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2017年01月07日

お疲れ様でした



正月キャンプも終わり、ついでに正月休みも終わり日常に帰ってきたウルトラマン。実はこの日常のリズムが一番楽だったりして。やっぱりキャンプの時間は特別なのだ。のんびりする為に荷物を積んで来て忙しく動いて設営し撤収する。時間の経つ速度も少し違って感じるし、やっぱりキャンプは特別な時間なのだろうね。

ponioです。今回はキャンプの余韻に浸りながら頑張って働いてくれた道具たちをご紹介。


まずはサイトのそこかしこで山の夜の漆黒に呑み込まれそうになりながら明かりを灯し続けてくれた《照明班》の方々。今回もメインで使われ日暮れから夜遅くまで二晩光続けてくれたのがジェントスのExplorer EX-777XP。明るさは二段階だけど今回のような低温下でも夜露結露でビショビショになっても輝き続ける低価格照明器具。旧・西ドイツ軍用のフュアハンドランタンはケロシン仕様。今回もやさしい炎で常夜灯として使われました。
コロンと寝転がってるのは PRIMUSの IP-2245ガスランタン。マントルは現地で焼き入れしました。使用した燃料はSOTOのトリプルミックス500缶。眩ゆいほどの明るさではないけれど眩し過ぎずテーブルランプとして活躍。
一番小さいのがブラックダイアモンドのorbit(旧型)。
とても小さいが高い位置にセッティングすれば十分に明るい。テーブルで使う時も何かの上に乗せた方が広範囲に明るく照らせる。今回も最低照度でテント前室の常夜灯として使われました。


おっと!忘れちゃいけネ〜この2人。《照明班》の特別機動隊。MAGLITE XL-100 とブラックダイアモンドのストーム。ストームの方はうちの奥さんの専用灯として使われます。MAGLITEの方はもう7年は使い続けている仕事用の明かりでキャンプでは私の専用灯。日暮れ以降は常に携行して、テントの中でも自然に手の届く場所に置いておきます。80ルーメンと今では特別明るい部類ではないけれど7年間故障も不意な電池切れもなく雨でも使える愛灯です。咥えて使うとオエッ!となるのがたまにキズ。


今回使われたクッカーから、、Trangia ツンドラ2/1.75Lソースパン(下)と OPEN COUNTRY 2qt カバードケトル(上)です。両者に共通するは熱伝導の良いアルミ製でノンスティックコーティングと呼ばれるコビリ着き防止の表面加工が施されている部分です。火力の調整を誤ると焦げつかないわけではありませんが、通常の使用ではほんの僅かな油で炒め物から煮物まで楽にできます。
勿論、後片付けもサッと流して拭き取るだけ。注意するのは収納時に鋭い角のある物をそのまま入れないという事、入れるなら何かに包むかキッチンペーパーかバンダナ一枚でも中に敷いてから。ノンスティック加工に傷が入るのを防ぐ為です。そして、調理時には樹脂製か木製の器具を使うこと。これも先の理由と同じです。今回は両者ともに炭火の強い火力で煮物鍋物と頑張ってくれました。


今回最も酷使されたクッカーである GSIのピナクル ソロイスト 1.1L。これは下の WILD STOVE の猛火に焼かれ直火ピットに蓄えた大量の熾の中に据え置かれてひたすら湯沸かしをしてくれたクッカーです。

撤収時に炊事棟でゴシゴシ洗ってきましたが帰宅して見ると煤と脂と灰などで真っ黒クロスケでありました。それをマジックリンと研磨パットでガシガシと磨き洗いして何とかGSIの白いロゴマークも出てまいりました。ホンマに良く耐えてくれました。


《妻のB-6君》は直火ピットで作られた大量の熾と炭を入れて焼き物と日暮れ以降の暖をとるのに使われました。七輪も同じ役目を担いましたが、これ(B-6君)を持って行くこと自体、ウチの奥さんの楽しみでもあるので欠かせない存在です。



《キレモノ達》今回も働いてくれました。
上はGransforsBruks の WILD LIFE HATCHETとBAHCO 396ラップランダー(ノコ)、そして ENZO 95 Trapper です。ハチェットは大きすぎる薪割りやペグ打ち、また奥さんが拾ってきた杉などの太い枝木を割ったり枝払いに使いました。BAHCOのノコは同じく拾ってきた枝木のカットに、ENZOのナイフは常に腰にぶら下げて細かな作業から調理にまで幅広く使いました。下のSpyderco のナイフはパン切りやジャガイモの皮剥きや野菜のカット、撤収時には奥さんが炭の入っていたダンボールの解体に使っていました。帰宅後はちゃんと研ぎ直して油引きをして、Spyderco以外はストッカーに、Spydercoは日常使いへと戻ってゆきました。


《キャンプにキレモノは必要か?》ずいぶん前のブログで問いかけた言葉です。その時の答えは、、『目的があれば』だったと思います。キャンプでキレモノ(ナイフや斧、ノコギリなど)を使う目的とは?前にも書きましたが《サバイバル》なんてのはキャンプ場では全然必要ありません。どデカイボウイナイフと小さなスイスアーミーナイフなら間違いなくスイスアーミーナイフに出番があるでしょうね。私がキャンプでキレモノを使う場面は、、調理、ガイラインなどの紐の切断、ウッドストーブに使う枝木の簡単な加工、現地で拾った太い枝木を加工してポットハンガーなどを作る、何かの封を開ける、薪を割る、枝を切るなどですかね。目的は人によって異なります。実際には使う場面がなくても新しく買ったナイフやアックスのテストやバトニングやフェザースティック作りだって、目的になります。それは焚き火したいからとか、新しいクッカー使いたいからとか、何か旨い物作りたいとかとさほど変わりはありません。ただ、あれこれと想定して物を持っていくのは荷物を増やすだけです。特にキレモノは切る削る(中には火を起こすのにも)が主な用途ですから楽しみ以外なら調理用と作業用に一本ずつで間に合うはずです。


テント。今回も何年か前の熊本県人吉キャンプ同様、ひどい結露がそのまま凍ってキラキラ光る夜空の星状態でありました。結露の原因はテント内外の温度差と人間の吐息などですが、今回の様に山間部の谷間、雨上がり、渓流沿い、深い霧が立ち込める環境や季節気象条件も大きな原因となったようです。2年ほど前の菊池高原でのキャンプ(9月)では結露も殆どありませんでした。とにかく今回は内も外もビショビショの状態でありました。換気にグランドシート、インナーマット、やる事はやったつもりですが、、、それにしても酷かった。朝起きると被って寝た帽子の先端がテント内のウォールに触れて濡れた上に真っ白に凍っておりました。撤収の朝は冬晴れで太陽サンサン暖かでした。なんとかテントやタープも乾かして帰れました。帰宅翌日、車で15分ほどの大きな遺跡公園の一角でテントを広げて日光浴させ撥水スプレーをかけてやりました。今年は何回使うかわからないけれどね。

ponioでした。






  


Posted by ponio at 13:34Comments(0)camp道具たち