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2022年08月05日

8月の雑記・随時追記



今年の夏はホンマに暑くて蒸し蒸しと不快な日が多いザマスね〜。昨日も冷たい物ガブ飲みして「お腹痛いよ〜」と唸っておりました。しかしこれがワタシの正しい夏の過ごし方!海水浴もキャンプも低山ハイクも全くする気がありません。『夏』はワタシのオフシーズン。仕事で日々チャリ移動、消耗しまくっているので休日はもっぱら弱々しく過ごしています。さて、8月の雑記です。



KUPILKA 21カップ
ここまで暑くなると毎日冷たい物ばかり飲んでます。暑い時には熱い物食べて汗かいて!なぁーんてことは間違っても考えません。ご存知のようにクピルカは保温保冷の効果はありません。温かい飲み物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちに飲むべし、です。そのクピルカのカップに氷を山ほど入れて冷珈(アイスコーヒー)を飲みます。当然のようにカップの表面は結露して水滴がつきますが、ベチャベチャになることはありません。ペーパーナプキンの上に置いても水滴がシミを作ることは殆どありません。これはクピルカの素材特性である『染み込み』が起きて水滴が滴り落ちにくいのです。



ワタシがビクトリノックスのスイスアーミーナイフを使い始めたのはなんと40年も前のこと。それ以来日々の暮らしに仕事にと休む暇なく使われてきました。現在、手元に残っているスイスアーミーナイフは、、9本、いや10本、まてまて11本!上の写真にはありませんがキッチンの棚にワンハンド・センチネルがありました。ある物はズボンのベルトループにカラビナでぶら下げられて毎日仕事にプライベートに持ち出される。ある物は20年以上もズボンの右のポケットに放り込まれて使われている。自宅の手の届く場所に置かれている物、キャンプ用として車載ボックスに入れられている物などその一つ一つに役割がある。これらにマルチプライヤーの【 Swiss Tool Sprit 】を加えて12本。このうち EDC ツールとなっているのは3本、キャンプやデイハイクなどに持ち出されるのが2本。先日まで仕事場での調理用に使われていた物もあります。


今回、数年ぶりに新しいモデルを手に入れようと考えています。実はもう発注済み。【 Explorer 】と呼ばれているモデルです。


ワタシが今回【 Explorer 】を選んだポイントのひとつにフィリップスドライバー(+ドライバー)の位置があります。上の写真では左端のティンカーのみ T 型、90度起こすとフルオープンになるタイプです。他の3本はいずれも 180度起こして使うタイプです。中に一つだけ形の違うものがありますがこれもプラスネジ用です。90度、180度、どちらが使いやすいかは個人の好みです。ワタシは 180度(ハンドルと一直線)タイプが好みです。ただ、この 180度タイプはレイヤー(ツールの枚数配置)の中心に近い位置にないと回す時に偏心してやや使いにくくなります。【 Explorer 】はこの 180度のタイプです。


もう40年近く前に買って使いまくった【 グランプリNo. 1 】。片側のハンドルは無くペンブレードも一部が溶けて欠けています。ビクトリノックス・ジャパンのサイトには次の様なサービスが記されています。

【ビクトリノックス・マルチツール オーバーホールについて】

『専用の器具で樹脂ハンドルを剥し、リベット(留め具)を外しマルチツールのパーツ、それらを支える背ばねのパーツをすべてバラバラにしていくことから始めます。再生できるパーツはそのまま組み上げて再利用し。交換が必要なパーツは、有料で交換します。
修理ができないスチール素材などを生まれ変わらせる「リサイクル」も、スイス本社工場では行っており、多くのアルミやスチール素材が再生されています。
ビクトリノックスでは、お客さまからオーバーホールのご依頼を承っています。お預かりした製品の分解・掃除は1本1本、手作業で行なっています。
オーバーホール代金:1,296円(税込)』



ワタシがビクトリノックスのナイフを販売する側にいた頃からお客さんには「修理もできますよ〜」 と伝えてきました。しかし、自分自身は一度も修理に出したことはありません。それは新しいモデルを買い直した方が早いという今時の『再生』『再利用』といった感覚より『消費』という観念が強かったからかもしれません。L.L.Bean のブーツは修理して使っているくせにね。それは多分、スイスアーミーナイフが今よりも求めやすい価格(今でも安いが)だったからかもしれません。実はいまこの40年近く前に買ったスイスアーミーナイフが再生可能かどうかサービスセンターに問い合わせています。


福岡は今日もとんでもなく暑かった〜。仕事先で顔を合わせた同業の人と『あぁ〜早く冬が来ないですかね〜』といつもの挨拶。仕事が終わって自宅に帰り着くとシャワーを浴びてコーヒー豆をゴリゴリと挽いてベトナムコーヒードリッパーで香り良い濃いめのコーヒーを氷に落とす。普通にペーパードリップするより実にアイスコーヒーらしい濃さ旨さ香りの良さ。後片付けが面倒だけど夏はやっぱコレだわ。



今から23年前の8月末から9月にかけてバックパッキングで旅をした西瀬戸『しまなみ海道』。橋の崩落事故から一年待って出かけた歩き旅。その時、描きとめた小さなスケッチブックが出てきた。以前にも同じスケッチをこのブログに載せたことがありましたが、あれはこのスケッチのカラーコピーでした。スケッチにいくつも描かれたテント、mont-bell のムーンライト1型メッシュモデルがワタシの寝床でした。23年前には LEDランタンも無く、夜は UCO のキャンドルランタンと使い捨てのルミカライトだけが野営の灯りでした。



土砂降りとなった夜の雨、今で言う『ゲリラ豪雨』に見舞われ浜辺に置いただけのムーンライトが波打ち際まで吹き飛ばされたこと、ゴキブリの襲来からテントを引きずり逃げたこと、月を見ながら眠ろうとフライシートを掛けずにメッシュウォールのまま眠って朝方に露でびしょ濡れになったこと、ポキんと折ると美しく青く光るルミカライトをポールの先端にぶら下げ眠ったこと、今とはまるで違うキャンプの風景に少し懐かしさを覚えます。


23年前のワタシは『歩き』とバスや電車、船、レンタサイクルなどで移動するバックパッカーでした。当然のように全ての荷物は自分自身の背中と腰で担がなければならず現在の『車移動』からみれば荷物もミニマムでした。『ヒロシのぼっちキャンプ』スタイルから車と焚き火台と小さなテーブルを無くした感じですね。今の様に『焚き火台』や『ウッドストーブ』が普及していなかったあの頃はキャンプ場で焚き火をする人間は稀で、殆どのキャンパーは『液体燃料系ストーブ』でした。キャンプはその日の旅の終着点でありテントは単なる寝床でした。一方で、キャンプ場や野山で長い時間を過ごし四駆で清流を渡り食い残しを川に捨てる人たちが問題になっていた時代です。


これも23年前の一枚。延々と続くような真夏の海岸線を自販機のスポーツドリンクだけで歩き続け(現地はお祭りの後で店という店は臨時休業していた)、空腹と当時の記録では 38℃前後の猛暑に足がもつれて30cmにも満たない側溝に躓いて転倒、坂道から転げ落ちて両膝を負傷。救急品で応急手当てをしたけれど汗でバンドエイドは剥がれ包帯もずり落ちた。やがて短時間で傷口が化膿。最後は液体絆創膏で傷口を固めました。翌日、このまま痛む足を引きずるよりと、レンタサイクル(ステーション乗り捨て)に重いザックを乗せて次の島まで移動しました。今の自分ならあんな無茶な旅はしなかったでしょうね。


新型コロナによる行動制限はないが、わが家は今年のお盆も帰省せず。ワタシは仕事もあり完全な休日は日曜日だけです。それでも病院関係の仕事が無いので時間にゆとりがあり自宅で奥さんが始めた『断捨離』のお手伝い。上の写真はいつ誰からもらったのかさえ不明な『温泉卵製造機』(使わねぇー)。捨てるならと『父ちゃんのネギ王国』専用プランターに再利用となりました。スイスアーミーナイフのリーマーを使って底に穴を開けアクリル絵の具で『葱』の紋章(どこが紋章?)を描き込みます。あとは土を入れてスーパーで買ってきた小ネギの根の部分を植え付け育ててやればすぐにニョキニョキ伸びてきます。


お盆の休みを利用して(アタシは日曜だけだけど、)奥さんが始めた『断捨離』。次から次に出てくる段ボール箱をこれまた次々に解体したキレモノ三刀。本来なら段ボールは資源ゴミとしてリサイクルに出すのだけど今回は適当に切り分けて可燃物として搬出。その際に段ボールを切って切って切りまくった Spyderco Native 5、Kershaw BLUR、ONTARIO RAT-3。この中で Native 5 は CPM S110V というハイスペック鋼材、流石に刃持ち抜群でこの日の作業の7割はこれ一本でいけました。Native 5の後を継いだのは Kershaw の BLUR、こちらは鋭いポイント(切っ先)を活かして段ボールを浅く切ってそこから半分に折り、折り目を更にカットする方法でいきましたが、刃持ちは良くなく直ぐに滑り出しました。最後は RAT-3、こちらは唯一のカーボンスチール鋼。硬度は高くないが意外と切れ味が長続きします。その日の夜、作業に酷使されたキレモノたちを研ぎ直していつもの切れ切れの状態に戻しておきました。組み立てられた段ボール箱の解体で気をつけることが二点点、一つはクラフトテープなどの粘着テープの上から切らないこと(切れ味が一気に落ちる)、そしてカッティングエッジが抜ける先に脚など自分の身体を置かないこと(間違いなく怪我をする)です。


終戦の日に12歳の誕生日を迎えた娘の子(人は孫というが、、)にささやかな贈り物をと小さなプレゼントを入れる為にお菓子の箱を切り詰めて小さくして外箱を作りました。使いましたるはビクトリノックスのティンカーと LEATHERMAN のラプター。


8月15日、本日も仕事に行ってきました。それでもお昼を回った頃に仕事は終わり、愛チャリにまたがり炎天下をヒーコラハーコラと漕いでいると隣の区あたりに巨大な雲がデェーん!と鎮座しその下には見事な雨の柱が地上にタッチダウン。あの下はさぞかし土砂降りだろう、、。福岡の夏もただただ暑いだけで夕立もありゃしません。たまには雨でも降らせてみろ!と毒づいているとホンマにパラパラ。あー、、はやく極寒の冬がこないかしら。


終戦記念日に届いたビクトリノックス のエクスプローラー(左)と購入から20年以上経った同社のティンカー。左右のハンドルに挟まれたツールの列(レイヤー)はティンカーの2列に対してエクスプローラーは4列。このレイヤーの差はハンドルのサイズ以上に大きく感じます。この4レイヤークラスを身につけるにはシース(ケース)が最適でしょうね。社外品のクリップはポケットが大きく膨らみそうですし違和感を感じるかもしれません。ビクトリノックス純正のベルトハンガーとランヤードの組み合わせで尻ポケットにインする手もあります。ただ、これもゴロゴロ感を感じるかも。


海外にオーダーしたビクトリノックスのナイフシースが届くまでの間はベルトハンガーと様々なキーリングやフックを使って新入りのスイスアーミーナイフを携帯してみます。もちろん、作業ができる環境下でのこと。上の写真は、Wichard 社製の Safty snap hook と バウシャックルを組み合わせたチョイと無理矢理な例。ただね、これ意外と使いやすかったス。付けるも外すもワンハンド。バウシャックルをもう一回り小さなものに替えると少し軽くなるかな。本来ならナイフ本体にはキーリング以外付けたくないんだけど。


八月の終わりに、長年通い詰めている仕事先のお宅で長年に渡り頭をぶつけてきた物干しを取り外す。これに何度アタマをぶつけたことか!この家の主が使わなくなったのを機に長年の恨みを込めて取り外す。スイスアーミーナイフの栓抜き兼ドライバーを釘で留められた木材の隙間に差し込み慎重にこじると少しずつ釘が浮いてくる。


板が外れたら木材の物干しを支えていた金折と呼ばれる金具の木ネジを全て外す。


最後は物干しに打ち込まれていた釘をスイスツールを使って引き抜く。  


Posted by ponio at 19:07Comments(0)道具たち