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2016年09月03日

ウェンガーのナイフ ❷

ウェンガーのナイフ ❷

こんにちは、ponioです。
今回は WENGER のナイフ その❷です。
例によってお好きな方だけ読んで下さいね。

ウェンガーのナイフ ❷
これは WENGER 社の【バルダン】というシリーズです。バルダンのシリーズには共通してカラビナ(フック)が装備されています。このモデルは基本の4枚(ナイフ、ヤスリ、缶切り、栓抜き)にハサミとカラビナ、裏面にコルクスクリュー、リーマーが装備されたモデルです。(現在は廃盤)

ウェンガーのナイフ ❷
このカラビナ(フック)がバルダンの特徴です。起こした時点でバネのテンションが掛かり、手錠のように押し付けるとゲートが内側に開きバネのテンションで閉じます。これがあるとザックのストラップやDリング、ベルトループなどにサッと引っ掛けられます。水洗いした後もこれを使ってぶら下げ水切りできます。とても便利な機能なのですが残念ながら廃盤。現在は市場に出回っている物をショップ、個人の中で探さなくてはなりません。

ウェンガーのナイフ ❷
ビクトリノックスとのハンドルマーク比較。手前が WENGER。明らかに違いますね。ただ、個人売買の市場ではウェンガーのナイフもビクトリノックスとして製品紹介されてる物もかなり多く見られます。どちらが良いか?、、それは好みです。

ウェンガーのナイフ ❷
両社のブレード刻印。奥がウェンガー。残念ながらウェンガー社は現在はビクトリノックス社に吸収されナイフメーカーとしての社名自体が消滅してしまいました。

ウェンガーのナイフ ❷
サヨナラ WENGER

ウェンガーのナイフ ❷
缶切り。両社の違いが見てとれる部分。左がウェンガー、右がビクトリノックス。両社共にアゴを缶の縁に引っ掛け先端部で押し切りしていきます。ただ、缶切りの進む方向が真逆です。ウェンガーの方は手前に手前にと切り込んでいき、切られる缶自体は反時計回りに動きます。ビクトリノックスは同じ押し切りでもナイフ自体が前へ前へと進む。切られる缶は時計回りとなります。切り口はビクトリノックスの方がきれい。ただ、ウェンガーの缶切りは先端部を活かしてスプレー缶などのエアー抜きが簡単にできます。(ビクトリノックスも出来ますが一部やり難い缶もあります)


ウェンガーのナイフ ❷
これは栓抜き。ここは基本的に同じ使い方と似た使い心地です。が、ここにも小さな違いが、、。実はウェンガー(左)の栓抜きは先端部のドライバーを使う際にねじ込む又は外すネジなどに対してナイフ本体を垂直に押し込むと、この栓抜きドライバー部がハンドル内に押し込まれ簡易ロックが掛かります。つまり力を入れてもドライバーがカクンっと折りたたまれないのです。隠れた機能ですね。

ウェンガーのナイフ ❷
フィリップスドライバーもウェンガーの方は強く押し込むことで簡易ロックが掛かります。不用意にドライバーがたたまれ手を怪我しないようになっています。

ウェンガーのナイフ ❷
ハサミの違いも明瞭です。ビクトリノックスは薄い板バネを曲げて、その反発力でハサミを開いています。このバネが折れることがありますが自分でも交換可能です。ウェンガーは折れる心配はありませんが、ハサミの支点を兼ねるスクリューが緩むとバネが横ズレすることがあります。

ウェンガーのナイフ ❷
ハサミの一番の違いはここ。ウェンガーは刃がギザギザです。これが布地や糸などを逃さずにしっかり切ることができる秘密です。ただ、ビクトリノックスのハサミの方が爪をきれいに切ることができます。

ウェンガーのナイフ ❷
ウェンガー・バルダンとレザーマン・ジュースXE6。厚みの比較。ツール枚数はレザーマンの方が多いが厚みの差はさほど感じられない。ただ、重量が違います。ジュースXE6はオールステンレスで210g、ウェンガー・バルダンはアルミライナーとプラスチックハンドルという素材の違いがあり100gちょうど。この差は大きい。勿論、軽い方が良いに決まってる。しかもバルダンはカラビナ(フック)付きなので専用のケースが要らない。大きな利点だね。

ウェンガーのナイフ ❷
同じ WENGER のソルジャーと。ソルジャーはナイフ、缶切り栓抜き(共に先端はドライバー)、リーマーの基本装備。ナイフのブレードはバルダンのそれよりも分厚く栓抜き(ドライバー)も大型。缶切りはビクトリノックスと同じ形状。シンプルでハンドルが割れたりすることも無い。どちらもそれぞれのシーンで必ず役に立つ道具である。しかもこれは自宅の道具箱に直しておく道具ではない。常に身の回りにおいて日常的に使うことが最大の使い途なのだ。

ponioでした。



追記
ウェンガーのナイフ ❷
WENGER のハサミは刃がギザギザで布地を逃さずカットできる。ハサミのバネは板状で厚みがあるので折れる心配はないけれど唯一の欠点はネジが緩むことだ。この小さなマイナスネジを締めるには相応の小さなドライバーが必要なのだが、、なんとナイフのハンドルに内蔵されたピンセットが利用できるのだ。さっすがー!

ウェンガーのナイフ ❷
ウェンガーのナイフ ❷
夏の海辺でホッピー飲む時もウェンガーのボトルオープナーが役立つのぉ〜。ありがたいありがたい。



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