2025年04月05日
四月の雑記・時々追記

こんにちは、ponio です。ようやく暖かくなりつつあります。四月は街が華やかに見える、桜のせいかしら(気持ち悪い)。



義父義兄の十三回忌は長崎の離島で。先に潜入している奥さん(特殊部隊か)とは別ルートで今回はひとり筑肥線で西唐津へ。そこからぶらぶらと歩いてフェリーターミナルへ。出航までの時間待ちに水分と糖分を補給しておきましょ。

博多港からと違ってこちらはのんびりゆったり。乗船名簿の記入も無い。航行時間も短いから楽チンです。

カリマーのエピックスキー(45L)は90年代に勤め先のあった心斎橋で買った物。パネルローディングでパッキングがとにかく楽です。2〜3泊旅の定番ザックです。

今回の旅時計は スウォッチ アイロニーのクロノです。




離島のスーパーには魅惑的な商品がズラリと並ぶ。一番下の『川添・木綿豆腐』は壱岐には無くてならないもの。持つとズシリと重く揚げても温めても美味しくいただける。




島の桜は満開。青い海と桜がなんとも言えない美しさ。

義兄姉の自宅の裏にある小さな湧水溝にはカスミサンショウウオの卵塊がとぐろを巻いていた。その周りでオタマジャクシの様な幼生が泳ぎ回っている。

裏の斜面には先人が残した野積みの石垣がある。

シュウ酸鍋は義姉の料理のほとんどを生み出す魔法の鍋である。

ギンヤンマのヤゴが群れなして獲物を待っている。

義兄がすぐ下の海で釣り上げたアジやカサゴを捌くのに使う小さな包丁。

大根の干物が風に揺れる。

アシは「背切り」と呼ばれる裁き方で小骨ごと斜め切りにして食べるか(一晩冷蔵庫で置くと味わい深くなる)、定番のアジフライで。

釣れたてを捌いて一晩寝かせたアジを食う。

義姉が摘んだヨモギは「蓬団子」になる。

フキと筍の煮物もこれまた旨し

法事の時にしか食べられない特別なうどん。

今回の湯沸かしセット。SOTO SOD-310 と TOAKSチタンポット1100。この組み合わせで湯を沸かし庭先で髭を剃る、これ離島での日課也。

コーヒーのドリップに使ったシェラカップ600mlとケトルレスリッド。この組み合わせは問題なく使えました。

「隠居」と呼ばれる家屋の裏に咲いていたヤマブキの美しすぎる黄色。ここには水神様が祀られている。


離島で使ったキレモノ。BENCHMADE 319。


「クロサギ」と思われるこの二匹はさしたる警戒心もなく浅い水面近くを泳いで(漂って)いた。タモを伸ばして簡単に掬い獲れたところを見るとかなり弱っていた個体だったと考えられる。

うじゃうじゃと群がる魚影。手の届きそうな深さをいくつもの魚影が塊になって泳いでいたが、眼に見える魚は釣れないと義兄が言った様に毎日釣り上げたアジで食卓に華を添えてくれる義兄とそれにくっ付いて行った中3が二人がかりでもこの朝はボウズでありました。

今回は一泊旅で朝日を浴びながら庭先で髭を剃る離島の朝のルーティンも一度だけ。TOAKS のチタンポットは満水が 1100ml なので髭剃りに使う蒸しタオル作を使ってもまだお釣りがくる。いつも旅先での髭剃りに使う透明な樹脂製カップは MSR のウインドバーナーに付属のもの。ストーブは SOTO SOD-310 で小さなOD缶やカップと一緒にチタンポットに収納できる。左のシェラカップ600mlとケトルレスリッドは新入りで今回が初めての旅でした。

予定ではチタンポットで沸かしたお湯を予めシェラカップに取り付けておいたリッドの開口部から注ぎ入れて湯温を鎮めコーヒーをドリップするはずでしたが、いざやってみるとここからの湯入れは溢す可能性が大だったのでやめました。結局、いつもの通りリッドを取り付けた状態でストーブに乗せ加熱。

SOTO SOD-310 はコンパクトで風にも強く、、と言いたいところですが、ここ長崎の離島は風が強く屋外ではウインドマスターストーブも燃焼炎が風に大きく流されてドロップダウン寸前までいきました。ストーブを建物の影に移動して冷たくなったOD缶を手で温めようやく沸騰。何度も書きますが、「風に強い、云々」は風に煽られながらも変わらぬ性能を保証する宣伝文句ではありません。あくまでも立ち消えしないで燃焼し続けるというもので、必要以上の燃料消費を防ぐためにも風除け対策はするべきなのです。