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2017年08月23日

キャンプと盗難と自衛

キャンプと盗難と自衛

キャンプと盗難と自衛

以前からこちらのブログで何度も書かせてもらいましたが私は若い頃にテントと寝袋そして限られた道具を背にあちらこちらと旅する人間でありました。格好つけるとバックパッカーと呼ばれる人種であります。当時はそのほとんどの旅が単独行であり、それ故に独特の警戒心が養われました。
キャンプと盗難と自衛
ソロで旅することはとても気ままで誰のペースに合わせる必要もなく、どんなにキツイ旅でも自分と折り合いさえつけばそれで納得できました。たとえ悪天候の中見たかった景色も見られず行きたかった所にも行けず予定していた旅が不完全燃焼に終わってもその道中では自分なりに自分自身とちゃんと折り合いをつけて納得して諦めて気持ちを切り替え旅を続けたものです。

ただ1ついつも気がかりでそれ故にそれなりの警戒と準備をしていたのが天候などの天災と盗難やいたずらなどの人災に対する備えでありました。

今回は後者の人災、盗難への備えについて私なりにやってきた事、今でもやっている事を書きたいと思います。
キャンプと盗難と自衛
ソロで旅をし小さなスペースを借りてテントを張り手の届く範囲に道具を置いて小さいけれど自由に野営する。誰にも迷惑はかけないし、何かの邪魔をする気もない。キャンプ場を利用する時もあれば、東屋(四阿)を寝ぐらに一晩明かすこともある。どこかの公園、どこかの岬、どこかの山の中、海辺、、、いつも気にしていたのは人との接触でした。と言っても別に人目を避けて隠れるように野営をしていたわけではありません。有料のキャンプ場ではちゃんと料金は払っていたし(当たり前)、偶然居合わせた他のキャンパーとも関わり過ぎない範囲で旅の話もしました。私の備えの第一はここにあります。人との接触とは不特定多数の人間が行き交う様な場所や目立つ場所で野営をしないということ。仮にそんな所で野営をしていても不特定多数の人間の多くはチラ見してスルーしていきます。が、中には何かしらの興味を持つ人もいるかもしれません。その興味が旅のカタチや会話することにあるのなら問題ありませんが、たとえば使っている道具や所持品に対する興味の中には良からぬ思いが含まれているかもしれない。この部分についてはすべて思い過ごしかもしれませんが。

不特定多数の人間との不用意な接触は場合によっては何かしらのトラブルを招くと考えていました。明るいうちから目立つ場所(キャンプ場以外の)でテントを張りストーブにクッカー乗せて、、なんてことは間違ってもしませんでした。

鹿児島のとある岬の東屋(四阿)にモンベルのステラリッジを張って野営した時も、そこは日中は観光客が行き交う場所で、土産物屋なども並ぶ所でした。夕方近くにそこへ着いて四阿を見つけた時からそこで野営することを決めていました。しかし、観光客や土産物屋の人たちがいる内はテントも寝袋も出さずあくまで歩き旅の途中を装い土産物屋で酒や肴を買い、その土産物屋が閉まり出す頃には一旦目立たない場所に移動して時間を潰しました。この時考えたのが自殺者と間違われない様にということでした。日が沈みかける時間に土産物屋もすべて閉まる頃に独り岬をうろついていたら、、、そう考えたのです。果たして私は土産物屋がすべて閉まった後で四阿にテントを張りそこで一夜を過ごしたのです。勿論、朝一番起き出しテントを撤収し、土産物屋が開く前に野営を引き払いました。人に要らん用心や心配、想像をさせない。それも私流の人との接触なのです。

映画『羊たちの沈黙』でレクター博士が最後に主人公スターリングに与えるヒントの中に “目につくもの、目にするものを切望する”という言葉がありました。そうなのです。目につくことは遭難時などでは助かる可能性が高くなる、一方で不特定多数に目につくことは何か良くない願望を引き寄せることに繋がるかも。若い頃、まだバリバリのヤクザがのし歩いていた頃の大阪ミナミの繁華街を歩く時に身につけた隠れ身の術です。河原でテントを張っていたら石を投げられたと昔読んだことがあります。たぶん、目立ったのでしょうね。
別にコソコソやるのではありません。不用意な接触や目立つことをしないだけです。
キャンプと盗難と自衛
ソロで野営していてると突き当たるのがテントを離れる際のことです。瀬戸内のの離島を旅していた時のこと、その日のキャンプ場の近くには離島にしては珍しく温泉がありました。それまで水道で水浴びオンリーだったこともあり、その夜は温泉に行こうと決めましたが問題は荷物です。大きなバックパックに再度荷物を詰め込むなんてバカみたいだしね。結局、夜道を歩く為のフラッシュライトと風呂道具、小銭などを持って、残る荷物のすべてをテントと共に置いていきました。ソロのバックパッキングの途中でテントや寝袋、その他の道具を盗まれたり壊されたりするのは旅の終わりを告げられた様なものです。不安もありましたがテントの中には別に持っていた小さなライトをぶら下げ、外にはUCOのキャンドルランタンを灯して誰か居るように装いました。これは先述した《目につかないように》の逆ですね。誰か居ると思わせる事も時と場合によっては必要なのかも。
キャンプと盗難と自衛
時が経って現在、
うちは妻と二人の小さなファミリーキャンプ。
ソロの頃とは違いキャンプ場以外の場所での野営はしていません。東屋泊まりも山の展望台も岬の公園もどこかの海岸での野営も今はもうやりません。歩き旅から車の移動に変わり、荷物も一気に増えました。テントの周りには椅子やテーブル、タープや焚き火台などが所狭しと置かれています。若い頃のソロ旅の癖、習慣から盗難やイタズラへの備えは今でも必ずしています。

キャンプ場から温泉などに行く時は極力二人一緒には行かないようにしている。誰か残らなければならない時は私が残る。買い物もどちらか一人が行く。どうしても二人一緒に出かける時にはストーブなどの備品は車に積む。テントの入り口にサンダルなどを置いておく。これらは利用するキャンプ場とその日の混み具合と雰囲気による。

夜は椅子や大きなランタン類、ストーブや燃料は車に収納(オートキャンプの場合)。特にナイフや斧などのキレモノ類は人目に付かないように収納しておく。カラスやその他の動物の餌になりそうな食料品も車やテントの前室に。

人を疑い出せばキリがない。疑うことは心配や不安を呼び起こし要らん備えをするハメになる。
でもね、若い頃の大阪暮らしで染みついた用心やソロのバックパッカーだった頃に身についた備え、そして今では守るべき家族もいるわけで、用心には用心が私の当たり前になっているのです。

目に付いた物が欲しくて、自分の物にしたくて他
人の物を盗む人に加えて現代では盗んだものを転売する(金に換える)奴もいるようだ。後者は何でもいいから金目と思うものを狙うわけでタチが悪い。盗まれた物はその人にとってとても大切で特別な物かもしれない。また買えばいいさなんてお金に余裕のある人ばかりではない。大阪で商売をしていた頃には病的な万引き常習犯を何人も見てきた。現行犯で捕まえて警察に引き渡しても数日すると何食わぬ顔でまた現れ同じことを繰り返す。『あ、どうも!^_^』なんて挨拶までしてくる。キャンプ場での盗難はそんな病的な万引き常習犯とは違う。金儲けの手段としての窃盗であり、物欲の行き着く果ての窃盗かもしれない。

ただでさえそんなニンゲンが誰かの何かを狙ってるかもしれないのに、盗んで下さいとばかりに道具を並べた無人のサイトはニンゲンに良からぬ欲望を掻き立てさせるのかもしれない。

その気を起こさせないこと、それが何よりの用心であり備えなのかもしれません。




追記
忘れてました。盗難への備え、、もし常に目の届く範囲に他のキャンパーさんがいる時には一度挨拶を交わしておく、サイトを離れどこかへ行く時にはあえて『ちょっと〇〇まで行ってきます』などと留守にすることを告げる。これは告げる相手がファミリーキャンパーなら効果絶大です。私も何度かやらせてもらいました。ご近所に留守にしますと告げておくと、そのご近所さんが不審な人間に対して気を配ってくれる。それはそうしなくてはいけないからではなく、自然にそうなるようですね。逆に私も他のキャンパーさんの代わりに留守のサイトを気にかける習性があるのでこのあたりの心理と人の正直な心を信じるのも一つなのではと考えます。


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