2024年02月12日
二月のキャンプは農家の裏手で
二月のキャンプは農家民宿の裏手で一泊。久しぶりにバタバタすることのない長閑な時間を満喫させてもらいました。
湯たんぽ用のお湯を沸かします。一つの湯たんぽに約2.5L、二人分で5Lの湯を沸かします。1.75Lのソースパンに 1.5L、1.4Lのクッカーに 1Lのお湯を立て続けに沸かします。一つが沸くとジョウゴを使って注ぎ入れ栓をして冷めない様に保温しておきます。残りの湯が沸いたらそれを継ぎ足して満水にします。この湯沸かしは焚き火台やウッドストーブの豪火で沸かすのが圧倒的に早く沸きます。上の写真は奥さんが松脂の大きな塊を放り込んで豪火に仕立てた時のものです。その火勢たるや凄まじいものでした。
ウッドストーブの豪火と七輪の炭火。役割は明確です。ウッドストーブは焚き火として暖をとり湯を沸かし夜の明かりにもなります。また七輪に使う炭を熾すのにも使われます。そしてうちの奥さんの焚き火欲を満たしてくれる火でもあります。一方の七輪は純粋に調理用の火です。食材を柔らかく旨く調理してくれます。足元に置けば焚き火とは違う暖かさが伝わってきます。
そしてこれが二つの火のなせる技(?)です。左がウッドストーブの火に焼かれたクッカーの底面、右が七輪の炭に焼かれたものです。違いは明らかです。左の真っ黒クロスケは触れる物全てを同じ色にしてしまいます。その煤汚れの殆どは樹脂が燃えた時に着くもので油汚れと同じです。つまりマジックリンで簡単に落とせます。後片付けが楽なのはもちろん七輪で使った方です。
これぞ二月の冷え込み!との予想で臨んだ今回のキャンプ。夕食後にジーパンを裏起毛のイージーパンツに履き替え、米軍御用達の防寒用フードを被り、ダウンベストをハイロフトのダウンジャケットに着替えて、更に防寒仕様のブーツに履き替え夜を迎えましたが、、思ったより冷え込まないなぁ〜と度数の高い原酒を温燗でチビチビやっておりましたが、、本当の冷え込みはこれからだったのです。
PRIMUS のガスランタン IP-2245 はもう20年以上も前に買った初めてのランタンでした。ここんとこはLED やオイルランタンに押されてすっかり忘れ去られておりましたが今回10数年ぶりに現場復帰を果たしました。結果は「やっぱええわー」でした。3〜5℃の気温の中 Tガス(冬季用)で照度を落とすことなく深夜、テントに潜り込むまで暖かな光を灯してくれました。
ひとり酒の肴はこれでした。イカ!
七輪でゲソを炙ってグニュグニュ噛み締めて酒で流し込む。アタシそんな呑兵衛ではなかったはずですが。
この日の晩飯は『すき焼き』。七輪はコトコト煮込んだり柔らかく炙ったりするには向いているけど、具材を足しながらグツグツやるにはもう少し強い火が良い。最初の肉をたいらげた後はウッドストーブにバトンタッチ。具材を足して一通り煮立ったら再び七輪の出番。ここからゆっくりじっくり『すき焼き』をつつくのです。
最初に肉をついばんだら豆腐やシラタキ、ネギ、椎茸を加えてウッドストーブの炎で一煮立ちさせる。
奥さんと二人『すき焼き』をつついてるとこのキャンプ場の家主さんのネコが遊びにきました。アタシの作った風向計(?)で遊んでおりました。
風向きと風の強さを視認できる様に簡単な風向計を作りました。今回のサイトは南西方向に大きく開けた小高い丘の上。天気は上々しかし風強し。この風向計は剪定されて積まれていた梅の枝を適当に切って細工し蔓を通して先にキャンプチェアに付いていた注意書きのタグを切り取ってぶら下げました。これをよく目につくところに突き刺してヒラヒラと舞うタグの様子で風向きと強さを目で確認できる様にしました。
初めて使いました、といってもこれはキャンプ場さんが貸してくれた物です。今回は車が横付けできないサイトを選んだので荷物を運ぶのもひと仕事です。でも助かりました、ありがとうございました。
南西に大きく開けた小高いサイト。農家民宿の裏手にある大きな東屋の横に陣取ります。車が横付けできないけれど見晴らし良く陽当たり良好、水場とトイレが近いという利点も選んだ理由でした。
荷物を運び終えて、さーて、と昼飯タイム。予定通りのカップ麺。ストームクッカーにガスバーナーを組み込み手早くお湯を沸かします。これに地産の野菜販売店で買ってきた紅生姜入りの天ぷらを乗せて食います。
キャンプ復活したスノーピークのアルミクッカー TREK 1400。湯沸かしと熱燗つけなどに何度も使われました。おかえりなさい。
前回のキャンプ(年末年始)では持って行かなかった 笑'sの B-6君。毎回の様に活躍して裏切った試しがないスーパーサブなのにね。今回は真っ先に道具の中に入れておきました。Trangia の紅いケトルは当時20代だったアタシが母親の誕生日に贈ったもの。ずっと実家のガスレンジで使われていましたが奇跡的に生き残っていました。中はノンスティックコーティングです。この B-6君と紅いケトルの組み合わせが好きです。
つづく
湯たんぽ用のお湯を沸かします。一つの湯たんぽに約2.5L、二人分で5Lの湯を沸かします。1.75Lのソースパンに 1.5L、1.4Lのクッカーに 1Lのお湯を立て続けに沸かします。一つが沸くとジョウゴを使って注ぎ入れ栓をして冷めない様に保温しておきます。残りの湯が沸いたらそれを継ぎ足して満水にします。この湯沸かしは焚き火台やウッドストーブの豪火で沸かすのが圧倒的に早く沸きます。上の写真は奥さんが松脂の大きな塊を放り込んで豪火に仕立てた時のものです。その火勢たるや凄まじいものでした。
ウッドストーブの豪火と七輪の炭火。役割は明確です。ウッドストーブは焚き火として暖をとり湯を沸かし夜の明かりにもなります。また七輪に使う炭を熾すのにも使われます。そしてうちの奥さんの焚き火欲を満たしてくれる火でもあります。一方の七輪は純粋に調理用の火です。食材を柔らかく旨く調理してくれます。足元に置けば焚き火とは違う暖かさが伝わってきます。
そしてこれが二つの火のなせる技(?)です。左がウッドストーブの火に焼かれたクッカーの底面、右が七輪の炭に焼かれたものです。違いは明らかです。左の真っ黒クロスケは触れる物全てを同じ色にしてしまいます。その煤汚れの殆どは樹脂が燃えた時に着くもので油汚れと同じです。つまりマジックリンで簡単に落とせます。後片付けが楽なのはもちろん七輪で使った方です。
これぞ二月の冷え込み!との予想で臨んだ今回のキャンプ。夕食後にジーパンを裏起毛のイージーパンツに履き替え、米軍御用達の防寒用フードを被り、ダウンベストをハイロフトのダウンジャケットに着替えて、更に防寒仕様のブーツに履き替え夜を迎えましたが、、思ったより冷え込まないなぁ〜と度数の高い原酒を温燗でチビチビやっておりましたが、、本当の冷え込みはこれからだったのです。
PRIMUS のガスランタン IP-2245 はもう20年以上も前に買った初めてのランタンでした。ここんとこはLED やオイルランタンに押されてすっかり忘れ去られておりましたが今回10数年ぶりに現場復帰を果たしました。結果は「やっぱええわー」でした。3〜5℃の気温の中 Tガス(冬季用)で照度を落とすことなく深夜、テントに潜り込むまで暖かな光を灯してくれました。
ひとり酒の肴はこれでした。イカ!
七輪でゲソを炙ってグニュグニュ噛み締めて酒で流し込む。アタシそんな呑兵衛ではなかったはずですが。
この日の晩飯は『すき焼き』。七輪はコトコト煮込んだり柔らかく炙ったりするには向いているけど、具材を足しながらグツグツやるにはもう少し強い火が良い。最初の肉をたいらげた後はウッドストーブにバトンタッチ。具材を足して一通り煮立ったら再び七輪の出番。ここからゆっくりじっくり『すき焼き』をつつくのです。
最初に肉をついばんだら豆腐やシラタキ、ネギ、椎茸を加えてウッドストーブの炎で一煮立ちさせる。
奥さんと二人『すき焼き』をつついてるとこのキャンプ場の家主さんのネコが遊びにきました。アタシの作った風向計(?)で遊んでおりました。
風向きと風の強さを視認できる様に簡単な風向計を作りました。今回のサイトは南西方向に大きく開けた小高い丘の上。天気は上々しかし風強し。この風向計は剪定されて積まれていた梅の枝を適当に切って細工し蔓を通して先にキャンプチェアに付いていた注意書きのタグを切り取ってぶら下げました。これをよく目につくところに突き刺してヒラヒラと舞うタグの様子で風向きと強さを目で確認できる様にしました。
初めて使いました、といってもこれはキャンプ場さんが貸してくれた物です。今回は車が横付けできないサイトを選んだので荷物を運ぶのもひと仕事です。でも助かりました、ありがとうございました。
南西に大きく開けた小高いサイト。農家民宿の裏手にある大きな東屋の横に陣取ります。車が横付けできないけれど見晴らし良く陽当たり良好、水場とトイレが近いという利点も選んだ理由でした。
荷物を運び終えて、さーて、と昼飯タイム。予定通りのカップ麺。ストームクッカーにガスバーナーを組み込み手早くお湯を沸かします。これに地産の野菜販売店で買ってきた紅生姜入りの天ぷらを乗せて食います。
キャンプ復活したスノーピークのアルミクッカー TREK 1400。湯沸かしと熱燗つけなどに何度も使われました。おかえりなさい。
前回のキャンプ(年末年始)では持って行かなかった 笑'sの B-6君。毎回の様に活躍して裏切った試しがないスーパーサブなのにね。今回は真っ先に道具の中に入れておきました。Trangia の紅いケトルは当時20代だったアタシが母親の誕生日に贈ったもの。ずっと実家のガスレンジで使われていましたが奇跡的に生き残っていました。中はノンスティックコーティングです。この B-6君と紅いケトルの組み合わせが好きです。
つづく