いのですが。さあさあ、始まりますよ〜これから約半年は梅雨時期の蒸し暑さと夏の狂った激暑、そしてダラダラと続く残暑にうんざりして過ごすわけです。
六月の朝一番からカレーライス、いと旨し。
昨日は娘の子たちが遊びに来る魔の金曜日、どうせ揚げ物になるからアタシは SOTO の小さな角型クッカーで小さくカレーを作りました。突如思い立ったことなので具材は島原の小さなジャガイモと掘り立ての小さなタマネギ、それに肉が無かったので鯨肉の缶詰を一つ放り込みました。ルウは定番のバーモンドカレーの甘口です。これがまたウメェ〜のなんのってあーた!
カレー作りに使った SOTO ST-3108 角型クッカーは分厚いアルミ製です。付属のハンドルを使っても縁にはこんな風に深い傷が刻まれます。指先に引っ掛かりを感じたら軽く研磨パッドで均して米の研ぎ汁コーティングしておきます。
米国の Spyderco から3本組みの砥石(タッチアップ用のプロファイルストーン)が専用パウチ付きで発売されます。これ待ってたんです。Spyderco からはものすごい数のシャープナー(砥石単品を含め)が発売されていますがアタシ的にはこうしてセットで携行できるものが欲しかったのです。
アタシが日常的に使っているのはかれこれ20年ほど前に買った Spyderco のセラミックシャープナーです。普段はこれで簡単なエッジのタッチアップをしておき、そろそろかな?と感じたらマウスパッドに耐水ペーパー(600・800・1000・2000番)で研ぎ直し最後は革製の名刺入れで仕上げます。もう少しキリッと立った感じにしたければ最後にこの三角のセラミックシャープナーに軽く当てて一度だけ目立てしてやります。
このセラミックシャープナーはキャンプや仕事で「切る作業」が多い時などは必ず持ち出されます。使うごとに黒ずんできますが油汚れ用のマジックリンできれいさっぱり落とせます。
世の中の流行りに抗うスキッター(ドリップ用滴々注ぎ口)。100均のミニ漏斗に桜の小枝を差し込んだだけの『天邪鬼スキッター』。自宅では毎朝必ずやるコーヒーのドリップ。その際に使われるのはマルタマのステンレス製ケットル(マルタマではケトルをこう呼ぶ)。
わが家のは1.5 Lタイプのものですが実に繊細な注ぎも出来るお気に入りのケトルです。
キャンプでは豆ゴリドリップをやめたアタシですが時折ひとりで出かけるチャリハイクでは上の『天邪鬼スキッター』を使ってドリップすることもあります。アウトドア用のケトルは大体が溢れない程度の大雑把な注ぎが普通です。テフロンコーティングが施されたクッカーや縁加工が絶妙なクッカーの方が繊細に注ぐことが出来ることもあります。
マルタマ・ケットル内部。
購入から丸三年、毎日毎日お湯を沸かし続けてきましたが内部はいっさい変色なし。アウトドア用ケトルではこうはいきません。頑強で火からおろした後も沸々と沸いている蓄熱性もこのケトルならでは。沸騰すると蓋がカタカタ鳴って知らせてくれます。かわいいやつです。
麦茶の消費が段々と増えてきました。自宅で沸かす麦茶は一度に約 2.5 L 。通常の二倍の濃さで沸かすのでそれを倍以上に薄めて冷蔵庫にストックしておきます。1 L のペットボトル4本半です。わが家で麦茶を沸かすのはアタシの仕事です。ミニマルワークトップに組まれたままの SOTO ST-310 で約 13分、沸騰したらそこに麦茶のパックを放り込んで5分ほど煮立たせます。ST-310 は屋内なら四季を通じて火力が落ちることなく余裕で麦茶沸かしが出来ます。イワタニの CB-ODX-1 なら途中で火力がグンと落ちてしまいます。外では風防を使わないとガスの無駄使いになりがちな ST-310 ですが屋内では無双です。
日曜日、奥さんは仕事、アタシは命令あって夕食のカレー作り。掘り立ての小さなジャガイモや玉ねぎを刻みカレーを作る。本日の調理キレモノは GERBER の LST 。
カレーを作るのに使うのはティファールの圧力鍋。奥さんが10数年前に友人からプレゼントしてもらった物ですが全く使わず置いてありました。それをアタシが引っ張り出して使い始め今では煮込み料理は殆どこれでやってます。
本日の生きものは前回も登場しましたニホンカナヘビです。仕事で訪れたお宅の庭におりました。なかなかひょうきんな奴でした。
ニホンカナヘビがいたお宅での仕事で果てなき空き箱の山を崩して畳むという作業がありました。その際に粘着テープをカットしたのがスイスアーミーナイフの缶オープナー。テープの糊はナイフにとって大きな切れ味低下を招くのでブレードで切ることは絶対しません。ナイフはお宅に着いてから左の脇腹あたりにクリップオン、ホリゾンタルのクロスドローです。これが一番抜きやすいし、入れやすい。
自家製ジンジャーエールを飲む。外は蒸し暑く新生姜の爽やかなキリキリ感が美味い!
本日のムッシー、種類が増えてきました ♪
ちょうど良い大きさの鉢を貰ってきた奥さんがそれを入れる白メダカを五匹買ってきた。鉢は鉢植え用なので底に穴が開いておりそれをコルクと接着剤などで塞いだ。しかし、また微妙に底から水が漏れている。ものは考えようでこの微妙な水漏れを自動的な水換えと考えることにした。朝起きたら減った分を新たに足してやることにした。
本日のムッシーはコガネムシの一種だと思うのですが判別できませんでした。
今月下旬に予定している『Camp JUN 2024』で使うキレモノを手入れしておく。もちろん、日頃からちゃんと切れる様にエッジはキリッキリの状態にしてあるが暫く使っていないとそれも忘れてしまうから改めて指先確認しておく。ノコは BAHCO 396 、挽き代が長く軽いので silky 全盛でもこれを使う機会は多い。
MORA のナイフは2本、赤い柄の Classic 2/0 と隣のスプーンナイフは共に『ナンチャッテ・ウッドクラフト』用。
右の新入りはキャンプ場裏の山を歩く時の携行用、左の小さなフィクストブレードは汎用性が高いので木工から食材の加工まで使えるオールラウンダー。どちらもステンレス鋼です。
本来はキャンプ道具として買ったものを自宅で使う、これ我が家ではあたり前田のクラッカー。skaterさんのアウトドア用中華鍋も今や自宅使いが99.99%を占める。奥さんはいつもこれで揚げ物をしている。おかげでこの鉄鍋もすっかり油が馴染んでいつでもベストの状態です。この日は天麩羅。
その後ろでアタシはアタシの仕事。窓際に置かれたキャンプテーブルの上で ST-310 を稼働させて天つゆ作りです。クッカーは注ぎやすい角型。今はなきモリタの角型スミフロンクッカーです。ハンドルはアルミ製ですぐに熱くなるため取り外してあります。
ST-310 とコンビといえば ST-3108 角型クッカーですが、こちらのクッカーは今月下旬のキャンプで使うため既に道具集積コーナーに移動しています。
同じく次のキャンプで使う予定の小さな土鍋。こちらは10数年前からキャンプでも使われてきました。トランギアのストームクッカー25にそのまま乗せられます。
そしてそのストームクッカーにはこの旧・ガスバーナーを組み込む。『旧』と付けたのは現在トランギアでは自社生産の純正ガスバーナーを製造しているからで、上の写真のバーナーは同じスウェーデンの PRIMUS のパーツを使っている。SOTO の様にマイクロレギュレーターやそれに類似した機構は持たないがストームクッカーの風防の中ではトロ火から最大火力まで不安なく自在に使える。
SOTO SOD-331 は 3本五徳なれど安定感抜群で火力、持続共に文句ナッシング。ただ、炊飯時に弱火にすると火力がやや不安定になり屋外では燃焼音も聞き取れないこともあって気がつくと火が消えていることがある。少なくとも屋外ではトロ火は難しい。今回は屋外で土鍋を使った炊飯が予定されている。
本日は久しぶりぶりの SEIKO 5、チープな自動巻きだけどなんとなく気に入って使ってる。時間は正確。
本日のムッシーはアシナガバチ
Camp JUN 2024 はおもいっきり!雨の予報。というかここ九州北部はここにきてようやく梅雨入りざんす。なにもこの梅雨入りのタイミングでキャンプだなんて、、シトシトジメジメムシムシ虫々なのはガッテン承知の助!もしかしたらザァーザァービュービューかも。例年ならとっくに梅雨入りしていて今頃は雨の止み間をついてドライブ野外ランチを楽しんでる時期。この時期、キャンプだなんてね、、。
犬の散歩でよく行くビオトープの周囲に咲き乱れる白蝶草。
メダカの鉢に遊びに来た小さなムッシー。アブかハエかは不明だけど鋼鉄を思わせる質感がありました。
九州北部の週間予報から今年の Camp JUN は中止と決定しました。既にキャンプ場さんには予約キャンセルの連絡済みです。予報では曇りと雨マークで60〜70%の確率で降雨です。もちろん結果的に短時間で止んだとしても降るか降らないかの予報ではかなり高い確率で「降る」ようです。シトシトサラサラ位ならとも思いましたがキャンプ予定日の前後も全て雨ということで設営と撤収、4×4のタープ幕下での過ごし方などを考えここは中止と決断しました。
というわけで、わが家のキャンプはこれから約4ヶ月のオフシーズンに突入します。梅雨時期から初夏そして夏本番、オマケにダラダラと続く残暑の間はキャンプの「キャ」の字も忘れてひたすらエアコンと冷たい飲み物、素麺と蕎麦の生活が始まります(既に始まってる)。次にキャンプをするのは秋のことでしょう。となったらなったで急に気が楽になってきました。
大阪に住む妹から兄貴にと贈ってきた夏の風物詩(まだ夏やないし)。その名も YEBISU MEISTER !10本セットです。くぅ〜ありがたやーありがたやー。10本しかないので先ずは瓶の外側についた結露から舐めって、、貧乏性か!
九州のどこに行っても逃げ場のない梅雨入り直後の大雨模様。予定していたキャンプは中止(というか秋まで延期)、今春に通りかかった際に見た昨年の豪雨災害の爪痕と復旧半ばの光景が目に焼きついています。これは大人しく家でのんびり過ごせよ〜との神様仏様からのお告げだと信じております(嘘コケ)。
パンパカパ〜〜ン
金曜恒例の射的競技会人呼んで『アンドロメダカップ』!いつの間にか宇宙規模になった!今年小6になった娘のところの次男坊とのフライパンシューティングで遂に68発という大記録が生まれました。パーツが摩耗してコッキング出来なくなったナーフピストーレを新品に買い替えて改造し臨んだアンドロメダカップは一回きりの練習の後でいきなり新記録達成!これは数射ちゃ当たるというわけではない。同じ場所にヒットすれば先に当たってくッ着いてるリファイルに弾き返される。数多くヒットすればするほど当たる場所が小さく狭く少なくなってくる。二人で交互に射って射って射ちまくる。前回は50発にも満たない結果だった。この68という記録は当分更新されないだろう。
何年も前に手に入れた Kershaw Blur はタントーブレード。仕事に何度か持ち出しましたが(どんな仕事や?)厳つすぎて持ち出す機会も減り自宅謹慎しておりました。最近、キッチンナイフの仲間に入れてやったところ意外に活躍しております。タントーブレードはピアシング(物を貫く)に特化したモデルの様に思えますしその通りのアピールをメーカーもやっております。しかし、アタシ的には2辺の直刃を持つ便利なキレモノとして買った記憶があります。切先からの短い直線とそこからのびる長い直線、超鋭い切先と2辺の直線が出会う曲がり角はそれぞれに食材のカットやスライスに最適なのです。
六月らしい雨の一日。仕事の合間に立ち寄った東屋のある公園にて一休み。燕たちの低空飛行を眺めながら水分と簡単な栄養補給をしておく。
本日は靴の脱ぎ履きがない仕事なので BEAN BOOT 10 を履いてきた。バイソンレザーのアッパーにはハンドアックスを落とした時の穴が空いているがカウハイドで補修してある。このブーツはレースアップが面倒なので基本は朝履いたらそのままで脱いだり履いたりしないのが前提だと思う。日本の様に玄関で靴を脱ぐ習慣には面倒な靴なのです。
たとえどれだけ蒸し暑くても雨が降る以上は着ていかなければならないレインウェア。自転車移動が主なるアタシには無くてはならないアイテムです。時計はプロトレックの旧モデル。
本日の生き物は『かべちょろ』君です。
わが家の車に巣くった蜘蛛の蜘蛛太郎。一晩で見事な蜘蛛の巣を張り巡らしておりました。奥さんのペットだそうです。チッ!
本来なら日曜日から月曜日にかけて滅多に無い六月キャンプでしたが大雨にて中止。日曜日は奥さんと二人カザフスタン映画を観に行ったり久しぶりに馴染みの天ぷら屋で昼飯を食ったりのんびり過ごしました。もし、雨の予報をガツンと受け止め強行していたら今日月曜日は土砂降りの雷雨の中で撤収していたでしょう。こんな蒸し暑い日はやはり自宅でエアコンかけて冷たいものガブ飲みして涼しく過ごすのが正しい過ごし方と心得るアタシです。KALDI コーヒーゼリーも旨かった。
本日の生き物たちは美しい緑のコガネムシ(上)と百舌鳥(下)です。
本日のムッシー
6月最後のムッシーはベニシジミさんでした。
明日、2024/06/30 は雨の一日九州の北西海上に発生した低気圧による雨風が暴れそうです。七月は打って変わって酷暑の予報、早くも『消耗の季節』になりそうです。焚き火やストーブバーナーはますます遠ざかりそうです。
六月が終わる、外は強い南風と雨ざんす。先ほどちょいと所用で外に出ましたが息苦しいほどの蒸し暑さでした。こんな日は秋のキャンプまであまり触ることもないだろうキャンプ道具を手入れして整理整頓。一息ついてフレンチバニラ風味のアイスミルクコーヒーを作って一気飲み。これからまだまだ梅雨が続きそれが終わると狂った様に超激暑の夏がやってきます。はあ、一晩寝たら秋になっていればいいのに、、。
2024年05月09日
『Tri-Ad Lock 』の効能
*2008年版 COLDSTEEL カタログより
Andrew Demko 設計開発の 『Tri-Ad Lock 』がコールドスチールのカタログにて紹介されたのは 2008年のことである。この強靭なロック機構は今日のコールドスチールを語る上で(語らんでも!)欠かせないポイントとなることは誰もが知るところでございます。さて、今回はボイジャー絡みの4回目、その強靭なロック機構の効能について書いてみますが、これも既に書き尽くされた感がある分野なのでホンマにお好きな方または読み切る不屈の根性をお持ちの方のみ立ち読みしてすぐに忘れてくだされ。
『Tri-Ad Lock の秘密は正圧と負圧を受け止め伝達分散吸収させる各部の機能にあります』
コールドスチールの方向性を決定づけた Andrew Demko の 『Tri-Ad Lock 』はフォールディングナイフのロックとして極めて強靭なことで有名ですが、その強さの要となるのは、ロックにかかる垂直方向の正圧と負圧の負荷を分散させる「ストップピン」の採用です。このストップピンは、正圧・負圧 (ブレードにかかる上下からの圧力) をすべて受け止め、それをハンドルや金属製ライナーに伝達して、その全てでより効果的に分散吸収できるようにしています。
正圧はブレードのカッティングエッジに対して掛かる力。包丁をまな板に当てた時にまな板や食材からブレードへと伝わる力です。上の図ではピボットを軸にブレードが時計回りに動こうとします。通常のバックロックではロックバーの先端がこの正圧を受け止めますが Tri-Ad Lock はブレードとロックバーの間に位置するストップピンがそれをガッチリと受け止めます。さらに、
❶ ブレードタングに設けられた凹部がこのストップピンを確実に受け止め摩耗や裂傷に対する耐久性を高める役目も担っています。更に正負両方の圧に対してブレードのガタツキを無くし、ストップ ピンはブレードからの圧力を緩衝し再分散させます。
コールドスチールによる実演。ブレードを上から叩く時に掛かる瞬間的な負圧と角材に押し当てられた時に下から伝わる正圧。この実演は正負両方の圧に対するロックやハンドルなどの強度実証なのだ。
❷ロックとブレードのタングの全表面がぴったりと合う。
わずかに角度の付いたロックは、圧力がかかったときにロックを外側ではなく内側に押し込む傾向があります。つまり深く噛み合うということ。
ブレードの背を叩いた時などに掛かる強い負圧。上の図ではブレードタングは反時計回りに回転しようとし、それと噛み合うロックバー先端部を前方に押し出そうとする。しかしストップピンがそれを押しとどめ圧を金属製のライナーやハンドルに分散させます。
コールドスチールによる実演の中で手に握っただけのナイフのブレードの背を叩く場面がありますが、これは負圧100%!宙に浮いた状態では正圧は掛かっていません。この時かかる瞬間的な負圧はブレードからロックバーへ、それをストップピンが受けとめ更にライナーやハンドルに伝達分散吸収されてロックバーとそのピボットが故障するのを防ぎます。
❸ 通常の摩耗に応じて、時間の経過とともにロッカーがノッチのより深いところまで落ち込むことができるように、余分なスペースが設けられています。このブレードとロックバーの隙間について、ブレード後端のノッチはロックバーの先端より深めに作られておりこのブレードとロックバーとの隙間も Tri-Ad Lock の自己調整に一役買っています。負圧によるロック系のパーツの摩耗はロックバーが前方に微動することによって前後の補正を行い解決されますが、❸の隙間は正圧によるブレード後端の摩耗を補う役目があると考えられます。仮にストップピンに接するブレードタングの凹部分が摩耗してブレードにガタツキが生じた場合にロックバーが自己調整で深く噛み合う上下の補正を行うものと考えられます。
❹ ロックバーのピンホールは、自己調整ができるように両側に余分なスペースが設けられています。例えばブレードの背を叩いた時などに掛かる負圧は❷で書いたようにブレードを反時計回り、ロックバーを前方に押しつけます。この様な強い圧を受け続けた場合、ロックバー先端部(ストップピンに当たる面)やブレードタングのノッチとの接面が摩耗することがあるかもしれません。この時、ロックバーに設けられたロッカーロックピンホールの「ゆとり」が役に立ちます。ロックバーはロックスプリングにより常に前方へと押されており仮にロックバー先端部が摩耗してもこの「ゆとり」分だけロックバーを前方に微動してくれます。(Tri-Ad Lock の自己調整機能)これにより常に確実なロックが約束されます。
摩耗し減った分だけ微動して同じ噛み具合にもっていく、ロックバーのピンホールが地味〜に支えている『にゃるほど〜』的な構造ですね。
ガラス繊維と高密度のポリマーで強化された Griv-Exハンドルと熱処理された6061アルミニウムライナー。これも Tri-Ad Lock を支える重要なパーツなのです。
Tri-Ad Lock は正圧・負圧の両方を受け止めるストップピンとそれを囲むようなブレード後端の凹、ブレードタングとロックバーの噛み合い部の計算されたゆとり、部品が摩耗した場合に微動して自己調整するロックバーのピンホール形状、ガラス繊維で強化された高密度のポリマー製ハンドルと金属製ライナー、これらが互いに支え合って強靭なロック強度を実現しているのです。
さて、くどくど更にクドクドと書いてきた今回の自由研究もこれにて終わりです。皆さまお疲れ様でご機嫌よう。
ponio
追記
アタシがコールドスチールのフォールダーの中でデザイン的に欲しかったのは Ultimate Hunter 35VN でしたがそれを選ばず(欲しい欲しいノートには残留)、ボイジャーを選んだのも金属製ライナーの有無がポイントでした。同じく同社の AMERICAN LAWMAN もまた金属製ライナーの有無で今回は見送りました。
あたしの手首ほどの太さの伐採木を短く切って薪の代わりにします。その太い枝には至る所にまるでドリルで開けられた様なきれいな丸い穴が開いておりました。中にいるのはカミキリムシか? とボイジャーで手加減しながらバトンして中を確かめる。この枝はほぼ完全に乾燥していて硬いため最初にノコで横一文字に切れ目を入れてから上からバトンで割っていきます。ブレードの上から瞬間的にかかる負圧と硬く締まった木質からの抵抗(正圧)が拮抗するシーンです。
ほぼ乾燥しきった硬くしまった伐採木でしたが、もちろんロックが外れることはなくハンドルにもブレードにも目に見えるダメージはありませんでした。今回、実用における Tri-Ad Lock の頑強さを証明してくれましたがテストはこの辺まで。これ以上の太さの木材には使い慣れた一枚物のフィクストブレードを使おうと思います。酷な使用に耐えられることと安心感はまた別物なのです。