2017年05月06日
キャンプ雑記
キャンプ雑記

Victorinox Outrider NL
今回のキャンプで常に身につけていた《キレモノ》のひとつ。スパイダルコもポケットにクリップしていたけど何故だか手を伸ばしたのはこのアウトライダーでした。
娘の旦那が釣りの際に木に引っ掛けたラインを切ったのもアウトライダーのハサミでした。木も肉や野菜も良く切れて汚れたら水洗いできる、そんな使い勝手の良さと使い慣れたブランドという点がつい手を伸ばしたくなる理由なのかも。

今回久しぶりに追加されたLEDランタンはお馴染みジェントスの GENTOS Explorer SOL-144S 。写真では白光ですが実際はロウソクの様な暖色です。最大150ルーメンといっても結局人の感じ方しだい。私は十分でしたよ。この手のランタンは置き方によって照らせる範囲が変わるから大きな物でも小さな物でも高低差をつけた設置が必要だと感じます。特に今回の様な足元に木の根や石が転がる場所では低い位置までカバー出来ないと夜間の移動の際に思わぬ怪我をすることも。

こちらは今年の正月キャンプから電池交換もせずに持って行ったジェントスの EX-777XP です。正月は二泊三日、そして今回一泊、日の暮れから夜寝るまでの数時間の点灯時間ですが 3cellーD(単1×3)はやはりスタミナがあります。今回はウチらの一泊に加えて娘一家の一泊にもそのまま使用され帰ってきました。明るさは新品の電池に比べれば落ちてはいるでしょうが明かりとしては十分役立ちます。


今回足湯で試した16Lで直径30cmの折りたたみバケツ。
耐熱温度は高くないはずだから先ずは水を入れてからお湯を足していきます。入浴剤は100均のボトルに少量入れてきました。お湯から上げた足を置くスノコも必須です。



今回も長時間にわたり活躍した《妻のB-6君》。
焼き鳥、煮物の煮込み、湯沸かし、炒め物、と調理用熱源としての能力を遺憾なく発揮してくれました。下草を焦がさない脚の長さも秀逸ですが、たった一つロストルから落ちた灰が風に煽られ飛び散るのが難点かな。

八丁キャンプ場や同じ佐賀県の北山キャンプ場に見られる板張りサイト。今回のように好天に恵まれ夜露朝露もない季節ならテントの汚れも心配なく、実際に翌日の撤収時にはテントやグラウンドシートの返し干しもしなくて良かった。平面で置き場が多くテント設営後は周囲に道具を配置できるのも良い点。今回はこの板張りサイトが調理台として活躍しました。斜面下側に立ってサイトのコーナーにまな板や調理用品を配置して、立った状態で無理なく調理ができました。フォールディングベンチやキャンプチェアーに腰掛けながらの調理に比べてはるかに使い易く体に負担がかからない、自宅の台所と同じスタイルが一番なのです。

モンベルのダウンハガーは最後にソロでバックパッキングに行った9年前に買ったもの。軽くてとても暖かい。シャラシャラとうるさいと言われるけど今回もこれがなかったら眠れなかったと娘夫婦が言っていました。

煤や脂で汚れきったB-6君や焼き網をマジックリン漬けにする。直ぐに白い泡が茶色に濁り出し汚れが溶け落ちる。この後、鉄製のロストルとグリルプレートはガスコンロの魚焼きで空焼きして油を塗りたくって保存する。
キャンプの後の後片付けは自分自身に勢いのある内にやってしまう。肉体的には疲れていても気力がエンジンとなって機械的に後片付けをやってくれる。
今年はあと何回野営ができるかな?
続きを読む

Victorinox Outrider NL
今回のキャンプで常に身につけていた《キレモノ》のひとつ。スパイダルコもポケットにクリップしていたけど何故だか手を伸ばしたのはこのアウトライダーでした。
娘の旦那が釣りの際に木に引っ掛けたラインを切ったのもアウトライダーのハサミでした。木も肉や野菜も良く切れて汚れたら水洗いできる、そんな使い勝手の良さと使い慣れたブランドという点がつい手を伸ばしたくなる理由なのかも。

今回久しぶりに追加されたLEDランタンはお馴染みジェントスの GENTOS Explorer SOL-144S 。写真では白光ですが実際はロウソクの様な暖色です。最大150ルーメンといっても結局人の感じ方しだい。私は十分でしたよ。この手のランタンは置き方によって照らせる範囲が変わるから大きな物でも小さな物でも高低差をつけた設置が必要だと感じます。特に今回の様な足元に木の根や石が転がる場所では低い位置までカバー出来ないと夜間の移動の際に思わぬ怪我をすることも。

こちらは今年の正月キャンプから電池交換もせずに持って行ったジェントスの EX-777XP です。正月は二泊三日、そして今回一泊、日の暮れから夜寝るまでの数時間の点灯時間ですが 3cellーD(単1×3)はやはりスタミナがあります。今回はウチらの一泊に加えて娘一家の一泊にもそのまま使用され帰ってきました。明るさは新品の電池に比べれば落ちてはいるでしょうが明かりとしては十分役立ちます。


今回足湯で試した16Lで直径30cmの折りたたみバケツ。
耐熱温度は高くないはずだから先ずは水を入れてからお湯を足していきます。入浴剤は100均のボトルに少量入れてきました。お湯から上げた足を置くスノコも必須です。



今回も長時間にわたり活躍した《妻のB-6君》。
焼き鳥、煮物の煮込み、湯沸かし、炒め物、と調理用熱源としての能力を遺憾なく発揮してくれました。下草を焦がさない脚の長さも秀逸ですが、たった一つロストルから落ちた灰が風に煽られ飛び散るのが難点かな。

八丁キャンプ場や同じ佐賀県の北山キャンプ場に見られる板張りサイト。今回のように好天に恵まれ夜露朝露もない季節ならテントの汚れも心配なく、実際に翌日の撤収時にはテントやグラウンドシートの返し干しもしなくて良かった。平面で置き場が多くテント設営後は周囲に道具を配置できるのも良い点。今回はこの板張りサイトが調理台として活躍しました。斜面下側に立ってサイトのコーナーにまな板や調理用品を配置して、立った状態で無理なく調理ができました。フォールディングベンチやキャンプチェアーに腰掛けながらの調理に比べてはるかに使い易く体に負担がかからない、自宅の台所と同じスタイルが一番なのです。

モンベルのダウンハガーは最後にソロでバックパッキングに行った9年前に買ったもの。軽くてとても暖かい。シャラシャラとうるさいと言われるけど今回もこれがなかったら眠れなかったと娘夫婦が言っていました。

煤や脂で汚れきったB-6君や焼き網をマジックリン漬けにする。直ぐに白い泡が茶色に濁り出し汚れが溶け落ちる。この後、鉄製のロストルとグリルプレートはガスコンロの魚焼きで空焼きして油を塗りたくって保存する。
キャンプの後の後片付けは自分自身に勢いのある内にやってしまう。肉体的には疲れていても気力がエンジンとなって機械的に後片付けをやってくれる。
今年はあと何回野営ができるかな?
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2017年05月06日
GW 八丁キャンプ場 つづき
八丁キャンプ場 つづき

ストームクッカーからロースタイル(ストームクッカーの風防とTrangia 純正オープン五徳の組み合わせ)に組み替えて昼のうちに作っておいた煮物を温め直す。一度冷ましてあるので味が染み込んでる〜。

ご飯は昼に炊いた白飯を焼きおにぎりにして食う。醤油麹が効いてます。

デザートはカマドに放り込んだままだった焼きリンゴ。
柔らかくて旨いノォ〜〜。


この時期、佐賀県小城市の日の入りは19:00を少し回った頃。若い頃からキャンプをする時は現地の日の出日の入りだけは調べていました。日の出を知りたいのは朝が待ち遠しいから、日の入りを知りたいのは明るい内に飯を食い後片付けを済ませたいからです。やはり飯は明るい内に食った方が美味いと感じます。
山のキャンプ場は夜が真っ黒け。炊事等とトイレは明かりがつきますが木の根や石がゴロゴロのサイトは明かりがいくつあっても良いくらい。今回は毎度お馴染みのシェントスのLEDランタンと新規導入した同じジェントスの小型ランタン、それに西独軍のケロシンランタンをサイトの外に。テント内はブラックダイアモンドのオービットという具合でした。
《こぼれ話》
この夜、管理棟前の空き地ではなにやらBBQの集まりがあった様です。夜、少し離れた管理棟の方からフラフラとやって来る明かりが見えました。少しして二人の男性がキャンプ場入り口からウチのサイトに近づいて来てなにやらブツブツ申しております。
やがて『これも最初に燃やすやつですか?』とひとりがケロシンランタンを指差し申します。
《最初に燃やすやつ》とは推測するに《マントルの空焼き》のことではないかと。『ガソリンのやつですか?』と聞くと『多分、、』。『加圧するやつ?』とポンピングの手まねをすると『そうそう!』と。『コールマン?』『そう!』
話を聞くとBBQで集まった仲間がランタンを持ってきたが使い方が今ひとつわからないとのこと。現物を見ていないので確定は出来なかったけど簡単にわかりやすくコールマンのガソリンランタンの使い方を教えてあげました。それから暫くして、、再び管理棟の方からやってくる明かり有り。今度は先ほどとは違う方々。手にはワンマントルのまあたらしいコールマンのランタンがぶら下がっており、『できました〜』と報告に。とうやらランタンを点灯してくれたのは外人さんで、ただ詳しい使い方がわからなかったので改めて聞きに来たとのこと。そこで現物を手にマントルの焼き方やポンピングのやり方などを説明、他にもCB缶からOD缶への再充填の話など色々聞かれて帰りました。



夕食も後片付けも済みウチの奥様は早々と巣に潜り込んでしまいました。さあ〜!これからが僕らの遊び時間!(僕らって独りやないの!)SOLO STOVEを取り出して昼のうちに作り置きしておいた輪切りの杉ブロックを3〜4つ放り込み、昼間見つけたファットウッドに点火する。
目的は、、湯沸かし!コーヒーと足湯の為の湯沸かし。
夜に見るSOLO STOVEの燃焼は実に美しい。

途中、コールマンランタンの件でやって来たお二人さんと話し込んで湯が冷めてしまったのでST-310で再び沸かし直し。

今回新たに導入した折りたたみバケツに水を2L先に入れ、そこへ熱々のお湯を2L加えて入浴剤を少量溶かす。スノコとタオルを準備して一日頑張った足をバケツに突っ込む。嗚呼あ〜〜ぬわぁーんと気持ちの良いことかノォ〜〜。
キャンプの夜はとっぷりと暗くて、騒がしい。
それでも昼間の頑張りからテントに潜り込むと直ぐに眠りに落ちる。私にグリナは要らない! 時折、突然にウシガエルの大きな鳴き声が響き渡る。ホゥホゥとフクロウかミミズクがやってくる。眠っては起き眠ってはまた起こされ最後に眠ったのが4:30。夜明けまであと一時間!

朝、一番に起きだすと空は明るく周囲も見渡せるほど。
直ぐに SOD-310 に点火してコーヒー用のお湯を沸かす。
今年の正月は酷い結露と夜露朝露でテントの中も外も道具の一つ残らず全てがビョショビショだった。しかし、
今回はテントの中も外も湿り気一つ感じられなかった。
外に置きっ放しにした箱物(袋物はカラスやケモノに食い荒らされる)も何もかもが昨夜となんら変わらず乾いた状態だった。

朝早くすこし冷え込むかな?なんてフリーズを着て作業を始めるがその必要もないほどに暖かくちょっと拍子抜け。SOTO SOD-310は快調に燃焼して湯を沸かしてくれたが風が吹くとご覧の通り炎が流されるのが確認できる。昼間はなかなかわかりにくい部分である。

昨夜のSOLO STOVEに焼かれて真っ黒になったチタンとエナメルのポットを炊事等で洗ってくる。焚き火と焼き物の汚れは台所用のマジックリンが一番。今回は100均のアトマイザーに少量のマジックリンを入れて持参した。

朝、ファイーベースには真っ白な灰がてんこ盛りに残っていたが、それをカマドの下に落とすと中から小さなオレンジ色に光る熾が顔を出す。それらを空のファイアーベースに戻した昨日収穫したファットウッドの削りカスで再点火する。

ファイアーベースで炭をおこし、それをB-6君に移して朝の熱源を準備しておく。

沸かしたお湯でヒゲを剃る。

朝一番で管理人のおじさんが貸しテントを設営に来ていた。雨が降ると浸水するのでブルーシーで覆うスタイルの超ローテクテントだ。この板張りサイトの左右のリングはこのテントのためにあるのだ!

朝飯はホットドッグとコーヒーとタマゴ。食い終わったら次にこのサイトに陣取る予定の娘一家の為に残して帰る道具と持ち帰る道具に仕分けをしつつ撤収を進める。そしてノコやナイフなど持ってこないであろう一家のために焚き物も作り置きしてやる。
撤収は10:00にはほぼ終わり。あとは昼飯作りに使う道具と娘一家に残してゆく道具が残されるのみ。
そして、、、正午を過ぎて娘一家が到着。娘と旦那が怒涛の荷物運び。子供たちは池の魚影とオタマジャクシに夢中、落ちないように奥さんが監視員を務める中、始まりました!娘一家のテント設営。私と娘の旦那に娘が加わり二度目のテント張り。これが!超大変でした。板張りという広さに制限のある場所であのどデカイ2ルームを設営するのだから。インナーテント(寝室)が位置する後方をギリギリでライン固定し恐ろしく長いポールを4本スリーブに通すがポールのつなぎ目に段がある為そこで引っかかるをくり返す。ポールでX字を前後に二つ作り娘をテントの中に入れて持ち上げさせつつ左右のポールエンドに固定しようとするが途中でポールが前後逆とわかり始めからやり直し〜 (´༎ຶོρ༎ຶོ`)
気持ちを奮い立たせて寄ってたかっての設営が続き、なんとか立ち上がったものの予想通り前室の先端部30cmほどが板張りサイトから飛び出しており、前部ポールが左右ともに宙に浮いた状態となった。さあ〜て、どないすっぺか?と思いついたのがウチがタープ用に持って来て結局使わなかったロゴスのプッシュアップポール2本を使ってテント前面を地面から持ち上げる方法だ。

上の画像では分かりにくいがテントの前面、その左右にはガイラインを結ぶためのスリーブが設けてある。そこにプッシュアップポールの先端を通しポールエンドロックで固定、あとはテント前面が板張りサイトと同じ高さになる様にプッシュアップポールを伸ばし調整する。最後にテントの前面ポールとプッシュアップポールをパラコードで縛り固定する。これで神社の鳥居の如きテント入り口が形成された!
それから、、ぐったり疲れたところで少し遅めの昼飯を作り其々にそれぞれの場所で貪り食い、その内に飛び入り参加した長女一家三人と賑やかな時間を過ごす。子供たちは大人の監視のもとで(実は大人も夢中になって)ブルーギル釣りや巨大なウシガエルのオタマジャクシ採り、群れなす小さなオタマジャクシに釘付けとなりましたとさ。
その後、夕方近くまで滞在して私と奥さんは帰途につきました。道は空いておりあっという間に自宅に到着。風呂に入ってサロンパス張り合って泥のように眠りましたとさ。
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ストームクッカーからロースタイル(ストームクッカーの風防とTrangia 純正オープン五徳の組み合わせ)に組み替えて昼のうちに作っておいた煮物を温め直す。一度冷ましてあるので味が染み込んでる〜。

ご飯は昼に炊いた白飯を焼きおにぎりにして食う。醤油麹が効いてます。

デザートはカマドに放り込んだままだった焼きリンゴ。
柔らかくて旨いノォ〜〜。


この時期、佐賀県小城市の日の入りは19:00を少し回った頃。若い頃からキャンプをする時は現地の日の出日の入りだけは調べていました。日の出を知りたいのは朝が待ち遠しいから、日の入りを知りたいのは明るい内に飯を食い後片付けを済ませたいからです。やはり飯は明るい内に食った方が美味いと感じます。
山のキャンプ場は夜が真っ黒け。炊事等とトイレは明かりがつきますが木の根や石がゴロゴロのサイトは明かりがいくつあっても良いくらい。今回は毎度お馴染みのシェントスのLEDランタンと新規導入した同じジェントスの小型ランタン、それに西独軍のケロシンランタンをサイトの外に。テント内はブラックダイアモンドのオービットという具合でした。
《こぼれ話》
この夜、管理棟前の空き地ではなにやらBBQの集まりがあった様です。夜、少し離れた管理棟の方からフラフラとやって来る明かりが見えました。少しして二人の男性がキャンプ場入り口からウチのサイトに近づいて来てなにやらブツブツ申しております。
やがて『これも最初に燃やすやつですか?』とひとりがケロシンランタンを指差し申します。
《最初に燃やすやつ》とは推測するに《マントルの空焼き》のことではないかと。『ガソリンのやつですか?』と聞くと『多分、、』。『加圧するやつ?』とポンピングの手まねをすると『そうそう!』と。『コールマン?』『そう!』
話を聞くとBBQで集まった仲間がランタンを持ってきたが使い方が今ひとつわからないとのこと。現物を見ていないので確定は出来なかったけど簡単にわかりやすくコールマンのガソリンランタンの使い方を教えてあげました。それから暫くして、、再び管理棟の方からやってくる明かり有り。今度は先ほどとは違う方々。手にはワンマントルのまあたらしいコールマンのランタンがぶら下がっており、『できました〜』と報告に。とうやらランタンを点灯してくれたのは外人さんで、ただ詳しい使い方がわからなかったので改めて聞きに来たとのこと。そこで現物を手にマントルの焼き方やポンピングのやり方などを説明、他にもCB缶からOD缶への再充填の話など色々聞かれて帰りました。



夕食も後片付けも済みウチの奥様は早々と巣に潜り込んでしまいました。さあ〜!これからが僕らの遊び時間!(僕らって独りやないの!)SOLO STOVEを取り出して昼のうちに作り置きしておいた輪切りの杉ブロックを3〜4つ放り込み、昼間見つけたファットウッドに点火する。
目的は、、湯沸かし!コーヒーと足湯の為の湯沸かし。
夜に見るSOLO STOVEの燃焼は実に美しい。

途中、コールマンランタンの件でやって来たお二人さんと話し込んで湯が冷めてしまったのでST-310で再び沸かし直し。

今回新たに導入した折りたたみバケツに水を2L先に入れ、そこへ熱々のお湯を2L加えて入浴剤を少量溶かす。スノコとタオルを準備して一日頑張った足をバケツに突っ込む。嗚呼あ〜〜ぬわぁーんと気持ちの良いことかノォ〜〜。
キャンプの夜はとっぷりと暗くて、騒がしい。
それでも昼間の頑張りからテントに潜り込むと直ぐに眠りに落ちる。私にグリナは要らない! 時折、突然にウシガエルの大きな鳴き声が響き渡る。ホゥホゥとフクロウかミミズクがやってくる。眠っては起き眠ってはまた起こされ最後に眠ったのが4:30。夜明けまであと一時間!

朝、一番に起きだすと空は明るく周囲も見渡せるほど。
直ぐに SOD-310 に点火してコーヒー用のお湯を沸かす。
今年の正月は酷い結露と夜露朝露でテントの中も外も道具の一つ残らず全てがビョショビショだった。しかし、
今回はテントの中も外も湿り気一つ感じられなかった。
外に置きっ放しにした箱物(袋物はカラスやケモノに食い荒らされる)も何もかもが昨夜となんら変わらず乾いた状態だった。

朝早くすこし冷え込むかな?なんてフリーズを着て作業を始めるがその必要もないほどに暖かくちょっと拍子抜け。SOTO SOD-310は快調に燃焼して湯を沸かしてくれたが風が吹くとご覧の通り炎が流されるのが確認できる。昼間はなかなかわかりにくい部分である。

昨夜のSOLO STOVEに焼かれて真っ黒になったチタンとエナメルのポットを炊事等で洗ってくる。焚き火と焼き物の汚れは台所用のマジックリンが一番。今回は100均のアトマイザーに少量のマジックリンを入れて持参した。

朝、ファイーベースには真っ白な灰がてんこ盛りに残っていたが、それをカマドの下に落とすと中から小さなオレンジ色に光る熾が顔を出す。それらを空のファイアーベースに戻した昨日収穫したファットウッドの削りカスで再点火する。

ファイアーベースで炭をおこし、それをB-6君に移して朝の熱源を準備しておく。

沸かしたお湯でヒゲを剃る。

朝一番で管理人のおじさんが貸しテントを設営に来ていた。雨が降ると浸水するのでブルーシーで覆うスタイルの超ローテクテントだ。この板張りサイトの左右のリングはこのテントのためにあるのだ!

朝飯はホットドッグとコーヒーとタマゴ。食い終わったら次にこのサイトに陣取る予定の娘一家の為に残して帰る道具と持ち帰る道具に仕分けをしつつ撤収を進める。そしてノコやナイフなど持ってこないであろう一家のために焚き物も作り置きしてやる。
撤収は10:00にはほぼ終わり。あとは昼飯作りに使う道具と娘一家に残してゆく道具が残されるのみ。
そして、、、正午を過ぎて娘一家が到着。娘と旦那が怒涛の荷物運び。子供たちは池の魚影とオタマジャクシに夢中、落ちないように奥さんが監視員を務める中、始まりました!娘一家のテント設営。私と娘の旦那に娘が加わり二度目のテント張り。これが!超大変でした。板張りという広さに制限のある場所であのどデカイ2ルームを設営するのだから。インナーテント(寝室)が位置する後方をギリギリでライン固定し恐ろしく長いポールを4本スリーブに通すがポールのつなぎ目に段がある為そこで引っかかるをくり返す。ポールでX字を前後に二つ作り娘をテントの中に入れて持ち上げさせつつ左右のポールエンドに固定しようとするが途中でポールが前後逆とわかり始めからやり直し〜 (´༎ຶོρ༎ຶོ`)
気持ちを奮い立たせて寄ってたかっての設営が続き、なんとか立ち上がったものの予想通り前室の先端部30cmほどが板張りサイトから飛び出しており、前部ポールが左右ともに宙に浮いた状態となった。さあ〜て、どないすっぺか?と思いついたのがウチがタープ用に持って来て結局使わなかったロゴスのプッシュアップポール2本を使ってテント前面を地面から持ち上げる方法だ。

上の画像では分かりにくいがテントの前面、その左右にはガイラインを結ぶためのスリーブが設けてある。そこにプッシュアップポールの先端を通しポールエンドロックで固定、あとはテント前面が板張りサイトと同じ高さになる様にプッシュアップポールを伸ばし調整する。最後にテントの前面ポールとプッシュアップポールをパラコードで縛り固定する。これで神社の鳥居の如きテント入り口が形成された!
それから、、ぐったり疲れたところで少し遅めの昼飯を作り其々にそれぞれの場所で貪り食い、その内に飛び入り参加した長女一家三人と賑やかな時間を過ごす。子供たちは大人の監視のもとで(実は大人も夢中になって)ブルーギル釣りや巨大なウシガエルのオタマジャクシ採り、群れなす小さなオタマジャクシに釘付けとなりましたとさ。
その後、夕方近くまで滞在して私と奥さんは帰途につきました。道は空いておりあっという間に自宅に到着。風呂に入ってサロンパス張り合って泥のように眠りましたとさ。
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