道具も くたびれる

ponio

2017年12月23日 00:45

ponio でございます。
日用品でもキャンプ道具でも使えば必ずくたびれてくる。どんなに大事に使っても、いつかは緩んでガタもくる。パーツを交換しても調子が戻らないこともある。
単純なものほど狂うと厄介だ。今回は数あるキャンプ道具の中から酷使されくたびれてきた方々と現役バリバリの方々をご紹介します。


《わが家の七輪》
もーボロボロです。かれこれ9年ほど使っとります。
ボロボロではございますが、まだまだ働けます。
機能的にもぜーんぜん問題なしです。表面がポロポロと剥がれ落ちてきますが炭を入れれば比類なき暖かさと火持ちの良さ、真冬のキャンプではガンガン焚きの焚き火台より暖かく過ごせます。この七輪はうちの奥さんの家来第一号でもあります。


《 swatch IRONY クロノ》
個人転売サイトにて、たしか、、¥1.500で買った新古品。初めからスモールセコンドの一つが動きませんでしたが、あってもなくても良い部分でしたので仕事用として日常的に使ってきました。ベルトは革と布地の張り合わせですが、表面の布地がボロボロになってきました。そろそろベルトも替え時ですかね。


《 WILDO スポーク 》
キャンプ、デイハイク用として個人転売サイトにて買いました。新品で5本セットで¥1.000もしなかったと記憶しています。フォーク、スプーン、ナイフの機能を盛り込んだ製品ですがナイフの役目をするギザギザ部分は口当りが悪いのでヤスリをかけました。キャンプから戻って洗った後はそのまま自宅用として使われる毎日。


《 ColumbiaFirecamp ™️Ⅱ 》
この夏に買ったばかりの仕事靴。先代の仕事靴もコロンビア製でこれは長持ちしました。この新しい靴をほぼ毎日の様に 履いてきましたが、履き心地良し、防水性完璧、ソールの耐久性も高く、今のところは目立った傷みもなく上々の滑り出しです。


《 Kinco STYLE 198 》
チャドクガの毒毛に汚染され、二次三次被害を防ぐために熱湯で毒毛のタンパク質を分解した際に縮んで使い物にならなくなった SWANY のワークグローブの跡を継いだ Kinco STYLE 198 レザーグローブ。サイズ的にもゆとりがあって使いやすくキャンプから仕事、地元の祭りや運動会のテント張りから準備作業までかなり酷使されてきました。耐久性も全く問題なし。使い込まれて今ではよく馴染んでおります。革製ならでは!


《 MAG LITE XL 50 》
車載用のフラッシュライトとして A & F さんのアウトレットワゴンセールで購入。その後、予定通り車のグローブコンパートメントに他の道具類と一緒に収納していました、、、が、、先日、久しぶりに開けてビックリ!中の乾電池が液ダダ漏れ。やっちまったー。テールスイッチと電池ボックスがダメになりました。レンズを含めたボディー部は日頃持ち歩いてる別のマグライトに転用できるので残すつもりです。原因は、、車内の高温?そして百均の乾電池? でもね、かれこれ10年ほど、前車から入れっ放しのプリンストンテックのライトはいまだなんの支障もなく点灯する。オラのミスだべな。


《 奥さんのスタイル 》
基本的にお変わりなしです。バキバキ!(枝を折る音)、ガサゴソ!(紙くず丸める音)、パチっ!(ライター点火)、、と何の迷いもなき火つけぶり。いつもながら速い。この人にフェザースティックなんて必要ない。


《ブリジストン・マークローサ ホリゾンタル 》
昨年の四月に家族にプレゼントしてもらってから早一年半を過ぎました。今ではすっかり乗り慣れて、カゴをつけてからは便利便利。ただ、、あちらこちらに錆びが出てきてますね。でも、この一年半余り一度のパンクもなく快適に走り続けております。あんだけ壊れまくった輸入車たちは何だったのだろう?


《キャプテンスタッグ・角型クッカー》
容量1.3Lでピッカピカのオールステンレス製(蓋のつまみを除く)クッカー。角型らしく注ぎもお上手。蓋はドーム型で他の備品を収納するのにも便利。ハンドルははじめはプラプラだがほんの1分ほどの加工(外して曲げる)でカチッと固定がきくようになる。その後、デカくて邪魔だった蓋のつまみを小さいものに取り替え使ってきた。そして今は、、スノーピークのトレック1400の後を継いで朝の湯沸かしクッカーの座を獲得している。一回の湯沸かしで自宅のレトロ魔法瓶をお湯で満水にできる。


《キャプテンスタッグ・イージーファイアーベース》
別のメーカーだとは思うが20年も前から trangia バーナーやEsbit ストーブのベース兼風防として使われてきたステンレス製ベース。10年ほど前からはそのまま焚き火台として、更にもう一台加えてキャンプにデイハイクにと使われてきました。熱による変形も無く今も現役バリバリ。考えてみたらハードな使われ方の割に長持ちしております。


《 アウトドアリサーチのオールウェザーグローブ》
これまた A & Fさんのアウトレットにて買ったB品。
片方のループが取れただけの特価品だったので買いました。それから雨の日、冷え込む晩秋から冬の日、これをはめて自転車に乗り、時にキャンプでも、、。柔らかな指先の皮革には無数のキズが入りましたが、手にも馴染んで今や実用本位の無敵グローブです。


《スノーピーク・トレック1400》
これもずいぶん使い込みました。キャンプで使う以外は自宅で朝の湯沸かしに毎日使われてきました。おかげで中はこの通り酸化や水道水などとの化学反応ですっかり黒く変色してしまいました。今でもオーブントースターの上に鎮座して出番を待っていますが、この半年ほどは先に紹介したキャプテンスタッグの角型クッカーにその座を譲って隠居の状態です。そのうちまた Coleman 442と組んで外での湯沸かしに使いたいものです。


《 LODGE コンボクッカー》
これもかなり使い込まれてきました。購入当初は炊飯や焼き芋作りなどに使われましたが、今は本体の方で焼きそばなどを作り、同時に予熱しておいた熱々の蓋(スキレット)に出来た焼きそばを盛り付けるとか、、家族が集まる時には大量の炒め物を作ったり、鍋物をしたりキャンプ用というよりは完全に自宅用の調理道具となっております。使い込んだ現在はというと、、蓋を兼ねるスキレットの表面が剥離してきました。火の当たる面です。シーズニングされた黒く分厚い表面がポロポロと剥がれ落ちて油断すると錆が浮いてしまいます。使用には全く問題ありませんが、そのうちこの部分だけ再度シーズニングしようかと、、。中はまったく綺麗なもんです。


《笑's B-6君》
こやつ、わが家では奥さん専用の焚き火台兼グリルとして購入以来好き放題に燃やされ続けてきました。まだ、調理の下準備もしていない内から枝木を焼べてのガンガン焚き。炭を入れてカンカンに熱しジュウジュウと何かを焼く。当初、コンビニのおでんコーナーの保温機かと思うよなピッカピカのステンレス製グリルも次第に焼かれ焦がされ変化してゆきます。


焼けたB-6君。ハードロストルは使用後に洗われグリルで空焼きされて油を塗られます。同じく鉄製のグリルプレートも洗浄と空焼きと油を引かれ保存されます。が、しかし、、意外にも火床であるハードロストルよりグリルプレートの上面がひどく傷んできました。勿論、壊れたわけではありませんからまだまだ使えますが、、。


先日、見てみるとこの状態でした。先のコンボクッカーの蓋と同じ状態、いやこちらの方がかなり酷いですね。


これ現在の B-6君です。これは年に何度かのキャンプとデイハイクで使われるだけの非日用品ですが、燃やされ方が半端ないので、それなりのお姿です。変形は正面の開閉部の上が外に膨らんだくらいです。二枚の五徳(ポットサポート)は既に紛失しています。


今回、Amazonのボイントを利用してこれを買い足しました。傷んだグリルプレートの代わりです。
素材は SUS 304-2B ステンレス。柔らかく、光沢があるのが特徴。重さはデータでは100gとなっているが、自宅のハカリでは110gありました。



《キャプテンスタッグ・ヘキサ・ファイアーグリル M》
これはかなりキテますね。ロストルは焼かれ錆びて更に焼かれて錆が膨張、歪んでおります。外装のプレートは意外にも健在。底板は軽く変形しています。これ専用の六角形の焼き網はキャンプ場に置き忘れ(ムム〜(TT))、今はユニフレームの旧・タフ五徳と各種焼き網を組み合わせて使っとりやす。専用の焼き網も買い直せるのですが、、薪や炭の補充時に持ち上げるのが面倒なので、最後までこのままでいこうかと。

というわけで、使い込まれて少々くたびれてきた道具の一部をご覧いただきましたが、、実は一番くたびれてるのが自分だったりして、、。ま、ええか。

ほな、またのお越しを。



今回の頁のオオトリはこの方。スノーピークのケトル
no.1 デス。これは《くたびれた》というより購入当初からグダグダでした。ロングセラーで高評価という製品なので、それを信じれば単なる《個体差》だと思いますが、、とにかくお湯を注げばドボドボに溢れまくる。湯量が半分以下ならなんとか、、たまに溢さず注げますが、
それ以上だとほぼ確実に多量の滴りというか溢れて辺りはビショビショです。だから、これ引退勧告されました。南無〜〜。


ケトルno.1その後
ドボドボダダ漏れのケトルno.1ですが半分以下の容量なら溢さず注げるので今晩から日本酒専用にしました。
メデタシ。


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