2019年01月07日
年越しキャンプ 《タープ編》
年越しキャンプ《タープ編》

わが家の KELTY のタープ は 12×12(3×3 m)です。
上の写真にあるような張り方では日除けにはなっていませんね。夏と違って冬場のキャンプではなるべく多くの陽射しを取り込みたいので、この様な張り方にしています。紫外線うんぬんは別ですが。では何のため?それは万が一の雨よけのためです。このキャンプ場は何度も利用させてもらっておりますが、《山の空は変わりやすい》を意識して一応張っておくのです。

この日(大晦日)は日没後も非常に良い天気でした。西に沈む夕陽をいっぱいに取り込んで冬の陽のありがたさを実感します。

ボーとした冬の夕暮れ時。冷え込みは確実に忍び寄っておりますが陽射しの温もりにほっこり。

さあ、いよいよ日没です。比較的大きく展開していた熱源(焚き火台など)をタープの間近まで持ってきて、同時に燃やし方をガンガン焚きからメラメラ焚き(どない違うねん!)に落とします。

夜はこんな感じ。風もほとんどなく、こんなオープンな感じでも大丈夫でした。しかし、明日は西の風が強まる予報。タープの張り方を変えなければなりません。

二日目(元日)は西の風が強まる予報。前日のままでは西の風がまともに吹き抜けてしまいます。奥さんが近くの温泉に行った後、ポールを外しペグを抜いてタープを一旦たたみ、西の風を防ぐ形に張り直します。

中はこんな感じス。二本のポール(プッシュアップ)を同じ高さにして前方に三角のヒサシを作り、左右に簡単な囲い壁、風上となる西に背を向けた設営。最後に西側の背面内側に Quechua のシェルター(Arpenaz 0)をグイッと押し込みペグダウンしておきます。ここが濡れてはマズイ荷物置き場となります。

そして、、タープの変形とテープルや椅子、焚き火台などの移動が終わって、少し経った頃に、、、降り出しました。ポツリポツリと静かな雨はやがてパラパラと音を立て始め、温泉に行った奥さんが帰って来る頃にはタープを打つ雨音が軽くなり、そしてバラバラと霰(アラレ)、さらに霙(ミゾレ)となりました。タープの内側に置いた焚き火台は炎が高く上がらないように大きな薪を一本真横に据えて、その下で熾を赤々と育てる焚き方に。七輪のオガ炭も空気の取り入れ口をやや絞って程々に。そうやって、冬の悪天候をしのぎました。今流行りの2ルームや薪ストープを囲い込めるような大型のリビングテントではあり得ない昔ながらの苦労と言えば苦労です。


夜の風景。いくつかのランタンを高さや照度を変えて配置して、サーカス小屋のようなタープも見ようによってはカッチョええ宇宙船。雨は意外と長く降り続き夕方近くに上がりました。しかし、この後、風向きが変わります。西から南へと巻くような風向きに。更なる対応が必要です。タープとテントを分離して考える昔ながらのやり方にはこんな状況判断も必要です。ひとつ大きなテントを買えばガラリと変わるのでしょが、、ね。

翌朝の風景。昨日の夜に南風が強まったため、タープの右側面(南側)にスノーピークのポンタシールドを重ね張り。加水分解して廃棄したザックから取ったバンジーコードとキャプテンスタッグのストレッチコードを使って南側に壁を作りました。焚き火の煙が抜けるように KELTY のタープとの間に三角の開口部を設けました。この囲い込みのおかげで一昨年の正月には耐えきれずテントに潜り込まされた山の寒気にも何とか耐えられました。
何度も書きますが、、大きなテントひとつあれば済むことなのですが。これがわが家の今の風景なのです。

わが家の KELTY のタープ は 12×12(3×3 m)です。
上の写真にあるような張り方では日除けにはなっていませんね。夏と違って冬場のキャンプではなるべく多くの陽射しを取り込みたいので、この様な張り方にしています。紫外線うんぬんは別ですが。では何のため?それは万が一の雨よけのためです。このキャンプ場は何度も利用させてもらっておりますが、《山の空は変わりやすい》を意識して一応張っておくのです。

この日(大晦日)は日没後も非常に良い天気でした。西に沈む夕陽をいっぱいに取り込んで冬の陽のありがたさを実感します。

ボーとした冬の夕暮れ時。冷え込みは確実に忍び寄っておりますが陽射しの温もりにほっこり。

さあ、いよいよ日没です。比較的大きく展開していた熱源(焚き火台など)をタープの間近まで持ってきて、同時に燃やし方をガンガン焚きからメラメラ焚き(どない違うねん!)に落とします。

夜はこんな感じ。風もほとんどなく、こんなオープンな感じでも大丈夫でした。しかし、明日は西の風が強まる予報。タープの張り方を変えなければなりません。

二日目(元日)は西の風が強まる予報。前日のままでは西の風がまともに吹き抜けてしまいます。奥さんが近くの温泉に行った後、ポールを外しペグを抜いてタープを一旦たたみ、西の風を防ぐ形に張り直します。

中はこんな感じス。二本のポール(プッシュアップ)を同じ高さにして前方に三角のヒサシを作り、左右に簡単な囲い壁、風上となる西に背を向けた設営。最後に西側の背面内側に Quechua のシェルター(Arpenaz 0)をグイッと押し込みペグダウンしておきます。ここが濡れてはマズイ荷物置き場となります。

そして、、タープの変形とテープルや椅子、焚き火台などの移動が終わって、少し経った頃に、、、降り出しました。ポツリポツリと静かな雨はやがてパラパラと音を立て始め、温泉に行った奥さんが帰って来る頃にはタープを打つ雨音が軽くなり、そしてバラバラと霰(アラレ)、さらに霙(ミゾレ)となりました。タープの内側に置いた焚き火台は炎が高く上がらないように大きな薪を一本真横に据えて、その下で熾を赤々と育てる焚き方に。七輪のオガ炭も空気の取り入れ口をやや絞って程々に。そうやって、冬の悪天候をしのぎました。今流行りの2ルームや薪ストープを囲い込めるような大型のリビングテントではあり得ない昔ながらの苦労と言えば苦労です。


夜の風景。いくつかのランタンを高さや照度を変えて配置して、サーカス小屋のようなタープも見ようによってはカッチョええ宇宙船。雨は意外と長く降り続き夕方近くに上がりました。しかし、この後、風向きが変わります。西から南へと巻くような風向きに。更なる対応が必要です。タープとテントを分離して考える昔ながらのやり方にはこんな状況判断も必要です。ひとつ大きなテントを買えばガラリと変わるのでしょが、、ね。

翌朝の風景。昨日の夜に南風が強まったため、タープの右側面(南側)にスノーピークのポンタシールドを重ね張り。加水分解して廃棄したザックから取ったバンジーコードとキャプテンスタッグのストレッチコードを使って南側に壁を作りました。焚き火の煙が抜けるように KELTY のタープとの間に三角の開口部を設けました。この囲い込みのおかげで一昨年の正月には耐えきれずテントに潜り込まされた山の寒気にも何とか耐えられました。
何度も書きますが、、大きなテントひとつあれば済むことなのですが。これがわが家の今の風景なのです。