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2016年05月09日

蓋のお話

蓋のお話

こんにちは、ponioです。
今回は『蓋』フタ、リッドのお話。

クッカー、コッヘル、鍋、ケトル、、これらには蓋は付き物。蓋がなければお湯が沸くのに時間がかかるし、沸いたお湯は蒸発するし、焚き火の灰が入ったり、注ぐ時にも溢れたりとちっともええ事ありゃしません。

上の写真は前にも登場した snowpeakのケトルNO1に GSI のステンレスケトルの蓋を乗せたもの。ケトルNO1は好きなクッカーの一つです。ただ唯一蓋が凹型なのがネックで収まるものが微妙に収まりません。前にも書いたように蓋が凸型だったら250のOD缶や他社のマグカップなども問題なく収まります。それと、、

蓋のお話
これ。箸や木の枝、何でもいいけど棒が一本あれば蓋のツマミにそれを通してサイドハンドルを握る手に棒の端を一緒に持ってやれば片手で蓋を押さえつつ最後まで注げます。これも少し膨らんだ凸型の蓋ならではです。純正の蓋では逆の結果に、、。まあ、手袋はめるかバンダナ一つで押さえれば済むことなのですが。

蓋のお話
手持ちのクッカーでケトルNO1と殆ど同じ役割分担を担ってきたのが購入から20年近くたつ写真の MSR チタンポットです。このポット(ケトル)超軽量という以外これといった特別な点はメーカー説明にもありません。しかし、実はこの製品隠れた機能が有るのです。その機能こそ『蓋』に有り。この蓋は本体にグイッとはめ込むタイプで傾けてもひっくり返しても蓋は外れません。

蓋のお話
これごく普通のことみたいに見えますが実は隠れた機能だと私は考えています。これは最初から最後の一滴まで片手で注ぎ切れるポット(ケトル)なのです。

蓋のお話
GSI の二つのケトル。アルミ製のハルライトケトルの蓋は本体にグッと押し込んではめます。海外の動画サイトなどでは簡単に乗せたり外したりしてますから個体差なのかも。少なくとも私のは外す時も力が要る。勿論、傾けても逆さ向けても外れはしません。一方のステンレス製ケトルの方は本体とのクリアランスがけっこうあり傾け過ぎると外れてしまいます。現在はケトルNO1の蓋を乗せて使っています。

蓋のお話
これもまた熱くて素手では押さえられないのでチョコっと工夫しました。ハンドルをはめ込む後方の基部を内側に曲げ外れそうになる蓋がここで止まるようにしました。これで片手でも最後まで注げる。これも手袋かバンダナで済むことですが。

蓋のお話
最近購入した TOAKS のチタンリッドはいずれも他社のマグカップやらクッカーに使っています。目的は沸騰時間の短縮と保温、灰などが入らない様にする為です。

蓋のお話
snowpeak のトレック1400。フライパンを兼ねる蓋には折りたためるハンドルが付いています。蓋としては上下どちらでも使えますが、ウチでは毎朝これでサーモス2本分のお湯を沸かしますが蓋は必ず逆さま。普通に蓋をすると沸騰時にパカッと外れることがあるから。

蓋のお話
GSI の二つのクッカー、ソロイストとデュアリスト。このGSIピナクルシリーズは大変秀れたクッカーなのですが、ただ蓋がね、、。両方とも樹脂製なのです。デュアリストは半透明のドーム型、ストレーナー(湯切り)もしっかりと機能する。が、耐熱性はあるとはいえやはり樹脂製、風の強い環境でアルコールバーナーを使った際に大きく回り込んだ炎にやられて一部変形してしまいました。一方のソロイストの方は熱により強くなったとの事だが、沸騰時には熱による《反り》が見られるし、樹脂系の臭いがかなりします。重量も軽いので海岸などで使う場合は飛ばされない様にポケットナイフを一本重石にしています。

蓋のお話
自宅で頻繁に使われているエナメルポットは元から蓋がなかったので合うものを探した。サイズはピッタリ、蒸気抜きの穴も開いている。

蓋のお話
焼き専用の小さなスキレット。LODGEには食材から出る水分を効果的にスキレット内に戻してくれる特殊な蓋がある。私は重いので使わないが蓋が要る時はエバニューのチタンコッヘルの蓋を使ってます。

蓋のお話
Trangia のストームクッカー25シリーズのソースパンには専用の蓋がついていない。だからフライパンを蓋代わりに使う。コーティング面を下にして蓋にする人もいるけどやはりコーティングが傷む。しかし本来の使い方(コーティング面を上に)では傾斜地では沸騰の際にずり落ちることがある。収納を考えなければ同社のツンドラ2の蓋やストアウェイポット1.1Lの蓋も合う。

蓋のお話
土鍋。蓋は適度な重さがあり穴を適当な布巾などて塞げば実に旨いご飯が炊ける。素材と蓋の力だ。


蓋のお話
炊飯といえばユニフレームの【ごはんクッカー】。私のは山シリーズ。この蓋はステンレス製で重く立ち上がった鍋の縁の中で吹きこぼれを上手く利用してカタカタと動き適度な圧も掛けてくれる。ただ、熱源の具合によってはこのカタカタが途中で引っかかり傾いたままになる事もある。

蓋のお話
飯炊きと言えばこの御二方。Trangia の角さんことメスティンと丸さんこと289ミニクッカー。どちらも本体と蓋との微妙なる関係で誰でも上手に飯が炊ける。メスティンの方は緩くもキツくもなくハマる蓋とそのクリアランスが絶妙に加圧とふきこぼしを実現してくれます。289のクッカーは蓋に二つの突起がありこれが本体のリムに噛んでロック、これまた絶妙なる隙間のお陰で難なく飯が炊けるのです。まさしく蓋さまさま。

蓋のお話
『蓋』で悩ましいのはキャンティーンカップです。これはもともと軍用のキャンティーン(水筒)をはめ込み、専用カバーと組み合わせて携行する様に作られています。流石にこれに合う蓋は有りませんでしたが、数年前からボチボチと樹脂やラバー、ステンレス製の蓋が販売されてきました。私のは初期の透明な樹脂製で見事に熱変形しております。原因は蓋が樹脂製というだけでなく、このクッカーの底の形状にあります。これ底面がイビツで小さく、使用する熱源によってはクッカーの側面まで火が回り込み蓋まで加熱されてしまうからです。

蓋のお話

さてさて、やはり『蓋』は偉大なり。そして奥が深い。

ponioでした。








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