ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 九州・沖縄 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年11月04日

無駄なものを省かないキャンプ



無駄なものを省かないキャンプ

ソロ→デュオ、歩き→車、バックパック→車載、バーナーとストーブ→焚き火台、軒下と四阿(東屋)→タープ、フリーズドライ→生鮮食材、湯沸かし→調理全般、、、

こんな風に私の野営スタイルはこの10年で大きく様変わりしました。そして、、

バックパックに詰め込めるだけの荷物→車に詰め込めるだけの荷物に。それまで絞りに絞って揃え不自由さに自由を感じつつ使ってきた道具たちは車という運び手を得て一気に仲間を呼び寄せ途方もない物量と設営・撤収の疲労困憊という結果を生みました。そこで、、



数年かけて少しずつ増えすぎた荷物を減らしてきました。そしてこの一年でようやく無駄なものを削ぎ落とした(完璧ではないが)シンプルなキャンプスタイルが固まりつつありました。テントをポップアップ式に変えたことで設営と撤収を大幅に簡単で時間をかけず掛かる労力も減らしてこれで決まりか!となるはずでした、、、が、これがなにらツマラナイ。物足りなさ、面白みに欠けるキャンプになってしまったことに気づきます。

あれこれ考えて気づいたのが無駄の削ぎ落とし過ぎでした。《これがあるからこれは無駄》そんな方程式を捨てることにしたのです。


無駄を削ぎ落としてこれならというシンプルなキャンプスタイルにつまらなさを感じた私に妻から毎年恒例の秋キャンプのお誘いがありまして、それならと今回はこれまで削ぎ落としてきた《無駄》を復活させてやろうと考えました。


わが家の秋キャンプといえば数年連続で雨、雨、雨、、の雨キャンプ。現地に着いてから
雨の中の設営と濡れたテントやタープ、道具類の撤収と散々な記憶ばかりです。今回もどうせ、、そんな半分諦めの境地で望んだ2017秋キャンプは、、ぬわぁーんと!晴れ!
目的地は佐賀県、夜景のきれいで無料で有名なキャンプ場す。もう、おわかりですね、金立教育キャンプ場ス。



さて、さて、前置きはこの辺で、、

今回は《無駄を省かないキャンプ》

まずは、、


Coleman 442フェザーストーブ
片道3時間以上の遠出の時に移動途中の休憩でコーヒーやカップラーメンのためのお湯を沸かすガソリンストーブ。最近、移動中のコーヒーはセブンだし、遠出もしていないので途中カップラーメンを食うこともなく、現地では焚き火に活躍の場を奪われて久しい《火吹きダルマ》。ワンレバータイプのColeman 442は火力調整の不器用さもありコトコト煮込むような調理には不向きです。さっと取り出し素早く点火し安定した火力で湯を沸かす、そんな使われ方しかされないColeman 442だけど点火プロセスの簡便さと静音燃焼は今も全く色褪せない魅力。


やってまっせ〜。日本のクッカー、シュウ酸両手鍋を乗っけて晩飯の仕込みをしておく。もちろん、焚き火台に乗せておけばよいだけのことだけど、この日の日中は頭がゆだるほどの暑さでとてもとても焚き火したい気分じゃありまへん。


trangia ストームクッカー。
これはキャンプの定番だけど、、最近あまり使われていませんでした。やはり、焚き火台とウッドストーブに活躍の場を取られた影響です。でも、この日はジリジリとした暑さ、そして強くはないが風もあり、こうなるとストームクッカーの独壇場です。途中の道の駅で買ってきた枝豆を茹でています。珍しく奥さんから『これ使い方教えて〜』なんて言われマッチ点火をやってもらいました。今回はアルコール燃料を使い果たすまで燃やし続けました。


SVEA 123R
これもまた奥さんとのデュオキャンプではほとんど持ち出されないガソリンストーブです。ソロの頃から私がもっとも信頼を寄せるストーブ、それをわが家のキャンプで使わないのはこのストーブの点火プロセスの面倒さに要因があります。ひとりなら何ら気にならない予熱作業も二人だと相手を待たせる面倒さを感じるのです。しかし今回は自分の楽しみのため、やはり楽しいですね。


ボトルで湯を沸かす
無駄やね〜これも。ケトルでええやん!
クッカーでええやん!わざわさこんなことすることないのにね。今回は湯沸かしの殆どをこのボトル(KLEAN KANTEEN 40oz)でやりました。ケトルの方がよほど速く沸くのにね、無駄〜(^。^)


夜明け前のひと時に SVEA 123Rに火を入れてボトルで湯を沸かす。まだ誰も起きていない暗い夜明け前。すぐ後ろの山では何かの気配がする。SVEA の機関車のような断続的な燃焼音が滑らかな静音(Coleman 442ほどじゃないけど)に変化する。火力を少し絞ってゆっくりと時間をかけて湯を沸かす。これもまた無駄也。楽しい。



煌々と明るいランタンを持たず。
ジェントスのエクスプローラは電池消耗で程よい明るさ。テントの中ではブラックダイアモンドのオービットがほのかに灯をともしてる。テーブルの上にはフュアハンドランタンが、テーブル横に突き刺した細竹には長年愛用のキャンドルランタンがぶら下がってる。煌々と明るいランタン一つあれば暗闇でも不自由なく活動できる。この夜は限りなく満月に近い月が雲ひとつない夜空に輝いていました。焚き火の明かりと月光がランタンのほのかな明かりに一層際立っていました。これだけの明かり、、合計5つのランタン無駄といえば無駄かな?


ナイフ。
金立教育キャンプ場は落ちてる枝は薪として使っても良いので焚き火する者には助かります。とは言っても枝木を切り分けるのはノコギリが主役。焚き火台なのでバトンするほど小さく割らなくてもよいのでナイフは不要でした。でもね、この夜は周りが寝静まった後に意外な展開からこのナイフが活躍したのです。持って行ってよかった〜。その話はまたあとで。


つづく


  


Posted by ponio at 15:34Comments(0)道具たち変化日常使い