2020年02月24日
イズーラ・440C
こんにちは、ponio です。今回は打ち抜かれた一枚のステンレス鋼から造られた小さなキレモノのご紹介です。

あの ESEE の IZULA にステンレス鋼(440C)のバージョンが出てからどれくらいになるだろう。WEBのカタログでそれら(ESEE 4 SS と)を見た時は『出た出た出たー!』と仕事先の小さな歯科医院の待合室で興奮したのを覚えている(仕事せぇーよ)

ESEE といえば1095 というカーボンスチール鋼のブレードが代名詞である。1095 は炭素鋼だからそのままでは錆びてしまう。そこで殆どのモデルは Textured Powder Coat と呼ばれるコーティングを施され防錆と不用意な反射止めの効果を得ている。

* ESEE catalog より
このパウダーコーティングはブラック、デザートタン、ダークアース、OD、などで中にはピンクやパープル、オレンジ、ブルーなんかもある。そしてこのパウダーコーティングを一切施さず鋼材そのままのアン・コーテッドモデルなんかも出ている。今回ご紹介します IZULA のステンレス鋼バージョンは ESEE 4 のステンレス鋼バージョンと同時期に発売された物です。

* ESEE 4 STAINLESS STEEL 440C
ESEE 4 SS の頁でも書きましたが、わたしはこのステンレス鋼バージョンを待ち望んでいました。なぜって?手入れが楽だから。それだけです。わたしの場合、1095 の IZULA 2 や RAT-3 はブレードの研ぎ面の部分には何らかの油を引いています。なので、食材をカットする時にちょっと躊躇してしまいます。だからと言って ESEE 4 で食材カットするほどサバイバルごっこはしていませんが。

これは使い出して数年経つ同社の IZULA 2 です。オリジナルの IZULA との違いはハンドル部の長さです。ブレード側のスクリューは同じ位置にありますが、後方のスクリューがオリジナルの IZULA よりほんの少し後ろに位置します。IZULA 2 はハンドル材を延長しただけのエクステンデッド版ではなく一枚物の鋼材のハンドル部を長めに造ったスケールアップ版なのです。このハンドル部を延長した事により小指までしっかりと握り込めるようになりました。とても握りやすいハンドルです。

IZULA 2(上)とオリジナル IZULA のオプションハンドル。

一枚物の鋼材で造られた IZULA と IZULA 2。IZULA 2 はハンドル部の鋼材が長めに造られています。

ハンドル後方のスクリューの位置が異なっていますね。




このステンレス鋼の IZULA はオプションハンドルを取り付けずにそのままのカタチで使おうと考えていました。スローイングナイフの様な一枚物のソリッド感が好きだったからです。多くの人がやっているパラコードを使ったハンドルラッピングもラバーのスリーブもピンとこなかったので、今回は ESEE 純正品のオプションハンドルからなかなかお目にかかれないオレンジの G 10 ハンドルを別途取り寄せました。

無垢のステンレスにオレンジのハンドル。
なかなかお似合いです。

この G 10 ハンドルには細かなテクスチャーが施されてあり、これがなかなかの滑り止め効果を発揮してくれるのです。G 10 のテクスチャーは見かけだけで実際に滑り止め効果がある物はなかなか無いのですが、これは違いました。さすが、ESEE です。

ツルツルスベスベだった鋼材そのままのハンドルも普通にグリップできるようになります。

IZULA 2 は余裕のあるグリッピングです。このモデルのハンドルは私の中ではサイコ〜!な物の一つです。

シースにも違いが見られます。左が今回のステンレスバージョンの IZULA に付属していた物。右は IZULA 2 の物です。左のシースなはパラコードやクリッププレートを取り付ける為の穴が4つ開いています。右のシースは穴が2つとスリットの組み合わせタイプです。表面も少し違います。もちろん共用可能です。

今回届いた IZULA には4つ穴タイプのシースが付属していました。

どちらのシースにも取り付け可能なクリッププレート。IZULA 2には付属していませんでした。なぜじゃー!!どうしてなのじゃー!

さて使い出して数年経つ IZULA 2 ですがブレードの研ぎ面を少し変えています。勿論、そのままでもちゃんと切れましたが木材に対するタッチがかなり硬めでカリカリと細かく削れる感じがありました。上の写真のONTARIO RAT-3 と共に耐水ペーパーでシャカシャカと研ぎ直してホンマに軽〜いコンベックス(ハマグリ刃)に仕立てました。人呼んで(誰も呼んでへん)ナンチャッテ・コンベックス。これでタッチがガラリと変わりました。そう、1095 は化けるのです。木材に対してもカリカリした硬いタッチはなくなり非常に削りやすいエッジとなりました。元より ESEE の1095ブレードは刃持ちも良くワークナイフとしても長時間の作業に使えます。

今回ご紹介している IZULA 440C も当然の如くお得意の耐水ペーパーによる研ぎ直しにかけるつもりでした。それも今回はかなり気合を入れて。ところが、届いた IZULA は箱出しの状態からゾクッとくる様な鋭い切れ味でして、これは一昨年の冬に取り寄せた ESEE 4 SS(440C)と同じ感じです。ペーパースライスも木材もシュルシュルと切り込んでゆく、、RAT-3 の箱出しとは月とスッポン、また IZULA 2 とも異なる切れ味です。


どちらも同じ ESEE 製。どちらも鋼材は 440C stainless steel です。現代の主流になった感のあるパウダースチール(粉末冶金)の様な高硬度で高価な鋼材でもない440C をこのタッチに仕立てるのは流石 ESEE ROWEN の技術です。実際、わたしの ESEE 4 ssはかなり荒っぽい使われ方をしてきましたが今なおレイザーシャープです。440Cといえばわたしの若かりし頃の主流鋼材であり、わたし自身もこれまでいくつかの440Cのブレードを使ってきました。しかし、少しでもハードに使うと一日持たず丸坊主(殆ど切れない状態)になるという印象しかありません。ある人が「昔の GERBER の440Cはホンマによ〜ぅ切れた」という話にもある様に製造するメーカーによって同じ鋼材でも違う結果を得ることが出来るのは知っていました。ESEE の440Cブレード(ESEE 4ss)は私にとって意表を突く鋭さとエッジの耐久性を示しています。さて今回の IZULA はどうでしょう。

440Cに比べるとはるかにタフで高級な粉末冶金の CPM-S110V を使った Spyderco Native 5と。写真では手前側が大きく写ってしまいますがカッティングエッジはほぼ同じ長さです。鋼材のスペックを表す数値だけでは Native 5の CPM-S110V の方が断然優れています。しかし、実際にはブレードのシェイプや刃付け、焼き入れの具合などでスペック以上にもそれ以下にもなりうるのです。

* ビクトリノックス・センチネルワンハンドとの比較。どちらもステンレス鋼。写真では手前側(IZULA)が大きく見えますが実際はその逆。

IZULA に G 10 ハンドルを取り付けシースに収めた重量は110g。これ実は上の Native 5と同じです。しかし、持ってみると不思議と IZULA の方が軽く感じる。同じ重さならどちらを持つか?難しい選択です。

Spyderco のフォールダーはポケットから引き抜いてワンハンドでブレードをオープンできる。直すときはロックリリースを押し込みブレードを畳んで再びポケットにクリップする。この一連の動作はこれといって何の意識も要らず目を瞑っても機械的にやれる。慣れているからです。

対する IZULA はというとネックナイフとして使う場合、胸の前にぶら下げたシースから真下に引き抜き、使い終えたら片手でシースを握りもう片方の手でナイフを下から差し込む。引き抜く時は簡単でも挿し込むときは機械的にはできない。パラコードでぶら下げたシースは常にプラプラと揺れているし挿し込む方向が決まっている。挿し込み損ねると体に突き刺さるかもしれない。ネックナイフをシースに戻す時はほんの一瞬だけシースに目を移す必要があります。ただね、慣れればどうということのない動作です。

二月のとある振替休日に奥さんと久しぶりの遠出。誰もいない菜の花が風に揺れる河原の土手にオールウェザーブランケットを敷いてTrangia に火を点しお湯を沸かす。ソーセージやマカロニを茹でたり簡単なランチを準備する。奥さんが『切るものある?』と聞くので届いたばかりの IZULA を手渡すと茹でたブロッコリーやミニトマトを切り出す。『これ、よく切れるね〜、』と感心する。OPINEL と MORA のナイフ以来のお褒めの言葉。たしかに、よ〜ぅ切れますわ〜。



この小さなキレモノを活かすアイテムも多くあります。より使い易く作られた KYDEX 製のシースや革製のシースです。レザーのシースを普通に使えるのもステンレス鋼だからです。

小さいけれど頑強な一枚造りのステンレス鋼のキレモノ。首からぶら下げキャップや作業に使うも良し。デイハイクで簡単な食材を刻むも良し。小さいけれど役に立つ、これは間違いなく使えるキレモノです。

柑橘類切っても平気だよーん
追記
『仕事にて、』

仕事先の台所にて、調理の食材を切り分ける。

人参や大根、ジャガイモなど生では硬い根菜類はブレードの厚みでどうしても最後は割れてしまう。

でも、大きな包丁よりある意味使いやすく頻繁に水洗いしてもその都度何かでサッと拭いておけばブレードに錆の心配はない。ここがステンレス鋼の良いところ。
ponio でした


あの ESEE の IZULA にステンレス鋼(440C)のバージョンが出てからどれくらいになるだろう。WEBのカタログでそれら(ESEE 4 SS と)を見た時は『出た出た出たー!』と仕事先の小さな歯科医院の待合室で興奮したのを覚えている(仕事せぇーよ)

ESEE といえば1095 というカーボンスチール鋼のブレードが代名詞である。1095 は炭素鋼だからそのままでは錆びてしまう。そこで殆どのモデルは Textured Powder Coat と呼ばれるコーティングを施され防錆と不用意な反射止めの効果を得ている。

* ESEE catalog より
このパウダーコーティングはブラック、デザートタン、ダークアース、OD、などで中にはピンクやパープル、オレンジ、ブルーなんかもある。そしてこのパウダーコーティングを一切施さず鋼材そのままのアン・コーテッドモデルなんかも出ている。今回ご紹介します IZULA のステンレス鋼バージョンは ESEE 4 のステンレス鋼バージョンと同時期に発売された物です。

* ESEE 4 STAINLESS STEEL 440C
ESEE 4 SS の頁でも書きましたが、わたしはこのステンレス鋼バージョンを待ち望んでいました。なぜって?手入れが楽だから。それだけです。わたしの場合、1095 の IZULA 2 や RAT-3 はブレードの研ぎ面の部分には何らかの油を引いています。なので、食材をカットする時にちょっと躊躇してしまいます。だからと言って ESEE 4 で食材カットするほどサバイバルごっこはしていませんが。

これは使い出して数年経つ同社の IZULA 2 です。オリジナルの IZULA との違いはハンドル部の長さです。ブレード側のスクリューは同じ位置にありますが、後方のスクリューがオリジナルの IZULA よりほんの少し後ろに位置します。IZULA 2 はハンドル材を延長しただけのエクステンデッド版ではなく一枚物の鋼材のハンドル部を長めに造ったスケールアップ版なのです。このハンドル部を延長した事により小指までしっかりと握り込めるようになりました。とても握りやすいハンドルです。

IZULA 2(上)とオリジナル IZULA のオプションハンドル。

一枚物の鋼材で造られた IZULA と IZULA 2。IZULA 2 はハンドル部の鋼材が長めに造られています。

ハンドル後方のスクリューの位置が異なっていますね。




このステンレス鋼の IZULA はオプションハンドルを取り付けずにそのままのカタチで使おうと考えていました。スローイングナイフの様な一枚物のソリッド感が好きだったからです。多くの人がやっているパラコードを使ったハンドルラッピングもラバーのスリーブもピンとこなかったので、今回は ESEE 純正品のオプションハンドルからなかなかお目にかかれないオレンジの G 10 ハンドルを別途取り寄せました。

無垢のステンレスにオレンジのハンドル。
なかなかお似合いです。

この G 10 ハンドルには細かなテクスチャーが施されてあり、これがなかなかの滑り止め効果を発揮してくれるのです。G 10 のテクスチャーは見かけだけで実際に滑り止め効果がある物はなかなか無いのですが、これは違いました。さすが、ESEE です。

ツルツルスベスベだった鋼材そのままのハンドルも普通にグリップできるようになります。

IZULA 2 は余裕のあるグリッピングです。このモデルのハンドルは私の中ではサイコ〜!な物の一つです。

シースにも違いが見られます。左が今回のステンレスバージョンの IZULA に付属していた物。右は IZULA 2 の物です。左のシースなはパラコードやクリッププレートを取り付ける為の穴が4つ開いています。右のシースは穴が2つとスリットの組み合わせタイプです。表面も少し違います。もちろん共用可能です。

今回届いた IZULA には4つ穴タイプのシースが付属していました。

どちらのシースにも取り付け可能なクリッププレート。IZULA 2には付属していませんでした。なぜじゃー!!どうしてなのじゃー!

さて使い出して数年経つ IZULA 2 ですがブレードの研ぎ面を少し変えています。勿論、そのままでもちゃんと切れましたが木材に対するタッチがかなり硬めでカリカリと細かく削れる感じがありました。上の写真のONTARIO RAT-3 と共に耐水ペーパーでシャカシャカと研ぎ直してホンマに軽〜いコンベックス(ハマグリ刃)に仕立てました。人呼んで(誰も呼んでへん)ナンチャッテ・コンベックス。これでタッチがガラリと変わりました。そう、1095 は化けるのです。木材に対してもカリカリした硬いタッチはなくなり非常に削りやすいエッジとなりました。元より ESEE の1095ブレードは刃持ちも良くワークナイフとしても長時間の作業に使えます。

今回ご紹介している IZULA 440C も当然の如くお得意の耐水ペーパーによる研ぎ直しにかけるつもりでした。それも今回はかなり気合を入れて。ところが、届いた IZULA は箱出しの状態からゾクッとくる様な鋭い切れ味でして、これは一昨年の冬に取り寄せた ESEE 4 SS(440C)と同じ感じです。ペーパースライスも木材もシュルシュルと切り込んでゆく、、RAT-3 の箱出しとは月とスッポン、また IZULA 2 とも異なる切れ味です。


どちらも同じ ESEE 製。どちらも鋼材は 440C stainless steel です。現代の主流になった感のあるパウダースチール(粉末冶金)の様な高硬度で高価な鋼材でもない440C をこのタッチに仕立てるのは流石 ESEE ROWEN の技術です。実際、わたしの ESEE 4 ssはかなり荒っぽい使われ方をしてきましたが今なおレイザーシャープです。440Cといえばわたしの若かりし頃の主流鋼材であり、わたし自身もこれまでいくつかの440Cのブレードを使ってきました。しかし、少しでもハードに使うと一日持たず丸坊主(殆ど切れない状態)になるという印象しかありません。ある人が「昔の GERBER の440Cはホンマによ〜ぅ切れた」という話にもある様に製造するメーカーによって同じ鋼材でも違う結果を得ることが出来るのは知っていました。ESEE の440Cブレード(ESEE 4ss)は私にとって意表を突く鋭さとエッジの耐久性を示しています。さて今回の IZULA はどうでしょう。

440Cに比べるとはるかにタフで高級な粉末冶金の CPM-S110V を使った Spyderco Native 5と。写真では手前側が大きく写ってしまいますがカッティングエッジはほぼ同じ長さです。鋼材のスペックを表す数値だけでは Native 5の CPM-S110V の方が断然優れています。しかし、実際にはブレードのシェイプや刃付け、焼き入れの具合などでスペック以上にもそれ以下にもなりうるのです。

* ビクトリノックス・センチネルワンハンドとの比較。どちらもステンレス鋼。写真では手前側(IZULA)が大きく見えますが実際はその逆。

IZULA に G 10 ハンドルを取り付けシースに収めた重量は110g。これ実は上の Native 5と同じです。しかし、持ってみると不思議と IZULA の方が軽く感じる。同じ重さならどちらを持つか?難しい選択です。

Spyderco のフォールダーはポケットから引き抜いてワンハンドでブレードをオープンできる。直すときはロックリリースを押し込みブレードを畳んで再びポケットにクリップする。この一連の動作はこれといって何の意識も要らず目を瞑っても機械的にやれる。慣れているからです。

対する IZULA はというとネックナイフとして使う場合、胸の前にぶら下げたシースから真下に引き抜き、使い終えたら片手でシースを握りもう片方の手でナイフを下から差し込む。引き抜く時は簡単でも挿し込むときは機械的にはできない。パラコードでぶら下げたシースは常にプラプラと揺れているし挿し込む方向が決まっている。挿し込み損ねると体に突き刺さるかもしれない。ネックナイフをシースに戻す時はほんの一瞬だけシースに目を移す必要があります。ただね、慣れればどうということのない動作です。

二月のとある振替休日に奥さんと久しぶりの遠出。誰もいない菜の花が風に揺れる河原の土手にオールウェザーブランケットを敷いてTrangia に火を点しお湯を沸かす。ソーセージやマカロニを茹でたり簡単なランチを準備する。奥さんが『切るものある?』と聞くので届いたばかりの IZULA を手渡すと茹でたブロッコリーやミニトマトを切り出す。『これ、よく切れるね〜、』と感心する。OPINEL と MORA のナイフ以来のお褒めの言葉。たしかに、よ〜ぅ切れますわ〜。



この小さなキレモノを活かすアイテムも多くあります。より使い易く作られた KYDEX 製のシースや革製のシースです。レザーのシースを普通に使えるのもステンレス鋼だからです。

小さいけれど頑強な一枚造りのステンレス鋼のキレモノ。首からぶら下げキャップや作業に使うも良し。デイハイクで簡単な食材を刻むも良し。小さいけれど役に立つ、これは間違いなく使えるキレモノです。

柑橘類切っても平気だよーん
追記
『仕事にて、』

仕事先の台所にて、調理の食材を切り分ける。

人参や大根、ジャガイモなど生では硬い根菜類はブレードの厚みでどうしても最後は割れてしまう。

でも、大きな包丁よりある意味使いやすく頻繁に水洗いしてもその都度何かでサッと拭いておけばブレードに錆の心配はない。ここがステンレス鋼の良いところ。
ponio でした


桜満開の麓からまだ肌寒い『お山』に IZULA を連れてきた。連れてきたからと言って何かに使うわけではない。落ち枝を拾いいくつか削り込んでみる。堅い木、柔い木、脆い木、様々なものを削ってタッチを確認する。ただそれだけだ。小さいがフォールダー(折り畳み式)にはない安心感がある。山に持っていくキレモノの選択肢の一つだと感じる。

この位の枝なら叩き技も無理なくこなせます。枝から飛び出た刃先にもまだ余裕があります。これ以上太く木質のギュと締まった薪などはかなり激しく叩かなければ割れません。もちろん、許容範囲を超えた使い方なので無理せずアックスに任せます。

バトンの後で水洗いして樹脂や樹液を落とします。その後、薄いペーパーをスライスしてチップ(欠け)がないかを確認します。この IZULA 440c は叩きの後もペーパースライスをスイスイやってのける、顕微鏡レベルの潰れはあるとは思いますが、ペーパースライスでは全く引っ掛かりなく細切りできました。特別高価な硬い鋼材でもないのに摩訶不思議なエッジキープです。