キャンプの余韻 (4月)

ponio

2021年04月12日 13:37

こんにちは、ponio です。
今回もキャンプのあとの余韻をほんの少しだけ。


二代目・七輪
今回もじっくりと焼き物を仕上げてくれた七輪さん。肉もピザも美味しく焼き上げてくれました。フードを乗せて遠火の焼き物に、フードを乗せずに近火で湯沸かしに、火の着きは遅いけれどオガ炭は息が長い。翌朝まで真っ白な灰の中で小さくなって生き残っている。素晴らしきかな日本の調理用熱源。


FIRE BOX stove をサイドフィードで燃やし続ける。上から木材を投入しなくても良い分一見楽に思えるかもしれないが、実のところサイドフィードで突っ込んだ木材の先端部分は比較的短時間で燃え尽きてしまう。これはほんの少しの時間稼ぎなのだ。油断していると燃えて短くなった木材が先端に火を点したまま地面や下草に落ちていることがあるから注意が必要だ。


ファイアーディスク・ソロはオリジナルのファイアーディスクの小型版であるが、その分扱う側も焚き火を少しだけ小さくしてやらなければならない。事前に予想はしていたが焼き網は熾が少し小さくなってからでしかセットできない。写真の様に七輪のフードの様な物で網の位置を上げてやらなければならない。


sea to summit デルタボウル

aladdin Collapsible Bowl
上の二つのボウルに共通するのは密閉容器であることです。4月のキャンプでは揚げ物に使った油をキッチンペーパーに染み込ませて持ち帰る(固めるテンプル忘れて)のに使われたり、前日に作ったマッシュポテトを密閉保存したり、これらは水分を漏らさないので大変重宝します。


奥さんにブッシュクラフトの真似事をさせる。ワタシ自身は自宅で焚き付け作りの際にするくらいでキャンプ場では殆どやりません。普段から他のキャンパーさんの動画をチェックしている奥さんに《フェザースティック》と言うと上の写真みたいな感じにジョリジョリし始めました。ワタシはそれをニコニコ見てるだけです。「髪の毛でいうと同じ毛根から何本も生えているように、、」とそれだけ付け加えると直ぐにそれらしい形に。フェザースティックもこれが正しい形なんてないと思う。要は火が着きやすくなればそれでいいわけだから。ワタシも30年ほど前に和歌山の海岸で割り箸フェザースティックを作った時はこんなものだった。しかも、ナイフの刃先をポキンと折ってしまった。この後、奥さんが『面倒くさ〜い』と一言。笑った笑った。うちの奥さんは杉の葉、松葉にマッチで一発点火の火付け盗賊。キャンプ場の五右衛門風呂もさっさと沸かしてしまった。彼女にとって火起こしは落ち葉、枯葉、落ち枝にマッチでするものなのだ。


ウッドストーブで揚げ物をする。七輪は焼き物、煮物、湯沸かしなど加熱調理の殆どを実に上手くこなします。ただ一つ、火力(熱量)を一気に上げて一定の温度でそれを維持する揚げ物をするにはそれなりの手間が掛かります。風口の開閉調整や炭の量など加減が難しい事もあります。ウッドストーブはガァー!と燃やして一気に油の温度を上げられます。あとは燃えるに任せて火力が落ちてきたら小さな木材を一つが二つ放り込んでやればOK。今回の揚げ物はカツ。予定では《ビフカツ》、つまり牛カツでしたが毎回の『一生の不覚!』で牛と鶏の冷凍肉を間違えて(あたま真っ白)持ってきてしまい、、あえなくチキンカツに。《ビフカツ》にしようとした訳はステーキ同様レアでも食えるからです。豚や鶏の様にちゃんと火を通さなければいけないことはありませんし、ステーキよりも美味しいと感じるワタシです。ステーキはね、、【トムとジェリー】の分厚いステーキ肉を焼いてゴムのように歯応えあるのを口を大きくモグモグ言わせながら食いたいのですが、最近の牛肉はアメリカ産もオーストラリア産も変に柔らかくて、、、イメージ崩れますわ。忘れてきた牛肉は自宅に帰ってビフカツにして食いました、、旨かったー!キャンプで食いたかったー!


小さなネックナイフ。IZULA は折りたたみのきかないシースナイフである。しかし、使い様ではフォールダー以上の機動性を発揮する。ポケットにクリップされたフォールダーを引き抜きブレードを開く、シースから取り出してブレードを開く、使ってブレードを畳んで再びクリップしたりシースに収めたり、、それより首から下げた物を真下に引き抜く方が簡単である。ブレードを起こす必要もない。シースに収める時だけ向きを意識して差し込む必要があるが、それもほんの一瞬のことである。今回もポケットにフォールダーを入れていたが使ったのはこの小さなネックナイフだけである。


Panasonic マルチライト
これ今回のキャンプがデビュー戦でしたが想像以上に『使えました!』


単3電池×3 でスタミナ十分、明るさと照射パターンの切り替え可能。




携帯用の三脚に取り付けて。角度方向も自在。脚を畳んでタープポールや立木などに固定することも可能。便利です。


次回も同じキャンプ場に決めました。コロナの第4波が迫りまたまた自粛に入る可能性も否定できませんが、もし仮に実現すればわが家初のバンガロー泊となる予定です。これには、普段のキャンプ以上に想像力を掻き立てられます。それはバンガローと四阿(東屋)の存在です。バンガローは《住》、四阿は椅子やテーブル、タープの役目を果たしてくれるからです。これらは今のわが家のキャンプには欠かすことのできないアイテムばかり。そして同時に車載時には確実に大きなスペースを占める存在です。これらを持って行かないとしたら、、楽やろなぁ〜とそんなことが浮かんで消えてまた浮かぶ。また想像力を掻き立てられるのは《四阿》の方だ。四阿というとワタシの中では小さな屋根の下に座を向かい合わせに置いた形や四方を囲むスタイルのものが思い浮かぶが、ここの四阿は横長の大きなベンチの上にそれを四本柱の大きな屋根が覆うスタイル。四本柱だが囲まれてはおらず横長の木のベンチは一方に向けられて開放的である。ここに大きなテーブルが置かれている。これにより、椅子、ベンチ、テーブル(大小)、タープが必要なくなる。またテーブルが大きいので今回持っていったラックも必要ないだろう。ベンチも横長で大きく道具置きには十分。

ただ、これについて奥さんと話した結果、椅子は持って行こうとなった。それは日当たりやそこから見える景色によって座る場所を変えたくなるだろうと考えたからです。また、四阿のベンチにこだわると焚き火台を四阿の屋根の下に設置することになるだろうから万が一の火事を考えればそれは駄目だろうと。となると四阿の外で焚き火台を囲む座が必要でやはり椅子は持って行こうとなったのである。バンガローがあることで不必要になる物は、テント、タープ、ポール、ペグ類、四阿のおかげでテーブル二つとラック、タープも必要なくなる。ただ、バンガローの入り口辺りに小さなタープ(ポンタシールド)を張っておこうかと考えている。想像は尽きないね。ある意味、キャンプの新しいスタイルを実感できるかも。



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