2017年06月09日
バトニングする?しない?
バトニングというものを初めて見た時は『ほぉ〜』と思った。それが流行りだして動画サイトの一部のカテゴリーはバトニングで溢れかえった。中にはかなり無茶で無理矢理な要領の悪いやり方で四苦八苦してやっている人もいた。

自分でやってみると、割る木材の木質やその直径、使うナイフによって意外と簡単だったり手こずったりしたことを覚えている。

GransforsBruks Wild life hatchet
しかしそれから少ししてハチェットと呼ばれる小型のアックス(斧)を手に入れその使い方を学び実践してみてナイフによるバトニングよりはるかにパワフルなハチェットの威力を知った。しかしハチェットは意外と難しい。狙いを定めて振り下ろすが手元が狂ったりついつい癖が出て狙いが外れたり毎回正確な作業とならない。怪我をすれば必ず大きな怪我となるだろうと想像できた。しかし上手くなればテンポよく効率よく苦労せずスマートに木を割ることができる。だってそれはその為に作られた道具なのだから。

バトニングは始めから狙った所にブレードを当ててそのブレードの背を叩く。上から振り下ろすのはキレモノではなく叩き物である。狙ったところには既にナイフのエッジが置かれている。だから当て損ねることがない。割る対象の木材を置く場所がある程度硬く不安定でない場所なら誰でも簡単にバトニングを体験体感できるはずである。慣れてくると半分割りにこだわらず周りから割っていく、節を割るラインから外す、ブレードを叩くのと同時にハンドルも下へ押し下げる、叩きながら気持ち捏ねるなど技も身についてくる。

小さなウッドストーブや焚き火台に使う燃料として現地で調達した木材(木の枝や流木、倒木など)を焚べやすい様に加工するとする。大きく長く太い木材ならそれをストーブなり焚き火台なりに突っ込める程度まで切ったり割ったりしなければならない。そこで《キレモノ》が出てくる。手や足や立ち木などを使いバキッ!バキ!と豪快に折れれば《キレモノ》の出番はそれほどない。ただ、それが出来ない、又はかなり労力が必要ならその時こそ《キレモノ》たちが役に立つのだ。普通に考えると木を切るなら先ず思い浮かべるのが、、チェーンソー!確かに!でもそこはノコギリと言って!お願いザーマス。

木を切るのにノコギリを使う。これいたって普通でスマート。ノコギリは木を切るための専門道具だから。良く切れるノコギリは短時間で効率よく木を切ることができる

FISKARS X5
次に出てくるのが斧、アックス、ハチェット、鉈。切る対象の大きさや太さによっては通常持ち歩けるノコギリでは太刀打ちできないこともあるから人によってはノコギリよりアックスというのもうなずける。アックスは超がつくほどパワフルな道具だ。その能力と威力はナイフの比ではない。ヘッドの重さと形状によって切る割る削るなど様々な効果を遺憾無く発揮する。ただし、これを使うにはある程度の経験と細心の注意が必要で油断は絶対禁物。怪我はシャレにならないレベルとなるから。

そしてノコギリやアックスといった専門分化した道具を持たない時の為に出てくるのがナイフによるバトニングやチョッピングである。ノコギリやアックス、鉈などがあるならナイフによるバトニングもチョッピングも効率が悪く労力の要る作業法でしかない。
でもね(╹◡╹)、小さなウッドストーブや焚き火台の前に鎌倉の大仏さんよろしく鎮座してやるバトニングのなんと手軽で気軽なこと。わかるでしょ?
ハリャ〜〜!と雄叫びあげて(あげるか!)鬼の形相で(しないしない)真っ向上段からアックス振り下ろして狙い外し木片飛ばすより、ウリャ〜〜!と気合い入れて(入れない入れない)ノコギリ挽くより、コツンコツンと手際よくバトニングする時、僕はこれも有りだなって思うのさ。

Woodman's Pal
どデカイナイフを丸太でぶっ叩くならアックスや鉈を使う方がスマートスマートだし、汗と髪を振り乱し無言でチョッピングするならノコギリ使った方がスマートスマート。
ひとつ言えるのはアレ(バトニングもチョッピングも)やっってみたくなるのでザーマスのよ奥さ〜ん。

ほんの少しだけ太めの枝を切る時、ノコギリなら簡単だけど時としてガリっと噛み込んで挽きずらいこともある。そんな時、アックスや鉈なら枝を切り株などの上に置いて軽く振り下ろすだけで真っ二つ。アックスも鉈もない時はナイフを枝に当てて少し重めの枝でブレードの背を何度か叩いてやるといずれ枝は二つになってくれる。

林業や山仕事で鉈に慣れた人ならナイフを使ったバトニングもチョッピングも効率の悪い作業法でしかないはず。確かにそうなのだ。鉈が一番!となる。

ただ専門分化されたコツの要る大きな威力の道具を使わず、あまり力まず動かず腰を据えてコツコツやれるのがバトニングの良いところ。僕はもっぱら玄関で座布団敷いてコツンコツンとやっている。楽しいわけでも面倒だと感じることもなく、ただ無心で淡々と割ってる。
さて、そんな中また《それ》に使えるキレモノが、、、

つづく

自分でやってみると、割る木材の木質やその直径、使うナイフによって意外と簡単だったり手こずったりしたことを覚えている。

GransforsBruks Wild life hatchet
しかしそれから少ししてハチェットと呼ばれる小型のアックス(斧)を手に入れその使い方を学び実践してみてナイフによるバトニングよりはるかにパワフルなハチェットの威力を知った。しかしハチェットは意外と難しい。狙いを定めて振り下ろすが手元が狂ったりついつい癖が出て狙いが外れたり毎回正確な作業とならない。怪我をすれば必ず大きな怪我となるだろうと想像できた。しかし上手くなればテンポよく効率よく苦労せずスマートに木を割ることができる。だってそれはその為に作られた道具なのだから。

バトニングは始めから狙った所にブレードを当ててそのブレードの背を叩く。上から振り下ろすのはキレモノではなく叩き物である。狙ったところには既にナイフのエッジが置かれている。だから当て損ねることがない。割る対象の木材を置く場所がある程度硬く不安定でない場所なら誰でも簡単にバトニングを体験体感できるはずである。慣れてくると半分割りにこだわらず周りから割っていく、節を割るラインから外す、ブレードを叩くのと同時にハンドルも下へ押し下げる、叩きながら気持ち捏ねるなど技も身についてくる。

小さなウッドストーブや焚き火台に使う燃料として現地で調達した木材(木の枝や流木、倒木など)を焚べやすい様に加工するとする。大きく長く太い木材ならそれをストーブなり焚き火台なりに突っ込める程度まで切ったり割ったりしなければならない。そこで《キレモノ》が出てくる。手や足や立ち木などを使いバキッ!バキ!と豪快に折れれば《キレモノ》の出番はそれほどない。ただ、それが出来ない、又はかなり労力が必要ならその時こそ《キレモノ》たちが役に立つのだ。普通に考えると木を切るなら先ず思い浮かべるのが、、チェーンソー!確かに!でもそこはノコギリと言って!お願いザーマス。

木を切るのにノコギリを使う。これいたって普通でスマート。ノコギリは木を切るための専門道具だから。良く切れるノコギリは短時間で効率よく木を切ることができる

FISKARS X5
次に出てくるのが斧、アックス、ハチェット、鉈。切る対象の大きさや太さによっては通常持ち歩けるノコギリでは太刀打ちできないこともあるから人によってはノコギリよりアックスというのもうなずける。アックスは超がつくほどパワフルな道具だ。その能力と威力はナイフの比ではない。ヘッドの重さと形状によって切る割る削るなど様々な効果を遺憾無く発揮する。ただし、これを使うにはある程度の経験と細心の注意が必要で油断は絶対禁物。怪我はシャレにならないレベルとなるから。

そしてノコギリやアックスといった専門分化した道具を持たない時の為に出てくるのがナイフによるバトニングやチョッピングである。ノコギリやアックス、鉈などがあるならナイフによるバトニングもチョッピングも効率が悪く労力の要る作業法でしかない。
でもね(╹◡╹)、小さなウッドストーブや焚き火台の前に鎌倉の大仏さんよろしく鎮座してやるバトニングのなんと手軽で気軽なこと。わかるでしょ?
ハリャ〜〜!と雄叫びあげて(あげるか!)鬼の形相で(しないしない)真っ向上段からアックス振り下ろして狙い外し木片飛ばすより、ウリャ〜〜!と気合い入れて(入れない入れない)ノコギリ挽くより、コツンコツンと手際よくバトニングする時、僕はこれも有りだなって思うのさ。

Woodman's Pal
どデカイナイフを丸太でぶっ叩くならアックスや鉈を使う方がスマートスマートだし、汗と髪を振り乱し無言でチョッピングするならノコギリ使った方がスマートスマート。
ひとつ言えるのはアレ(バトニングもチョッピングも)やっってみたくなるのでザーマスのよ奥さ〜ん。

ほんの少しだけ太めの枝を切る時、ノコギリなら簡単だけど時としてガリっと噛み込んで挽きずらいこともある。そんな時、アックスや鉈なら枝を切り株などの上に置いて軽く振り下ろすだけで真っ二つ。アックスも鉈もない時はナイフを枝に当てて少し重めの枝でブレードの背を何度か叩いてやるといずれ枝は二つになってくれる。

林業や山仕事で鉈に慣れた人ならナイフを使ったバトニングもチョッピングも効率の悪い作業法でしかないはず。確かにそうなのだ。鉈が一番!となる。

ただ専門分化されたコツの要る大きな威力の道具を使わず、あまり力まず動かず腰を据えてコツコツやれるのがバトニングの良いところ。僕はもっぱら玄関で座布団敷いてコツンコツンとやっている。楽しいわけでも面倒だと感じることもなく、ただ無心で淡々と割ってる。
さて、そんな中また《それ》に使えるキレモノが、、、

つづく