2019年04月16日
エバニューの普遍的チタンクッカー

EVERNEW Titanium cooker 改めて再評価しました。
このクッカーは大小のセットです。1.3 L と 900 ml のコンビクッカーです。発売されてかなり経つ(これは20年は経っている)チタニウム製のお鍋です。ソロの時代からバックパッキングやキャンプに持ち出してきましたが、その特性から調理に使うことは稀でありました。記憶にある限りでは、、地元の魚を丸ごとぶち込んだ潮汁やマカロニ茹でたくらいです。あとは湯沸かしのみ。歩き旅をしていた頃は飯もお湯を沸かせば作れる山飯ばかり、つまり湯をわかせればよかった時代です。とにかく軽くて持って行くにも負担になら ず、アルミ製のクッカーに切り替えた後も時折持ち出されてきました。


底は内も外も七色焼けしてペコペコです。

写真のものは 1.3 Lのものです。

ハンドルはとうの昔に取り外されており、

今では Trangia や MSR のポットハンドルを使用しています。ハンドルを外した理由はバーナーのフレームに焼かれて耐熱チューブが溶けるからです。屋内では火加減一つでなんとでもなりますが、野外では風の影響でハンドル側が風下になりハンドル焼けを起こすことがあります。囲み型のウインドスクリーンを使っても予測不能な風向きでは同じことが起きます。ならばと取り外して長年使われてきました。

お恥ずかしい話ですが、これまでまったく意識することなく使ってきました、、このクッカーは実は注ぎ上手なのです。エバニューさんのサイトでもちゃんと紹介されておりますね。こぼさず注げる、これ湯沸かしに使うクッカーとしては必須の条件ですね。

このチタンクッカーは昨年の冬ごろから毎朝やる湯沸かしに使われ出しました。相方は SOTO ST-310 です。三本パックで239円の CB缶を接続して 2 L ほどのお湯を沸かしレトロな魔法瓶や保温ボトルにストックしておきます。この朝の湯沸かしに使われてきたのは代々注ぎ上手なクッカーやケトルばかり。ここ数年は、キャプテンスタッグの角型クッカー(1.3L)、Trangia のソースパン(1.75L/1.5L)、そしてこのエバニューのチタンクッカー(1.3L)です。奥さんは GSI のケトルを使いますが、これはもっともな事です。やはり普通に考えると湯沸かしはケトルですからね。このチタンクッカーの蓋は他のクッカーにセットされており、朝の湯沸かしでは自宅にあったステンレス製の蓋を乗っけております。

蓋は大きな方のみ現存しております。小さな方は《しまなみ海道》の旅で弓削島におき忘れてきました。この大きな方の蓋も今ではストームクッカー27 にセットされております。900ml のクッカーは WILD STOVE MK2t を収納してパッキングされております。
チタンからアルミのクッカーに切り替えて20年近く、今では歩きから車での移動となって持ち出すクッカーも様々です。琺瑯(エナメル)の鍋や分厚いアルミの無水鍋、ステンレス製のケトル、果ては鋳鉄製のスキレットまで、、。今のスタイルではチタン製クッカーの出る余地はありません。ストーブバーナーとの相性や注ぎの巧さから時折持ち出される程度です。でも、どこか普遍的なシンプルさを持っているのです、、これは。赤いハンドルチューブのついた現行の物も時折チェックしておりますが、検討するほどに使い道が薄れて決断できません。
今あるものを使え!ということですね。エバニューさん良き製品をありがとう!
ponio でした。
次のキャンプは2019 . June の予定です。