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2018年05月07日

キャンプ MAY 2018

キャンプ MAY 2018

昨年に続き2年連続の GW キャンプはこれまた2年連続の八丁キャンプ場(佐賀県小城市)。たった一泊2日なれど翌日は正午撤収のゆったりモード。冬場と違い5時には夜明けを迎えるこの時期は早い時間から活動できて正午の撤収は余裕のヨッチャン。天気にも恵まれ(大風は吹いたが)夜露朝露もなく、気さくで細かな心配りが印象的な管理人さんにも『ありがとー!』、そんなキャンプ MAY でありました、、こんにちは、ponio です。

キャンプ MAY 2018
上の写真は SOTO ST-310 用に自作した即席風防です。
2枚のうち片方が溶けております。この即席風防、ある意味で今回のキャンプを物語る生き証人なのです、、(生きてるんかい!)

キャンプ MAY 2018
SOTO ST-310 が大風に煽られてせっせと湯を沸かす、、。ST-310 用の即席風防は今から2年前にホームセンターで買った薄いアルミ板をスイスアーミーナイフでカリカリやって折って成形した超簡単な自作風防でした。ちょうど一年前、今回と同じ八丁キャンプ場でよその子供の投げたボールの直撃を受けてひん曲がりましたが、その後も風に弱い ST-310 を守って頑張ってきました。

キャンプ MAY 2018
今回に限らずキャンプ初日の到着後はサイトへの物運びと設営(テントから細かな道具一式)に追われるので火を起こしてゆっくり飯を作るなんてしません。大体はカップラーメンか頑張って袋入りラーメンプラスαです。つまり設営一段落でやるのは決まって《湯沸かし》なのです。今回は娘の家族(娘夫婦とチビ3匹)と合同でしたので大人4人分とチビ達の分までお湯を沸かさなくてはなりません。娘のところはキャンプ2度目、熱源は焚き火台オンリー、物運びから設営(大人4人がかり)、チビ達の監視活動までしなくてはなりません。とても火を起こしてお湯を沸かす暇などありゃしません。そこで活躍したのが我が家の熱源一軍メンバーである、Trangia ストームクッカーと Coleman 442 、そして SOTO ST-310 でした。
キャンプ MAY 2018
キャンプ MAY 2018
ストームクッカー25(上)と Coleman 442(下)。初日は快晴なれど風強し。新緑に囲まれたキャンプ場にも容赦のない強風が吹き荒れまして、しかもその風向きが刻々と変化するという悪条件でした。この環境下で初っ端からカップラーメン6〜7個分の湯沸かし、、けっこう大変ス、、。

キャンプ MAY 2018
ストームクッカーと ST-310 が並んで湯を沸かす、、更に手前に Coleman 442 が控えておりました。

この中で点火後に何もせずに湯が沸くのを待っていられるのはストームクッカーだけです。ベースの空気の取り込み穴を風上に向ければグンと火力アップ(かわりに燃料消費もアップ)で放っておいても湯が沸きます。このあたりは流石のシステム、加圧されたジェット状の燃料を燃焼させるバーナーとは違って凄まじい火力は持っていませんが何よりも確実で安心です。一方、ST-310 と Coleman 442 はそういうわけにはいきません。

キャンプ MAY 2018
Coleman 442 は別売の風防がありますが私は持っていません。これまでは折りたたみ式のアルミ製風防で風を防いできました。しかし、今回の強い風は方向が定まらず板状サイトに立てた風防などは瞬殺です。車載ボックスで二方向をカバーして更にステンレストレーを手に持って風を防ぐという苦肉の策、、かなり大変でした。

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SOTO ST-310 はというと、、2枚の即席風防で何とか風を防いでおりましたが巻き込んで変化する風を完璧に防ぐなんでできません。それでも、三台のストーブ、バーナーのうちで一番最初に湯を沸かし切ったのはこの SOTO ST-310 (娘一家がクモの足と呼ぶ)でした。気がつくと、、即席風防が溶けておりました。

キャンプ MAY 2018
キャンプ MAY 2018
風ついでに、、今回の大風でも不安なく夜を過ごせた我が家のテント。Quechua のポップちゃんこと、、なんだっけ、、えぇ、、と Quechua 2seconds 3XL AIR。柔らかなフレーム維ぎが巻き込んで変化する京風も柔軟に受けとめてくれました。左右のルーフを閉じて寝ましたが広い上に通気性抜群でもちろん結露なし。設営、撤収のに要する時間も圧倒的に短くストレスになりません。あぁ、、もうやめられまへんわ、、これ。

キャンプ MAY 2018
テントついでに、、娘一家のテント。ロゴスの2ルーム・リビングテント(neos PANELスクリーンドゥーブル XL)です。これがデカイ!ただでさえデカイうえに八丁キャンプ場は昔ながらの三角テント(貸し出し)用に作られたような板張りサイトです。現代の2ルームのリビングテントには小さく、寝室(インナー)をサイトの後方に固定すると前方のリビング部分は板張りからはみ出してしまいます。この日は隣り合わせた他のキャンパーさんのサイトも《はみ出し》が見られました。娘一家のテントは特にデカかったためにこの《はみ出し》が半端なく、そのままではテント全体が前傾してしまいます。そこで、、昨年同様ロゴスのプッシュアップポールをリビングの前方左右のループに通して下から持ち上げる方式を取りました。プッシュアップポールは長さ調整できるので地面の高さが左右違っても大丈夫。これをテント前面のポールにナイロンコードでしっかりと固定します。更にガイラインを張ってガッツリ固定。この方法で強風を乗り切りました。

キャンプ MAY 2018
キャンプ MAY 2018
八丁キャンプ場の板張りサイトと貸し出しテント。八丁キャンプ場は斜面に板張りのサイトが点在していて、各サイトは水平に設けられています。つまり、斜面下に対して前方が高く斜面側が低い設計。上がり台は斜面側の低い方に設けられています。サイトの左右には貸し出しテントを固定するための金属製リングが数カ所設けられています。板張りサイトは直接ペグダウン出来ないので持ち込みのテントなどはそれを利用して固定します。

キャンプ MAY 2018
張り綱(ガイライン)がさらに必要な場合はやむなくサイトの外まで延ばさなければなりません。しかし、それではガイラインが邪魔でサイトの周囲を歩いて回ることが出来ません。そ・こ・で、、上の写真のようにサイトのすぐ下に1箇所中継点を作り、そこからサイトと平行にラインを延ばして固定。こうして2本のペグを使うことでガイラインを広げなくて済みます。これは比較的狭く隣り合わせたサイトなどでも利用できますね。

キャンプ MAY 2018
これが出てくると設営もほぼ落ち着いた証拠。下のカップは600ml。ガブ飲みサイズなので今回はコーヒーサーバーとして使いました。バネットは風でずり落ちる事があるので洗濯バサミで固定。

キャンプ MAY 2018
翌朝、ひとり早起きしてコーヒーを淹れる。二杯分を淹れて残りは B-6君と小さな炭火で保温しておく。

キャンプ MAY 2018
今回もテーブルトップの熱源として活躍してくれた笑'sの B-6君。今回から鉄製のグリルプレートの代わりにステンレス製の専用メッシュグリル(焼き網)をのせました。
キャンプ MAY 2018
さてさて、、メッシュグリルは、、焚き火台で熾した炭を適量入れてしばらく焼いてみたところ、、曲がりました。初期の熱変形です。大きな炭を入れようとこのメッシュグリルを外したところ今度は取り付けができない、、? 見ると本体内側に入る両サイドのヘリがグワッと広がるように変形していました。片側を入れると片側が大きくはみ出します。こりゃあかん。焼けたメッシュグリルをトングで挟んで片方を地面に押しつけ片方を上から軽く曲げてやると、、入った〜。やれやれ。これ、後で奥さんもやっちまいまして、、また曲げ直し。

キャンプ MAY 2018
夜のB-6君。焚き火台の炎に照らされ静かに熾火状態。

キャンプ MAY 2018
さて、今回の焚き火台は春先のデイキャンプでデビューしたての Coleman FIRE DISK。サイズは小さい方(というかスタンダード版)準備簡単片付け簡単なシンプルイズベストを絵に描いたような道具です。
キャンプ MAY 2018
更に FIRE DISK のセンターにキャプテンスタッグのファイアベースを広げて、ここを強火ゾーンを作ります。そして、火の粉の飛散を抑える役目のステンレス製メッシュドーム(SPARK SHIELD)を加えて強風に対処します。

キャンプ MAY 2018
キャンプ MAY 2018
とっぷりと夜。風はやや小康状態。Coleman FIRE DISKは順調に燃焼を続ける。使い始めはセンターにキャプテンスタッグのファイアベースを置いて炭と薪に分けていました。センターはカンカンに熾た炭を集め強火ゾーン、それを取り囲むように薪を配置して余分な水分を飛ばしつつじっくりとやんわりと燃えるようにして弱火ゾーンとしました。

キャンプ MAY 2018
夜になって皆が寝静まってもひとり焚き火タイム。お湯はいくらあっても良いので常に沸かしておく。今回は珍しく焼酎のお湯割りを作る。


夜、気温が落ちて更に風による体感温度が下がるとセンターに置いたファイアベースを外して炭火と薪をミックスしてディスク全体に広げます。更に、SPARK SHIELD を外すと更に強い熱を感じます。冷え込む夜はこのやり方ですね。

キャンプ MAY 2018
SPARK SHIELD は火の粉を100%抑え込むものではありませんが、確かに効果はあるようですね。しかも、強い焚き火の熱を柔らかな感じにしてくれる効果もあります。今回は撤収間際まで燃やし続けましたが、熱変形が見られたのは専用の焼き網だけ、それも軽微なものでした。そして、少しばかり期待してたディスク底面からの輻射熱は殆ど感じられず、靴を履いた足元を暖める効果は無しと見ました。ただ、ディスク自体はグローブをしても触れられないほど加熱されていますし、高さが低く表面積が広いので囲み型の焚き火台より暖かさを感じます。

キャンプ MAY 2018
焼き網の方は凹みが見られますが軽微です。
キャンプ MAY 2018
SPARK SHIELD はこれといった変形はありません。
どちらも帰宅後にマジックリン(油汚れ用)で汚れ落とししました。

キャンプ MAY 2018
キャンプ MAY 2018
山間のキャンプ場は明かりがいくつあってもいい。今回はケロシンランタンとキャンドルランタン、LEDランタンが3台、それにヘッドランプ。根が張り出したり不整地が多くアップタウンがある環境ではこれくらいあっても足りないと感じることがある。

キャンプ MAY 2018
寝る前の足湯は欠かさない。これをすると夜ぐっすりと眠れます。しなくてもグッスリだと奥さんはいうが、、。

キャンプ MAY 2018
LODGE のスキレット8はいつも朝に使う。今回は出番は殆どなく《お魚バーグ》焼いただけ。そんな時もある。
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このところ出番の多かった ライオンさんこと LION STEEL の M-5 も今回は焚き付け作りのためにバトンしただけ。ENZO 95 と ビクトリノックスのアウトライダーは出番なし、、そんな時もあります。
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一方で必ず出番のあるのが朝のシェービングキット。朝一番にストームクッカーで沸かしたお湯をベルモントのチタンカップに注ぎ丸めたタオルを半分つけて折り返し絞る。そうして作った蒸しタオルと残り湯に液体石鹸を溶かして使い捨てのシェーバーでひとりジョリジョリする。朝の早い時間にのんびりとやるのが密かな楽しみだったりして。これでシャキッと目がさめる。隣を見ると娘の旦那がひとり早起きして火を起こしてる。わかるわかる、、うんうん。昨夜の残り物を温め直して差し入れてやりました。

キャンプ MAY 2018
娘一家も2度目のキャンプ。初回も今回も、わが家と一緒だった。(初回は同じサイトを日替わり交代)まだ、完全な単独キャンプではない。熱源は焚き火台だけなので、ちょっとした湯沸かしも火を焚かなければ出来ないし、火を焚くには誰かが付いていなければならず、ヤンチャ盛りの3人の子供への目配り気配りもあるのでなかなか難しいアル。家族一同で同じことやるか、夫婦で役割分担するか、、工夫のしどころやね。

さて、、キャンプ MAY はこれで終わりではない、、
奥さんから指令がきた、、『今月下旬に行くよ!』

つづく







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