2022年11月21日
スケーター印の中華鍋

11月の雑記でもご紹介したスケーターさんの中華鍋を購入したざんす。キャンプ用、自宅用の二刀流で使われる予定です。今回はスケーターさん渾身の鍋を改めて紹介します。

アウトドア向け蓋付き中華鍋。

オール鉄製の 23cm 中華鍋です。表面はラッカー処理がされておらず箱出しから一度洗ったら直ぐに焼きに入れます。

外箱には『シーズニング不要』と書かれてあります。

鍋の内側には容量メモリが設けられています。

ここがハンドル取り付け基部です。ここにハンドルをネジ留めします。

これが鉄製の蓋ざんす。これが有ると無いとでは料理の幅がずいぶんと変わってきます。蓋があることで『蒸す』『煮込む』『オーブン』『余熱調理』が可能になりました。

これがデタッチャブル・ハンドルざんす。左の金具をハンドル先端にはめ込み長い貫通ネジで後ろから締め込みます。

特別強く締める必要はありませんが炒飯など鍋を振って調理する場合はほんの少しだけ増し締めしておきます。

ここからが「これでもか!」と言うほどのサービス品。先ずは鍋本体の収納袋。これがあれば鍋の外側が汚れていても気にせず収納できるざんす。

こちらはハンドル用の収納袋。ここまでやるとは!

それにそれに!鉄製の蓋にもこんなゴム入りカバーが付いてるざんす。アタシはこれ昭和のおばちゃんが寝る時に頭に被ってたナイトキャップかシャンプーハットを思い出したざんす。これがあるお陰で本体を収納した際にカタカタ言わないのです。す、すごい!

オマケにこれ!箱出ししたら蓋と本体の間に樹脂製の緩衝材が二つはめ込まれていました。実に気の利いたことざんすね〜。

さて、この中華鍋、蓋が付いたことで料理の幅が格段に広がりました。わが家の場合、
『炒める』、 普通にするする
『煮る』、大いにやるやる
『 蒸す』、、結構やるやる
『揚げる』、かなりやるやる
ダッチオーブン?、、気が向けばやる、てな感じです。出来ないのは、餃子の様な平面的に並べて焼くものくらいかな。それも鍋の縁に沿って並べればやれないことはないか。炊飯も出来ると言うことですが普段は油物を調理するためご飯に微かな油の臭いが着いてしまうのはダッチオーブンで経験済みざんす。

*蓋なし本体(ハンドル含む)重量927g
蓋の他にもこの中華鍋には使いやすさの秘密があります。それは、『程よい重さと軽さ』です。『程よい』とは重すぎず軽すぎずと言うことざんす。軽すぎないことは良いこと?そうざんす。もしこの中華鍋がアルミ合金やチタン合金で作られていたら、、たぶんハンドルの重さに負けて空の状態ではバランス悪く直置き出来ないでしょうね。アタシ的にはこの中華鍋、ホンマちょうど良い重さなのです。

もちろん、オール鉄製なので空焚きOK!と言うより煙が出るまでガッツリ熱してから使うのが基本です。テフロンやノンスティックの様に火加減や調理器具によるコーティングの劣化や傷に注意する必要もありません。ステンレスやチタン合金の様に熱変形することもありません。
さあ、今月末の晩秋キャンプで使ってみまひょ。
補足、、

Trangia のストームクッカー(サイズ 25)でも使えましたよ〜。風防に付いている3本のポットサポート(五徳)を開いて乗せるだけ。ポイントは一つだけ。

3本のポットサポートのうち2本はこの写真の様に。

残る一箇所には中華鍋のハンドル部を乗せます。これが意外と安定しております。LODGE のスキレットの時と同じやり方です。スキレットと違って中華鍋は底が丸い(スケーターのものは一部平ら)のでストームクッカーの風防の中に鍋底が隠れます。つまり風の影響を受けにくいということざんす。

次回のキャンプではこの組み合わせでキムチ鍋をする予定でその際にはストームクッカーの外から火力調整が可能なガスバーナーを組み込むつもりざんす。
2022/11/30 追記

つかわれておりまする〜。晩秋初冬のキャンプで定番の『キムチ鍋』。風上に向け風口を全開にして最大火力の七輪で煮立てから煮込み。この後、テーブルトップでストームクッカーのガスモードで沸々やりながら、最後はシメの雑炊までたっぷり食いました。

撤収日の昼は殆どの片付けと車への積み込みが終わった後で肉まんピザまんを蒸し蒸し。これもストームクッカーのガスモードで。これで蒸した肉まんピザまんを一口食った奥さんは「あ、おいスィー!」とムシャ食い。

スケーターさんの中華鍋はもちろん自宅でもほぼ毎日使われております。だからと言って毎日中華料理しているわけじゃござんせん。オムレツや揚げ物、カレーピラフ、蒸し物など多方面に活躍しております。考えてみれば購入後に一度水洗いしてから一度もシーズニングせず日々使っていますが初めから『育った』状態でしたのでこびり着かず手入れも楽チンです。綺麗に使うコツは一つだけ、内側より外側をキレイに洗うべし!外側に調味料や汁が着いたまま火にかけると炭化して分厚いこびり着きになるからです。