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2018年01月03日

年越し野営 その1

年越し野営  その1

名付けて『年末年始・行方知れずキャンプ』も6年目。ここ三年は自宅から1時間弱の佐賀県三瀬村の吉野山キャンプ場にお世話になっています。

三年前の正月キャンプでは《 trangia ストームクッカーを炭火で使う》がお楽しみでした。昨年は《 直火ピットでの焚き火ざんまい 》そして今回は《 Quechua ポップアップで冬キャンプ 》がテーマでした。果たして、、

今回は二泊三日の時系列的ブログではなく、用意したそれぞれの道具に焦点を当てて今回のキャンプを振り返ろうと思っとります。お好きな方だけお立ち寄りくださいな。

年越し野営  その1

佐賀県三瀬村の吉野山キャンプ場での正月野営も三年目です。最初の年は一番上の段で見晴らし良く天候にも恵まれ快適なキャンプでした。二年目つまり昨年の正月は川沿いにある一番下のサイトで焚き火三昧でしたが一方では結露地獄で大変でした。今年は、、一番広くて多くの人が利用する中断のグラウンド。ここは水場とトイレに近い場所を選べば実に楽チンなのですが、、うーむ、どことなく雰囲気が無い。学校のグラウンドみたい。

年越し野営  その1
ところが、この中段のグラウンドのすぐ下にあるトイレにビックリ仰天感謝感激アメアラレ!ぬわぁんと!便座が TOTOウォームレット!(暖房便座)になっとるやないの!実は、、昨年の正月、真冬の冷気に超冷感便座と化した即席洋風便座にお尻をつけた瞬間の拷問のごときチベタサ(冷たさ)が今年も繰り返し脳裏をかすめていたのです。が!今年は超あったかい!これは、、クセになる。そして相変わらず隅から隅までキチンと片付けられており、ここにうちの奥さんの言うオバちゃん力が見て取れます。が、初日に来られた管理人は男の方でした。あっぱれ!

さてそれではいきまっか〜

年越し野営  その1
まずは今回のキャンプの主燃料。松ぼっくりは日々の暮らしの中でコツコツと拾い集めてベランダにストックしていたもの。火着きの良い種類を選んできました。松ぼっくりは主に着火用として使われます。そして薪は昨年の正月キャンプの際にも買わせていただいた那珂川町の気のいい薪販売のおじさんから再び購入。種類は昨年と同じ椎の木。ガッシリ締まった密度の高い薪でした。キャンプ場にてこれをBAHCO 396で半分にカット(これがなかなかシンドかった〜)、それをGransforsBruks の ワイルドライフハチェットで叩き割ります。割り方は地面に立てて真上から振り下ろすやり方ではなく、両脚を開いてその間に薪を縦に寝かせ振りかぶったハチェットで薪を後方へと弾き飛ばす感じで割るやり方。不安定で柔らかな地面に置いて割るより確実で効率良かったが腰にきました〜。

年越し野営  その1
七輪です。使い出してかなり経つボロボロの七輪です。燃料は炭。今回はインドネシア産の炭を二箱買って持ち込みました。冬場の七輪は調理用としてだけでなくジンワリ温まる暖房器具として重宝します。重く冷めにくいのが難点でもあり、長所でもある。しかし今回は大晦日の夜の冷え込みに打ち勝てず零時を待たずしてテントへ撤収。

年越し野営  その1
今回のフライパンは LODGE スキレット8です。
これほぼ定番です。LODGE のスキレットにはスキレットカバーなる同じ鋳鉄の特殊な蓋がありますがウチではコレ。GSI のエナメルクックウエアの蓋がピッタリなので使っています。LODGE の物とは違い食材等から出る水分を有効に使える造りではありませんが、軽くて見た目も良いので気にせず使っています。
年越し野営  その1
年越し野営  その1
目玉焼きはフラフラトロトロ、手作りピザはフワフワカリカリに仕上がります。
年越し野営  その1
クッカーついでに鍋紹介。前回の秋キャンプでも持ち出されたツルマル印のシュウ酸両手鍋。やはり日本のお鍋は使いやすいか〜。今回は肉豆腐やシチュー、年越しそばなどを作るのに使われ、調理の後は洗い桶として使われました。
年越し野営  その1
ちなみに行き帰りは trangia のストームクッカーを収納、ストームクッカーのフライパンは鍋の下に重ねて、更にこの両手鍋の蓋の上に先ほどの GSI の青い蓋を重ねます。このシュウ酸鍋、収納にも一役かってもらいました。

年越し野営  その1
さて今回、trangia ストームクッカーはいつものアルコールバーナー仕様ではなくガソリンストーブ仕様。組み込んだのはご存知 MSR のベストセラーストーブ、、ウイスパーライトINLです。
年越し野営  その1
残り物の灯油を使うためにケロシン仕様にしていたウイスパーライトINLを今回は再び元のホワイトガソリン仕様に戻しました。理由は簡単、寒冷期の予熱作業が圧倒的に速いからです。ジェットを《K》からホワイトガソリン用《IG》に変換、そしてストームクッカーに組み込めるようにストーブの3本のポットサポート(脚)を外します。このままで組み込むと固くて癖のあるフューエルラインに引っ張られるようにバーナーヘッドが少しだけ傾いてしまいますので今回は手近にあった金属製の焼き串のリングでストームクッカーのベースに固定しました。
年越し野営  その1
GSI のステンレスケトルを乗せて矢継ぎ早に湯を沸かす。冬のキャンプであって困らないのが《お湯》です。うちの場合毎回のことですが焚き火や七輪、バーナーなどで沸かしたお湯を自宅用の魔法瓶やサーモスのボトルや他の保温保冷ボトルにストックしておきます。一番大きな容量の魔法瓶でも1.2L前後です。冬場、焚き火や七輪はほぼ焚きっ放し状態ですからケトルや鍋を乗せておけば勝手に湯が沸いてくれます。しかし、調理に使われている時はお湯を沸かせませんので手が空いた時にバーナーなどでお湯を沸かしてストックすることを欠かしません。とにかく今回はかなり使いました。

年越し野営  その1
年越し野営  その1
年越し野営  その1
しんしんと冷え込む年越しの夜。明かりは前回同様、旧・西ドイツ軍用のフュアハンドランタン(灯油)、ジェントスLEDランタン(単一)、他に単四仕様のLEDランタンが二つと、UCO のキャンドルランタンです。今回はかなり冷え込みましたし午後5時過ぎからの長時間点灯でしたので電池の消耗が半端なかったス。100均で買い足してきた分は全て使いました。
年越し野営  その1
明るいうちにランタンのグローブをきれいに磨いておきます。
年越し野営  その1
もうかれこれ20年は使ってます。

年越し野営  その1
スノーピークのポンタシールドはサブ・タープとして使われます。今回は初日の夜半に降り出すと予報があった雨に備えて KELTY のタープに結束バンドで接続、小さな軒下スペースを作りました。翌日は北西の風がやや強いとの予報があったので風除け用に張られました。冬の陽をいっぱいに浴びるため KELTY のタープは外しました。

年越し野営  その1
年越し野営  その1
キャンプに雨はつきもの、、。それウチだけ?
去年の正月キャンプでも足かけ三日間で丸一日は雨でした。今回は12/30の夜半から降り出し朝9時ごろまでパラパラやってました。KELTY のノアズ 12もスノーピークのポンタも久しく撥水スプレーなど使っておりませんので雨粒がしつこく残っております。翌朝、雨が上がった後で、車の洗浄に使う長いハンドル付きのスポンジでタープの水滴を払い落としました。これで時短で乾燥できます。
年越し野営  その1
Quechuaのポップアップテントにとっては初めての冬、初めての雨を経験しました。これまではテントといえば本体とそれを覆う雨よけのフライシートという二重張りが当たり前でした。それがふと考えてみるとこのポップアップテントにはフライシートがありまへん。勿論、わかっとりましたが、、いざとなるとチト不安、そんなわけで出入り辺りだけでもと KELTYのタープを張って、テントの後ろ半分は露出させる信用と不安の入り混じった設営となりました。結果は、、テントの左右に設けられたメッシュの窓、これはジッパーなどで完全に閉じられる構造ではなく跳ね上げ式のヒサシを下ろすだけのもの、、風でめくれない様にテントを構成するフレームに固定できますが、、ここが唯一の心配箇所でしたが何の問題もなくクリア。朝方に結構降られましたが浸水は無し。外側のウォールはまだ新しいせいか撥水が効いており雨粒ポロポロで乾きも早くここも問題なしと判断しました。


年越し野営その2では無駄〜だけど持ち出してみた道具たちもご紹介ししますね。それでは。

ponio でした





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