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2017年05月15日

わが家のテント考察



うちが現在使っているテントは社名が小川キャンパル時代に買った Stacy ST です。2〜3人用で比較的大きな前室があり、設営と撤収は一人でも出来る簡単さ。そう、、簡単なのだが意外と労力は要る。


*旧・小川キャンパル Stacy ST
全体のサイズの割に大きな前室。温暖で虫の少ない季節はここを全開して敷物の上で過ごせる。


*山あいの渓流沿いで窪地にあるサイト、季節は真冬。
雪はないが朝霧が立ち込め半端ない夜露朝露に見舞われる環境。

このテントに買い換えて数年、これといったトラブルもなく使ってきました。ただ、真冬の連泊で酷い結露とそれが朝方に凍りついてしまう事態をニ度ほど経験しました。一度目は熊本県球磨郡のあさぎり町でのキャンプ。雪がチラつく程度でしたが低温注意報が発令されていました。その時はテントの内も外も関係なく水分が凍りつき朝にはアルミ製の大きなテーブルも一面ガチガチに凍りつく極寒のキャンプでした。二度目は今年の正月に佐賀県三瀬村で連泊した際のことで、渓流沿いの窪地のサイトだったせいもありテントやタープ、その他車の中以外は全てがビショビショになりました。これについてはテント内の空気循環だけでは対処できない環境だったと思います。



真冬の結露問題については多かれ少なかれ経験することでありますが完全になくすことは無理だと思います。それでもやるならテントを設営する場所、サイトの選び方、更にはキャンプ場まで考えなくてはなりませんね。

Stacy STの他に気になるところは、、そうそう、フライシートの前室部の裾が地面からけっこう開いていることですかね。

これはまだ経験していませんが風雨の強い日などは前室部を閉じても前方と左右のウォールの裾が開いているために設営場所やサイトのタイプ(板張りや土のサイト)によっては前室の中まで雨水が入り込む可能性があります。これを防ぐためにはタープで前室部の上を大きくカバーすることですが、できればここ前室部のウォールは地面ギリギリまで下げてほしかったなぁと言うのが率直な感想です。



インナーは大人二人が寝るぶんには問題ない広さを持ち寝返りも無理なくできますし少しなら荷物も置けます。そもそも貴重品以外は大きな前室にも置けるのでこの辺は問題なし。ただ、冬場など毛布などを持ち込むと足元や左右のウォールまで広がった部分が結露で濡れることも経験しています。この様に結露を考えなければならない季節や環境ではもう少し広ければなんて感じますね。それと・・・、設営について。


*前室の下の隙間が結構あるのです。

前室を形作るフライシートはインナールームの上をまたぐ様に前後に伸びるフレームにマジックテープ留めしなければならず、これが全て内側にあり更に数もそこそこ多いので、それらを全て留め終えるのがチョッピリ大変。次に外周りのペグダウンやガイライン張りなどまでやると一人では結構な労働となります。これは慣れて効率良く出来るようになってもそこそこの時間と労力を必要とするでしょうね。うちは奥さんが手伝ってくれますので助かりますが外周りのペグダウンやライン張りはわたしのお仕事。テントの周りをぐるっと回りながらフライシートとインナーで10箇所位以上のペグダウンと6箇所のガイライン張りが必要です。雨が降らないからといってこの作業を中途半端にやるとテント内の空気の循環が上手くいかず季節によっては結露で中がグショグショに、、。このフライシートを含めたペグダウンやガイラインの多さは反面で風雨に対する安心感にも繋がりますが、ソロの頃からモンベルのムーンライトやステラリッジを使ってきた私には結構面倒クサく感じるのです。



このテントに買い換えてから丸2年。この間に計7泊ほどしか使っていません。つまり年に2〜3度のキャンプしかしていないのです。わが家はそれが限界。それも殆どが一泊のキャンプです。当日の午前中に着いて翌日の午前中には撤収する24時間キャンプ。場合によっては丸一日24時間居られないこともあり、その点で設営と撤収にかける時間は極力減らしたいし、何よりそれに費やす労力を減らしたいと感じる今日この頃なのです。

Stacy ST は良いテントです。二人でのキャンプには大き過ぎず小さ過ぎずジャストサイズ。色や形も好きだしね。ただね、あのマジックテープ留めとサイズの割に多いペグダウンやガイライン張りを何とか減らせたらなんて考えると新しいタイプのテントを模索検索探索森田健作する私。

ところでテントの寿命ってどれくらい?
使用と保管の状態(環境や条件を含めて)によっては10年以上は使えそうです。


先の話に出たモンベルのムーンライトは購入から17年ほど経ちますが今でもちゃんと使えます。フライシートは加水分解の兆候が出ていますが別売のカムフラージュバージョンもありますので後しばらくは使えるでしょう。と言うか私のムーンライトは1型なので夫婦でのキャンプにはもう使わない(戻れない)でしょうね。


同じモンベルのステラリッジテント(1型)はムーンライトより何年か新しくこれもまたバックパッキングで何度も使用された歴戦の勇士でしたが、3年ほど前のキャンプで遂に限界を迎え(加水分解と防水性の極度の低下)やむなく廃棄となりました。あのステラリッジは10年にも満たない使用期間でした。勿論、保管のマズさ環境の影響はあったのですが、、。私にとってはテントはけっして安い買い物ではありません。安い物を買おうとすれば今の世の中いくらでも手に入ります。でも安かろう悪かろうではお金の使い方としては無駄となる、そんな思いから出来るだけちゃんとした物をと決めているのです。

現在使っている Stacy ST 丸2年。保管にも気をつけています。

そんな中、一時期は同じモンベルのムーンライト
5型やクロノスドームなどを考えていました。それはやはり使い慣れたメーカーだったからでしょう。もし仮に今使っている Stacy ST がダメになったら、買い替えるなら私は、、何を選ぶだろう。やはりモンベルかな。だって設営簡単だし、私の中でも実績十分だからです。


大きな前室は無いけれどやはりモンベルのムーンライトかな、、。サイズは5型でしょうね。
奥さんと二人とはいえファミリーキャンプを始めてからはより広く快適な空間が欲しくなり今に至ります。

でもこのままいくと更に大きな2ルームテントやスクリーンタープなど規模も荷物も設営と撤収も大掛かりになるだろうと予想が立ちますが車の積載が限界を超えるでしょうね。そしてアタシの体力も、、、。

そんなことをアレコレと考える中でずっと頭の片隅にあったテントがキラキラと輝き出しました。

そして色々と考察した結果として、、、唐突に
Quechua (ケシュア) ポップアップテント 2 Seconds を
導入してみることにしました。モデルは 2 Seconds XL
AIR 3人用です。

って、、ケシュア?なんでやねん?!

つづく  


Posted by ponio at 16:20Comments(2)camp道具たち