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2024年08月17日

夏・離島にて

夏・離島にて
2024年 夏・離島にて

今年もお盆の帰省は長崎の離島
壱岐はうちの奥さんの故郷、実家はあるが人は住んでおらず代わりに島で嫁いだ二人の姉のところにお世話になります。今年は各地で猛暑酷暑激暑となっていますが壱岐も例外ではない様です。しかし!島に着いた瞬間にそこが別天地と再確認するアタシでした。暑い!しかし暑くない!(どっちやねん!)風が心地良い、モワッとしない、人工的な熱の排出が明らかに少ない、、やはりここは別天地。

夏・離島にて
姉の嫁ぎ先に着くとネコがさりげなく挨拶に来る。この子は特に人懐こい。
夏・離島にて
ニャンコその2は見てない様でさりげなくこちらを意識している。昼間はほとんど行方不明の放浪者。
夏・離島にて
姉の家に着いたら先ずは家のすぐ裏の湧水溝をチェックする。今年は暑さ続きで水が無かったが“ガンジョ”と呼ばれるアカテガニたちは元気に群れていた。
夏・離島にて
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挨拶がわりに庭先の不良キュウリをスライスしてカニたちにやると「きたー!」とばかりにハサミで摘んで棲家に持ち帰るもの、その場で器用に中身だけを食べるもの、カニたちにとって水分の多い果肉や野菜は好物なのだ。
夏・離島にて
中には太いミミズを捕食して食ってるヤツもいた。
夏・離島にて
捕食といえばコレ!今年も見られました。ツマアカクモバチによるアシダカグモ捕食のシーンです。このツマアカクモバチは姉の家の特定の場所(縁の下に通じる換気口)付近でよく見かけます。そしてその近くには必ずアシダカグモがいるのです。娘の子供たちにこのハチを見かけたらクモ狩りが見られるかもと教えておきましたが実際に見られるとはラッキーでした。ただ、アシダカグモ自体は家にとって益虫なのですがね。
夏・離島にて
姉夫婦の家は背後に小高い山があり敷地への入り口はすぐ北の湾に面している。ここからの風が信じられないほどに気持ち良い。
夏・離島にて
庭を探検してみると“カテシ”と呼ばれる椿のタネが
干されていた。姉が時折り送ってくれる手作りの椿油 の原材料だ。しかし人が持ち込み繁殖させた上に野放しにした外来種のタイワンリスにこのタネが食い荒らされているのも現実なのだ。
夏・離島にて
家のすぐ前の道沿いには百日紅の花が今を盛りと咲いていてクマバチたちが蜜集めに忙しい。
夏・離島にて
島で過ごす際のルーティンとなった庭先での髭剃り。そのためにお湯を沸かす。今年の盆は迎え火も兼ねて SOLO STOVE を持って行った。燃料は自宅から持ち込んだ少量の小薪と海辺で拾った流木だ。風防は軒下に置いてあった瓦を二枚拝借した。
夏・離島にて
娘の子供たちは小さな畑で虫取り。

夏・離島にて
夏・離島にて
夏・離島にて
夏・離島にて
ここへ来ると外遊び 9、内遊び 1という割合になる。外では虫取り、魚釣り、鬼ごっこに隠れんぼ、水遊び、大人が付き添う場合に限って海で泳ぐ。都会では見慣れない生き物たちに子供心が輝き出す。

夏・離島にて
夏・離島にて
裏の湧水溝に住むアカテガニ(ガンジョ)や小さなヌマガエルたちもすぐに捕獲観察の対象となる。

夏・離島にて
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小さな爬虫類たちも日に何度か見かけた。
夏・離島にて
ナナフシもそこかしこに張り付いていた。
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ただ中には毒をもったヘビもいるのでそこは注意させておく。今回もマムシ、アオダイショウ、ヤマカガシなどと出くわした。

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夜には夜の世界がある。裸電球には様々な虫や生き物が寄ってくる。この夜もカブトムシが一匹立ち寄って捕獲されていました。
夏・離島にて
夜は彼らの独壇場だ。虫の音が夏の暑さを忘れさせてくれる。
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家のガラスをふと見ればカベチョロさんがウゴウゴしている。灯りに寄ってきた虫を捕えるためだ。
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空を見上げればいつの間にやら満天の星。夜風が風鈴を鳴らし昼間の暑さを完全に忘れさせてくれる。
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この夜は夕方から大人だけの座談夕食会。
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前日にうちの奥さんや義兄が釣った小さなアジをアタシが開きにする。
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それを義姉がフライにしてくれる。ビールもすすんで、ここにいた全員が口を揃えてこう言った、「何ちゅう贅沢!」

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義兄のすぐ上のお姉さんがひとりで営んでいる牛舎にも行ってみた。このお姉さんは人一倍頑張り屋でそのパワーの源を皆が知りたがるほど。
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牛に食べさせる藁束を解き持ち上げる道具にも使い込まれた年月の長さを感じる。

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壱岐に来るたびに義姉が蒸してくれるガメの葉のダンゴ(饅頭)はサツマイモの餡子、枝豆の餡子、そしてこし餡の三種類。三日間で食うだけ食って残りは持ち帰らせてくれる。

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娘の子たちに柄杓水撒きの妙技を教える。狙った場所に効果的に水を撒く技術はアタシが義姉の畑で身につけた熟練の技である(それほどのものか?!)運動部のキャプテンでもある中2の長男(娘の)もまだまだアタシの敵ではない。
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都会っ子の少年たちは田舎で暇を持て余すことなくスマホ見てダラダラ過ごすわけでもなく、大人のあとをついて歩き「遊ぼ遊ぼ」でもなく、自分たちで適当に遊びを見つけ楽しむようになった。娘の中2の長男などは帰る10分前まで海に行っていた。基本的には好きにさせてはいるが危険なところ、気をつけさせるところは大人が予め教えて意識させておく。海に行く時だけは大人が一人ついていく。万が一、港などで海に落ちた場合は何を使ってどう助けるかを考えておく。ポイントだけおさえておけばあとは自由にやらせていた。彼らには楽しい夏休みだったことだろう。義姉にも「また来年来るから!」と言っていた。

夏・離島にて
アタシはというと、、海水浴場の監視員として盆も働く義兄に代わって義姉の手伝いと盆の準備、子どもたちが海に行く時のお目付け役、また訪ねてくるお客さんの相手(飲み相手)などそれなりに忙しかったけれど、アタシはアタシで暇さえあれば生き物探索に夢中になっていられたし、手が掛からなくなった子どもたちとも適当に遊び付き合い、帰りには船で連れ帰ったりとアタシらしい夏休みでした。

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壱岐の手土産。『マクワウリ』義姉が精魂込めて作った野菜。切って皮を剥いてメロンの様に食う。あの甘ったるい香りが嫌いでメロンを殆ど食べないアタシがバクバク食えるのがこのマクワウリざんす。程よい歯応えとメロンよりもサラリとしてほのかに甘い夏のウリ。これはスイカより旨い!と改めて気がついたアタシです。

追記

夏・離島にて
夏・離島にて
福岡に帰ってきて一週間、毎日うんざりする街の暑さに消耗著しいアタシですが壱岐の義姉からは二日連続でカベチョロ便りが送られてきました。








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