『続・クッカー烈伝』
「私的にクッカー列伝」(2018年01月25日)から7年、待望の(待ってへんって?)『続』編です。
超暇な方のみ見ないふりして見ていってつかぁーさい。
先ずはこの方から、、
マルタマ「ケットル」1.5L
完全自宅用湯沸かしケトル
18-8ステンレスの鏡面仕上げ
使い心地抜群の美しい日本製ケトル。品名の「ケットル」ですが何故“ケットル”としたのかは製造販売元の株式会社 玉虎堂製作所さんでもわからないとのこと。購入から数年、毎日使っているが変色なども一切無し。沸騰すると蓋がカタカタいって教えてくれる。日々使う物はこうありありたい。
こちらも日本が誇る『しゅう酸』鍋。自宅では煮物、汁物、その他様々な調理に使われている。キャンプに持ち出すこともあり。昔から変わらぬ安定安心の使い心地。
ユニフレームの小さなダッチオーブン。普通に洗えて手入れも楽チン。Trangia のストームクッカー27にも使えるのでデイキャンプやドライブランチにも持ち出される。自宅では卓上での天ぷらやフライ、長時間のコトコト煮込みに使われている。蓋の重さが旨さのポイント。
LODGE の小さな鋳鉄製サーバー。
朝のソーセージ&エッグ他、キャンプでも二つ並べて同時調理が可能。市販のアルミ板から作った即席のリッド(蓋)のおかげて蒸し焼きもできる。手入れも楽。
大阪の雑貨屋さんで買ったフランス軍のアルミソースパン。パスタを茹でたりカレーやシチューを作るのにも使いやすい。オールアルミ製なのでハンドルまで熱くなるのは承知の助。
キャプテンスタッグの三層フライパン。ハンドルは取り外しできる。ステンレスの熱伝導の偏りをラミネートされた軟鉄が補っている。パスタから揚げ物まで使えるが食材を動かさずに焼く様な調理には向かない。料理の仕上がりがどうこうではなく食材を置いていない部分の油が頑固な焦げつきとなる。食材をかき混ぜながらフライパン全体を使って炒める調理や揚げ物などに向いている。
上の三層フライパンの頑固な焦げつきをコーティングとして利用するのがこのFIRE BOX H.A.A フライパンだ。ハードアノダイズド加工されたアルミの素地にアマニ油やオリーブオイルを塗ってオーブンで焼き付ける作業を何度も繰り返し初めて使える状態になる。この頑固なコーティングは何度でもやり直せる。空焚きも大丈夫。アルミ製なので火の通りが早くダッチオーブンの様な使い方も可能。ただし、蓄熱性はアルミのそれで良いとは言えない。
アウトドアで使うことを前提に作られた小さな鉄製中華鍋。自宅では揚げ物や焼き飯、オムレツなどに使われキャンプでは鍋物にも使われる。専用の蓋があるので蒸し物にも使える。ハンドルは取り外しがきき、鍋、ハンドル、蓋を収納できる専用の袋が付いている。ストームクッカー25でも使用可能。
直火、電子レンジ、オーブン加熱が出来、そのまま冷蔵庫で保存もできる。鍋物、麺類、蒸し物、煮物、オーブン料理までこなす。汚れたら細かな研磨パットで簡単に落とせるのも魅力。いつかキャンプでも使いたい万能調理器。それなりの重さがあり底面がツルツルなので滑らない五徳が必須。いろいろ試してみたが一番安定していたのが MSR のドラゴンフライだった。
ストームクッカー27 DUOSSAL 用に買い替えた同サイズのノンスティックフライパン。DUOSSAL (ステンレスとアルミの積層)フライパンは火加減が難しく油を多めに使わないとこびり着くのでこちらに替えた。調理がやりやすくなったのは言うまでもないが、そのかわりにノンスティックのコーティングを傷めないように長時間の強火や空焚き、金属製のカトラリーを使わないなど気をつけるポイントもある。
お馴染み Trangia のケトルで容量は1400ml。わが家は『冬キャンプ』がメインなのでお湯はいくらあっても余ることはなく、ケトルはこの程度の容量が理想的。中にたくさん物を詰め込めるのでそこも便利なところ。
ストームクッカー27用のケトルで最小。コーヒーなどはマグ2杯分。容量が少ないためすぐにお湯が沸く。
トランギアが復刻させたステンレスとアルミの積層クッカー。アタシのは 1.0Lのアウターとインナーソースパンです。 Duossal はトランギアの造語で外側に0.5mm厚のアルミニウム、内側に0.3mm厚のステンレスを積層した0.8mm厚のソースパンとフライパンを指します。外のアルミが熱を素早く均等に伝え内側のステンレス層は腐食や変色、大きな傷からクッカーを保護してくれます。UL(ウルトラライト)や HA(ハードアノダイズド)と比べると重量は増えたが DUOSSAL のソースパンやフライパンにはリムが無いため洗った後も水残りがない。更に注ぎがめちゃくちゃ上手なのです。ただし、フライパンは炒め物や焼き物をする際に火加減(弱火から中火)と油の量がこびり着かせないコツ也。
品番は 307260で GOURMET FLYPAN と申しまする〜。単品販売の物で米国Amazonからの取り寄せだったと記憶しております。キャンプに持ち出すことは殆ど無く主に自宅でチョットした調理に使われることが多いフライパンです。フライパンの割に深さがあって袋入りラーメンも四つ割りにすれば重ねず一度に二袋まで茹でられます。ブロッコリーを茹でたりリゾットを作ったりするにもこれを良く使います。ソーセージや卵を焼くならスキレットの方がフンワリカリカリに仕上がります。また、お湯を沸かして注ぐ技にも長けています。わが家に現存する二つのコーティングフライパンの一つであります。
しばらく行方不明だったトレック1400のフライパン(蓋)。販売店を通じて取り寄せたがその後偶然に前の物が発見される。コーヒーなど一杯分はこれが一番早くお湯を沸かせる。ミニトランギアの丸型クッカーと重ねることも出来る。
わが家ではあまりやらない「すき焼き」用に買った物だが買ってからはキャンプに持ち出し夜は鍋物、朝はスキレットのかわりに焼き物に活躍している。焚き火の煤が着くとなかなか落ちにくいので基本は七輪かガスを熱源としている。
SOTO ST-3108 分厚いアルミ製の角いクッカーで作りはシンプルそのもの。もともと分厚い造りなので鍋の蓋には強度をもたせるためのリムも無い。蓋は乗せるだけで適度な重さがあり炊飯時には程よく圧が掛かる。トングにもなるステンレス製のハンドルが付属する。分厚いがそこはアルミ製なので傷は入りやすい。角型だけあり注ぎもお上手。
mont-bell のスクエアクッカー900ml。角いクッカーの使い良さはバックパッキングに明け暮れていた頃から実感していた。注ぎのしやすさ、パッキングのしやすさなどアタシ的には丸より角となる。
TOAKS のチタンポットシリーズ。容量1100mlだがギリギリ 1Lまで入れても溢さずに注ぎ切れる。チタン製は軽いことが1番の売りだが使用後は本体が冷めるのが早いので撤収も時間がかからない。ただ、チタン製故の薄造りなため剛性は期待できず特に開口部は変形に注意。1100mlという満水容量はソロには十分、デュオには丁度良し。
おっと忘れていました Quechua のステンレスケトル 1.0L。キャンプで焚き火に焼かれ自宅でガスに焼かれかなり使われましたが気づくと内部にポツポツと点状のサビや腐食が見られるようになりました。新品の頃は注ぎがめちゃくちゃストレスでまるでポンピングブレーキにつんのめる感じでした。原因は蓋に空気穴が無いためでアタシ頑張ってゴリゴリ穴を開けました。これで注ぎは一気に解決。ただ、最近お湯を注ぐ際に何処からか漏れ伝うことがありもっか鋭意探索中。
おっと、おっと、こちらも忘れてたアタシの寵愛用ステンレスケトル GSI グレイシャーステンレスケトル。これの最大の売りは何といってもどデカい開口部。この開口部のデカさこそがこのケトルを超使いやすくしている。水を注ぐ際には兎に角わかりやすくその気になれば茹でものも出来る。現行モデルはハンドルデザインが変わってしまい更にはコピー品が出始めてますね。このケトルは空焚きして底が変形した今でも自宅やキャンプで使われ続けているウルトラサブケトルです。
ponio
番外編
あたしの Trangia ストームクッカー27は DUOSSAL 2.0 、二つのソースパンとフライパンはそれぞれ外側がアルミで内側がステンレスの積層です。他のバージョンに比べると重量は少し重いけれど水道水による変色も無いし気をつかうコーティングも無いので使った後はガシガシ擦って洗える。ただね、火加減と食材によってはこびり着くのが玉に瑕。ソースパンは湯沸かしや煮物、汁物などに使うことが多くこびり着きは殆ど気になりません。ただしフライパンはね、、炒め物、焼き物が多いので「こびり着き」がよく起きます。こびり着いてもガシガシ擦り洗いすれば良いのですがね。そこである時、アタシはこの DUOSSAL のフライパンを同社の別売のノンスティックフライパンに替えたのです。
ストラップ通しが付いたフライパン サイズS TR-662818 が品番です。
Trangia お馴染みのノンスティック・サーフェイス(サーフェス)。使用する際にはコーティング面に傷をつけない、熱によるコーティング劣化に気をつけることが長持ちさせるコツです。金属製のカトラリーなどは極力使わずシリコン製の物にする、収納時には角のある物を重ねない、ガス、アルコール共に強火では使わない、空炊きしないなどアタシなりに気を遣ってきました。
しかし、いつの頃からかこの買い替えたノンスティックフライパンが「こびり着き」出したんです。よく見ると剥離は無いのですが明らかに健全なコーティング面とは違う劣化があちらこちらに見られます。何度やっても油を多く使ってもその部分だけ見事にこびり着きます。2025年の春の時点でまだ2年しか使っていないのですが、、特別何かやらかした覚えはないのに、、うーむ、当たり外れ? Trangia の製品は30年以上使ってきたけど「当たり外れ」はこれまで一度も無かった。とにかく油を引いても卵がこびり着くようになったので使用をやめることにしました。
10数年前に買って今も現役のストームクッカー25やミニトランギア、グルメフライパンのノンスティックは今も健全なサーフェイスを維持しています。
左が「こびり着き」100%のノンスティックフライパン S、右が DUOSSAL フライパン。DUOSSAL の方は油を塗った上で意識的にオーブンで空焼きをしてコゲ茶色の新油性コーティング(まだ一回目)を施したもの
FIRE BOX H.A.Aフライパン(上)と同じですがあの美しい茶色になるまではまだまだ長い道のりです。それでも今の時点では「こびり着き」ノンスティックよりこびり着かずに使えるので再登板させるつもりです。あとは均一な茶色になるまで気長に油焼きを繰り返すつもりです。
似たもの同士な三つの深型クッカー(ポット)は手前からスノーピーク・トレック1400、MSR ・アルパインティーケトル、TOAKS・チタン1100ポット。この三つは自宅でもデイハイクでもよく持ち出される満水容量850〜1400mlの深型クッカーです。今回は「ハンドル」を考える、です。
こちらスノーピークのトレック 1400、本体はアルミ製でハンドルはステンレス製。形は下が膨らんだ逆蝶々型。意識して握ると親指以外の四本の指がハンドル内に収まるが無意識に握ると親指がハンドルの上、順に三本がハンドルの中、小指がハンドルを下から支える格好になります。アタシ個人はこのハンドルがチョイと使いにくい。容量がある分、いっぱいに入れると本体が前傾する感じになるからです。もう少し大きくても良かったとは、あくまでアタシ個人の意見です。
こちら MSR のチタン製ポット。長年(30年近く)使ってきた今やクッカーの中では長老クラスの愛用品。こちらのハンドルは容量の割にかなり大きく形状はスノーピークと同じ逆蝶々型。このハンドル、ずっと前から「なんとなく使いにくい」と感じていた。それはハンドル下部の膨らみが大き過ぎること、そのため本体から離れた場所を握るため容量の割に重く感じられることです。ちなみに現行品はハンドルの形状が変更されており、耐熱のチューブまで付いております。
こちら TOAKS のチタン製ポット。MSR の物より容量は大きいのにハンドルは小さめ。上下の膨らみは同じで下部に小指を置くチョイルが設けられている。この三つの中では一番しっくり握れる。そのかわり熱源に近く位置するため熱くなりやすい。ただ、チタンは冷めやすいので屋外ではよほどの強火で加熱しない限りは気にならないと思います。
この三つの中で一番持ち出される回数が多い MSR のポットのハンドルを購入以来初めて上下をシックリ返す(江戸っ子か)ことにしました。逆蝶々型から正蝶々型へ。
畳んでももちろん普通。
実際に持ってみると、、やはりこちらが握りやすく感じます。早くやらんかい!とアタシ自身に言っときました。